家計を整える

100万円貯まった。でも住宅資金に使ったら緊急資金がゼロになる?

残すと決めた額から、出せる上限を逆算します。

このページの要点

預金1,000,000円のうち生活費3か月分600,000円を残すと決めれば、頭金に出せるのは400,000円(預金の40%)。購入直後に修理費300,000円が来ると、残高600,000円から出しても3か月分が1.5か月分に半減します。修理費も見込んで900,000円残すなら頭金は100,000円。残す額が1.5倍になると、出せる額は4分の1になります。

最終更新 2026年9月25日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 目的別資金
  2. 優先順位
  3. 目的別資金

わかる 2 問

  1. 目的別資金
  2. 目的別資金

見抜く 3 問

  1. 住宅資金
  2. 残高
  3. 優先順位

ケースで考える 5 問

  1. 住宅資金
  2. 住宅資金
  3. 緊急資金
  4. 残高
  5. 緊急資金

判断する 2 問

  1. 緊急資金
  2. 住宅資金

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

住宅リフォーム・紛争処理支援センターの資料は、2024年度の電話相談の件数を示しています。

リフォームに関する相談は、何件とされていますか。

  • A 11,682件

    11,682件は新築住宅に関する相談です。

  • B 5,546件

    5,546件はその他相談です。

  • C 11,920件 正解

    正解です。資料は11,920件としています。

  • D 30,812件をこえる

    30,812件は合計のほうです。

資料は11,920件としています。

知る家計を整える★★★
相談の区分件数
新築住宅に関する相談11,682件
既存住宅売買に関する相談1,664件
リフォームに関する相談11,920件
その他相談5,546件
新規相談件数(合計)30,812件

住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」2024年度から。前年度比5.4%減。

資料はリフォームに関する相談を11,920件としています。11,682件は新築住宅に関する相談で、リフォームのほうが238件多くなっています。5,546件はその他相談。30,812件は新規相談件数の合計で、区分別の件数を足すとちょうどこの数になります。どの区分の数字かを合わせて読みます。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

「リフォームに関する相談は、新築住宅に関する相談より少ない」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 新築より少ない

    リフォームのほうが多いです。

  • B 件数は同じである

    238件の差があります。

  • C 資料には件数が書かれていない

    件数は本文に書かれています。

  • D 新築より238件多い 正解

    正解です。リフォームのほうが238件多いです。

11,920件と11,682件で、リフォームのほうが多いです。

知る家計を整える★★★★

残すと決めた額を先に引いて、頭金の上限を出す

頭金を先に決めて、残る額はあとで数える

全額出すと、直後の修理費300,000円がどこからも出てこない。

資料はリフォームに関する相談を11,920件、新築住宅に関する相談を11,682件としています。11,920 − 11,682 = 238件でリフォームのほうが多く、相談全体に占める割合も約38.7%と約37.9%です。ただしこれは相談の件数で、住宅の故障や修理がどれくらい起きるかを示すものではありません。相談していない人は入っていません。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 2024年度の新規相談件数は32,569件である

    30,812件です。32,569件は前年度に近い数です。

  • B 既存住宅売買に関する相談は1,664件である 正解

    通ります。資料のとおりです。

  • C その他相談は11,920件である

    5,546件です。11,920件はリフォームです。

  • D 2024年度の新規相談件数は前年度比5.4%増である

    5.4%減とされています。

資料は1,664件としています。

知る家計を整える★★★★

2024年度の新規相談件数 30,812件

  • リフォームに関する相談 11,920件(約38.7%)
  • 新築住宅に関する相談 11,682件(約37.9%)
  • その他相談 5,546件(約18.0%)
  • 既存住宅売買に関する相談 1,664件(約5.4%)

割合を足すと100.0%になる。前年度比は5.4%減。

資料は既存住宅売買に関する相談を1,664件としています。2024年度の新規相談件数は30,812件で、32,569件ではありません(前年度比5.4%減なので、前年度はおよそ32,570件になります)。その他相談は5,546件で、11,920件はリフォームに関する相談です。前年度比は「減」で「増」ではありません。増えたか減ったかも一つずつ確かめます。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

相談の区分と、その件数を組み合わせてください。

答え 新築住宅に関する相談 … 11,682件/既存住宅売買に関する相談 … 1,664件/リフォームに関する相談 … 11,920件/その他の相談 … 5,546件

足すと30,812件になります。

わかる家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 2024年度の新規相談件数は30,812件(前年度比5.4%減)
  • 内訳を足すとちょうど30,812件になる
  • リフォームに関する相談は新築住宅に関する相談より238件多い
  • いちばん少ないのは既存住宅売買に関する相談の1,664件
  • リフォームは既存住宅売買の約7.2倍

相談件数であって、故障や修理が起きる割合ではない。

資料では新築住宅に関する相談が11,682件、既存住宅売買に関する相談が1,664件、リフォームに関する相談が11,920件、その他相談が5,546件です。足すと 11,682 + 1,664 + 11,920 + 5,546 = 30,812件で、新規相談件数とぴったり一致します。内訳の合計と全体が合うかどうかは、こうして確かめられます。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 2024年度の新規相談件数は30,812件とされている/リフォームに関する相談は11,920件とされている/新規相談件数は前年度比5.4%減とされている

資料は相談件数についてのものです。

わかる家計を整える★★★★

資料が示していること

  • 2024年度の新規相談件数30,812件
  • 区分別の件数(内訳の合計と一致する)
  • 前年度比5.4%減
  • リフォームのほうが新築より多いこと

資料が示していないこと

  • 頭金の目安
  • 緊急資金を何か月分残すか
  • 故障や修理が起きる割合

相談していない人は件数に入っていない。

資料が示しているのは、2024年度の新規相談件数が30,812件であること、リフォームに関する相談が11,920件であること、前年度比5.4%減であることです。住宅の頭金の目安や、緊急資金を何か月分残すべきかは書かれていません。この回の金額はすべてこちらで置いた例です。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

修理費も見込んで900,000円残すなら、頭金は_になります。

  • A 400,000円

    400,000円は緊急資金だけ残した場合です。

  • B 600,000円

    600,000円は緊急資金の額です。

  • C 100,000円 正解

    正解です。1,000,000 − 900,000 = 100,000円です。

  • D 300,000円まで

    300,000円は修理費の額です。

1,000,000 − 900,000 の分です。

見抜く家計を整える★★★★
残す額 600,000円 → 頭金 400,000円(40%)→残す額 900,000円 → 頭金 100,000円(10%)→残す額は1.5倍→頭金は4分の1

引き算で出るので、増減の割合はそろわない。

1,000,000 − 900,000 = 100,000円です。預金の10%しか出せません。400,000円は緊急資金だけを残した場合、600,000円はその緊急資金の額そのもの、300,000円は修理費の額です。残す額を300,000円増やしただけで、出せる額は300,000円減ります。増えた分と減った分は同じ額ですが、元の額に対する割合はまったく違います。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

頭金に預金1,000,000円を全額出しました。

同時に決まるのは、どれですか。

  • A 生活費の額

    生活費は200,000円のままです。

  • B 残る緊急資金 正解

    正解です。残るのは0円に決まります。

  • C 修理費の額

    修理費の額は家計の外で決まります。

  • D 住宅を買った月

    買った月も別に決まります。

引き算の答えが一つに決まります。

見抜く家計を整える★★★★

預金1,000,000円で頭金を考える世帯

全額出す
頭金1,000,000円・残高0円
3か月分を残す
頭金400,000円・残高600,000円
修理費も残す
頭金100,000円・残高900,000円
修理費300,000円が来る
全額出していれば出せない
400,000円の場合
残るのは300,000円(1.5か月分)

生活費200,000円も、修理費300,000円も、買った月も、頭金の額を決めたから決まるものではありません。決まるのは 1,000,000 − 1,000,000 = 0円という残る緊急資金のほうです。頭金を決めるとは、残る額を決めることでもあります。0にすると、直後の300,000円が出せません。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

2024年度の相談件数を、多い順に並べてください。

答え 11,920件(リフォームに関する相談) → 11,682件(新築住宅に関する相談) → 5,546件(その他相談) → 1,664件(既存住宅売買に関する相談)

上の二つは差が小さいです。

見抜く家計を整える★★★★
  1. リフォーム11,920件
  2. 新築住宅11,682件
  3. その他5,546件
  4. 既存住宅売買1,664件

合わせて30,812件。上の二つの差は238件。

リフォーム11,920件、新築住宅11,682件、その他5,546件、既存住宅売買1,664件の順です。上の二つの差は238件しかありません。足すと30,812件で新規相談件数と一致します。いちばん多いリフォームは、いちばん少ない既存住宅売買の約7.2倍。買う前の相談と、買ったあとの相談がほぼ同じ数だけある形です。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

預金は1,000,000円です。生活費は月200,000円で、緊急資金として3か月分を残すと決めました。

頭金に出せる上限は、いくらですか。

答え 400000円

1,000,000 − 600,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 1,000,000円預金
  • 月200,000円生活費
  • 600,000円残す緊急資金(3か月分)
  • 400,000円(預金の40%)頭金に出せる上限

金額はこちらで置いた例。100万円はミッションの指定額。

200,000 × 3 = 600,000円を残すので、1,000,000 − 600,000 = 400,000円が上限です。預金の40%にあたります。頭金をいくら出せるかは、残すと決めた額のほうで決まります。先に頭金を決めると、残る額は結果として出てくるだけになります。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

預金1,000,000円のうち、頭金に出せるのは400,000円です。

預金に占める割合は、どれですか。

  • A 40% 正解

    正解です。400,000 ÷ 1,000,000 = 0.40です。

  • B 60%

    60%は残す600,000円の割合です。

  • C 30%

    30%になる割り算はありません。

  • D 250%になる

    割る向きが逆になっています。

400,000 ÷ 1,000,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
400,000÷1,000,000×100=40%

400,000 ÷ 1,000,000 = 0.40なので40%です。60%は残す600,000円のほうの割合で、足すと100%になります。30%になる割り算はここにありません。250%は割る向きを逆にした場合。残す額を決めれば、この40%という上限が自動的に決まります。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

緊急資金600,000円のほかに、購入直後の修理費300,000円も残しておくことにしました。

残す額は、いくらになりますか。

答え 900000円

600,000 + 300,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 緊急資金(生活費3か月分 600,000円)
  2. 購入直後の修理費(300,000円)
  3. 残す額 600,000 + 300,000 = 900,000円
  4. 頭金に出せる額 1,000,000 − 900,000 = 100,000円
  5. 残す額は1.5倍、出せる額は4分の1

引き算なので、残す額が預金に近づくほど大きく効く。

600,000 + 300,000 = 900,000円です。預金1,000,000円のうち900,000円を残すので、頭金に出せるのは 1,000,000 − 900,000 = 100,000円。残す額が600,000円から900,000円へ1.5倍になっただけで、出せる額は400,000円から100,000円へ4分の1になります。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

残す額を600,000円から900,000円に増やしました。1.5倍です。

頭金に出せる額は、どうなりますか。

  • A 4分の1 正解

    正解です。400,000円から100,000円になります。

  • B 1.5分の1

    引き算なので、そうはなりません。

  • C 半分

    半分は残す額が800,000円のときです。

  • D 変わらないままである

    出せる額は変わります。

400,000円から100,000円になります。

ケース家計を整える★★★★
  • 残す額600,000円のとき(円)
  • 残す額900,000円のとき(円)

残す額は1.5倍、出せる額は4分の1になる。

400,000円から100,000円になるので 100,000 ÷ 400,000 = 0.25で4分の1です。残す額が1.5倍でも、出せる額は1.5分の1にはなりません。出せる額は「預金 − 残す額」という引き算で出るので、残す額が預金に近づくほど、わずかな上積みが大きく効きます。半分になるのは残す額が800,000円のときです。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

頭金を400,000円にとどめたので、残高は600,000円あります。購入直後に修理費300,000円を出しました。

残るのは、いくらですか。

答え 300000円

600,000 − 300,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 残高(円)
  • 修理費(円)
  • 残る額(円)

3か月分が1.5か月分に半減する。

600,000 − 300,000 = 300,000円です。生活費200,000円で割ると 300,000 ÷ 200,000 = 1.5か月分。残すと決めた3か月分が1.5か月分に半減しました。出せたことと、守れたことは別です。もし頭金に全額出していれば、この300,000円はどこからも出てきません。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

住宅を買った直後に、修理費300,000円が必要になりました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 残した額で足りるか 正解

    正解です。残した額で決まります。

  • B 去年の預金との差

    去年との差では判断できません。

  • C 同年代の平均頭金

    平均でも判断できません。

  • D いちばん預金が多かった月の額

    過去の最高額でも判断できません。

出せるかどうかは、残した額で決まります。

判断家計を整える★★★★
購入直後に修理費300,000円が必要になる
  • 頭金を400,000円にとどめた → 出せるが残りは1.5か月分
  • 頭金に全額出した → どこからも出てこない
  • 修理費も残していた → 3か月分を守れる
  • 平均や去年を見る → 出せるかどうかは分からない

金額はこちらで置いた例。

頭金を400,000円にとどめていれば残高600,000円あるので300,000円は出せますが、残るのは300,000円で1.5か月分。全額出していれば出せません。残した額がいくらかで、出せるかどうかも、残ったあとが何か月分かも決まります。去年との差や平均頭金、過去にいちばん預金が多かった月の額からは、この判断はできません。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

「100万円貯まったから、そのまま頭金にすればいいでしょう」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 頭金の額

    頭金の額だけでは分かりません。

  • B 去年との差

    去年との差でも分かりません。

  • C 預金の合計

    預金の合計でも分かりません。

  • D 残る額が何か月分か 正解

    正解です。残る額を月数に直します。

残る額を月数に直すと、足りるか分かります。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 残す額を先に決めれば、出せる上限が数で出る
  • 購入直後の出費も入れておけば、3か月分を守れる

デメリット

  • 全額出すと、直後の出費がどこからも出てこない
  • 残す額を1.5倍にすると、出せる額は4分の1になる

何か月分残すべきかは、この回では決めない。

全額出せば残るのは0円で、直後の修理費300,000円が出せません。3か月分600,000円を残せば頭金は400,000円、修理費まで見込めば100,000円です。頭金の額や預金の合計を見ても、残る額が何か月分かは出てきません。資料でも、買ったあとのリフォームに関する相談が新築より238件多くありました。何か月分残すべきかは人によって違うので、ここでは決めません。

出典 住宅リフォーム・紛争処理支援センター「電話相談の実施状況」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

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