家計を整える

ボーナスは先取り貯蓄の対象にする?

順序を変えても、年の合計は同じになります。

このページの要点

毎月30,000円で年360,000円、賞与は年2回で800,000円。賞与月に車検120,000円と旅行180,000円がかかれば、賞与から回せるのは500,000円で年間860,000円。「賞与は全部貯蓄」にしても、300,000円を毎月から出すので月25,000円が消え、年間は同じ860,000円です。年間貯蓄率は約19.5%で、毎月だけで見た10.0%の約2倍になります。

最終更新 2026年9月25日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 予定支出
  2. 予定支出
  3. 予定支出

わかる 2 問

  1. 予定支出
  2. 予定支出

見抜く 3 問

  1. 年間貯蓄額
  2. 先取り
  3. 予定支出

ケースで考える 5 問

  1. 臨時収入
  2. 臨時収入
  3. 定期収入
  4. 年間貯蓄額
  5. 年間貯蓄額

判断する 2 問

  1. 臨時収入
  2. 年間貯蓄額

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

軽自動車検査協会の資料は、継続検査の申請手数料を種類ごとに示しています。

持込検査は1両につき、いくらとされていますか。

  • A 2,100円

    2,100円は検査手数料のほうの額です。

  • B 1,850円

    1,850円はOSS申請の場合です。

  • C 2,500円 正解

    正解です。資料は2,500円としています。

  • D 3,000円をこえる

    3,000円をこえる種類はありません。

資料は2,500円としています。

知る家計を整える★★★
申請の種類合計内訳
持込検査2,500円2,100+400
限定検査証あり・限定適合証なしの持込検査2,100円1,700+400
保安基準適合証あり(OSS申請)1,850円1,450+400
保安基準適合証あり(OSS申請を除く)2,100円1,700+400
限定検査証と限定適合証あり1,900円1,500+400

軽自動車検査協会「継続検査(車検)」から。400円は技術情報管理手数料。

資料は持込検査を「1両につき 2,500円(検査手数料2,100円+技術情報管理手数料400円)」としています。2,100円は検査手数料のほうの額で、同時に別の種類の合計額でもあります。1,850円は保安基準適合証の提出があるOSS申請の場合。合計額と内訳の額が同じ表に並んでいるので、どちらを見ているか確かめます。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

「技術情報管理手数料は、持込検査のときだけかかる」と聞きました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 持込検査だけにかかる

    五つすべてに入っています。

  • B かからない種類もある

    かからない種類はありません。

  • C 申請の種類によって額が変わる

    400円はどの種類でも同じ額です。

  • D 五つの種類すべてにかかる 正解

    正解です。五つの種類すべてに400円が入っています。

表の五つの種類すべてに400円が入っています。

知る家計を整える★★★★

毎月と賞与を足して、年の合計で貯蓄額を出す

毎月の先取り額だけを見て貯蓄率を考える

毎月だけでは10.0%、年で見ると約19.5%になる。

資料の表では、持込検査2,500円(2,100+400)、限定検査証ありの持込検査2,100円(1,700+400)、OSS申請1,850円(1,450+400)、OSS申請を除く場合2,100円(1,700+400)、限定検査証と限定適合証あり1,900円(1,500+400)と、五つすべてに400円が入っています。額も400円で同じです。選び方で変わるのは検査手数料のほうだけです。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A OSS申請の検査手数料は2,100円である

    検査手数料は1,450円、合計1,850円です。

  • B 必要書類は10項目あげられている 正解

    通ります。【1】から【10】までです。

  • C 技術情報管理手数料は令和5年10月から必要になった

    令和3年10月1日からとされています。

  • D 限定自動車検査証の提出がある持込検査は2,500円である

    その種類は2,100円とされています。

資料は【1】から【10】まで挙げています。

知る家計を整える★★★★

申請手数料の組み立て

  • 検査手数料 1,450円〜2,100円(種類で変わる)
  • 技術情報管理手数料 400円(どの種類にも共通)
  • 合計 1,850円〜2,500円
  • 令和3年10月1日から技術情報管理手数料が必要になった

選び方で変わるのは検査手数料のほうだけ。

資料は必要書類を【1】自動車検査証から【10】その他必要に応じて用意するものまで10項目挙げています。OSS申請の検査手数料は1,450円で、合計が1,850円。2,100円は別の種類の合計額です。技術情報管理手数料は「令和3年10月1日から」で令和5年ではありません。限定自動車検査証の提出があり限定保安基準適合証の提出がない持込検査は2,100円で2,500円ではありません。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

申請の種類と、その額を組み合わせてください。

答え 持込検査 … 2,500円/保安基準適合証の提出がある検査(OSS申請) … 1,850円/限定自動車検査証および限定保安基準適合証の提出がある検査 … 1,900円/技術情報管理手数料(どの種類にも共通) … 400円

一つだけ合計ではなく内訳の額です。

わかる家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 持込検査は1両につき2,500円(2,100+400)
  • いちばん安いのはOSS申請の1,850円(1,450+400)
  • 2,100円になる種類が二つある
  • 技術情報管理手数料400円は五つの種類すべてに乗っている
  • 必要書類は10項目あげられている

載っているのは申請手数料だけ。整備費用・重量税・自賠責保険料は含まれていない。

資料では持込検査が2,500円、保安基準適合証の提出がある検査のOSS申請が1,850円、限定自動車検査証および限定保安基準適合証の提出がある検査が1,900円です。400円は合計額ではなく、どの種類にも含まれる技術情報管理手数料です。選べる部分と、必ず乗る部分が分かれています。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 持込検査は1両につき2,500円とされている/技術情報管理手数料は400円とされている/必要書類は10項目あげられている

資料に載っているのは申請手数料だけです。

わかる家計を整える★★★★

資料が示していること

  • 申請手数料の種類ごとの額
  • 技術情報管理手数料400円
  • 必要書類の10項目

資料が示していないこと

  • 整備の費用
  • 自動車重量税・自賠責保険料
  • 賞与の使い方や貯蓄額

この回の車検120,000円は、総額の例としてこちらで置いた額。

資料が示しているのは、持込検査が1両につき2,500円であること、技術情報管理手数料が400円であること、必要書類が10項目あることです。車検にかかる総額は載っていません。整備の費用、自動車重量税、自賠責保険料は含まれていないからです。賞与の使い方も、検査の資料には出てきません。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

賞与を全部貯蓄に回しても、年間の貯蓄は_になります。

  • A 1,160,000円

    大型支出を数えていません。

  • B 360,000円

    360,000円は毎月だけの額です。

  • C 860,000円 正解

    正解です。60,000 + 800,000 = 860,000円です。

  • D 1,400,000円まで

    これ以上にはなりません。

60,000 + 800,000 の分です。

見抜く家計を整える★★★★
賞与から出す 360,000 + 500,000 = 860,000円→毎月から出す 60,000 + 800,000 = 860,000円→どちらも同じ額→変わるのは、どの月に足りなくなるか

収入も支出も同じなので、順序では合計が変わらない。

毎月の先取りは5,000円しか残らないので年60,000円。賞与800,000円と合わせて860,000円です。賞与から大型支出を出した場合も 360,000 + 500,000 = 860,000円で、同じ額になります。1,160,000円は大型支出を数えなかった場合(360,000 + 800,000)で、300,000円ぶん多く見えています。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

大型支出300,000円を、賞与から出しても毎月から出しても、年間の貯蓄は860,000円です。

順序を変えて変わるのは、どれですか。

  • A 年間の貯蓄

    どちらも860,000円です。

  • B 足りなくなる月 正解

    正解です。出ていく時期だけが動きます。

  • C 賞与の額

    賞与は800,000円のままです。

  • D 大型支出の合計額

    大型支出も300,000円のままです。

合計は同じで、出ていく時期だけが動きます。

見抜く家計を整える★★★★

毎月30,000円を先取りしているAさん

毎月の先取り(年)
360,000円
賞与(年2回)
800,000円
賞与月の大型支出
300,000円
賞与から出す
年間860,000円
毎月から出す
年間860,000円(同じ)

年間の貯蓄はどちらも860,000円、賞与は800,000円、大型支出は300,000円で、どれも変わりません。変わるのは、足りなくなるのがどの月かです。賞与から出せば賞与月だけが減り、毎月から出せば12か月ずっと25,000円少なくなります。決めるべきは割合ではなく、300,000円をいつ用意しておくかです。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

資料の申請手数料を、高い順に並べてください。

答え 2,500円(持込検査) → 2,100円(保安基準適合証あり・OSS申請を除く) → 1,900円(限定検査証と限定適合証あり) → 1,850円(保安基準適合証あり・OSS申請)

いちばん高いのといちばん安いのの差は650円です。

見抜く家計を整える★★★★
  1. 持込検査2,500円
  2. 適合証あり(OSS以外)2,100円
  3. 限定検査証と限定適合証あり1,900円
  4. 適合証あり(OSS申請)1,850円

差は650円。どれにも技術情報管理手数料400円が入っている。

2,500円(持込検査)、2,100円(保安基準適合証あり・OSS申請を除く)、1,900円(限定検査証と限定適合証あり)、1,850円(保安基準適合証あり・OSS申請)の順です。差は 2,500 − 1,850 = 650円で、2,500 ÷ 1,850 ≒ 1.35倍。どれにも400円が入っているので、動いているのは検査手数料のほうだけです。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんの賞与は年2回で、1回400,000円です。賞与が出る月に車検120,000円と旅行180,000円がかかります。

賞与から先取りに回せるのは、年でいくらですか。

答え 500000円

800,000 − 300,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 800,000円賞与(年2回)
  • 120,000円車検
  • 180,000円旅行
  • 500,000円(62.5%)先取りに回せる額

金額はこちらで置いた例。賞与は手取りとして置いている。

賞与は 400,000 × 2 = 800,000円、大型支出は 120,000 + 180,000 = 300,000円なので、800,000 − 300,000 = 500,000円です。賞与のうち 500,000 ÷ 800,000 = 62.5%が貯蓄に回ります。賞与の額だけを見て800,000円貯まると考えると、300,000円ぶんずれます。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

賞与の年額は800,000円で、そのうち500,000円を先取りに回します。

賞与のうち貯蓄に回る割合は、どれですか。

  • A 62.5% 正解

    正解です。500,000 ÷ 800,000 = 0.625です。

  • B 37.5%

    37.5%は大型支出のほうの割合です。

  • C 56.8%

    56.8%になる割り算はありません。

  • D 160%になる

    割る向きが逆になっています。

500,000 ÷ 800,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
500,000÷800,000×100=62.5%

500,000 ÷ 800,000 = 0.625なので62.5%です。37.5%は大型支出300,000円のほうの割合で、足すと100%になります。56.8%になる割り算はここにありません。160%は割る向きを逆にした場合。賞与の年額を分母にするのが約束です。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

「賞与は全部貯蓄に回す」と決めたので、大型支出300,000円は毎月の家計から出すことにしました。

1か月あたり、いくらになりますか。

答え 25000円

300,000 ÷ 12 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 大型支出の合計(300,000円)
  2. 毎月に割る(300,000 ÷ 12 = 25,000円)
  3. 毎月の先取り30,000円から引く
  4. 残るのは5,000円
  5. 年では 5,000 × 12 = 60,000円

賞与800,000円と合わせると860,000円。賞与から出した場合と同じ。

300,000 ÷ 12 = 25,000円です。毎月の先取りは30,000円ですから、30,000 − 25,000 = 5,000円しか残りません。賞与を全部貯蓄に回したつもりでも、毎月のほうがほとんど消えています。どちらから出しても、同じ300,000円が家計のどこかから出ていきます。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

年の収入は 300,000 × 12 + 800,000 = 4,400,000円で、年間の貯蓄は860,000円です。

年間の貯蓄率は、どれくらいですか。

  • A 約19.5% 正解

    正解です。860,000 ÷ 4,400,000 ≒ 0.195です。

  • B 約23.9%

    分母に賞与を入れていません。

  • C 約10.0%

    約10.0%は毎月だけで見た割合です。

  • D 約512%になる

    割る向きが逆になっています。

860,000 ÷ 4,400,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 毎月だけで見た貯蓄率(%)
  • 年間で見た貯蓄率(%)

賞与を入れると約2倍になる。

860,000 ÷ 4,400,000 = 0.19545…なので約19.5%です。約23.9%は賞与を含めない3,600,000円を分母にした場合で、分子には賞与ぶんが入っているので合いません。約10.0%は毎月だけで見た貯蓄率(30,000 ÷ 300,000)。賞与を計算に入れないと、貯蓄率を半分に見誤ります。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

毎月の先取りは30,000円で年360,000円です。賞与から回せるのは500,000円です。

年間の貯蓄は、いくらですか。

答え 860000円

360,000 + 500,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 毎月の先取り(年・円)
  • 賞与から回せる額(年・円)
  • 年間の貯蓄(円)

賞与を全部貯蓄に回した場合も同じ860,000円になる。

360,000 + 500,000 = 860,000円です。毎月の先取りだけを見ていると360,000円で止まりますが、賞与を入れると2倍以上になります。逆に、賞与の800,000円だけを見ると大型支出300,000円が抜けます。毎月と年2回を足して初めて、1年でいくら貯まるかが出ます。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

賞与が出る月に、車検と旅行が重なりました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 賞与から先取りに回せる額 正解

    正解です。年の合計がここで決まります。

  • B 去年の賞与との差

    去年との差では分かりません。

  • C 同年代の平均賞与額

    平均でも分かりません。

  • D いちばん賞与が多かった年の額

    過去の最高額でも分かりません。

年の合計は、そこで決まります。

判断家計を整える★★★★
賞与月に車検と旅行が重なる
  • 賞与から出す → 回せるのは500,000円、年860,000円
  • 毎月から出す → 毎月25,000円減り、年860,000円
  • どちらも数えない → 1,160,000円と見誤る
  • 毎月だけ見る → 貯蓄率を10.0%と見誤る

金額はこちらで置いた例。

賞与800,000円から大型支出300,000円を引けば、回せるのは500,000円。毎月の360,000円と合わせて年860,000円と出ます。去年の賞与との差や同年代の平均、過去にいちばん多かった年の額からは、今年いくら貯まるかは出てきません。大型支出を引いてから足す、という順序が要ります。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

「賞与は全部貯蓄に回すから、年80万円は確実に貯まるでしょう」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 賞与の額だけ

    賞与の額だけでは分かりません。

  • B 去年との差

    去年との差でも分かりません。

  • C 毎月の先取り額

    毎月の額だけでも分かりません。

  • D 年間で合計した額 正解

    正解です。年で合計して見ます。

大型支出は、どこかから出ていきます。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 年で合計すれば、順序によらない額が出る
  • 大型支出をいつ用意するかを決められる

デメリット

  • 毎月だけ見ると、貯蓄率を半分に見誤る
  • 賞与の額だけ見ると、大型支出300,000円が抜ける

いくら回すべきかは、この回では決めない。

賞与を全部貯蓄に回しても、大型支出300,000円は毎月の家計から出ます。毎月の先取りは30,000円から5,000円に減り、年間の貯蓄は860,000円。賞与から出した場合と同じです。賞与の額だけ、毎月の額だけ、去年との差を見ても、この一致は見えません。いくら回すべきかは人によって違うので、ここでは決めません。

出典 軽自動車検査協会「継続検査(車検)」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

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