家計を整える

100円安い店まで車で20分。節約になっている?

移動にかかる額は、三つの数から組み立てます。

このページの要点

往復20kmを燃費20km/Lで走れば1リットル。1リットル200円なら燃料代は200円です。1点100円安いなら200 ÷ 100 = 2点でちょうど並び、3点以上でようやく得。5点なら300円の得ですが、ガソリンが250円に上がれば250円に減り、予定外に1,000円買えば差し引き750円の損になります。

最終更新 2026年9月25日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 移動コスト
  2. 移動コスト
  3. 移動コスト

わかる 2 問

  1. 移動コスト
  2. 移動コスト

見抜く 3 問

  1. まとめ買い
  2. まとめ買い
  3. 移動コスト

ケースで考える 5 問

  1. 移動コスト
  2. 商品価格差
  3. 移動コスト
  4. まとめ買い
  5. 交通費

判断する 2 問

  1. 交通費
  2. 商品価格差

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

資料は「ふんわりアクセル」について書いています。

やさしい発進を心がけると、燃費はどれだけ改善しますか。

  • A 2%程度

    2%はエンジンブレーキの活用による改善です。

  • B 6%程度

    6%は郊外で加減速が多い場合の悪化です。

  • C 10%程度 正解

    正解です。10%程度改善するとされています。

  • D 17%程度も改善

    17%は余計に走行した場合の増加です。

資料は10%程度改善するとしています。

知る家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • ふんわりアクセルで10%程度燃費が改善
  • 加減速が多いと市街地2%・郊外6%程度悪化
  • 25℃設定でエアコンONのままだと12%程度悪化
  • 10分間のアイドリングで130cc程度の燃料を消費
  • 100kgの荷物で3%程度悪化

環境省「エコドライブ10のすすめ」から。

資料は「日々の運転において、やさしい発進を心がけるだけで、10%程度燃費が改善します。」としています。2%は減速時に早めにアクセルを離した場合の改善、6%は郊外で加減速が多い場合の悪化、17%は1時間のドライブで10分間余計に走行した場合の燃料消費量の増加です。改善と悪化が混ざっているので、どちらの向きかも確かめます。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

「外気と同じ25℃に設定しておけば、エアコンをONのままでも燃費は変わらない」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 変わらない

    変わらないとは書かれていません。

  • B 2%程度改善する

    2%改善はエンジンブレーキの話です。

  • C 10%程度改善する

    10%改善はふんわりアクセルの話です。

  • D 12%程度悪化する 正解

    正解です。12%程度悪化するとされています。

資料は12%程度悪化するとしています。

知る家計を整える★★★★

距離・燃費・単価の三つから燃料代を出す

価格差だけを見て安い店に決める

燃費は条件で動く。資料は項目ごとに改善率・悪化率を示している。

資料は「車内の温度設定を外気と同じ25℃に設定した場合エアコンスイッチをONにしたままだと12%程度燃費が悪化します。」としています。設定温度を外気と同じにしても、スイッチがONなら悪化します。資料は「暖房のみ必要なときは、エアコンスイッチをOFFにしましょう」とも書いています。燃費は固定の数ではなく、こうした条件で動きます。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A ふんわりアクセルで2%改善

    2%改善はエンジンブレーキの話です。

  • B ふんわりアクセルで10%改善 正解

    通ります。10%程度改善します。

  • C 荷物100kgで燃費は変わらない

    3%程度悪化するとされています。

  • D エアコンをONのままでも燃費は改善する

    12%程度悪化するとされています。

資料は10%程度改善するとしています。

知る家計を整える★★★★

燃費が悪化する要因(資料の数字)

  • 25℃設定でエアコンON 12%程度
  • 郊外での加減速 6%程度
  • 郊外でのタイヤ空気圧不足 4%程度
  • 100kgの荷物 3%程度
  • 市街地での加減速・タイヤ空気圧不足 2%程度

改善する側はふんわりアクセル10%、エンジンブレーキ2%。

資料はふんわりアクセルについて「10%程度燃費が改善します」としています。2%改善はエンジンブレーキの活用のほうです。100kgの荷物については「3%程度も燃費が悪化します」とあり、変わらないわけではありません。エアコンをONのままにした場合は「12%程度燃費が悪化します」で、改善もしません。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

四つを、資料が示す数字と組み合わせてください。

答え ふんわりアクセル … 10%程度燃費が改善/25℃設定でエアコンON … 12%程度燃費が悪化/100kgの荷物 … 3%程度燃費が悪化/10分間のアイドリング … 130cc程度の燃料を消費

一つだけ、単位が%ではありません。

わかる家計を整える★★★
項目資料の数字向き
ふんわりアクセル10%程度改善
エンジンブレーキの活用2%程度改善
加減速が多い(市街地/郊外)2%/6%程度悪化
25℃設定でエアコンON12%程度悪化
100kgの荷物3%程度悪化
10分間のアイドリング130cc程度燃料を消費

環境省「エコドライブ10のすすめ」の記述のまま。

資料はふんわりアクセルで10%程度改善、25℃設定でエアコンをONのままなら12%程度悪化、100kgの荷物で3%程度悪化としています。アイドリングだけは割合ではなく量で、10分間で130cc程度の燃料を消費するとされています。130ccは0.13リットルなので、1リットル200円なら0.13 × 200 = 26円ぶんにあたります。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え ふんわりアクセルで10%程度燃費が改善する/10分間のアイドリングで130cc程度の燃料を消費する/100kgの荷物で3%程度燃費が悪化する

暖機運転についての記述を思い出してください。

わかる家計を整える★★★★

資料に書かれている

  • 項目ごとの燃費の改善率・悪化率
  • 10分間のアイドリングで130cc
  • 暖機運転は基本的に不要

資料に書かれていない

  • ガソリンの価格
  • 店までの距離や価格差
  • 安い店まで行くべきかどうか

この回の距離・燃費・価格はこちらで置いた例。

資料が示しているのは、ふんわりアクセルで10%程度改善、10分間のアイドリングで130cc程度の燃料を消費、100kgの荷物で3%程度悪化、といった数字です。ガソリンの価格は書かれておらず、この回の1リットル200円・250円はこちらで置いた例です。また資料は「現在の乗用車では基本的に暖機運転は不要です」としているので、必ず必要とはされていません。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

燃料代200円を取り戻して得にするには、_以上買う必要があります。

  • A 1点

    1点では100円の損です。

  • B 2点

    2点ではちょうど並ぶだけです。

  • C 3点 正解

    正解です。3点から得になります。

  • D 10点

    10点まで買う必要はありません。

2点ではちょうど並ぶだけです。

見抜く家計を整える★★★★
1点 100 − 200 = −100円(損)→2点 200 − 200 = 0円(ちょうど)→3点 300 − 200 = +100円(得)→5点 500 − 200 = +300円

燃料代200円・価格差100円の場合。

2点だと200 − 200 = 0で、ちょうど並ぶだけ。得になるのは3点からで、300 − 200 = +100円です。1点なら100円の損。10点まで買う必要はありません。分かれ目は200 ÷ 100 = 2点ですが、「並ぶ」と「得になる」は別なので、その一つ先が答えになります。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

5点買って300円得たつもりでしたが、安いのでつい予定外に1,000円分も買っていました。

何が起きましたか。

  • A 得が増えた

    得は増えていません。

  • B 差し引きで損になった 正解

    正解です。300 − 1,000 = −700円です。

  • C 燃料代が減った

    燃料代は200円のままです。

  • D 価格差が大きくなった

    価格差は1点100円のままです。

300 − 1,000 = −700円です。

見抜く家計を整える★★★★

同じ買い物を、三つの見方で

価格差だけ
100 × 5 = 500円安い
燃料代を引く
500 − 200 = 300円の得
予定外の1,000円も引く
300 − 1,000 = −700円
ガソリン250円なら
250 − 1,000 = −750円

価格差で得た300円に対して、予定外の支出が1,000円。300 − 1,000 = −700円で、差し引きでは損になります。ガソリンが250円なら250 − 1,000 = −750円。燃料代も価格差も変わっていません。増えたのは、行かなければ買わなかった分です。安い店に行くこと自体が、買いすぎの機会にもなります。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

資料が示す燃費の悪化率を、大きい順に並べてください。

答え 25℃設定でエアコンON 12%悪化 → 郊外での加減速 6%悪化 → 郊外でのタイヤ空気圧不足 4%悪化 → 100kgの荷物 3%悪化

いちばん大きいのはエアコンです。

見抜く家計を整える★★★★
  1. エアコンON(25℃設定)12%程度悪化
  2. 郊外での加減速6%程度悪化
  3. 郊外でのタイヤ空気圧不足4%程度悪化
  4. 100kgの荷物3%程度悪化

市街地ではどちらも2%程度とされている。

25℃設定でエアコンをONのままの12%、郊外での加減速の6%、郊外でのタイヤ空気圧不足の4%、100kgの荷物の3%の順です。市街地ではどちらも2%程度とされています。燃費20km/Lの車が3%悪化すれば20 × 97 ÷ 100 = 19.4km/Lになり、往復20kmで使う燃料は20 ÷ 19.4 ≒ 1.03リットルに増えます。燃費は固定の数ではありません。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

店までは往復20kmです。車の燃費は20km/L、ガソリンは1リットル200円とします。

往復の燃料代は、いくらですか。

答え 200円

20 ÷ 20 × 200 の分です。

ケース家計を整える★★★
20÷20×200=200円

20 ÷ 20 = 1リットル使い、1 × 200 = 200円です。距離を燃費で割ってリットル数を出し、単価をかける。三段の計算になります。距離・燃費・単価のどれか一つが動けば、この200円も動きます。まずはこの額を出しておかないと、価格差と比べられません。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

往復の燃料代は200円、1点あたりの価格差は100円です。

燃料代とちょうど並ぶのは、何点買ったときですか。

  • A 2点 正解

    正解です。200 ÷ 100 = 2点です。

  • B 1点

    1点では100円の損になります。

  • C 4点

    4点なら200円の得になります。

  • D 20点になる

    20点になる割り算はここにありません。

200 ÷ 100 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 往復の燃料代(円)
  • 2点ぶんの価格差(円)

ちょうど並ぶ。3点以上でようやく得になる。

200 ÷ 100 = 2点です。2点なら200 − 200 = 0でちょうど。1点だと100 − 200 = −100円で損、3点なら300 − 200 = +100円で得になります。20点は燃料代を価格差の単位を取り違えて割った場合です。安い店に行くかどうかは、価格差ではなく点数で決まることになります。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

資料では、10分間のアイドリング(エアコンOFFの場合)で130cc程度の燃料を消費するとされています。ガソリンは1リットル200円とします。

130ccぶんは、いくらになりますか。

答え 26円

0.13 × 200 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 単位を直す(130cc = 0.13L)
  2. 単価をかける(0.13 × 200 = 26円)
  3. 単価が250円なら(0.13 × 250 = 32.5円)

130ccは資料の数字。ガソリンの価格はこちらで置いた例。

130ccは0.13リットルなので、0.13 × 200 = 26円です。往復の燃料代200円に対して、待ち時間10分のアイドリングで26円ぶんが加わります。ガソリンが250円なら0.13 × 250 = 32.5円。店の駐車場で待つ時間も、燃料としては出ていきます。なお、この計算は資料にはありません。資料の130ccと、こちらで置いた単価から出したものです。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

1点あたり100円安く、5点買いました。往復の燃料代は200円です。

差し引き、いくらの得ですか。

  • A 300円 正解

    正解です。500 − 200 = 300円です。

  • B 500円

    500円は価格差の合計です。

  • C 200円

    200円は燃料代そのものです。

  • D 得にはならない

    3点以上なら得になります。

500 − 200 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 5点ぶんの価格差(円)
  • 往復の燃料代(円)

差し引き300円の得。もともと買う予定だった5点の場合。

100 × 5 = 500円安く買えて、燃料代200円を引くと 500 − 200 = 300円の得です。500円は価格差の合計、200円は燃料代そのもの。まとめて買うほど得は大きくなりますが、それは「もともと買う予定だったもの」を5点買った場合の話です。予定外に買い足した分は、この計算には入っていません。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

ガソリンが1リットル200円から250円に上がりました。往復20km、燃費20km/Lは変わりません。

往復の燃料代は、いくらになりますか。

答え 250円

20 ÷ 20 × 250 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 1リットル往復で使う燃料
  • 燃料代200円/分かれ目2点200円のとき
  • 燃料代250円/分かれ目2.5点250円のとき
  • 300円 → 250円5点買った得

距離と燃費は変わっていない。

20 ÷ 20 = 1リットルは変わらないので、1 × 250 = 250円です。分かれ目は250 ÷ 100 = 2.5点になり、3点以上でないと得になりません。5点買っても500 − 250 = 250円で、200円のときの300円より50円少ない。距離も燃費も変わっていないのに、単価が動くだけで結果が変わります。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

ガソリンが1リットル200円から250円に上がりました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 往復の燃料代 正解

    正解です。ここから分かれ目が動きます。

  • B 去年のガソリン代との差

    去年との差では燃料代が出ません。

  • C 友人が行っている店

    他人の店でも燃料代は出ません。

  • D いちばん高かった月の給油額

    1か月の給油額では出ません。

分かれ目の点数は燃料代で決まります。

判断家計を整える★★★★
ガソリンが250円になった
  • 往復の燃料代 1 × 250 = 250円
  • 分かれ目 250 ÷ 100 = 2.5点
  • 3点以上でようやく得
  • 5点でも得は250円に減る

距離20kmと燃費20km/Lは変わっていない。

燃料代が200円から250円になれば、分かれ目は2点から2.5点に動きます。3点以上でないと得になりません。距離や燃費が変わったわけではないので、計算し直すのは単価をかける最後の一段だけです。去年のガソリン代との差や友人の店、いちばん高かった月の給油額からは、この額は出てきません。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

「あの店なら100円も安いんだから、行ったほうがいいよ」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 価格の順位

    順位では点数が出ません。

  • B 去年との差

    去年との差でも出ません。

  • C いちばん安い店

    いちばん安い店でも出ません。

  • D 何点買うか 正解

    正解です。ここで分かれ目と比べられます。

燃料代200円は2点ぶんにあたります。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 距離と燃費から燃料代を出せば、価格差と比べられる
  • 点数で見れば、まとめ買いの効き方が分かる

デメリット

  • 価格差だけでは、往復の燃料代が入らない
  • 安い店に行くこと自体が、買いすぎの機会にもなる

時間の価値は、この計算に入っていない。

1点だけなら100円安くても、往復の燃料代200円で100円の損。3点以上買えば得になり、5点なら300円です。順位や去年との差、いちばん安い店を見ても、この点数は出てきません。どの店で買うかは人によって違うので、ここでは決めません。燃料代を出し、価格差で割って点数にするところまでが、この回の範囲です。

出典 環境省「エコドライブ10のすすめ」 / 2026年9月時点の情報

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