現金・預金を活かす

普通預金が年1%。誰でも1%になると思っていい?

条件の数の割合と、金利の割合は別です。

このページの要点

最大年1%は、通常0.02%に4つの上乗せ(+0.40/+0.10/+0.18/+0.30)を全部足した数。満たせるのが2つなら0.30%で、条件は半分でも金利は表示の30%。同じ2つでも組み合わせ次第で0.72%になり、2.4倍違います。

最終更新 2026年9月30日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 通常金利
  2. 通常金利
  3. 通常金利

わかる 2 問

  1. 対象者
  2. 対象者

見抜く 3 問

  1. 優遇金利
  2. 優遇金利
  3. 適用残高

ケースで考える 5 問

  1. 優遇金利
  2. 適用条件
  3. 対象者
  4. 適用条件
  5. 適用残高

判断する 2 問

  1. 対象者
  2. 優遇金利

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

NEDOの資料は、日本の風力発電設備の導入量を示しています。

2017年度の設備容量は、どれくらいとされていますか。

  • A 約350万kW 正解

    正解です。約350万kWとされています。

  • B 約108万kW

    約108万kWは国産機の分です。

  • C 15万kW

    15万kWは2017年度に入った分です。

  • D 約1,553万kW

    1,553kWは1基あたりの平均です。

本文は「設備容量約350万kW」です。

知る現金・預金を活かす★★★★
項目2017年度の値
設備容量(累計)約350万kW
設置基数(累計)2,253基
うち国産機の容量約108万kW
うち国産機の基数706基
その年度に入った容量15万kW
その年度に入った基数63基

NEDO「日本における風力発電の状況」PAGE 1〜4の本文から。

資料は「2017年度の日本の風力発電設備の導入量は、設備容量約350万kW、設置基数2,253基」としています。約108万kWはそのうち国産機の分、15万kWは2017年度に新しく入った分です。1,553kWは1基あたりの平均(3,500,000 ÷ 2,253)で、万kWの単位ではありません。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

「設備容量で見た国産機の割合と、導入基数で見た割合は大きく違う」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 大きく違っている

    資料ではそろっています。

  • B 容量のほうが2倍高い

    2倍ではなくほぼ同じです。

  • C 基数の割合は資料に書かれていない

    PAGE 4/7 に書かれています。

  • D どちらも約31%である 正解

    正解です。どちらも約31%です。

資料はどちらも「約31%」としています。

知る現金・預金を活かす★★★★

上乗せ幅を1つずつ見て、満たせる分だけを足す

条件のいくつかを満たしているから半分くらいはつくと考える

上乗せ幅がそろっていないので、数を数えても金利は出てこない。

資料は容量で見た割合を「約31%(全体で約350万kWのうち、国産機は約108万kW)」、基数で見た割合を「約31%(全体で2,253基のうち、国産機は706基)」としています。1基あたりの平均がほぼ同じだからそろいます。1つあたりの大きさが違えば、そろいません。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 2017年度の設置基数は706基である

    2,253基が全体の設置基数です。

  • B 2017年度の国産機は706基である 正解

    通ります。国産機は706基です。

  • C 2017年度に導入されたのは150基である

    2017年度に入ったのは63基です。

  • D 国産機の割合は約61%である

    割合は約31%とされています。

706基は国産機の数のほうです。

知る現金・預金を活かす★★★★

表示の「最大年1%」の中身(こちらで置いた例)

  • 通常金利 年0.02%
  • 条件A 給与振込の受取 +0.40ポイント
  • 条件B アプリの利用 +0.10ポイント
  • 条件C カードの引落 +0.18ポイント
  • 条件D 指定の商品の残高 +0.30ポイント

全部足すと1.00%。上乗せ幅はそろっていない。

資料は「全体で2,253基のうち、国産機は706基」としています。設置基数の累計は2,253基で、706基は国産機の分。2017年度に導入されたのは63基で、150は15万kWのほうの数字です。国産機の割合は約61%ではなく約31%。数字は必ず項目と突き合わせます。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料の項目と、その数字を組み合わせてください。

答え 設備容量(累計) … 約350万kW/設置基数(累計) … 2,253基/国産機の基数 … 706基/2017年度に入った基数 … 63基

累計の数と、その年度に入った数があります。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料で確かめたこと

  • 設備容量で見た国産機の割合は約31%
  • 導入基数で見た国産機の割合も約31%
  • 累計は約350万kW・2,253基
  • 2017年度に入ったのは15万kW・63基
  • 2015年度からは3,000kW超の風車が導入されている

数で数えた割合と量で数えた割合が、この資料ではそろっている。

資料は累計を約350万kW・2,253基、うち国産機を約108万kW・706基、2017年度に入った分を15万kW・63基としています。706 ÷ 2,253 = 約31%、108 ÷ 350 = 約31%で、数で見ても量で見ても同じ割合になります。同じ「31%」でも数え方が2通りあります。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 2017年度の設置基数は2,253基とされている/国産機は706基とされている/2015年度からは3,000kW超の風車が導入されている

資料は風力発電の導入実績についてのものです。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料が示していること

  • 累計の設備容量と設置基数
  • 国産機の容量と基数
  • 容量で見た割合と基数で見た割合
  • 風車が大型化してきたこと

資料が示していないこと

  • 優遇金利の条件や上乗せ幅
  • 普通預金の金利水準
  • どの銀行を選ぶとよいか

借りているのは「数で数えるか量で数えるか」という枠組みだけ。

資料が示しているのは、2017年度の設置基数が2,253基、うち国産機が706基、2015年度からは3,000kW超の風車が導入されていることです。優遇金利も預金金利も、風力発電の資料には出てきません。この回の通常0.02%と4つの上乗せ幅は、こちらで置いた例です。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

条件を4つのうち2つ満たしているのに、Aさんの金利は表示の_です。

  • A 50%

    50%は条件の数のほうの割合です。

  • B 100%

    全部満たしたときが100%です。

  • C 30% 正解

    正解です。0.30 ÷ 1.00 = 30%です。

  • D 条件の数では決まらない

    上乗せ幅を足せば金利は出せます。

0.30 ÷ 1.00 = 0.3 です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
通常 0.02%(条件0個)→ 利息200円→条件BとC 0.30%(2個)→ 利息3,000円→条件AとD 0.72%(同じ2個)→ 利息7,200円→条件B・C・A 0.70%(3個)→ 利息7,000円→全部 1.00%(4個)→ 利息10,000円

元金1,000,000円・税引前。同じ2個でも0.30%と0.72%で2.4倍違う。

条件の数では2 ÷ 4 = 50%ですが、金利は 0.30 ÷ 1.00 = 30%です。上乗せ幅が+0.40/+0.10/+0.18/+0.30とそろっていないため、満たした数と金利の割合が一致しません。数を数えるのではなく、上乗せ幅を1つずつ足すしかありません。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

資料では、国産機の1基あたりの平均が約1,530kW、海外機が約1,564kWでほぼ同じでした。

このとき、数で見た割合と量で見た割合はどうなりますか。

  • A 数の割合だけが正しい

    どちらも正しい割合です。

  • B 量の割合だけが正しい

    どちらも正しい割合です。

  • C 2つの割合が近くなる 正解

    正解です。どちらも約31%になります。

  • D 1基あたりでは比べられない

    容量 ÷ 基数 で比べられます。

資料ではどちらも約31%でした。

見抜く現金・預金を活かす★★★★

NEDOの資料が示す2017年度の内訳

全体
約350万kW・2,253基(1基あたり約1,553kW)
国産機
約108万kW・706基(1基あたり約1,530kW)
海外機
約242万kW・1,547基(1基あたり約1,564kW)
容量で見た割合
108 ÷ 350 = 約31%
基数で見た割合
706 ÷ 2,253 = 約31%

1つあたりの大きさがそろっていれば、数で数えても量で数えても同じ割合になります。資料ではどちらも約31%でした。逆に、金利の上乗せ幅は+0.40から+0.10までばらついているので、条件の数の割合(50%)と金利の割合(30%)はそろいません。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

四つの利息を、大きい順に並べてください(元金1,000,000円・1年・税引前)。

答え 10,000円(表示どおりの年1%) → 7,200円(条件AとDを満たす人) → 3,000円(Aさんの年0.30%) → 200円(条件0個の年0.02%)

同じ「2つ」が2か所に出てきます。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
  1. 2006年度これを境に1,000kW以下の風車が大幅に減少
  2. 2011〜2013年度導入が減少
  3. 2014年度以降増加に転じる
  4. 2015年度3,000kW超の風車が導入され始める
  5. 2017年度累計 約350万kW・2,253基(うち国産機706基)

NEDO「日本における風力発電の状況」PAGE 1・2・5の本文から。

表示どおりの10,000円、条件AとDの7,200円、Aさんの3,000円、条件0個の200円の順です。7,200円と3,000円はどちらも「条件2つ」ですが、間が2.4倍あります。一番下の200円は、表示の2%。表示の1%は、条件を全部満たした人の数でしかありません。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんは1,000,000円を「最大年1%」の普通預金に移そうとしています。通常金利は年0.02%で、条件を満たすごとに上乗せされます(+0.40/+0.10/+0.18/+0.30ポイント)。Aさんが満たせるのは+0.10と+0.18の2つです。

Aさんの1年の利息は、税を引く前でいくらですか。

答え 3000円

0.02 + 0.10 + 0.18 = 0.30%です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 年0.02%通常金利
  • +0.10と+0.18満たせる上乗せ
  • 年0.30%Aさんの金利
  • 3,000円1年の利息(税引前)
  • 10,000円表示どおりなら

金利も条件も上乗せ幅も、こちらで置いた例。資料には出てこない。

通常0.02%に、満たせる+0.10と+0.18を足して年0.30%。1,000,000 × 0.003 = 3,000円です。表示の年1%なら10,000円ですから、その30%にとどまります。条件は4つのうち2つ(50%)満たしているのに、金利は30%しかありません。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

同じ1,000,000円で、表示どおり年1%がついたとします。

1年の利息は、税を引く前でいくらですか。

  • A 3,000円

    3,000円はAさんが満たせる分です。

  • B 10,000円 正解

    正解です。1,000,000 × 0.01 = 10,000円です。

  • C 200円

    200円は条件を満たせないときです。

  • D 利息はつかない

    通常金利の分はつきます。

1,000,000 × 0.01 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
3,000÷10,000×100=30%

1,000,000 × 0.01 = 10,000円です。3,000円はAさんが満たせる年0.30%のとき、200円は条件を1つも満たせないとき(年0.02%)です。3,000 ÷ 10,000 = 30%、200 ÷ 10,000 = 2%。表示の1%は、4つの条件を全部満たした人の数です。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

資料によると、2017年度の設置基数は全体で2,253基、そのうち国産機は706基です。

基数で見た国産機の割合は、約何%ですか(整数で)。

答え 31%

706 ÷ 2,253 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 国産機の基数(基)
  • 全体の基数(基)

706 ÷ 2,253 = 約31%。容量で見た 108 ÷ 350 も約31%。

706 ÷ 2,253 = 0.3133… で約31%です。設備容量で見ると 108 ÷ 350 = 0.3086… でこちらも約31%。1基あたりの平均が国産機1,530kW、海外機1,564kWでほぼ同じだから、2つの割合がそろいます。1つあたりの大きさが違えば、そろいません。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

Bさんが満たせるのは+0.40(給与振込)と+0.30(指定の商品の残高)の2つでした。満たした条件の数はAさんと同じ2つです。

Bさんの金利は、年何%になりますか。

  • A 年0.72% 正解

    正解です。0.02 + 0.40 + 0.30 = 0.72%です。

  • B 年0.30%

    年0.30%はAさんのほうです。

  • C 年1.00%

    年1.00%は全部満たしたときです。

  • D 同じ2つなら同じになる

    上乗せ幅が違うので同じになりません。

0.02 + 0.40 + 0.30 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 条件0個 年0.02%(円)
  • 条件BとC 年0.30%(円)
  • 条件AとD 年0.72%(円)
  • 全部 年1.00%(円)

元金1,000,000円・1年・税引前。条件2個でも3,000円と7,200円に分かれる。

0.02 + 0.40 + 0.30 = 年0.72%です。Aさんの0.30%と比べて 0.72 ÷ 0.30 = 2.4倍。満たした数は同じ2つでも、どの条件かで2.4倍違います。利息では3,000円と7,200円の差になります。数ではなく、上乗せ幅で決まります。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

Aさんが給与振込をこの銀行に移し、条件A(+0.40)も満たせるようになりました。もとの年0.30%に上乗せされます。

1年の利息は、税を引く前でいくらになりますか。

答え 7000円

0.30 + 0.40 = 0.70%です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  1. 表示の金利の中身を分解する(通常+4つの上乗せ)
  2. 自分が満たせる条件に印をつける
  3. その上乗せ幅だけを通常金利に足す
  4. 元金をかけて1年の利息を出す
  5. 条件のない預金の利息と並べる

条件が2つ→3つで、利息は3,000円→7,000円(2.33倍)。

年0.70%になるので 1,000,000 × 0.007 = 7,000円です。条件の数は2つから3つ(4つのうち75%)ですが、金利は表示の70%。利息は3,000円から7,000円へ2.33倍になります。条件の数が1.5倍になったところで、利息は2.33倍動きます。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

「普通預金が年1%と書いてあったから、ここに移せば1%つくでしょう」と聞きました。

一緒に確かめておくのは、どれでしょう。

  • A 自分が満たせる条件 正解

    正解です。満たせる条件を1つずつ見ます。

  • B 表示されている最大の金利

    表示の金利はもう見えています。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 銀行の数

    銀行の数からは出てきません。

表示の1%は全部満たした人の数です。

判断現金・預金を活かす★★★★
「最大年1%」と表示された普通預金(元金1,000,000円)
  • 4つの条件を全部満たす → 年1.00%・利息10,000円
  • +0.40と+0.30を満たす → 年0.72%・利息7,200円
  • +0.10と+0.18を満たす → 年0.30%・利息3,000円
  • 1つも満たせない → 年0.02%・利息200円

条件も上乗せ幅もこちらで置いた例。移すかどうかは決めない。

通常0.02%に4つの上乗せを全部足して1%です。満たせるのが+0.10と+0.18だけなら年0.30%で、利息は3,000円。表示の30%にとどまります。表示の金利はもう見えていますし、去年の利息や銀行の数からは出てきません。移すかどうかは、ここでは決めません。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

「条件のうち半分は満たしているから、金利も半分くらいでしょう」と聞きました。

一緒に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 表示の金利

    表示の金利はもう見えています。

  • B 条件の数

    数を数えても金利は出てきません。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 満たせる条件の上乗せ幅 正解

    正解です。上乗せ幅を1つずつ足します。

上乗せ幅はそろっていません。

判断現金・預金を活かす★★★

メリット

  • 上乗せ幅を足せば、自分に当てはまる金利が出せる
  • 条件のない預金の金利と並べて比べられる

デメリット

  • 条件の数を数えても金利の割合は出てこない
  • 同じ数を満たしても、組み合わせ次第で2.4倍違う

どの銀行を選ぶかは、この回では決めない。残高の制限も入れていない。

4つの上乗せは+0.40/+0.10/+0.18/+0.30でばらついています。+0.10と+0.18の2つなら年0.30%(表示の30%)、+0.40と+0.30の2つなら年0.72%。同じ「半分」でも2.4倍違います。NEDOの資料のように1つあたりがそろっていれば数の割合と量の割合は一致しますが、ここはそろっていません。どうするかは、ここでは決めません。

出典 NEDO「日本における風力発電の状況」 / 2026年9月時点の情報

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