収入を管理する

ボーナス100万円あるから、毎月2万円赤字でも問題ない?

年で足りていることと、毎月回っていることは別です。

このページの要点

毎月20,000円の赤字は1年で240,000円。賞与1,000,000円があるので年間は760,000円の黒字。年間の手取り4,600,000円と支出3,840,000円を突き合わせても同じ額になります。ただし固定費200,000円のうち20,000円を減らせば通常月が回り、賞与がなくなっても手元資金600,000円なら30か月もちます。全銀協の資料では、定期預金は満期日まで原則引出しができません。

最終更新 2026年9月11日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 家計の持続性
  2. 家計の持続性
  3. 家計の持続性

わかる 2 問

  1. 年間収支
  2. 固定費

見抜く 3 問

  1. ボーナス依存
  2. 月間収支
  3. 年間収支

ケースで考える 5 問

  1. 月間収支
  2. 年間収支
  3. ボーナス依存
  4. 固定費
  5. 家計の持続性

判断する 2 問

  1. ボーナス依存
  2. 月間収支

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

全銀協の資料は、預金の種類ごとにできることを並べています。

それぞれ、どう書かれていますか。

答え 普通預金 … 自由に預け入れ、払い戻しができ、自動支払いもできる/定期預金 … 預け入れ期間を決めて、満期日まで原則引出しができない/貯蓄預金 … 出し入れ自由だが、自動支払い、自動受け取りが利用できない/積立定期預金 … 毎月決まった日に積み立てて、目標額を目指す

自動支払いができるかどうかが分かれます。

知る収入を管理する★★★★
普通預金 → 自由に預け入れ、払い戻し。自動支払いもできる定期預金 → 期間を決めて、満期日まで原則引出しができない貯蓄預金 → 出し入れ自由だが、自動支払い・自動受け取りは利用できない積立定期預金 → 毎月決まった日に積み立てて、目標額を目指す

総合口座は普通預金と定期預金などの長所を組み合わせたもの。

普通預金は公共料金や家賃などの自動支払いができます。貯蓄預金は出し入れ自由でも自動支払いが利用できません。定期預金は満期日まで原則引出しができません。同じ「預金」でも、毎月の引き落としに使えるかどうかが違います。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 定期預金は満期日まで原則引出しができない 正解

    通ります。資料にそのまま書かれています。

  • B 貯蓄預金でも自動支払いが利用できる

    自動支払いは利用できないと書かれています。

  • C 当座預金には法律により利息が付くとされる

    利息が付きませんと書かれています。

  • D 大口定期預金は100万円から預入れできる

    1000万円からと書かれています。

資料にそのまま書かれています。

知る収入を管理する★★★★

全銀協の資料で確かめたこと

  • 普通預金は公共料金や家賃などの自動支払いができる
  • 定期預金は満期日まで原則、引出しができない
  • 貯蓄預金は出し入れ自由だが、自動支払い・自動受け取りが利用できない
  • 当座預金は法律により利息が付かないが、預金保険制度によって全額保護される
  • 大口定期預金は1000万円から預入れ可能

総合口座は普通預金と定期預金、公共債などの長所を組み合わせたもの。

資料では、定期預金は「満期日まで原則、引出しができません」。貯蓄預金は「出し入れ自由ですが、自動支払い、自動受け取りが利用できません」。当座預金は「法律により利息が付きませんが、銀行が破綻しても、預金保険制度によって全額保護されます」。大口定期預金は「1000万円から預入れ可能」とされています。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

全銀協の資料では、定期預金は預け入れ期間を決めて、満期日まで原則_ができないとされています。

  • A 引出し 正解

    正解です。そのかわり金利が高いとされています。

  • B 預入れ

    預入れができないとは書かれていません。

  • C 送金

    送金という言葉は使われていません。

  • D 記帳

    記帳という言葉も使われていません。

そのかわり金利が高いとされています。

知る収入を管理する★★★
預金の種類出し入れ自動支払い
普通預金自由できる
定期預金満期日まで原則引出しができない記載なし
貯蓄預金出し入れ自由利用できない
積立定期預金毎月決まった日に積み立てる記載なし

資料の説明から、出し入れと自動支払いに関する記述を抜き出したもの。

資料は「1年、3年後など、預け入れ期間を決めて満期日まで原則、引出しができませんが、金利が高いメリットがあります」としています。お金があることと、いつでも出せることは別です。毎月の引き落としに使えるのは、自動支払いができる預金のほうになります。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

Aさんは「年間では黒字だから問題ない」と考えています。

どうですか。

  • A そのとおり問題ない

    毎月の側は足りていません。

  • B 毎月は足りていない 正解

    正解です。毎月20,000円の不足が続いています。

  • C 年間収支は関係ない

    年間収支も見るべき数字の一つです。

  • D 賞与は年に入らない

    賞与も年の合計に入ります。

毎月20,000円の不足が続いています。

わかる収入を管理する★★★

賞与を入れない月だけの収支を、単独で出しておく

年で足して黒字なら大丈夫だと考えて、月の側を見ない

この家計は年で760,000円の黒字、月では20,000円の赤字。

年で足せば黒字ですが、毎月の収支は赤字のままです。全銀協の資料では、公共料金や家賃の自動支払いができるのは普通預金や総合口座で、定期預金は満期日まで原則引出しができません。年で足りていることと、毎月引き落とせる形で置いてあることは別です。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

固定費を減らして通常月を回す場合、固定費は180,000円になりました。

この180,000円は、何を表していますか。

  • A 賞与の半分にあたる額

    賞与の半分は500,000円です。

  • B 手元資金の残りにあたる額

    手元資金は600,000円です。

  • C 年間の不足額である

    年間の不足は240,000円です。

  • D 通常月が回る固定費の額 正解

    正解です。200,000 − 20,000 の結果です。

200,000 − 20,000 の結果です。

わかる収入を管理する★★★★

通常月の支出 320,000円

  • うち固定費 200,000円
  • 毎月の赤字 20,000円
  • 固定費を180,000円にすれば、通常月が回る
  • 減らす額は固定費の10%

どの固定費を減らすかは、家計ごとに違う。

賞与の半分は500,000円、手元資金は600,000円、年間の不足は240,000円で、どれも別の数字です。180,000円は、いまの固定費200,000円から毎月の赤字20,000円を引いた額。この額まで下がれば、賞与がなくても通常月は回ります。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

この資料とこの回の計算から言えるのは、どれでしょう。

答え 普通預金は、公共料金や家賃などの自動支払いができる/定期預金は、満期日まで原則引出しができない/年間が黒字でも、毎月の収支は赤字のことがある

賞与が半減すると黒字は260,000円でした。

見抜く収入を管理する★★★★

賞与を除いた月の収支と、賞与が減った場合の年間収支を別に出す

年間の黒字が続くと考えて、埋めている側の額を確かめない

賞与のうち240,000円、24%が赤字を埋めるために使われている。

自動支払いのことも、定期預金の引出しのことも資料のとおりです。この回では年間760,000円の黒字でも、毎月は20,000円の赤字でした。貯蓄預金は自動支払いが利用できません。賞与が半減すれば、年間の黒字も760,000円から260,000円に変わります。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

この回では、年間の収支だけでなく通常月の収支も出しました。

それは、なぜですか。

  • A 毎月の支払は毎月来るから 正解

    正解です。家賃や光熱費は賞与を待ちません。

  • B 年間の桁が大きいから

    桁の大きさの話ではありません。

  • C 明細の行が多いから

    行の数は、計算に入ってきません。

  • D 賞与の回数が決まっているから

    回数が決まっていることは、赤字を消しません。

家賃や光熱費は賞与を待ちません。

見抜く収入を管理する★★★★
240,000円(通常月の不足の年額)÷1,000,000円(賞与)×10024%

賞与は年2回ですが、家賃や公共料金は毎月引き落とされます。資料では、自動支払いができるのは普通預金などで、定期預金は満期日まで原則引出しができません。賞与1,000,000円のうち240,000円、24%が毎月の赤字を埋めるために使われています。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

年で足りていることと、毎月回っていることについて考えます。

この二つは、どうでしょう。

  • A 別のことである 正解

    正解です。年は黒字、月は赤字でした。

  • B 同じことである

    同じなら、月の赤字は出てきません。

  • C 年で見れば十分

    年で足りていても、月では足りていません。

  • D 月では計算できない

    月ごとの手取りと支出から計算できます。

年は黒字、月は赤字でした。

見抜く収入を管理する★★★★
年間760,000円の黒字
  • 通常月 → 毎月20,000円の赤字
  • 1年ぶん → 240,000円を賞与で埋めている
  • 賞与が半減 → 年間の黒字は260,000円
  • 賞与がゼロ → 年間240,000円の赤字

年の合計は、途中で足りているかを示さない。

この家計は年間760,000円の黒字ですが、毎月は20,000円の赤字です。年の合計は12か月と賞与を足したあとの数字で、途中で足りているかは示しません。資料が書いているように、定期預金なら満期日まで原則引出しができないので、置き場所でも変わります。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんの通常月は、手取りが300,000円、支出が320,000円です(この2つの額はこちらで置いた例です)。毎月20,000円足りていません。

1年では、いくら足りませんか。(単位:円)

答え 240000円

20,000 × 12 で、240,000円です。

ケース収入を管理する★★★
  1. 通常月の手取り 300,000円
  2. 通常月の支出 320,000円
  3. 毎月の不足 20,000円
  4. 1年の不足 240,000円

手取りと支出の額はこちらで置いた例。

Aさんはこの240,000円を、年2回の賞与1,000,000円で埋めています。年で足せば足りているので、通帳の残高は増えていきます。ただし足りていないのは毎月のほうで、その分は毎月やってきます。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

通常月の手取りは300,000円で12か月。これに年2回の賞与の手取り1,000,000円が加わります。

年間の手取りは、いくらですか。(単位:円)

答え 4600000円

300,000 × 12 + 1,000,000 で、4,600,000円です。

ケース収入を管理する★★★
  • 3,600,000円通常月の手取り 1年ぶん
  • 1,000,000円賞与の手取り
  • 4,600,000円年間の手取り
  • 3,840,000円年間の支出
  • 760,000円年間の収支

1,000,000 − 240,000 でも760,000円になる。

年間の支出は320,000 × 12 で3,840,000円。差は4,600,000 − 3,840,000 で760,000円になります。賞与1,000,000円から通常月の不足240,000円を引いても760,000円。二つの道で同じ額になりました。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

会社の業績が悪化して、賞与が半減し500,000円になりました。通常月の不足は変わらず年240,000円です。

年間の収支は、どうなりますか。

  • A 760,000円の黒字のまま

    賞与が減った分、黒字も減ります。

  • B 260,000円の黒字になる 正解

    正解です。500,000 − 240,000 で、260,000円です。

  • C 240,000円の赤字になる

    赤字になるのは、賞与がゼロになった場合です。

  • D 変わらず黒字は増える

    賞与が減っているので、増えることはありません。

500,000 − 240,000 で、260,000円です。

ケース収入を管理する★★★★

賞与が半減したAさん

通常月の不足
年240,000円(変わらない)
賞与
1,000,000円 → 500,000円
年間の収支
760,000円 → 260,000円
賞与がゼロなら
240,000円の赤字

毎月の赤字20,000円は、どの場合も変わっていない。

年間ではまだ黒字ですが、黒字の幅は760,000円から260,000円に縮みます。毎月の赤字20,000円は変わっていません。埋めている側だけが小さくなった形です。賞与がまったく出なくなれば、年間は240,000円の赤字になります。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

Aさんの通常月の支出320,000円のうち、固定費は200,000円です(この額はこちらで置いた例です)。通常月の赤字20,000円をなくすために、固定費だけを減らすとします。

固定費はいくらになりますか。(単位:円)

答え 180000円

200,000 − 20,000 で、180,000円です。

ケース収入を管理する★★★
  • いまの固定費(円)
  • 通常月が回る固定費(円)

減らす20,000円は、固定費の10%にあたる。

固定費に占める割合でいえば10%です。この形なら、賞与が半減してもゼロになっても、通常月は回ります。賞与は年間の黒字を増やす側に回り、赤字を埋める役目からは外れます。どの固定費を減らすかは、家計ごとに違います。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

賞与がまったく出なくなったとします。Aさんの手元にある資金は600,000円で、毎月20,000円ずつ取り崩して埋めていきます(600,000円という額はこちらで置いた例です)。

何か月もちますか。(単位:か月)

答え 30か月

600,000 ÷ 20,000 で、30か月です。

ケース収入を管理する★★★
  • 1年で埋める額(円)
  • 手元にある資金(円)

600,000 ÷ 20,000 = 30か月。2年半にあたる。

2年半です。ただしこれは、ほかの支出が増えず、手元資金がすぐ出せる形で置いてある場合の話です。資料では、定期預金は満期日まで原則引出しができないとされています。置き場所によって、この30か月という数え方が成り立たないこともあります。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

この回では、通常月の手取りと支出・固定費・手元資金を並べました。

ボーナスがなくても回るかを出すとき、役に立たないのはどれですか。

  • A 通常月の手取りと支出

    毎月の赤字が出る元になります。

  • B 固定費の額

    どこまで減らせるかを見る額です。

  • C 賞与の支給日の曜日 正解

    正解です。曜日は、計算に入ってきません。

  • D 手元資金の額

    何か月もつかを出すときに使います。

曜日は、計算に入ってきません。

判断収入を管理する★★★
通常月の手取りと支出 → 毎月20,000円の赤字1年ぶん → 240,000円賞与 → 1,000,000円。半減で500,000円固定費 → 200,000円。180,000円にすれば回る手元資金 → 600,000円で30か月

資料では、定期預金は満期日まで原則引出しができない。

この回の計算に入ってきたのは、通常月の手取り300,000円と支出320,000円、固定費200,000円、手元資金600,000円でした。どれか一つが変われば、回るかどうかも持つ月数も変わります。賞与が何曜日に振り込まれるかは、そのどこにも入ってきません。年間が黒字かどうかより先に、賞与を抜いた月の収支を見る形になります。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

この家計が続くかどうかを確かめようとしています。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 賞与を除いた月の収支 正解

    正解です。毎月20,000円の赤字が残っていました。

  • B 同僚の賞与額を聞く

    他人の額は、自分の収支を教えてくれません。

  • C 年間の黒字だけ見る

    年の黒字は、月の赤字を隠します。

  • D 銀行の支店数を調べる

    支店数は、計算に入ってきません。

毎月20,000円の赤字が残っていました。

判断収入を管理する★★★

年で見ると

  • 年間の手取り 4,600,000円
  • 年間の支出 3,840,000円
  • 年間の収支 760,000円の黒字

月で見ると

  • 通常月の手取り 300,000円
  • 通常月の支出 320,000円
  • 毎月 20,000円の赤字

同じ家計を、単位を変えて見たもの。

この回では、年間760,000円の黒字でも通常月は20,000円の赤字でした。賞与が半減すれば黒字は260,000円、ゼロなら240,000円の赤字。同僚の賞与額も、支店の数も、自分の通常月が回っているかを教えてくれません。

出典 全国銀行協会「7つの銀行預金」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

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