家計を整える

独身と子育て世帯。必要な生活防衛資金は同じ?

収入源が二つあると、割る相手が変わります。

このページの要点

一律「生活費6か月分」なら単身1,200,000円、共働き2,100,000円で共働きが1.75倍。ただし共働きは一方が退職しても200,000円の収入が残るので、赤字は150,000円で6か月分は900,000円。数え直すと単身のほうが300,000円多く、約1.33倍で順番が入れかわります。両方止まれば2,100,000円で、一方だけの約2.33倍です。

最終更新 2026年9月25日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 世帯構成
  2. 世帯構成
  3. 世帯構成

わかる 2 問

  1. 世帯構成
  2. 収入源

見抜く 3 問

  1. 必要備蓄期間
  2. 収入源
  3. 世帯構成

ケースで考える 5 問

  1. 世帯構成
  2. 固定費
  3. 収入源
  4. 必須支出
  5. 必要備蓄期間

判断する 2 問

  1. 収入源
  2. 必須支出

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

こども家庭庁の資料は、児童手当の支給額を示しています。

3歳未満(第1子・第2子)の額は、一人あたり月額いくらとされていますか。

  • A 10,000円

    10,000円は3歳以上の額です。

  • B 30,000円

    30,000円は第3子以降の額です。

  • C 15,000円 正解

    正解です。資料は15,000円としています。

  • D 30,000円をこえる

    30,000円をこえる額はありません。

資料は15,000円としています。

知る家計を整える★★★
区分一人あたり月額
3歳未満(第1子・第2子)15,000円
3歳以上 高校生年代まで(第1子・第2子)10,000円
第3子以降(年齢を問わず)30,000円
支給時期偶数月に前月分まで2か月分

こども家庭庁「児童手当制度のご案内」から。支給対象は18歳に達する日以後の最初の3月31日まで。

資料は「3歳未満 15,000円(第3子以降は30,000円)」としています。10,000円は3歳以上高校生年代までの額、30,000円は第3子以降の額です。同じ制度でも年齢と何人目かで三通りに分かれていて、一律ではありません。15,000円と10,000円の差は5,000円、30,000円は15,000円の2倍です。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

「児童手当は毎月支給される」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 毎月支給される

    毎月ではありません。

  • B 年1回である

    年6回とされています。

  • C 支給時期は資料に書かれていない

    支給時期は3番目の項目に書かれています。

  • D 偶数月に2か月分ずつ 正解

    正解です。偶数月に2か月分ずつです。

資料は偶数月に前月分まで2か月分としています。

知る家計を整える★★★★

生活費から残る収入を引いた赤字で、必要な備えを出す

世帯にかかわらず「生活費6か月分」で決める

一律だと共働きが1.75倍多く、数え直すと単身が約1.33倍多くなる。

資料は「毎年2月、4月、6月、8月、10月、12月(偶数月)に、それぞれの前月分まで(2か月分)を支給します」としています。年6回で、6 × 2 = 12か月分。例として「6月の支給日には、4月・5月分の児童手当を支給します」と書かれています。額が一律でないだけでなく、入ってくる時期も毎月ではありません。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 児童手当は年4回支給される

    偶数月で年6回です。

  • B 第3子以降は月額30,000円とされている 正解

    通ります。年齢を問わず30,000円です。

  • C 支給対象は15歳までである

    18歳に達する日以後の最初の3月31日までです。

  • D 出生した場合の申請期限は翌日から30日以内である

    15日以内とされています。

資料は第3子以降を30,000円としています。

知る家計を整える★★★★

児童手当の額

  • 3歳未満(第1子・第2子)15,000円
  • 3歳以上 高校生年代まで(第1子・第2子)10,000円
  • 第3子以降(年齢を問わず)30,000円
  • 第3子以降は3歳未満の2倍、3歳以上の3倍

同じ制度でも三通りに分かれている。

資料は第3子以降を、3歳未満でも3歳以上でも30,000円としています。支給は偶数月で年6回、年4回ではありません。支給対象は「0歳から18歳に達する日以後の最初の3月31日まで」で15歳までではありません。出生した場合の申請は「出生の日の翌日から15日以内」で30日以内ではありません。数字を一つずつ資料に戻して確かめます。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

児童手当の区分と、その内容を組み合わせてください。

答え 3歳未満(第1子・第2子) … 15,000円/3歳以上 高校生年代まで(第1子・第2子) … 10,000円/第3子以降 … 30,000円/支給時期 … 偶数月に2か月分

金額ではないものが一つあります。

わかる家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 額は年齢と何人目かで三通りに分かれている
  • 3歳未満15,000円と3歳以上10,000円の差は5,000円
  • 第3子以降30,000円は3歳未満の2倍、3歳以上の3倍
  • 支給は偶数月に2か月分ずつ(年6回で12か月分)
  • 出生・転入の申請期限はいずれも翌日から15日以内

制度の側も一律にしていない。

資料では3歳未満(第1子・第2子)が15,000円、3歳以上高校生年代まで(第1子・第2子)が10,000円、第3子以降が30,000円です。支給時期は偶数月に前月分まで2か月分。年6回で 6 × 2 = 12か月分になります。同じ制度でも、年齢と何人目かで額が三通りに分かれています。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 3歳未満は一人あたり月額15,000円とされている/第3子以降は一人あたり月額30,000円とされている/偶数月に前月分まで2か月分を支給するとされている

資料は児童手当の制度についてのものです。

わかる家計を整える★★★★

資料が示していること

  • 年齢と何人目かで分かれた支給額
  • 支給対象の年齢の範囲
  • 偶数月に2か月分ずつの支給
  • 申請の期限(翌日から15日以内)

資料が示していないこと

  • 生活防衛資金の目安
  • 世帯ごとの必要な備え
  • 生活費や固定費の額

この回の計算に児童手当の額は入れていない。

資料が示しているのは、3歳未満が一人あたり月額15,000円であること、第3子以降が30,000円であること、偶数月に前月分まで2か月分を支給することです。生活防衛資金の目安や世帯ごとの必要な備えは、児童手当の資料には出てきません。この回の家計の金額はすべてこちらで置いた例です。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

共働きで一方が退職した場合、6か月しのぐのに必要なのは_です。

  • A 1,200,000円

    1,200,000円は単身の額です。

  • B 2,100,000円

    2,100,000円は両方止まった場合です。

  • C 900,000円 正解

    正解です。150,000 × 6 = 900,000円です。

  • D 2,100,000円をこえる

    これ以上にはなりません。

150,000 × 6 の分です。

見抜く家計を整える★★★★
一律「生活費6か月分」単身1,200,000円・共働き2,100,000円(1.75倍)→赤字で数え直す 単身1,200,000円・共働き900,000円(約1.33倍)→共働きで両方止まる 2,100,000円(一方だけの約2.33倍)→固定費率 単身60%・共働き約62.9%(差2.9ポイント)

一律だと共働きのほうが多く、数え直すと単身のほうが多くなる。

150,000 × 6 = 900,000円です。単身の1,200,000円より300,000円少なくなります。1,200,000円は単身の額、2,100,000円は生活費350,000円をそのまま6倍した額(両方の収入が止まった場合)。一律に「生活費6か月分」で決めると2,100,000円になり、実際の赤字で数えた900,000円の約2.33倍になります。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

「生活費6か月分」という考え方で備えを決めます。

これだけでは分からないのは、どれですか。

  • A 必要な合計額

    合計額は掛け算で出ます。

  • B 収入源の数 正解

    正解です。収入源の数は入っていません。

  • C 生活費の額

    生活費は分かっています。

  • D 備える月数の指定

    月数も指定されています。

残る収入が分からないと、赤字が出ません。

見抜く家計を整える★★★★

単身のAさんと共働き世帯

単身
生活費200,000円・収入源1つ
共働き
生活費350,000円・収入源2つ(250,000+200,000)
一律6か月分
1,200,000円と2,100,000円(1.75倍)
赤字で数え直す
1,200,000円と900,000円(約1.33倍)
固定費率
60%と約62.9%(差2.9ポイント)

合計額も生活費も、備える月数も、この考え方の中にあります。分からないのは収入源がいくつあるかです。一つなら赤字は生活費のまま、二つなら一方が止まっても収入が残って赤字は小さくなります。単身1,200,000円と共働き900,000円という差は、収入源の数から出ています。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

児童手当の月額から出した累計額を、大きい順に並べてください。

答え 6,480,000円(第3子以降を0歳から高校生年代まで) → 2,340,000円(第1子・第2子を0歳から高校生年代まで) → 1,800,000円(3歳以上の15年分) → 540,000円(3歳未満の3年分)

足すと一つの額になる組み合わせがあります。

見抜く家計を整える★★★★
  1. 3歳未満の3年分540,000円
  2. 3歳以上の15年分1,800,000円
  3. 第1子・第2子の合計2,340,000円
  4. 第3子以降の合計6,480,000円

月額に月数を掛けた目安。実際の支給は月ごとの要件で決まる。

第3子以降を0歳から高校生年代まで(216か月)で 30,000 × 216 = 6,480,000円、第1子・第2子なら 540,000 + 1,800,000 = 2,340,000円。3歳以上の15年分が 10,000 × 180 = 1,800,000円、3歳未満の3年分が 15,000 × 36 = 540,000円です。第3子以降は第1子・第2子の約2.77倍。何人目かで累計が大きく変わります。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

単身のAさんは生活費が月200,000円です。収入が止まると収入はゼロになります。6か月分を備えるとします。

必要な額は、いくらですか。

答え 1200000円

200,000 × 6 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 月200,000円単身の生活費
  • 1,200,000円単身の6か月分
  • 月350,000円共働きの生活費
  • 250,000円+200,000円共働きの手取り

金額はこちらで置いた例。児童手当は計算に入れていない。

200,000 × 6 = 1,200,000円です。収入源が一つなので、止まれば生活費の全額が赤字になります。共働き世帯なら一方が止まっても収入が残るので、赤字は生活費より小さくなります。同じ「6か月分」という言い方でも、赤字の額が違えば必要な額も変わります。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

単身の生活費は月200,000円で、そのうち固定費は120,000円です。

固定費の割合は、どれですか。

  • A 60% 正解

    正解です。120,000 ÷ 200,000 = 0.60です。

  • B 40%

    40%は固定費以外の割合です。

  • C 62.9%

    62.9%は共働き世帯のほうです。

  • D 166%になる

    割る向きが逆になっています。

120,000 ÷ 200,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
120,000÷200,000×100=60%

120,000 ÷ 200,000 = 0.60なので60%です。40%は固定費以外のほうの割合で、足すと100%になります。62.9%は共働き世帯の固定費率(220,000 ÷ 350,000)で、単身の60%とは2.9ポイントしか違いません。固定費の割合では、世帯の違いがほとんど出てきません。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

共働き世帯は手取り250,000円と200,000円で生活費は350,000円です。250,000円のほうが退職しました。

月の赤字は、いくらですか。

答え 150000円

350,000 − 200,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 手取りは250,000円+200,000円
  2. 250,000円のほうが退職する
  3. 残る収入は200,000円
  4. 生活費350,000円から引く
  5. 赤字 350,000 − 200,000 = 150,000円

単身は収入ゼロなので赤字200,000円。

残る収入は200,000円なので、350,000 − 200,000 = 150,000円の赤字です。単身なら収入がゼロになるので赤字は200,000円。生活費は共働きのほうが大きいのに、赤字は共働きのほうが小さくなります。収入源が二つあると、一方が止まっても割る相手が小さくなるからです。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

一律「生活費6か月分」なら単身1,200,000円・共働き2,100,000円。赤字で数え直すと単身1,200,000円・共働き900,000円です。

数え直すと、どちらがいくら多く必要になりますか。

  • A 単身が300,000円多い 正解

    正解です。1,200,000 − 900,000 = 300,000円です。

  • B 共働きが900,000円多い

    共働きのほうが少なくなります。

  • C 同じ額になる

    同じ額にはなりません。

  • D 共働きが1,200,000円多い

    共働きのほうが少なくなります。

1,200,000 − 900,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 単身に必要な額(円)
  • 共働きに必要な額(円)

一律の6か月分では2,100,000円と1,200,000円で順番が逆だった。

1,200,000 − 900,000 = 300,000円で、単身のほうが多く必要になります。約1.33倍です。一律の6か月分では共働きが2,100,000円で1.75倍多く見えていましたから、順番が入れかわりました。生活費は共働きのほうが1.75倍大きいのに、必要な備えは単身のほうが多いということです。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

共働き世帯で、両方の収入が止まったとします。生活費は月350,000円で、6か月分を備えます。

必要な額は、いくらですか。

答え 2100000円

350,000 × 6 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 一方が止まった場合(円)
  • 両方が止まった場合(円)

約2.33倍。共働きは二通りの答えを持つ。

350,000 × 6 = 2,100,000円です。一方だけが止まった場合の900,000円と比べると 2,100,000 ÷ 900,000 = 約2.33倍。共働き世帯は「一方か両方か」で二通りの答えを持つことになります。どちらを前提に備えるかを決めないと、必要な額が決まりません。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

共働き世帯の一方が退職しました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 残る収入との差額 正解

    正解です。赤字が分かれば額が出ます。

  • B 去年との生活費の差

    去年との差では分かりません。

  • C 同年代の平均貯蓄額

    平均でも分かりません。

  • D いちばん収入が多かった月の額

    過去の最高額でも分かりません。

赤字が分かれば、必要な額が出ます。

判断家計を整える★★★★
共働き世帯の一方が退職する
  • 残る収入を引く → 赤字150,000円、6か月で900,000円
  • 生活費をそのまま6倍 → 2,100,000円(両方止まった前提)
  • 両方止まる場合も見る → 二通りの答えを持つ
  • 固定費率で見る → 単身との差は2.9ポイントしか出ない

金額はこちらで置いた例。児童手当は計算に入れていない。

生活費350,000円から残る収入200,000円を引けば赤字は150,000円。6か月分で900,000円と出ます。生活費をそのまま6倍した2,100,000円ではありません。去年との生活費の差や平均貯蓄額、過去にいちばん収入が多かった月の額からは、この赤字は出てきません。引き算をしてみないと分かりません。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

「どの世帯も生活費6か月分あればいいでしょう」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 生活費の6か月分

    一律では順番が逆に出ます。

  • B 去年との差

    去年との差では分かりません。

  • C 固定費の割合

    固定費率では差が出ません。

  • D 収入源と赤字の額 正解

    正解です。収入源と赤字を見ます。

収入源の数で、赤字の額が変わります。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 残る収入を引けば、必要な額が数で出る
  • 収入源が二つあると、一方が止まっても赤字は小さくなる

デメリット

  • 一律の月数では、必要な額の順番が逆に出る
  • 共働きは一方か両方かで二通りの答えを持つ

何か月分持つべきかは、この回では決めない。児童手当は計算に入れていない。

一律の6か月分なら単身1,200,000円・共働き2,100,000円で共働きが1.75倍。赤字で数え直すと単身1,200,000円・共働き900,000円で約1.33倍と、順番が入れかわります。固定費率は60%と約62.9%で2.9ポイントしか違わず、世帯の違いが出ません。資料でも児童手当の額は年齢と何人目かで三通りに分かれていました。何か月分持つべきかは、ここでは決めません。

出典 こども家庭庁「児童手当制度のご案内」 / 2026年9月時点の情報

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