収入を管理する

基本給25万円+手当5万円。全部が毎月もらえる?

手当には、名前ではなく条件が付いています。

このページの要点

人事院の資料では、手当ごとに支給の条件が一行ずつ書かれています。「勤務時間数に応じて支給」もあれば、「異動等の日から3年間支給」もある。総支給額300,000円のうち、条件がそのまま続く見込みは272,000円、条件しだいで変わるのは28,000円。残業が減り期限つきの手当が終わると、総支給額は277,000円になります。

最終更新 2026年9月11日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 諸手当
  2. 諸手当
  3. 諸手当

わかる 2 問

  1. 安定収入
  2. 総支給額

見抜く 3 問

  1. 諸手当
  2. 固定手当
  3. 安定収入

ケースで考える 5 問

  1. 変動手当
  2. 安定収入
  3. 地域手当
  4. 総支給額
  5. 総支給額

判断する 2 問

  1. 安定収入
  2. 総支給額

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

人事院の資料は、手当ごとに支給の条件を並べています。

それぞれ、どういう条件ですか。

答え 扶養手当 … 扶養親族のある職員に支給/住居手当 … 借家等に居住する職員等に支給/超過勤務手当 … 正規の勤務時間を超えて勤務した職員に対し、勤務時間数に応じて支給/広域異動手当 … 広域的な異動等を行った職員に対し、異動等の日から3年間支給

条件の書き方が、手当ごとに違います。

知る収入を管理する★★★★
扶養手当 → 扶養親族のある職員に支給住居手当 → 借家等に居住する職員等に支給超過勤務手当 → 勤務時間数に応じて支給広域異動手当 → 異動等の日から3年間支給

人事院の資料の表をそのまま並べたもの。

扶養手当と住居手当は、その人の状況が条件です。超過勤務手当は「勤務時間数に応じて」ですから、時間数が変われば額も変わります。広域異動手当は「異動等の日から3年間」で、期間に区切りがあります。同じ「手当」でも、続き方はそろっていません。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 超過勤務手当は勤務時間数に応じて支給される 正解

    通ります。資料の表に、この条件が書かれています。

  • B 広域異動手当は異動の日から10年間支給される

    3年間と書かれています。

  • C 国家公務員の給与は俸給だけで構成されている

    俸給と諸手当から構成されるとされています。

  • D 地域手当は勤務地に関わらず一律に支給される

    勤務する地域が条件になっています。

資料の表に、この条件が書かれています。

知る収入を管理する★★★★

人事院の資料で確かめたこと

  • 給与は、俸給(基本給)とそれを補完する諸手当から構成されている
  • 超過勤務手当は、勤務時間数に応じて支給
  • 広域異動手当は、異動等の日から3年間支給
  • 地域手当は、主に民間賃金の高い地域に勤務する職員に支給
  • 東京都特別区に勤務する職員には、月給の20%が地域手当として支給

ページには令和8年人事院勧告の内容は後日反映予定という注がある。

資料では、超過勤務手当は「勤務時間数に応じて支給」、広域異動手当は「異動等の日から3年間支給」。給与は「俸給(基本給)とそれを補完する諸手当から構成されています」とされています。地域手当は「主に民間賃金の高い地域に勤務する職員に支給」で、勤務地が条件です。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

人事院の資料では、国家公務員の給与は、俸給(基本給)とそれを補完する_から構成されています。

  • A 諸手当 正解

    正解です。資料の言葉のとおりです。

  • B 賞与

    賞与は諸手当のうちのボーナスにあたります。

  • C 退職金

    退職金という言葉は使われていません。

  • D 保険料

    保険料は給与から引かれる側です。

資料の言葉のとおりです。

知る収入を管理する★★★

俸給(基本給)

  • 仕事の種類や、複雑・困難さ・責任の度合いに応じて決定
  • 行政職、公安職、医療職などに応じた17の俸給表がある

諸手当(手当及びボーナス)

  • 俸給を補完するもの
  • 手当ごとに支給の条件が決められている
  • 期末手当・勤勉手当は6月1日と12月1日に在職する職員等に支給

資料の「給与制度の説明」の並びをそのまま置いたもの。

資料は「国家公務員の給与は、俸給(基本給)とそれを補完する諸手当(手当及びボーナス)から構成されています」としています。基本給のほうが土台で、諸手当はそれを補完するもの。だから、諸手当は補完する条件がなくなれば変わります。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

Aさんは総支給額300,000円を、毎月の生活費の基準に置こうとしています。

どう考えますか。

  • A 手当の条件を見てから決める 正解

    正解です。条件は手当ごとに違います。

  • B 30万円でそのまま組んでよい

    条件を見ないまま基準に置くことになります。

  • C 手当は外して基本給だけで組む

    通勤手当や住居手当は、条件が続くかぎり続きます。

  • D 手当は必ず毎月同額が入る

    毎月同額とはかぎりません。

条件は手当ごとに違います。

わかる収入を管理する★★★

手当を一つずつ、条件のほうで並べ直してから基準を置く

総支給額の数字ひとつを、そのまま毎月の基準にする

この明細では、条件がそのまま続く見込みの部分は272,000円。

人事院の資料では、手当ごとに支給の条件が一行ずつ書かれています。「勤務時間数に応じて」もあれば「異動等の日から3年間」もあり、条件の続き方はそろっていません。全部を入れるのも、全部を外すのも、条件を見ていない点では同じです。この明細では、続く見込みの部分は272,000円になります。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

毎月23,000円の差が12か月続くと276,000円になりました。

この276,000円は、何を表していますか。

  • A 基本給そのものが減った分

    基本給は250,000円のままです。

  • B 1年で減る総支給額の分 正解

    正解です。基本給の欄は動いていません。

  • C 手当の合計額である

    手当の合計は50,000円から27,000円になりました。

  • D 通勤手当の年額である

    通勤手当は毎月10,000円で、年120,000円です。

基本給の欄は動いていません。

わかる収入を管理する★★★★

総支給額 300,000円

  • 続く見込みの部分 272,000円(基本給250,000+通勤10,000+住居12,000)
  • 条件しだいの部分 28,000円(異動に伴う手当8,000+残業代20,000)
  • 条件が変わったあと 277,000円
  • 1年の差 276,000円

手当ごとの条件は、人事院の資料では表の右側に一行ずつ書かれている。

減ったのは、期間に区切りのある手当8,000円と、時間数に応じて変わる残業代15,000円ぶんです。合わせて毎月23,000円、1年で276,000円。基本給は250,000円のままです。手当の合計は変わる前が50,000円、変わったあとが27,000円でした。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

この資料とこの回の計算から言えるのは、どれでしょう。

答え 手当ごとに、支給される条件が決められている/超過勤務手当は、勤務時間数に応じて支給される/総支給額が同じでも、続く見込みの部分は違うことがある

条件の書き方は、手当ごとに違いました。

見抜く収入を管理する★★★★
  • 300,000円総支給額
  • 272,000円続く見込みの部分
  • 28,000円条件しだいの部分
  • 約90.7%続く見込みの割合

手当の内訳は、明細に書かれていた額としてこちらで置いた仮の数字。

資料の表は手当ごとに条件を一行ずつ書いていて、「勤務時間数に応じて」も「異動等の日から3年間」もあります。この回では総支給額300,000円のうち、続く見込みは272,000円、条件しだいは28,000円でした。同じ300,000円でも、この割り方は人によって違います。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

「手当という名前がついているのだから、毎月必ず同じ額が入るはずだ」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A そのとおり毎月同じ額が入る

    条件しだいで変わる手当があります。

  • B 条件ごとに決められている 正解

    正解です。「勤務時間数に応じて」と書かれた手当もあります。

  • C 手当に条件は付いていない

    表には手当ごとに条件が書かれています。

  • D 名前で額が決まっている

    額を決めているのは条件のほうです。

「勤務時間数に応じて」と書かれた手当もあります。

見抜く収入を管理する★★★★
手当という一つの言葉
  • 扶養手当・住居手当 → その人の状況が条件
  • 超過勤務手当 → 勤務時間数に応じて額が変わる
  • 広域異動手当 → 異動等の日から3年間で終わる

同じ「手当」でも、続き方はそろっていない。

資料の表では、手当の右側に必ず支給の条件が書かれています。超過勤務手当は「勤務時間数に応じて支給」ですから、時間数が変われば額も変わります。広域異動手当は「異動等の日から3年間支給」で、いつか終わります。名前ではなく、右側の条件のほうが額を決めています。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

この回では、手当を名前ではなく条件のほうで並べ直しました。

それは、なぜですか。

  • A 総支給額では続く分が出ないから 正解

    正解です。300,000円という数字だけでは分かりません。

  • B 会社が手当の名前を自由に決めるから

    名前ではなく条件のほうを見る、という回です。

  • C 明細の行数で額が決まるから

    行数は、計算に入ってきません。

  • D 手当の名前の長さで決まるから

    名前の長さも、計算に入ってきません。

300,000円という数字だけでは分かりません。

見抜く収入を管理する★★★★
  • 続く見込みの部分(円)
  • 総支給額(円)

差の28,000円は、期間に区切りのある手当と残業代。

総支給額300,000円という数字ひとつでは、そのうち272,000円が続く見込みで28,000円が条件しだい、ということまでは分かりません。条件のほうを見て初めて割れます。この明細では、続く見込みの部分は総支給額の約90.7%でした。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんの給与明細です。基本給250,000円のほかに手当が50,000円あり、内訳は通勤手当10,000円、住居手当12,000円、異動に伴う手当8,000円(支給は異動の日から3年間)、残業代20,000円でした(この4つの額は、明細に書かれていた額としてこちらで置いた仮の数字です)。

働いた時間数によって毎月変わるのは、どれですか。

  • A 通勤手当 10,000円

    通勤の手段や距離が条件になる手当です。

  • B 住居手当 12,000円

    住まいのあり方が条件になる手当です。

  • C 異動に伴う手当 8,000円

    支給の期間に区切りがある手当です。

  • D 残業代 20,000円 正解

    正解です。残業代は、働いた時間数で変わります。

残業代は、働いた時間数で変わります。

ケース収入を管理する★★★
明細の行条件
基本給250,000円毎月の額として決まっている
通勤手当10,000円通勤していること
住居手当12,000円借りて住んでいること
異動に伴う手当8,000円支給は異動の日から3年間
残業代20,000円働いた時間数に応じて

手当の額は、明細に書かれていた額としてこちらで置いた仮の数字。

人事院の資料では、超過勤務手当は「正規の勤務時間を超えて勤務した職員に対し、勤務時間数に応じて支給」とされています。時間数に応じて支給されるものは、時間数が変われば額も変わります。手当の名前ではなく、その手当が何を条件にしているかを見ると分かります。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

Aさんの明細のうち、基本給250,000円、通勤手当10,000円、住居手当12,000円は、条件が変わらないかぎり同じように続く見込みです。

この3つを合わせると、いくらですか。(単位:円)

答え 272000円

250,000 + 10,000 + 12,000 で、272,000円です。

ケース収入を管理する★★★
  1. 基本給 250,000円
  2. 通勤手当 +10,000円
  3. 住居手当 +12,000円
  4. 続く見込みの部分 272,000円

残りの28,000円は、期間に区切りのある手当と残業代。

総支給額300,000円のうち272,000円が、条件がそのまま続く見込みの部分です。残りの28,000円は、異動に伴う手当8,000円と残業代20,000円で、どちらも条件しだいで変わります。272,000円は総支給額の約90.7%にあたります。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

資料には「東京都特別区に勤務する職員には、月給の20%が地域手当として支給」と書かれています。月給を250,000円として計算します。

地域手当は、いくらになりますか。(単位:円)

答え 50000円

250,000 × 0.20 で、50,000円です。

ケース収入を管理する★★★
250,000円(月給)÷550,000円(20%にあたる額)

20%は5分の1ですから、250,000 ÷ 5 でも同じ50,000円になります。この手当の条件は勤務する地域です。勤務地が変われば条件も変わります。手当の額が大きいほど、条件が変わったときの差も大きくなります。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

3年が過ぎて異動に伴う手当8,000円の支給が終わり、同じころ残業が減って残業代が20,000円から5,000円になりました。基本給・通勤手当・住居手当は変わりません。

総支給額は、どうなりますか。

  • A 300,000円のまま変わらない

    手当の側が変わっているので、総支給額も変わります。

  • B 277,000円になる 正解

    正解です。手当の合計が27,000円になります。

  • C 基本給が減ることになる

    基本給の欄は250,000円のままです。

  • D 手当は合計50,000円のまま

    8,000円が終わり、20,000円が5,000円になっています。

手当の合計が27,000円になります。

ケース収入を管理する★★★★

条件が変わったあとのAさんの明細

基本給
250,000円(変わらない)
通勤手当・住居手当
10,000円+12,000円(変わらない)
異動に伴う手当
8,000円 → 0円(3年で終了)
残業代
20,000円 → 5,000円
総支給額
300,000円 → 277,000円

手当の額は、明細に書かれていた額としてこちらで置いた仮の数字。

手当は10,000 + 12,000 + 0 + 5,000 で27,000円。総支給額は250,000 + 27,000 で277,000円です。300,000 − 277,000 で23,000円少なくなります。基本給250,000円の欄は動いていません。減ったのは、条件しだいの部分のほうです。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

条件が変わって、総支給額は毎月23,000円少なくなりました。この状態が12か月続くとします。

1年では、いくら少なくなりますか。(単位:円)

答え 276000円

23,000 × 12 で、276,000円です。

ケース収入を管理する★★★
  • 1か月の差(円)
  • 1年の差(円)

基本給250,000円は動いていない。

毎月の差は23,000円でも、1年では276,000円になります。基本給250,000円の欄は動いていません。減ったのは、期間に区切りのある手当と、時間数に応じて変わる手当のほうです。300,000円を基準に固定費を組んでいると、この276,000円の分だけ計算が合わなくなります。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

毎月の生活費の基準を、給与のどこに置くか考えています。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 手当ごとの支給の条件 正解

    正解です。条件が続くかどうかで、割り方が決まります。

  • B 同僚の手当の額を聞く

    他人の額は、自分の条件を教えてくれません。

  • C 明細の行の並び順

    並び順は、計算に入ってきません。

  • D 総支給額だけを見る

    総支給額ひとつでは、続く分を取り出せません。

条件が続くかどうかで、割り方が決まります。

判断収入を管理する★★★

手当ごとの条件を見て、続く分と条件しだいの分に割る

総支給額の数字ひとつを、毎月の基準として固定する

この回では300,000円が272,000円と28,000円に割れた。

この回では、条件がそのまま続く見込みの部分が272,000円、条件しだいの部分が28,000円でした。資料の表は手当ごとに条件を書いていて、「勤務時間数に応じて」も「異動等の日から3年間」もあります。同僚の額を聞いても、自分の手当がどの条件で付いているかは分かりません。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

この回では、基本給・手当ごとの条件・総支給額を並べました。

続く分と条件しだいの分を分けるとき、役に立たないのはどれですか。

  • A 基本給の額

    基本給は、続く分の土台です。

  • B 手当ごとの支給の条件

    条件は、続くかどうかを決めます。

  • C 明細の行の並び順 正解

    正解です。並び順は、計算に入ってきません。

  • D 残業代の増減

    残業代は、時間数に応じて変わる分です。

並び順は、計算に入ってきません。

判断収入を管理する★★★
基本給 → 250,000円(動かない)通勤手当・住居手当 → 条件が続くかぎり続く異動に伴う手当 → 異動の日から3年間で終わる残業代 → 勤務時間数に応じて変わる

人事院の資料では、手当ごとに支給の条件が一行ずつ書かれている。

この回の計算に入ってきたのは、基本給250,000円、手当ごとの条件、残業代の20,000円から5,000円への動きでした。どれか一つが変われば、続く分と条件しだいの分の割り方も変わります。明細のどの行が上にあるかは、そのどこにも入ってきません。額の大きさより先に、条件のほうを見る形になります。

出典 人事院「国家公務員の給与制度の概要」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

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