家計を整える

家電が突然壊れて20万円。これは想定外だから仕方ない?

均した額は、来る順番までは合わせてくれません。

このページの要点

家電4点で650,000円、13年に1回の買替えなら650,000 ÷ 13 = 50,000円が1年あたり。13年かければちょうど足ります。ただし4点あると13 ÷ 4 = 3.25年に1台の割合で来るので、2年続くこともあります。今年250,000円、翌年150,000円なら400,000円で、積立2年分100,000円では300,000円足りません。

最終更新 2026年9月14日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 更新周期
  2. 更新周期
  3. 耐久財

わかる 2 問

  1. 耐久財
  2. 耐久財

見抜く 3 問

  1. 家計バッファ
  2. 突発支出
  3. 予備費

ケースで考える 5 問

  1. 耐久財
  2. 更新周期
  3. 突発支出
  4. 予備費
  5. 耐久財

判断する 2 問

  1. 家計バッファ
  2. 突発支出

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

資料は、調査でいう「買替え」の意味を説明しています。

資料が買替えとしているのは、どれですか。

  • A それまで持っていなかった品目を買う

    新しく持つ場合は含めません。

  • B 処分せずに買い増しする

    買い増しは含めません。

  • C 既存のものを処分して買う 正解

    正解です。処分して代替使用する場合です。

  • D 修理して使い続ける

    修理は購入ではありません。

処分して代替使用するために買う場合です。

知る家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 買替えは既存のものを処分して代替使用するために購入した場合
  • 買い増しや新規の購入は買替えに含めない
  • 買替え状況の調査品目は11品目
  • 平均使用年数は買替えをした世帯のみの平均
  • 普及・保有状況の調査品目は22品目

内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」から。

資料は「「買替え」とは、既存のものを処分して新たに代替使用するために購入した場合をいう。それまで持っていなかった品目を新たに購入した場合や買い増しした場合(既存のものを処分していない場合)は「買替え」に含めない。」としています。台数が増える買い方は買替えではありません。入れ替わるかどうかで区別しているということです。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

「平均使用年数は、その品目を持っている全世帯の平均だ」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 全世帯の平均

    全世帯ではありません。

  • B 新品を買った世帯の平均

    新品かどうかで区切ってはいません。

  • C 処分した世帯を除く平均

    処分したのは買替えをした世帯のほうです。

  • D 買替えをした世帯の平均 正解

    正解です。買替えをした世帯のみの平均です。

資料は買替えをした世帯のみの平均としています。

知る家計を整える★★★★

年数の見当はつくものとして、先に備えておく

平均使用年数で必ず壊れると決めてかかる

平均使用年数は買替えをした世帯のみの平均。

資料は「平均使用年数は、「買替えをした世帯」のみの平均である。」としています。その年に買い替えなかった世帯、つまりまだ使い続けている世帯は入っていません。だから平均使用年数は「その年数で必ず壊れる」という意味ではありません。年数の見当がつくというだけで、いつ壊れるかが決まるわけではない、ということです。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 買替えの調査品目は22品目

    22品目は普及・保有のほうです。

  • B 買替えの調査品目は11品目 正解

    通ります。買替えは11品目です。

  • C 平均使用年数は全世帯の平均

    買替えをした世帯のみの平均です。

  • D 買い増しも買替えに含まれる

    買い増しは含めないとされています。

資料は買替え状況を11品目としています。

知る家計を整える★★★★

主要耐久消費財等の保有及び買替え状況(3月調査のみ)

  • (1) 普及・保有状況 22品目
  • (2) 買替え状況 11品目
  • 買替えでは使用年数と買替えた理由を聞く
  • 平均使用年数は買替えをした世帯のみの平均

資料では、普及・保有状況が「耐久消費財等22品目」、買替え状況が「耐久消費財11品目」です。22品目は保有のほうで、買替えは11品目。平均使用年数は「買替えをした世帯」のみの平均で、全世帯ではありません。また買い増しは「既存のものを処分していない場合」として買替えに含めないとされています。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料の四つの言葉を、その説明と組み合わせてください。

答え 買替え … 既存のものを処分して代替使用するために購入/平均使用年数 … 買替えをした世帯のみの平均/普及率 … 1世帯で複数台でも1台としてカウント/保有数量 … 保有している台数すべてをカウント

数え方が違う二つがあります。

わかる家計を整える★★★
区分調査品目数内容
普及・保有状況22品目3月末の保有数量から普及率と保有数量を出す
買替え状況11品目使用年数と買替えた理由を回答してもらう

22 − 11 = 11。買替えを調べる品目は保有を調べる品目の半分。

資料は普及率を「1世帯で複数台保有していても1台としてカウントして」求め、保有数量を「1世帯で保有している台数すべてをカウントして」求めるとしています。同じ保有の話でも数え方が違います。買替えは「既存のものを処分して新たに代替使用するために購入した場合」で、平均使用年数は「買替えをした世帯」のみの平均です。どの範囲の話なのかを、言葉ごとに押さえておきます。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 買替え状況の調査品目は11品目/平均使用年数は買替えをした世帯のみの平均/買い増しは買替えに含めない

年数の実数は、このページには載っていません。

わかる家計を整える★★★★

資料に書かれている

  • 買替えと買い増しの区別
  • 調査品目の数(22品目と11品目)
  • 平均使用年数の範囲

資料に書かれていない

  • 品目別の平均使用年数の実数
  • 家電の価格
  • 予備費をいくら持つか

この回の金額と年数はこちらで置いた例。

資料が示しているのは、買替え状況の調査品目が11品目であること、平均使用年数が買替えをした世帯のみの平均であること、買い増しは買替えに含めないことです。品目別の平均使用年数が何年かは、このページには書かれていません。また見出しに「(3月調査のみ)」とあるとおり、買替え状況は毎月調べているものではありません。この回の13年は、こちらで置いた例です。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

年50,000円ずつ積み立てても、最初の2年に2台来ると_足りません。

  • A 300,000円 正解

    正解です。400,000 − 100,000 = 300,000円です。

  • B 100,000円

    100,000円は積み立てた額です。

  • C 400,000円

    400,000円は必要になった額です。

  • D 650,000円ぶん

    650,000円は4点全部の額です。

400,000 − 100,000 の分です。

見抜く家計を整える★★★★
均した額 650,000 ÷ 13 = 50,000円/年13年で 50,000 × 13 = 650,000円(合う)最初の2年で 250,000 + 150,000 = 400,000円積立は 50,000 × 2 = 100,000円(300,000円不足)

合計は合っても、順番は合わない。

2年ぶんの積立は50,000 × 2 = 100,000円。必要になったのは400,000円なので、400,000 − 100,000 = 300,000円足りません。100,000円は積み立てた額、400,000円は必要になった額、650,000円は4点全部の額です。13年で見れば合う計算でも、途中の2年だけを切り取ると大きく足りないことがあります。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

冷蔵庫が壊れて250,000円かかりました。「突然のことだから仕方ない」と言われました。

資料をふまえると、どう見えますか。

  • A 完全に想定外である

    年数は統計として集められています。

  • B 毎年必ず起きること

    毎年必ず起きるわけではありません。

  • C 年数の見当はつく 正解

    正解です。見当はつくが、正確ではありません。

  • D いつ壊れるか正確に分かる

    平均から正確な日は分かりません。

年数は統計として毎年集められています。

見抜く家計を整える★★★★

同じ買替えを、二つの見方で

突然だと見る
来るたびに預金を取り崩す
年数で見る
4点を13年で 650,000 ÷ 13 = 年50,000円
来る間隔
13 ÷ 4 = 3.25年に1台
それでも
2年続くこともある

資料は、耐久消費財11品目について買替え前の使用年数を毎年(3月調査で)集め、品目別の平均使用年数を出しているとしています。年数という形で見当がつくものだということです。ただし平均使用年数は買替えをした世帯のみの平均なので、いつ壊れるかが正確に分かるわけではありません。毎年必ず起きるものでもない。完全な想定外と、正確に分かることの間にある、というのがこの回の位置です。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

4点を、買替え費用の大きい順に並べてください。

答え 冷蔵庫 250,000円 → エアコン 160,000円 → 洗濯機 140,000円 → テレビ 100,000円

いちばん上が予備費の目安になります。

見抜く家計を整える★★★★
  1. 冷蔵庫250,000円
  2. エアコン160,000円
  3. 洗濯機140,000円
  4. テレビ100,000円

合わせて650,000円。金額はこちらで置いた例。

冷蔵庫250,000円、エアコン160,000円、洗濯機140,000円、テレビ100,000円の順で、足すと650,000円です。並べておくと、いちばん高い1台がいくらかがすぐ分かります。予備費をいくら持つかを考えるとき、この額が一つの目安になります。ただし2台続けて来る場合には、いちばん高い1台ぶんでも足りません。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんの家には、冷蔵庫250,000円、エアコン160,000円、洗濯機140,000円、テレビ100,000円の4点があります。

全部買い替えるといくらですか。

答え 650000円

四つを足した分です。

ケース家計を整える★★★
  • 250,000円冷蔵庫
  • 160,000円エアコン
  • 140,000円洗濯機
  • 100,000円テレビ
  • 650,000円合計

金額はこちらで置いた例。

250,000 + 160,000 + 140,000 + 100,000 = 650,000円です。いつかは全部が入れ替わります。問題は、それが一度に来るか、ばらばらに来るかということ。まず全部でいくらかを出しておくと、1年あたりに均すことも、いちばん高い1台を選ぶこともできるようになります。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

家電4点の買替え費用は合計650,000円で、平均して13年に1回買い替えるとします。

1年あたりに直すと、いくらですか。

  • A 50,000円 正解

    正解です。650,000 ÷ 13 = 50,000円です。

  • B 65,000円

    65,000円は10で割った額です。

  • C 13,000円

    13,000円になる割り算はここにありません。

  • D 650,000円のまま

    650,000円は全部ぶんの額です。

650,000 ÷ 13 の分です。

ケース家計を整える★★★
650,000÷1350,000円

650,000 ÷ 13 = 50,000円です。13年続ければ50,000 × 13 = 650,000円になり、4点ぶんをちょうどまかなえます。65,000円は10で割った額、13,000円は50で割った額です。ここまでは、年に一度以上の支出を均す計算と同じ。ただしこの均した額は、買替えが来る順番までは面倒を見てくれません。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

今年は冷蔵庫が壊れて250,000円、翌年には別の家電の買替えで150,000円かかりました。

2年で合わせていくらですか。

答え 400000円

250,000 + 150,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 2年で必要になった額(円)
  • 2年ぶんの積立(円)

差は300,000円。金額はこちらで置いた例。

250,000 + 150,000 = 400,000円です。1年あたりに均した額は50,000円なので、2年ぶんの積立は50,000 × 2 = 100,000円。400,000 − 100,000 = 300,000円足りません。13年かければ合う計算でも、最初の2年に2台来れば足りない。均す割り算は、合計は合わせてくれますが、順番は合わせてくれません。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

いちばん高い1台ぶん250,000円を予備費として持ち、年50,000円も積み立てていました。2年で400,000円の買替えが来ました。

いくら足りませんか。

  • A 300,000円

    300,000円は予備費がない場合です。

  • B 50,000円 正解

    正解です。400,000 − 350,000 = 50,000円です。

  • C 150,000円

    150,000円は翌年の1台の額です。

  • D 足りないぶんはない

    50,000円足りていません。

250,000 + 100,000 = 350,000円との差です。

ケース家計を整える★★★★
  • 2年で必要になった額(円)
  • 用意できていた額(円)

予備費250,000円 + 積立100,000円。差は50,000円。

予備費250,000円と積立2年ぶん100,000円で350,000円。必要な400,000円との差は50,000円です。予備費を持っていなければ300,000円足りませんでしたから、だいぶ縮まりました。それでもゼロにはなりません。いちばん高い1台ぶんを用意しておくというのは、1台目には足りるという意味であって、2台続いた場合まではまかなえない、ということです。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

普及・保有状況の調査品目は22品目、買替え状況の調査品目は11品目です。

差は何品目ですか。

答え 11品目

22 − 11 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 普及・保有の品目数を見る(22品目)
  2. 買替えの品目数を見る(11品目)
  3. 引く(22 − 11 = 11品目)
  4. 割ってみる(11 ÷ 22 = 0.5)

買替えを調べる品目は、保有を調べる品目の半分にあたる。

22 − 11 = 11品目です。11 ÷ 22 = 0.5なので、買替えを調べる品目は保有を調べる品目のちょうど半分にあたります。買替え状況で挙げられている11品目を数えると、電気冷蔵庫、電気洗濯機、電気掃除機、ルームエアコン、テレビ、デジタルカメラ、パソコン、光ディスクプレーヤー・レコーダー、携帯電話、乗用車、電動アシスト自転車で11になります。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

翌年にも別の大型家電の買い替えが必要になりそうです。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 残りの家電の使用年数 正解

    正解です。次に来る時期の見当がつきます。

  • B 去年の家電代との差

    去年との差では時期が分かりません。

  • C 友人が使っている機種

    他人の機種でも時期は分かりません。

  • D いちばん高かった月の支出

    1か月の支出では時期が分かりません。

何台が何年めかで、次に来る時期が見えます。

判断家計を整える★★★★
1点が入れ替わったあと
  • 残り3点の年数を数える
  • 次に来そうな時期の見当をつける
  • いちばん高い1台ぶんを予備費に置く
  • 年50,000円の積立は続ける

金額と年数はこちらで置いた例。

4点のうち1点が入れ替わったので、残りは3点。それぞれ何年めかが分かれば、次に来そうな時期の見当がつきます。13 ÷ 4 = 3.25年に1台という間隔も、台数が変われば変わります。去年との差や友人の機種、いちばん高かった月の支出からは、この時期は出てきません。壊れてから数えるのではなく、いま何年めかを数えるということです。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

「家電が壊れるのは想定外なんだから、備えようがない」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 家電の順位

    順位では間隔が出ません。

  • B 去年との差

    去年との差でも出ません。

  • C いちばん高い1台

    1台だけでは間隔が出ません。

  • D 何台を何年で持っているか 正解

    正解です。二つの割り算がここから出ます。

台数と年数から、来る間隔が出せます。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 台数と年数から、来る間隔の見当がつく
  • 均した額を積み立てれば、長い目では足りる

デメリット

  • 均した額は、来る順番までは合わせてくれない
  • いちばん高い1台ぶんの予備費でも、2台続くと足りない

いくら備えるかは、この回では決めない。

4点を13年で入れ替えるなら、650,000 ÷ 13 = 年50,000円、13 ÷ 4 = 3.25年に1台です。まったく見当がつかないわけではありません。ただし均した額だけでは、2年続いたときに足りません。順位や去年との差、いちばん高い1台だけを見ても、この二つの割り算は出てきません。いくら備えるかは家庭によって違うので、ここでは決めません。

出典 内閣府「消費動向調査 統計表の見方と用語の解説」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

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