家計を整える

1日500円のコンビニ。1年でいくら使っている?

単価に日数をかけるまで、額は決まりません。

このページの要点

1日500円は単価であって、支出の額ではありません。毎日なら500 × 365 = 182,500円、平日だけ(週5日×52週=260日)なら130,000円。差は52,500円で、日数の差105日ぶんにあたります。朝と夕で1日2回になれば1,000円で、毎日365,000円とちょうど倍になります。

最終更新 2026年9月25日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 習慣支出
  2. 習慣支出
  3. 習慣支出

わかる 2 問

  1. 習慣支出
  2. 習慣支出

見抜く 3 問

  1. 日額支出
  2. 年間換算
  3. 習慣支出

ケースで考える 5 問

  1. 日額支出
  2. 頻度
  3. 年間換算
  4. 頻度
  5. 年間換算

判断する 2 問

  1. 頻度
  2. 日額支出

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

資料は2025年の業態別の販売額について書いています。

コンビニエンスストアの販売額は、前年比どれだけですか。

  • A 1.4%増

    1.4%増は小売業全体の数字です。

  • B 4.7%増

    4.7%増はスーパーの数字です。

  • C 3.4%増 正解

    正解です。前年比3.4%の増加です。

  • D 1.8%の減少

    1.8%の減少は百貨店です。

資料は前年比3.4%の増加としています。

知る家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 2025年の商業販売額は約635兆円で前年比1.3%増加
  • 小売業は約4分の1を占め、前年比1.4%増加
  • コンビニエンスストアは前年比3.4%増加で5年連続の増加
  • 店舗数も4年ぶりの増加となった
  • 背景に平均客単価が伸びたことが挙げられている

経済産業省 経済解析室ニュースから。

資料は「コンビニエンスストア販売額は前年比3.4%の増加で、「1店舗当たり販売額」の増加が続くとともに、「店舗数」も4年ぶりの増加となりました。」としています。1.4%増は小売業全体、4.7%増はスーパー、1.8%の減少は百貨店です。またコンビニについては、背景として「平均客単価が伸びたこと」が挙げられています。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

「2025年は小売業全体が増えたのだから、百貨店の販売額も増えた」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 百貨店も増えた

    減少とされています。

  • B 横ばいだった

    横ばいではなく減少です。

  • C 店舗数だけ増えた

    店舗数の減少も続いています。

  • D 5年ぶりの減少 正解

    正解です。5年ぶりの減少です。

資料は前年比1.8%の減少としています。

知る家計を整える★★★★

全体の数字と、その中の一つずつを分けて見る

全体が増えているから中身も増えていると考える

小売業全体は1.4%増だが、百貨店は1.8%減。

資料は「百貨店販売額は前年比1.8%の減少で5年ぶりの減少となりました。「店舗数」の減少が続くとともに、「1店舗当たり販売額」も5年ぶりの減少となりました。」としています。小売業全体は前年比1.4%の増加でしたが、業態ごとに向きは違います。全体が増えているからといって、その中のすべてが増えているとはかぎりません。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A コンビニの店舗数は減少した

    4年ぶりの増加とされています。

  • B コンビニの店舗数は増加した 正解

    通ります。4年ぶりの増加です。

  • C ドラッグストアの販売額は減少

    前年比5.5%の増加です。

  • D 2025年の商業販売額は約635億円

    兆円であって億円ではありません。

4年ぶりの増加とされています。

知る家計を整える★★★★

2025年の商業販売額 約635兆円

  • 卸売業 約4分の3(前年比1.3%増)
  • 小売業 約4分の1(前年比1.4%増)
  • うちコンビニは前年比3.4%増
  • うち百貨店は前年比1.8%減

卸売業と小売業はともに5年連続の増加。

資料はコンビニエンスストアについて「「店舗数」も4年ぶりの増加となりました」としています。減少ではありません。ドラッグストアの販売額は前年比5.5%の増加で、こちらも減っていません。また2025年の商業販売額は「約635兆円」で、億円ではありません。単位の桁を取り違えないようにします。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

四つの業態を、2025年の販売額の前年比と組み合わせてください。

答え スーパー … 前年比4.7%の増加/コンビニエンスストア … 前年比3.4%の増加/百貨店 … 前年比1.8%の減少/ドラッグストア … 前年比5.5%の増加

一つだけ減っている業態があります。

わかる家計を整える★★★
業態2025年の販売額(前年比)店舗数
ドラッグストア5.5%増3.6%増
スーパー4.7%増増加
家電大型専門店4.1%増0.5%減
コンビニエンスストア3.4%増4年ぶりの増加
ホームセンター0.2%減0.7%増
百貨店1.8%減減少が続く

経済産業省 経済解析室ニュースの記述のまま。

資料はスーパーを前年比4.7%の増加、コンビニエンスストアを3.4%の増加、百貨店を1.8%の減少、ドラッグストアを5.5%の増加としています。増えた業態のなかではドラッグストアがいちばん大きく、百貨店は5年ぶりの減少。同じ小売業でも、業態によって向きが違います。数字を並べると、その違いが見えてきます。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 2025年の商業販売額は約635兆円/コンビニの店舗数は4年ぶりの増加/百貨店の販売額は5年ぶりの減少

1人あたりの額は書かれていません。

わかる家計を整える★★★★

資料に書かれている

  • 商業販売額 約635兆円
  • 業態別の前年比
  • 店舗数の増減

資料に書かれていない

  • 1人あたりの利用額
  • 平均客単価の実額
  • 1年で何日使うか

この回の金額と日数はこちらで置いた例。

資料が示しているのは、2025年の商業販売額が約635兆円であること、コンビニの店舗数が4年ぶりの増加であること、百貨店の販売額が5年ぶりの減少であることです。小売業全体は前年比1.4%の増加なので、減少ではありません。また1人あたりのコンビニ利用額は書かれておらず、この回の1日500円はこちらで置いた例です。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

「1日500円」は_であって、1年に使う額ではありません。

  • A 合計

    合計は日数をかけたあとの額です。

  • B 平均

    平均は複数の日をならした額です。

  • C 単価 正解

    正解です。日数をかける前の額です。

  • D 年間の総額

    年間の総額は182,500円などです。

日数をかけるまで額は決まりません。

見抜く家計を整える★★★★
1日500円 → 単価→× 365日 → 182,500円→× 260日 → 130,000円→かける数が決まるまで額は定まらない

単価は500円のまま動いていない。

1日500円は1回あたり、あるいは1日あたりの額なので単価です。合計でも総額でもありません。日数をかけてはじめて1年の額になり、365日なら182,500円、260日なら130,000円。かける数が決まらないうちは、答えは一つに定まりません。単価だけを見て「たいした額ではない」と考えると、日数のぶんを見落とします。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

毎日なら182,500円、平日だけなら130,000円でした。

日数の置き方で、何が変わりますか。

  • A 1日あたりの額

    1日あたりは500円のままです。

  • B 1年の総額 正解

    正解です。52,500円の差が出ます。

  • C 店舗の数

    店舗の数はこの計算と関係ありません。

  • D コンビニの販売額

    資料の販売額とは別の話です。

単価は500円のまま動いていません。

見抜く家計を整える★★★★

同じ1日500円を、二つの日数で

毎日(365日)
182,500円
平日だけ(260日)
130,000円
差
52,500円(105日ぶん)
1日2回になると
毎日で365,000円

1日あたりの額は500円のままで、一度も動いていません。変わるのは1年の総額で、182,500円と130,000円の間で52,500円の差が出ます。店舗の数や資料にあるコンビニの販売額は、こちらの日数の置き方とは関係がありません。単価が同じでも総額が違うのは、かける数が違うからです。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

四つの業態を、2025年の販売額の前年比が大きい順に並べてください。

答え ドラッグストア 5.5%増 → スーパー 4.7%増 → 家電大型専門店 4.1%増 → コンビニエンスストア 3.4%増

四つとも増えています。

見抜く家計を整える★★★★
  1. ドラッグストア5.5%増
  2. スーパー4.7%増
  3. 家電大型専門店4.1%増
  4. コンビニエンスストア3.4%増

小売業全体は1.4%増。百貨店は1.8%減、ホームセンターは0.2%減。

ドラッグストア5.5%増、スーパー4.7%増、家電大型専門店4.1%増、コンビニエンスストア3.4%増の順です。この四つはいずれも前年より増えており、減ったのは百貨店(1.8%減)とホームセンター(0.2%減)です。小売業全体は1.4%の増加なので、この四つはいずれも全体より大きく伸びたことになります。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんはコンビニで毎日500円ほど使っています。1年を365日とします。

1年でいくらになりますか。

答え 182500円

500 × 365 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 500円1日あたり
  • 182,500円毎日(365日)
  • 130,000円平日だけ(260日)
  • 52,500円差

金額と日数はこちらで置いた例。

500 × 365 = 182,500円です。1日500円という数は、それだけでは支出の額ではありません。日数をかけてはじめて額になります。同じ500円でも、毎日使うのか平日だけなのかで、かける数が変わります。まずは毎日として、いちばん大きい場合を出しておきます。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

実際には平日だけの利用でした。週5日で52週なら260日です。

1年でいくらになりますか。

  • A 130,000円 正解

    正解です。500 × 260 = 130,000円です。

  • B 182,500円

    182,500円は毎日使った場合です。

  • C 156,000円

    156,000円は週3日の場合です。

  • D 260,000円になる

    単価を1,000円にしてしまった額です。

500 × 260 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 毎日(365日)の1年(円)
  • 平日だけ(260日)の1年(円)

差は52,500円。日数の差105日ぶん。

500 × 260 = 130,000円です。毎日の182,500円より52,500円少ない。日数の差は365 − 260 = 105日で、105 × 500 = 52,500円と合います。156,000円は週3日(156日)の場合、260,000円は500円を1,000円と置いてしまった額です。単価は変わっていないのに、かける数だけで5万円以上動きます。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

毎日なら182,500円、平日だけなら130,000円でした。

差はいくらですか。

答え 52500円

182,500 − 130,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 毎日使った場合(円)
  • 平日だけの場合(円)

差は52,500円。105日 × 500円と一致する。

182,500 − 130,000 = 52,500円です。日数の差は365 − 260 = 105日なので、105 × 500 = 52,500円と一致します。単価は500円のまま一度も動いていません。動いたのはかける数だけです。1日あたりの額を見ているかぎり、この52,500円はどこにも現れません。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

朝と夕の2回になり、1日1,000円になりました。毎日365日とします。

1年でいくらになりますか。

  • A 365,000円 正解

    正解です。1,000 × 365 = 365,000円です。

  • B 182,500円

    182,500円は1日500円のときです。

  • C 260,000円

    260,000円は500円 × 520日にあたる額です。

  • D 730,000円をこえる

    730,000円は1日2,000円の場合です。

1,000 × 365 の分です。

ケース家計を整える★★★★
365,000÷365=1,000円

1,000 × 365 = 365,000円です。1日500円で毎日のときは182,500円でしたから、ちょうど倍になりました。365,000 ÷ 365 = 1,000で、割り戻せば1日あたりに戻ります。730,000円は1日2,000円だった場合。回数が2倍になれば単価が2倍になり、年の額も2倍になります。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

毎日使う場合は365日、平日だけの場合は260日としました。

日数の差は何日ですか。

答え 105日

365 − 260 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 毎日の日数を置く(365日)
  2. 平日だけの日数を置く(週5日 × 52週 = 260日)
  3. 引く(365 − 260 = 105日)
  4. 単価をかける(105 × 500 = 52,500円)

260日は祝日等を引いていない数。実際の平日はこれより少ない。

365 − 260 = 105日です。105 × 500 = 52,500円で、金額の差と一致します。週2日の休みが52週あれば104日なので、105日はそれに1日足した数にあたります。なお週5日 × 52週 = 260日は祝日や休暇を引いていない数なので、実際の平日はこれより少なくなります。260日も置いた例です。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

実際には平日だけの利用だと分かりました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 1年で何日使ったか 正解

    正解です。かける数がここで決まります。

  • B 去年の食費との差

    去年との差では日数が分かりません。

  • C 友人の利用している回数

    他人の回数でも自分の日数は分かりません。

  • D いちばん高かった日の買い物

    1日分では日数が分かりません。

かける数が決まらないと額が出ません。

判断家計を整える★★★★
平日だけだと分かった
  • 週5日 × 52週 = 260日 → 130,000円
  • 祝日等を引いて240日 → 120,000円
  • 週3日なら156日 → 78,000円
  • 毎日なら365日 → 182,500円

金額と日数はこちらで置いた例。

平日だけと分かっても、260日なのか、祝日や休暇を引いて240日なのかで額は変わります。240日なら500 × 240 = 120,000円で、260日の130,000円より10,000円少ない。去年の食費との差や友人の回数、いちばん高かった日の買い物からは、この日数は出てきません。単価ではなく日数を数える、ということです。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

「1日500円くらいなんだから、気にする額じゃないでしょう」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 支出の順位

    順位では額が出ません。

  • B 去年との差

    去年との差でも出ません。

  • C いちばん高い日

    いちばん高い日でも出ません。

  • D 1年で何日使うか 正解

    正解です。ここでかける数が決まります。

日数をかけるまで額は決まりません。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 日数をかけると、1年の額が出せる
  • 日数を数え直せば、額も置き直せる

デメリット

  • 単価だけを見ると、日数のぶんが見えない
  • 日数の置き方で、52,500円の差が出る

やめるべきかどうかは、この回では決めない。

500円という数そのものは、確かに小さいままです。ただし毎日なら182,500円、平日だけでも130,000円になります。順位や去年との差、いちばん高い日を見ても、この額は出てきません。やめるべきかどうかは人によって違うので、ここでは決めません。日数をかけて額を出すところまでが、この回の範囲です。

出典 経済産業省「2025年小売業販売を振り返る」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

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