現金・預金を活かす

条件を1つ外したら金利が急低下。優遇金利を当てにしていい?

年率は、12か月満たし続けた場合の数字です。

このページの要点

残高2,400,000円で優遇の月は600円、そうでない月は40円。12か月なら7,200円ですが、1か月落とすごとに560円減ります。6か月なら3,840円で、実効は0.160%。「翌月から」というずれも560円の違いになります。

最終更新 2026年9月30日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

このレッスンを解く

会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 判定時期
  2. 判定時期
  3. 優遇条件

わかる 2 問

  1. 通常金利
  2. 通常金利

見抜く 3 問

  1. 優遇条件
  2. 金利変動
  3. 条件維持

ケースで考える 5 問

  1. 優遇条件
  2. 条件維持
  3. 条件維持
  4. 金利変動
  5. 判定時期

判断する 2 問

  1. 優遇条件
  2. 判定時期

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

国立極地研究所の資料は、研究設備の年間稼働時間を並べています。

低温実験施設の年間稼働時間は、どれくらいとされていますか。

  • A 8,760時間 正解

    正解です。8,760時間とされています。

  • B 8,712時間

    8,712時間は計算機システムのほうです。

  • C 5,160時間

    5,160時間は質量分析計のほうです。

  • D 資料に書かれていない

    研究設備の節に書かれています。

「年間稼働時間8,760時間」です。

知る現金・預金を活かす★★★★
設備年間稼働時間8,760時間との比
低温実験施設8,760時間100%
極域科学計算機システム8,712時間約99.5%
二次イオン質量分析計5,160時間約58.9%

国立極地研究所「数字で見る極地研」(2025年度)から。365 × 24 = 8,760時間。

資料は低温実験施設を8,760時間(2025年度)としています。365 × 24 = 8,760で、1年を切れ目なく動かした場合に等しい値です。8,712時間は極域科学計算機システム、5,160時間は二次イオン質量分析計。同じ「年間稼働時間」でも中身がまるで違います。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

「年間稼働時間と書いてあるのだから、どの設備も同じ時間だけ動いている」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A どの設備も8,760時間である

    8,760時間なのは低温実験施設です。

  • B 設備による違いは小さい

    約58.9%と100%では小さくありません。

  • C 稼働時間は資料に書かれていない

    研究設備の節に3つ書かれています。

  • D 5,160時間の設備もある 正解

    正解です。5,160時間の設備があります。

二次イオン質量分析計は5,160時間です。

知る現金・預金を活かす★★★★

1年のうち何か月満たせそうかを数えて、利息を出し直す

表示の年率がそのまま1年つくと考える

月ごとの判定なら、年率は12か月満たし続けた場合の数字である。

資料は低温実験施設を8,760時間、極域科学計算機システムを8,712時間、二次イオン質量分析計を5,160時間としています。5,160 ÷ 8,760 = 約58.9%で、日に直すと215日ぶん。同じ「年間稼働時間」という項目名でも中身は倍近く違います。言葉ではなく数字を見ます。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 昭和基地の開設は1970年7月である

    1970年7月はみずほ基地です。

  • B 昭和基地の開設は1957年1月である 正解

    通ります。1957年1月の開設です。

  • C ドームふじ基地の標高は980.3mである

    980.3mはあすか基地の標高です。

  • D 第67次の越冬隊は84名である

    84名は夏隊のほうです。

資料は「開設:1957年1月」です。

知る現金・預金を活かす★★★★

1年の利息の組み立て(残高2,400,000円・こちらで置いた例)

  • 満たせない月にもつく分 40円 × 12 = 480円
  • 優遇で上に乗る分 560円 × 満たせた月数
  • 12か月なら 480 + 6,720 = 7,200円
  • 6か月なら 480 + 3,360 = 3,840円
  • 0か月なら 480円(通常金利だけ)

下支えの480円は動かない。動くのは560円 × 月数の部分だけ。

資料は昭和基地の開設を1957年1月としています。1970年7月はみずほ基地、980.3mはあすか基地の標高で、ドームふじ基地は3,810m。84名は夏隊で、越冬隊は29名です。基地が4つ、隊が2種類あるので、必ず項目と突き合わせて読みます。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料の項目と、その値を組み合わせてください。

答え 昭和基地の開設 … 1957年1月/第67次の越冬隊 … 29名/第67次の夏隊 … 84名/第67次の物資輸送量 … 総量1,086トン

越冬隊と夏隊では人数が違います。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料で確かめたこと

  • 低温実験施設の年間稼働時間は8,760時間
  • 極域科学計算機システムは8,712時間(48時間少ない)
  • 二次イオン質量分析計は5,160時間(約58.9%)
  • 第67次は越冬隊29名・夏隊84名
  • 物資337トン + 燃料749トン = 総量1,086トン

同じ「年間」でも、効いた時間はまるで違う。

資料は昭和基地の開設を1957年1月、第67次の越冬隊を29名、夏隊を84名、物資輸送量を総量1,086トン(物資337トン、燃料749トン)としています。人数が多いのは夏隊(29名の2.9倍)ですが、1年を通しているのは越冬隊のほうです。人数と期間は別の軸です。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 昭和基地の開設は1957年1月とされている/南極条約は1961年発効で原署名国は12か国とされている/二次イオン質量分析計の年間稼働時間は5,160時間とされている

資料は極地研究所についてのものです。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料が示していること

  • 研究設備ごとの年間稼働時間
  • 各基地の開設年と気温の記録
  • 観測隊の人数と物資の内訳
  • 南極条約の発効年と締約国数

資料が示していないこと

  • 優遇金利の判定時期
  • 普通預金の金利水準
  • 条件を続けたほうがよいか

借りているのは「同じ年間でも効いた時間が違う」という形だけ。

資料が示しているのは、昭和基地の開設が1957年1月、南極条約が1961年発効で原署名国12か国、二次イオン質量分析計の年間稼働時間が5,160時間であることです。優遇金利の判定時期も預金金利も、極地研究所の資料には出てきません。この回の設定はこちらで置いた例です。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

6か月だけ満たせたとき、1年の利息は表示どおりの場合の_になります。

  • A 50.0%

    50.0%は月数のほうの割合です。

  • B 60.0%

    60.0%より低くなります。

  • C 53.3% 正解

    正解です。3,840 ÷ 7,200 = 53.3%です。

  • D 月数では決まらない

    月数が決まれば利息も決まります。

3,840 ÷ 7,200 の分です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
12か月 7,200円 実効0.300%→9か月 5,520円 実効0.230%→6か月 3,840円 実効0.160%→4か月 2,720円 実効0.113%→0か月 480円 実効0.020%

式にすると 480円 + 560円 × 満たせた月数。

3,840 ÷ 7,200 = 0.5333 で53.3%です。月数では 6 ÷ 12 = 50.0%ですが、満たせない月にも通常金利の40円がつくので少し上に浮きます。下支えがあるぶん、月数の割合よりわずかに高くなります。ただし差はわずかで、半分近くまで落ちることは変わりません。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

Aさんは7月に給与振込が止まり、8月から優遇が外れました(4月から7月までの4か月は優遇あり)。もし「当月から外れる」決まりだったら、優遇は3か月でした。

「翌月から」だと、どうなりますか。

  • A 同じになる

    1か月ずれるので同じになりません。

  • B 560円少なくなる

    少なくならず、多く残ります。

  • C 560円多く残る 正解

    正解です。1か月ぶんの560円多く残ります。

  • D 月では変わらない

    反映の月がずれると額も変わります。

優遇が1か月ぶん長くなります。

見抜く現金・預金を活かす★★★★

7月に条件が外れたとき(4月から翌年3月までを1年とする)

翌月から外れる決まり
優遇4か月 → 2,720円
当月から外れる決まり
優遇3か月 → 2,160円
差
560円(1か月ぶん)
表示0.30%との比
2,720 ÷ 7,200 = 約37.8%
税引後
2,720円 → 2,168円

「翌月から」なら優遇は4か月で 600 × 4 + 40 × 8 = 2,720円。「当月から」なら3か月で 600 × 3 + 40 × 9 = 2,160円。差は560円で、ちょうど1か月ぶんです。同じ条件でも、いつから反映されるかで額が変わります。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

四つの利息を、大きい順に並べてください(残高2,400,000円・税引前)。

答え 7,200円(12か月満たした) → 5,520円(9か月) → 3,840円(6か月) → 2,720円(4か月)

満たせた月数が多いほうが大きくなります。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
  1. 1956年11月1次隊出発。初代観測船「宗谷」就航
  2. 1957年1月昭和基地を開設
  3. 1961年南極条約が発効(原署名国12か国)
  4. 1983年11月三代目「しらせ」就航(25次〜49次隊)
  5. 2009年11月四代目 新「しらせ」就航(51次隊〜)

国立極地研究所「数字で見る極地研」の本文から。

12か月の7,200円、9か月の5,520円、6か月の3,840円、4か月の2,720円の順です。隣どうしの差は、落とした月数 × 560円になっています。12か月と6か月では3,360円の差で、ちょうど6か月 × 560円です。月数が分かれば、額はすぐ出せます。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんの残高は2,400,000円です。条件を満たした月は年0.30%、満たせない月は年0.02%で計算されます。判定は月ごとです。

12か月すべて満たせたときの1年の利息は、税を引く前でいくらですか。

答え 7200円

2,400,000 × 0.003 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 2,400,000円残高
  • 年0.30%(600円/月)条件を満たす月
  • 年0.02%(40円/月)満たせない月
  • 560円1か月あたりの差
  • 7,200円12か月満たした場合

金利も判定のしかたも、こちらで置いた例。資料には出てこない。

2,400,000 × 0.003 = 7,200円です。1か月あたりは 7,200 ÷ 12 = 600円。満たせない月は 2,400,000 × 0.0002 ÷ 12 = 40円になります。年0.30%という数字は、12か月すべて満たし続けた人の数です。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

優遇の月は600円、満たせない月は40円でした。

1か月だけ落とすと、1年の利息はいくら減りますか。

  • A 600円

    600円はその月の利息そのものです。

  • B 560円 正解

    正解です。600 − 40 = 560円です。

  • C 40円

    40円は満たせない月につく分です。

  • D 減らない

    優遇の分が抜けるので減ります。

600 − 40 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
560÷7,200×100=約7.8%

600 − 40 = 560円です。その月の利息が0になるのではなく、40円は残ります。だから減るのは560円。7,200円に対して 560 ÷ 7,200 = 約7.8%の減り方で、1か月ぶんの8.33%より少し小さくなります。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

1年のうち6か月だけ条件を満たせたとします。優遇の月は600円、そうでない月は40円です。

1年の利息は、税を引く前でいくらですか。

答え 3840円

600 × 6 と 40 × 6 を足します。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 12か月満たしたときの利息(円)
  • 6か月だけのときの利息(円)

3,840 ÷ 7,200 = 約53.3%。月数の割合(50%)より少し高い。

600 × 6 = 3,600円、40 × 6 = 240円で、合わせて3,840円です。実効金利は 3,840 ÷ 2,400,000 = 0.160%。表示の0.30%の53.3%にあたります。月数では50%なのに、実効が少し高いのは、満たせない月にも40円がつくからです。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

1か月落とすと利息は560円減りました。残高は2,400,000円です。

実効金利では、何ポイント下がりますか。

  • A 約0.023ポイント 正解

    正解です。560 ÷ 2,400,000 = 約0.023ポイントです。

  • B 約0.280ポイント

    約0.280ポイントは12か月ぶんです。

  • C 約0.30ポイント

    約0.30ポイントは優遇と通常の差です。

  • D 実効は動かない

    月数で実効金利は動きます。

560 ÷ 2,400,000 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 12か月満たした(円)
  • 11か月(円)
  • 9か月(円)
  • 6か月(円)

1段ごとに560円 × 落とした月数だけ下がる。

560 ÷ 2,400,000 = 0.00023 で約0.023ポイントです。12か月ぶん下げると 0.023 × 12 = 0.28ポイントで、0.30 − 0.28 = 0.02%、つまり通常金利に戻ります。約0.280ポイントは12か月ぶんの合計、約0.30ポイントは優遇と通常の差そのものです。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

資料によると、第67次の昭和基地への物資輸送量は総量1,086トンで、内訳は物資337トン、燃料749トンです。

燃料は総量の約何%ですか(整数で)。

答え 69%

749 ÷ 1,086 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  1. 優遇の月と、そうでない月の利息を1か月ぶんで出す
  2. その差を出す(600 − 40 = 560円)
  3. 1年のうち何か月満たせそうか数える
  4. 480円 + 560円 × 月数 で年の利息を出す
  5. 残高で割って実効金利にする

判定が月ごとなら、年率ではなく月数から数える。

749 ÷ 1,086 = 0.6897 で約69%です。337 + 749 = 1,086 で総量と合います。輸送したものの7割近くが燃料。基地を1年動かし続けるには、その分の燃料が要るということです。内訳を見ないと、総量だけでは中身が分かりません。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

「いま年0.30%ついているのだから、この金利で計算しておけばいいでしょう」と聞きました。

一緒に確かめておくのは、どれでしょう。

  • A 条件を続けられるか 正解

    正解です。何か月満たせそうか数えます。

  • B いまの優遇金利だけを見る

    いまの金利はもう見えています。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 銀行の数

    銀行の数からは出てきません。

年0.30%は12か月満たした場合の数です。

判断現金・預金を活かす★★★★
条件を満たした月だけ年0.30%(残高2,400,000円・判定は月ごと)
  • 12か月満たせる → 7,200円・実効0.300%
  • 9か月なら → 5,520円・実効0.230%
  • 6か月なら → 3,840円・実効0.160%
  • 1か月も満たせない → 480円・実効0.020%

金利も判定のしかたもこちらで置いた例。続けるかどうかは決めない。

6か月しか満たせなければ3,840円で、実効は0.160%。4か月なら2,720円で0.113%です。1か月落とすごとに560円減ります。いまの金利はもう見えていますし、去年の利息や銀行の数からは出てきません。続けるかどうかは、ここでは決めません。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

「先月ついていたのだから、来年も同じだけつくでしょう」と聞きました。

一緒に確かめるのは、どれでしょう。

  • A いまの金利

    いまの金利はもう見えています。

  • B 条件の数

    条件の数は第176回の範囲です。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 判定の時期と続けられる月数 正解

    正解です。判定の時期と月数を見ます。

判定が月ごとなら、月数で決まります。

判断現金・預金を活かす★★★

メリット

  • 満たせそうな月数を数えれば、1年の利息を出し直せる
  • 1か月あたりの差(560円)が分かれば、落としたときの影響が読める

デメリット

  • 年率だけ見ると、12か月満たし続けた場合の数字を当てにしてしまう
  • 「翌月から」か「当月から」かで、同じ条件でも560円変わる

条件を続けるかどうかは、この回では決めない。費用も手間も入れていない。

月ごとの判定なら、1年の利息は 480円 + 560円 × 満たせた月数 です。6か月なら3,840円で、表示の53.3%。しかも「翌月から」か「当月から」かで560円変わります。極地研究所の資料でも、同じ「年間稼働時間」が8,760時間と5,160時間に分かれていました。言葉ではなく、効いた期間を数えます。どうするかは、ここでは決めません。

出典 国立極地研究所「数字で見る極地研」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

このレッスンを解く