家計を整える

変動費を毎月我慢するより、固定費を1回見直す方が楽?

続いた月数を入れると、順番が入れ替わります。

このページの要点

外食を月5,000円減らせば1年で60,000円。保険の見直しで月3,000円なら36,000円。予定では外食のほうが大きい額です。ところが外食が7か月で止まると35,000円になり、36,000円を下回ります。分かれ目は36,000 ÷ 5,000 = 7.2か月。達成率でいえば予定の60%です。

最終更新 2026年9月14日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 固定費
  2. 固定費
  3. 固定費

わかる 2 問

  1. 固定費
  2. 固定費

見抜く 3 問

  1. 削減の持続性
  2. 自動的な節約
  3. 固定費

ケースで考える 5 問

  1. 変動費
  2. 削減の持続性
  3. 固定費
  4. 削減の持続性
  5. 削減の持続性

判断する 2 問

  1. 削減の持続性
  2. 心理的負担

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

資料は「補償重複」という言葉を説明しています。

どんな状態を指しますか。

  • A 保険料を二重に払う状態

    保険料の払い方の話ではありません。

  • B 同種の補償が複数ある状態 正解

    正解です。同種の補償が複数ある状態です。

  • C 保険金が二倍になる状態

    保険金が二倍になるとは書かれていません。

  • D 契約が二つとも無効になる状態

    無効になるとは書かれていません。

同一の被保険利益について同種の補償が複数ある状態です。

知る家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 補償重複は同一の被保険利益について同種の補償が複数ある状態
  • 補償重複は注意喚起情報の項目に入っている
  • 同種の保険契約が他にある場合は補償重複となることがある
  • 約款は契約者に対して拘束力を持つと考えられている
  • 自動更新の場合は保険契約継続証が送付される

日本損害保険協会 損害保険Q&A から。

資料は「補償重複とは、複数の損害保険契約の締結により、同一の被保険利益について同種の補償が複数存在している状態をいう。」としています。そしてこれは「注意喚起情報」の項目として、契約前に説明すべき事項に挙げられています。「補償内容が同種の保険契約が他にある場合は、補償重複となることがあること」「補償重複の場合の保険金の支払に係る注意喚起」「補償重複の主な事例」の三つです。契約が無効になるわけでも、保険金が二倍になるわけでもありません。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

「同じ補償が二つあれば、保険金も二倍もらえる」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 二倍もらえる

    二倍になるとは書かれていません。

  • B 補償重複にはならない

    同種の補償が複数あれば補償重複です。

  • C 契約が一つ無効になる

    無効になるとは書かれていません。

  • D 注意喚起の対象になる 正解

    正解です。注意喚起すべき事項に挙がっています。

補償重複は注意喚起すべき事項に挙がっています。

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重なっている補償がないか、契約前に確かめる

同じ補償が二つあれば二倍もらえると考える

補償重複は注意喚起情報の項目に入っている。

資料は「注意喚起情報」の項目として「補償重複に関する以下の事項」を挙げ、その中に「補償重複の場合の保険金の支払に係る注意喚起」を含めています。契約前に注意を促す対象になっているということで、二倍になるから得だという話ではありません。同種の補償が複数あることそのものが補償重複であり、契約が無効になるとも書かれていません。減らせる余地がここにある、という読み方になります。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 補償重複は注意喚起の項目 正解

    通ります。注意喚起情報の項目です。

  • B 約款は契約者を拘束しない

    拘束力を持つと考えられています。

  • C 保険証券に保険料は載らない

    保険料なども記載されています。

  • D 自動更新でも新しい証券が届く

    新たな保険証券は発行されません。

注意喚起情報の項目に入っています。

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注意喚起情報の項目(一部)

  • クーリング・オフ
  • 告知義務等の内容
  • 解約と解約返戻金の有無
  • セーフティネット
  • 補償重複に関する事項

資料はこのほかに責任開始期なども挙げている。

資料は「注意喚起情報」の項目(コ)として「補償重複に関する以下の事項」を挙げています。約款については「契約者に対して拘束力を持つと考えられています」とあり、拘束しないわけではありません。保険証券には「保険の対象、保険金額、保険料などが記載され」ています。そして「自動的に契約を更新させるように設定した場合には、新たな保険証券は発行されず、保険契約継続証が送付されます。」とされています。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

四つの書類を、その中身と組み合わせてください。

答え 重要事項説明書 … 契約概要と注意喚起情報が書かれている/約款 … 保険会社の責任や契約者の義務を定める/保険証券 … 保険の対象や保険金額などを記載/保険契約継続証 … 自動更新のときに送られる

資料は書類ごとに役割を分けています。

わかる家計を整える★★★
書類主な中身
重要事項説明書契約概要・注意喚起情報
約款普通保険約款と特約条項
保険証券保険の対象・保険金額・保険料など
保険料領収証口座振替などの場合を除く

資料が挙げている四つの書類。

資料は契約に使用される書類として、重要事項説明書(契約概要・注意喚起情報)、約款、保険証券、保険料領収証の四つを挙げています。約款は「保険会社の責任(補償内容)や契約者・被保険者の義務等を定めており」、保険証券には「保険の対象、保険金額、保険料などが記載され」ています。また「自動的に契約を更新させるように設定した場合には、新たな保険証券は発行されず、保険契約継続証が送付されます。」とされています。固定費が自動で続くというのは、こういう形をとります。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 補償重複は同種の補償が複数ある状態/約款は契約者に拘束力を持つ/自動更新では保険契約継続証が送られる

金額は、この資料には出てきません。

わかる家計を整える★★★★

資料に書かれている

  • 補償重複の定義
  • 注意喚起情報の項目
  • 契約に使用される4つの書類

資料に書かれていない

  • 保険料の金額
  • 重複を外したときに減る額
  • どの契約を外すべきか

この回の金額はすべてこちらで置いた例。

資料が書いているのは、補償重複が同一の被保険利益について同種の補償が複数存在している状態であること、約款は「契約者に対して拘束力を持つと考えられています」ということ、自動更新の場合は新たな保険証券ではなく保険契約継続証が送付されることです。保険金が二倍になるという記述はなく、保険料の目安の金額も書かれていません。この回に出てくる3,000円や5,000円は、すべてこちらで置いた例です。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

外食の削減が保険の見直しを上回るのは、_以上続いたときです。

  • A 8か月 正解

    正解です。7.2か月をこえるのは8か月からです。

  • B 3か月

    3か月では15,000円にしかなりません。

  • C 12か月

    12か月まで続く必要はありません。

  • D 1か月あれば足りる

    1か月では5,000円だけです。

36,000 ÷ 5,000 = 7.2 の分です。

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36,000÷5,0007.2か月

36,000 ÷ 5,000 = 7.2なので、7か月では足りず、8か月続いてはじめて上回ります。8か月なら5,000 × 8 = 40,000円で、36,000円との差は4,000円。7か月だと35,000円で、1,000円足りません。分かれ目は7か月と8か月のあいだにあります。達成率でいえば36,000 ÷ 60,000 = 0.6で、予定の60%を超えられるかどうかということです。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

予定では外食の60,000円が、保険の36,000円を上回っていました。

実績で見ると、何が起きましたか。

  • A 額が両方とも増えた

    外食のほうは減っています。

  • B 保険の額が下がった

    保険は36,000円のままです。

  • C 順番が入れ替わった 正解

    正解です。35,000円と36,000円で逆になります。

  • D 差が10倍以上に開いた

    差は1,000円しかありません。

35,000円と36,000円で逆になります。

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同じ二つを、予定と実績で

予定の外食
5,000 × 12 = 60,000円
予定の保険
3,000 × 12 = 36,000円
実績の外食
5,000 × 7 = 35,000円
実績の保険
36,000円のまま

保険の36,000円は動きません。手続きが1回で終わっているので、12という数がそのまま入り続けます。動いたのは外食のほうで、12が7になり60,000円が35,000円になりました。その結果、大きいほうと小さいほうが入れ替わります。差はたった1,000円ですが、どちらを選ぶかという話では向きが逆になります。片方だけ月数が変わりうる、というところが効いています。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

契約に使用される書類を、資料に挙げられている順に並べてください。

答え 重要事項説明書 → 約款 → 保険証券 → 保険料領収証

資料は(1)から(4)まで番号を振っています。

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契約に使用される書類
  • (1) 重要事項説明書 → 契約概要と注意喚起情報
  • (2) 約款 → 普通保険約款と特約条項
  • (3) 保険証券 → 契約内容の証拠
  • (4) 保険料領収証 → 口座振替などの場合を除く

補償重複の記載は(1)の注意喚起情報の中にある。

資料は「(1) 重要事項説明書(契約概要・注意喚起情報)(2) 約款 (3) 保険証券 (4) 保険料領収証(口座振替などの場合を除く。)」の順に挙げ、「内容を確認のうえ、大切に保管しておいてください。」としています。補償重複について書かれているのは、最初の重要事項説明書の中の注意喚起情報です。見直せる余地があるかどうかは、契約のときに渡された書類の1番目に載っている、ということになります。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんは外食を月5,000円減らそうと決めました。

1年続けられたとすると、いくら減りますか。

答え 60000円

5,000 × 12 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 月5,000円(変動費)外食の削減
  • 5,000 × 12 = 60,000円予定の額
  • 月3,000円(固定費)保険の見直し
  • 3,000 × 12 = 36,000円こちらの額

金額はこちらで置いた例。

5,000 × 12 = 60,000円です。これは12か月とも続いた場合の額で、いわば予定の額。実際に減るかどうかは、何か月続いたかで決まります。同じ計算式でも、12のところに入る数が変われば答えが変わります。まずは予定の額を出しておき、あとで月数を差し替えられるようにしておきます。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

月5,000円の外食削減は、7か月で続かなくなりました。

実際に減ったのは、いくらですか。

  • A 60,000円

    60,000円は12か月続いた場合です。

  • B 25,000円

    25,000円は続かなかった5か月分です。

  • C 35,000円 正解

    正解です。5,000 × 7 = 35,000円です。

  • D 5,000円だけ

    5,000円は1か月分です。

5,000 × 7 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 予定の額(円)
  • 実績の額(円)

差の25,000円は、続かなかった5か月分。

5,000 × 7 = 35,000円です。予定の60,000円との差は25,000円で、これは残りの5か月分(5,000 × 5)にあたります。計算式は同じで、かける数が12から7に変わっただけ。ところがこの一つの数の違いで、保険の見直しの36,000円を下回ります。予定の額だけを並べていると、この逆転は見えません。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

重なっていた補償を一つ外して、保険料が月3,000円下がりました。

1年ではいくら減りますか。

答え 36000円

3,000 × 12 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 外食の予定(円)
  • 保険の見直し(円)

予定どうしでは外食が大きい。金額はこちらで置いた例。

3,000 × 12 = 36,000円です。こちらは手続きが1回で終わるので、12という数がそのまま入ります。続いた月数を数える必要がありません。外食の予定60,000円と比べると小さい額に見えますが、外食のほうは12が入るとはかぎりません。二つを並べるときは、片方だけ月数が変わりうることに気をつけます。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

外食の実績は35,000円、保険の見直しは36,000円でした。

差は、いくらですか。

  • A 25,000円

    25,000円は予定と実績の差です。

  • B 1,000円 正解

    正解です。保険のほうが1,000円多くなります。

  • C 71,000円

    71,000円は二つを足した額です。

  • D 差はまったくない

    1,000円の差がついています。

36,000 − 35,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
予定 外食60,000円 > 保険36,000円実績 外食35,000円 < 保険36,000円差は1,000円分かれ目 36,000 ÷ 5,000 = 7.2か月

金額はこちらで置いた例。

36,000 − 35,000 = 1,000円で、保険の見直しのほうが多くなります。予定では60,000円と36,000円で24,000円の開きがあり、外食のほうが大きい額でした。実績では1,000円だけ逆になります。25,000円は予定と実績の差(60,000 − 35,000)、71,000円は二つを足した額です。わずか1,000円ですが、大きいほうと小さいほうが入れ替わっています。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

外食の削減が、7か月ではなく8か月続いたとします。

減るのは、いくらですか。

答え 40000円

5,000 × 8 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 7か月なら 5,000 × 7 = 35,000円(1,000円足りない)
  2. 8か月なら 5,000 × 8 = 40,000円(4,000円上回る)
  3. 分かれ目は 36,000 ÷ 5,000 = 7.2か月

金額はこちらで置いた例。

5,000 × 8 = 40,000円で、保険の見直しの36,000円を4,000円上回ります。7か月だと35,000円で1,000円足りませんでした。1か月の違いで、1,000円足りない側から4,000円上回る側へ移ります。分かれ目が7.2か月なので、7と8のあいだにちょうど線が引かれている形です。月数を一つ動かすだけで、答えの向きが変わります。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

外食を減らす試みは、3か月で続かなくなりました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 1回で決まる支出があるか 正解

    正解です。12がそのまま入る側を探します。

  • B 去年の外食費との差

    去年との差では月数が出ません。

  • C 友人の外食の回数

    他人の回数でも月数は出ません。

  • D いちばん高かった日の食事代

    1日分では月数が出ません。

月数が掛からない側を探します。

判断家計を整える★★★★
  1. 3か月15,000円
  2. 7か月35,000円
  3. 7.2か月保険の36,000円と並ぶ
  4. 8か月40,000円

金額はこちらで置いた例。

3か月なら5,000 × 3 = 15,000円で、保険の36,000円には遠く届きません。続く月数が読めないなら、月数が掛からない側を探すことになります。契約で決まっている支出は、1回の手続きで12か月とも同じだけ下がります。去年との差や他人の回数、1日の食事代からは、続く月数も、1回で決まる支出の有無も出てきません。どちらを選ぶかは、そのあとの話です。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

「外食を我慢すれば年6万円だから、そっちのほうが大きい」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 外食の順位

    順位では月数が出ません。

  • B 去年との差

    去年との差でも出ません。

  • C いちばん高い店

    高い店を調べても月数は出ません。

  • D 何か月続く見込みか 正解

    正解です。ここで額が決まります。

12が入るかどうかで額が変わります。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 続く月数を入れて計算すると、実際に近い額が出せる
  • 1回で決まる支出は、月数が掛からない

デメリット

  • 12か月分で計算すると、実際より大きく見える
  • わずか1,000円の差で、選ぶ側が入れ替わることがある

どちらを選ぶかは、この回では決めない。

60,000円は12か月続いた場合の額です。7か月なら35,000円で、保険の36,000円を下回ります。分かれ目は7.2か月、達成率でいえば予定の60%。順位や去年との差、いちばん高い店を見ても、この月数は出てきません。どちらを選ぶかは人によって違うので、ここでは決めません。予定の額に月数を入れて出し直すところまでが、この回の範囲です。

出典 日本損害保険協会「損害保険Q&A Ⅳ.損害保険の契約について」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

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