現金・預金を活かす

高金利をもらうには1年間引き出せない。途中で使う可能性があっても申し込む?

途中でやめると、それまでの期間までさかのぼって下がります。

このページの要点

年1.5%で1年なら30,000円。でも半年で解約すると中途解約利率の年0.03%がさかのぼって使われ300円、本来の15,000円の50分の1です。半分だけ定期にすれば15,200円で、どちらに転んでも動く額はほぼ同じ約1.5万円になります。

最終更新 2026年9月30日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. キャンペーン金利
  2. 預入期間
  3. 資金用途

わかる 2 問

  1. 流動性
  2. 中途解約

見抜く 3 問

  1. 資金用途
  2. 資金用途
  3. 中途解約

ケースで考える 5 問

  1. 預入期間
  2. 中途解約
  3. キャンペーン金利
  4. 流動性
  5. 預入期間

判断する 2 問

  1. 中途解約
  2. 流動性

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

JICAの資料は、海外協力隊の事業の概要を説明しています。

派遣期間は、原則どれくらいとされていますか。

  • A 原則2年間 正解

    正解です。原則2年間とされています。

  • B 原則1年間

    1年ではなく2年です。

  • C 1か月

    1か月は短期派遣の下限です。

  • D 期間は決まっていない

    原則2年間と書かれています。

資料は「派遣期間は原則2年間」です。

知る現金・預金を活かす★★★★
項目資料の記述
派遣期間原則2年間
短期派遣制度1ヶ月から参加できる
応募できる年齢20〜69歳
募集期間年2回(春・秋)
青年海外協力隊の歴史事業発足から60年以上
これまでの参加者のべ5万人を超える

JICA「JICAボランティア事業の概要」の本文から。

資料は「派遣期間は原則2年間ですが、1ヶ月から参加できる短期派遣制度もあります」としています。1か月は短期派遣の下限で、原則ではありません。原則の2年は24か月なので、短期の1か月と比べると24倍の幅があります。長い期間だけが用意されているわけではありません。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

「JICA海外協力隊は2年間しか選べない」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 2年間しか選べない

    原則は2年ですが、それだけではありません。

  • B 期間は自由に決められる

    自由ではなく、制度として決まっています。

  • C 短期の制度については資料に書かれていない

    同じ文の後半に書かれています。

  • D 1か月からの短期派遣制度もある 正解

    正解です。1ヶ月からの短期派遣制度もあります。

資料は「短期派遣制度もあります」としています。

知る現金・預金を活かす★★★★

途中でやめたときの額を、申し込む前に出しておく

満期まで置ける前提で、キャンペーン金利の額だけを見る

中途解約利率は、預けた期間にさかのぼって使われる。

資料は「派遣期間は原則2年間ですが、1ヶ月から参加できる短期派遣制度もあります」としています。2年が原則ですが、それだけではありません。長い期間に全部を合わせる必要はない、ということです。預金も同じで、全額を1年の定期にするか普通預金にするかの二択ではありません。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 応募できるのは20〜59歳である

    上は69歳までとされています。

  • B 応募できるのは20〜69歳である 正解

    通ります。20〜69歳です。

  • C 募集期間は年4回である

    年2回(春・秋)とされています。

  • D 青年海外協力隊の参加者はのべ5千人を超える

    のべ5万人を超えるとされています。

資料は「20~69歳の方」としています。

知る現金・預金を活かす★★★★

3つの選び方(2,000,000円・1年で見る・税引前)

  • (A)全額を定期にして満期まで 30,000円
  • (B)全額を定期にして半年で解約 300円
  • (C)半分だけ定期・半分は普通預金 15,200円
  • (A)−(C)= 14,800円(使わなかったときに減る分)
  • (C)−(B)= 14,900円(使ったときに守れる分)

2つの向きの大きさが、差100円でほぼ同じになる。

資料は応募できる年齢を20〜69歳としています。59歳までではありません。募集期間は年4回ではなく年2回(春・秋)。参加者はのべ5千人ではなく5万人を超えるとされています。桁と範囲を必ず本文と突き合わせます。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料の項目と、その値を組み合わせてください。

答え 派遣期間 … 原則2年間/短期派遣制度の下限 … 1ヶ月/応募できる年齢 … 20〜69歳/募集期間 … 年2回

原則の期間と短期の下限は別の数です。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料で確かめたこと

  • 派遣期間は原則2年間
  • 1ヶ月から参加できる短期派遣制度もある
  • 募集期間は年2回(春・秋)
  • 応募できるのは20〜69歳
  • 青年海外協力隊は60年以上でのべ5万人を超える

長い期間だけでなく、短い期間の道も用意されている。

資料は派遣期間を原則2年間、短期派遣制度を1ヶ月から、応募できる年齢を20〜69歳、募集期間を年2回(春・秋)としています。年齢の幅は 69 − 20 + 1 = 50歳ぶん、募集が年2回なら1回見送っても次は約6か月後です。期間も機会も一つではありません。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 派遣期間は原則2年間とされている/1ヶ月から参加できる短期派遣制度もあるとされている/募集期間は年2回とされている

資料は国際協力の事業についてのものです。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料が示していること

  • 派遣期間は原則2年間
  • 1ヶ月からの短期派遣制度もある
  • 募集期間は年2回(春・秋)
  • 応募できる年齢と国籍

資料が示していないこと

  • 定期預金の中途解約利率
  • 利息にかかる税率
  • 申し込んだほうがよいか

借りているのは「長い期間と短い期間の両方がある」という形だけ。

資料が示しているのは、派遣期間が原則2年間であること、1ヶ月からの短期派遣制度もあること、募集期間が年2回であることです。中途解約利率も税率も、この資料には出てきません。年1.5%と年0.03%はこちらで置いた例、20.315%は国税庁の資料による制度の数字です。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

1,000,000円だけ定期にして満期まで置き、残りを普通預金にすると、1年の合計は_になります。

  • A 30,000円

    30,000円は全額を満期まで置いた場合です。

  • B 300円

    300円は全額を半年で解約した場合です。

  • C 15,200円 正解

    正解です。15,000 + 200 = 15,200円です。

  • D 半分では出せない

    2つに分けて足せば出せます。

15,000円と200円を足します。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
(A)全額を定期・満期まで 30,000円→(C)半分を定期・半分を普通預金 15,200円→(B′)全額を普通預金に半年 200円→(B)全額を定期・半年で解約 300円

(A)−(C)= 14,800円、(C)−(B)= 14,900円。差は100円だけ。

定期1,000,000円で 1,000,000 × 0.015 = 15,000円、普通預金1,000,000円で 1,000,000 × 0.0002 = 200円。合計15,200円です。30,000円は全額を満期まで置けた場合、300円は全額を半年で解約した場合。ちょうど真ん中あたりに着地します。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

半分だけ定期にすると、使わなかったときは全額定期より14,800円少なくなります。使ったときは全額定期を解約するより14,900円多くなります。

この2つを比べると、どうなっていますか。

  • A 守れる額のほうがずっと大きい

    差は100円しかありません。

  • B 減る額のほうがずっと大きい

    差は100円しかありません。

  • C ほぼ同じ額になる 正解

    正解です。差は100円でほぼ同じです。

  • D 比べられない

    どちらも円なので比べられます。

14,800円と14,900円で差は100円です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★

半分だけ定期にした場合(1年・税引前)

半年後に使わなかったら
15,200円(全額定期なら30,000円)
そのときの差
14,800円少ない
半年後に使ったら
15,200円(全額定期を解約なら300円)
そのときの差
14,900円多い
2つの差
100円だけ。ほぼ同じ大きさ

差は100円だけで、ほぼ同じ約1.5万円です。つまり「半分だけ定期にする」という選び方は、どちらに転んでも真ん中に着地します。全額を賭けると、当たれば30,000円、外れれば300円という開き方になります。どちらを選ぶかは、使う可能性をどう見るかで変わります。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

四つの額を、大きい順に並べてください(元金2,000,000円・税引前)。

答え 30,000円(全額を定期で満期まで) → 15,200円(半分を定期・半分を普通預金) → 7,500円(中途解約利率が年0.75%だった場合) → 300円(半年で解約・年0.03%)

中途解約利率の決め方でも大きく動きます。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
  1. 預け入れ時2,000,000円を年1.5%・1年もので預ける
  2. 半年後ここで解約すると年0.03%がさかのぼって使われ300円
  3. 1年後(満期)最後まで置けば年1.5%で30,000円
  4. 満期後通常金利に戻る(第186回の範囲)

金利も中途解約利率もこちらで置いた例。資料には出てこない。

30,000円、15,200円、7,500円、300円の順です。同じ「半年で解約」でも、中途解約利率が年0.75%なら7,500円、年0.03%なら300円で25倍違います。だから商品を選ぶときは、キャンペーン金利より先に中途解約の条件を見ることになります。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんは2,000,000円を「1年もの 年1.5%」の定期預金に入れようとしています。満期まで置いた場合を考えます。

1年の利息は、税を引く前でいくらですか。

答え 30000円

2,000,000 × 0.015 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 2,000,000円Aさんのお金
  • 30,000円(税引後23,906円)満期(1年)まで置けたら
  • 300円(税引後240円)半年で解約したら
  • 15,200円(税引後12,113円)半分だけ定期にしたら
  • 1,000,000円半年後に必要かもしれない額

金利も中途解約利率も、こちらで置いた例。資料には出てこない。

2,000,000 × 0.015 = 30,000円です。税を引くと23,906円。ただしこれは満期まで置けた場合の額です。この商品は満期まで置く前提なので、途中でやめた場合は別の計算になります。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

この商品は途中でも解約できますが、その場合は中途解約利率の年0.03%が、預けた期間にさかのぼって使われます。半年で解約したとします。

利息は、税を引く前でいくらですか。

  • A 15,000円

    15,000円はキャンペーン金利のままなら、です。

  • B 300円 正解

    正解です。2,000,000 × 0.0003 × 0.5 = 300円です。

  • C 200円

    200円は普通預金に半年置いた場合です。

  • D 30,000円

    30,000円は満期まで置けた場合です。

2,000,000 × 0.0003 × 6 ÷ 12 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
300÷15,000×1=50分の1

2,000,000 × 0.0003 × 0.5 = 300円です。15,000円はキャンペーン金利がそのまま半年ぶん付いた場合、200円は普通預金に半年置いた場合、30,000円は満期まで置けた場合。300円は15,000円の50分の1で、普通預金の200円との差は100円しかありません。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

もしキャンペーン金利の年1.5%が、そのまま半年ぶん付いたとします。元金は2,000,000円です。

利息は、税を引く前でいくらになりますか。

答え 15000円

2,000,000 × 0.015 × 6 ÷ 12 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • キャンペーン金利で半年ぶん(円)
  • 半年で解約したときの利息(円)

15,000 ÷ 300 = 50倍。さかのぼって年0.03%になる。

2,000,000 × 0.015 × 0.5 = 15,000円です。ところが実際に半年で解約すると300円。15,000 ÷ 300 = 50倍の開きがあります。途中でやめると、それまでの期間までさかのぼって低い率になるからです。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

半年で解約した場合は300円でした。はじめから全額を普通預金(年0.02%)に置いて半年たった場合は200円です。

2つの差は、いくらですか。

  • A 100円 正解

    正解です。300 − 200 = 100円です。

  • B 300円

    300円は解約した場合の利息です。

  • C 15,000円

    15,000円はキャンペーン金利のままなら、です。

  • D 同じ額になる

    100円の差があります。

300 − 200 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 全額を定期・満期まで(円)
  • 半分を定期・半分を普通預金(円)
  • 全額を定期・半年で解約(円)
  • 全額を普通預金に半年(円)

税引前。解約するなら普通預金との差は100円しかない。

300 − 200 = 100円です。途中で解約するつもりなら、はじめから普通預金に置いていたのとほとんど変わりません。1年間引き出せないという制約を受け入れた見返りは、満期まで置けたときにだけ出てきます。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

資料によると、青年海外協力隊は事業発足から60年以上で、これまでにのべ5万人を超える方々が参加しています。5万人を60年で割ってみます。

1年あたりおよそ何人になりますか(整数で)。

答え 833人

50,000 ÷ 60 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  1. 満期まで置けた場合の利息を出す
  2. 途中でやめた場合の利率を確かめる
  3. その率で、預けた期間ぶんの利息を出す
  4. 使うかもしれない分を外して、残りだけ預けた場合も出す
  5. 3つを並べて、どちらに転んでもいくらかを見る

金利の高さより先に「いつ使うか」と「やめたらいくらか」を見る。

50,000 ÷ 60 = 833.3… で約833人です。資料は「のべ5万人を超える」「60年以上」としているので、少なくともこのくらい、という読み方になります。合計だけ見ると大きく見えても、期間で割ると1年あたりの姿が見えます。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

「年1.5%もつくのだから、1年間引き出せなくても申し込んだほうがいいでしょう」と聞きました。

一緒に確かめておくのは、どれでしょう。

  • A 使う時期と解約の条件 正解

    正解です。使う時期と解約の条件を見ます。

  • B 書いてある金利だけを見る

    金利はもう見えています。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 銀行の数

    銀行の数からは出てきません。

半年で解約すると300円になります。

判断現金・預金を活かす★★★★
「1年もの 年1.5%、満期まで引き出せない」(2,000,000円)
  • 満期まで置けた → 30,000円
  • 半年で全額解約 → 300円(年0.03%がさかのぼる)
  • 半分だけ定期にする → 15,200円
  • はじめから全額を普通預金 → 1年で400円

金利も中途解約利率もこちらで置いた例。申し込むかどうかは決めない。

半年後に使うことになれば、中途解約利率の年0.03%がさかのぼって使われて300円。普通預金に置いていた200円とほとんど変わりません。半分だけ定期にすれば15,200円です。金利はもう見えていますし、去年の利息や銀行の数からは出てきません。申し込むかどうかは、ここでは決めません。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

「せっかくの高金利だから、全額を入れたほうがいいでしょう」と聞きました。

一緒に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 表示の金利

    金利はもう見えています。

  • B 預ける額

    預ける額をどう分けるかが問題です。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 使う時期と分け方 正解

    正解です。使う時期と分け方を見ます。

全額だと30,000円か300円に分かれます。

判断現金・預金を活かす★★★

メリット

  • 途中でやめたときの額を出せば、申し込む前に見比べられる
  • 使うかもしれない分を外せば、どちらに転んでも真ん中に着地する

デメリット

  • 中途解約利率は預けた期間にさかのぼって使われる(半年で50分の1)
  • 解約するつもりなら、普通預金との差は100円しかない

申し込むかどうかは、この回では決めない。使う可能性の見方も決めない。

全額を入れると、満期まで置けて30,000円か、途中で解約して300円かに分かれます。半分だけにすれば15,200円で、どちらに転んでも動く額は約1.5万円。JICA海外協力隊も、原則2年のほかに1ヶ月からの短期派遣制度がありました。長いほうだけに合わせる必要はありません。どうするかは、ここでは決めません。

出典 JICA「JICAボランティア事業の概要」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

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