現金・預金を活かす

金利0.8%高い銀行へ移す。でも振込手数料がかかるなら得?

元が取れるかどうかは、回数ではなく元金で決まります。

このページの要点

0.8ポイント高いと、1円あたり年0.008円。税を引くと0.0063748円です。振込手数料が年2,640円なら、2,640÷0.0063748=約414,000円が分かれ目。税を入れないと330,000円ですが、手数料は税引後から出るので1.25倍に上がります。

最終更新 2026年9月30日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 損益分岐
  2. ATM手数料
  3. 損益分岐

わかる 2 問

  1. 損益分岐
  2. 利息差

見抜く 3 問

  1. 実質メリット
  2. 振込手数料
  3. 実質メリット

ケースで考える 5 問

  1. 利息差
  2. 振込手数料
  3. 損益分岐
  4. 実質メリット
  5. ATM手数料

判断する 2 問

  1. 利息差
  2. 損益分岐

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

JAMSTECの資料は、有人潜水調査船「しんかい6500」のスペックを載せています。

通常潜航時間は、どれくらいとされていますか。

  • A 8時間 正解

    正解です。通常潜航時間は8時間です。

  • B 3時間

    3時間は海底で調査できる時間のほうです。

  • C 129時間

    129時間はライフサポート時間です。

  • D 2時間30分

    2時間30分は下降にかかる時間です。

スペック表は「通常潜航時間 8時間」です。

知る現金・預金を活かす★★★★
項目スペック
最大潜航深度6,500m
通常潜航時間8時間
ライフサポート時間129時間
乗員数3名(パイロット2名/研究者1名)
耐圧殻内径φ2.0m
空中重量26.7トン

JAMSTEC「しんかい6500 システム」のスペック表から。

資料のスペック表は「通常潜航時間 8時間」としています。3時間は6,500mへ潜ったときに海底で調査できる時間、129時間はライフサポート時間、2時間30分は下降にかかる時間です。8時間という枠が先に決まっていて、そこから往復の時間が引かれます。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

「水深が深いほど、海底での調査時間は長くとれる」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 水深が深いほど長くとれる

    深いほど往復に時間がかかり、残りが減ります。

  • B 深さは調査時間に関係しない

    往復の時間が変わるので関係します。

  • C 調査時間と水深の関係は資料に書かれていない

    「したがって」のあとに書かれています。

  • D 浅いほど長くとれるとされている 正解

    正解です。浅いほど長くとれるとされています。

資料は「水深が浅いと」としています。

知る現金・預金を活かす★★★★

年間の手数料を金利差で割って、元が取れる元金を出す

金利が高いほうへ移せば必ず得だと考える

手数料は増えた利息から先に引かれる。元金が小さいとマイナスになる。

資料は「下降・上昇時間を差引いた残りが海底での調査時間となります。したがって、水深が浅いと調査時間が長くとれます」としています。8時間という枠は変わらないので、往復に時間がかかるほど残りが減ります。6,500mなら往復5時間で、調査は3時間。枠の37.5%です。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A しんかい6500の乗員は5名である

    乗員は3名とされています。

  • B 耐圧殻の内径は2.0mである 正解

    通ります。内径は2.0mです。

  • C 最大潜航深度は3,000mである

    最大潜航深度は6,500mです。

  • D ライフサポート時間は8時間である

    8時間は通常潜航時間のほうです。

スペック表は「耐圧殻内径 φ2.0m」です。

知る現金・預金を活かす★★★★

8時間という枠の使われ方(6,500mのケース)

  • 下降 09:00〜11:30 = 2時間30分
  • 海底での調査 11:30〜14:30 = 3時間
  • 上昇 14:30〜17:00 = 2時間30分
  • 往復の合計 5時間(枠の62.5%)
  • 残る調査時間 3時間(枠の37.5%)

枠は8時間で動かない。往復が長いほど、調査が短くなる。

資料は耐圧殻の内径を2.0mとしています。乗員は5名ではなく3名(パイロット2名/研究者1名)。最大潜航深度は3,000mではなく6,500m。8時間なのは通常潜航時間のほうで、ライフサポート時間は129時間です。129 ÷ 8 = 約16倍の開きがあります。数と項目の組み合わせを一つずつ確かめます。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料の項目と、その時間を組み合わせてください。

答え 通常潜航時間 … 8時間/6,500mへの下降にかかる時間 … 約2時間30分/海底で調査できる時間 … 3時間/ライフサポート時間 … 129時間

枠から往復を引いた残りが1つあります。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料で確かめたこと

  • 潜航時間を8時間と定めている
  • 下降・上昇時間を差引いた残りが海底での調査時間になる
  • 水深が浅いと調査時間が長くとれる
  • 6,500mのケースでは下降・上昇とも約2時間30分
  • 海底での調査は11時30分から14時30分までの3時間

枠は決まっていて、往復が先に引かれる。残りだけが使える。

資料の時刻表では、09時00分に潜航開始、11時30分に海底到着、14時30分に離底、17時00分に浮上。全体で8時間、下降と上昇に2時間30分ずつ、海底での調査は3時間です。8 − 5 = 3 で合います。ライフサポート時間129時間は、万一のときに生命を保てる時間で、通常の潜航時間とは別の数です。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 通常潜航時間は8時間とされている/最大潜航深度は6,500mとされている/水深が浅いと調査時間が長くとれるとされている

資料は潜水調査船についてのものです。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料が示していること

  • 潜航時間と最大潜航深度
  • 下降・上昇にかかる時間
  • 海底での調査時間の決まり方
  • 耐圧殻の仕様と乗員数

資料が示していないこと

  • 振込手数料の目安
  • 預金金利の水準
  • どちらの銀行を選ぶとよいか

借りているのは「枠から先に引く」という形だけ。

資料が示しているのは、通常潜航時間が8時間であること、最大潜航深度が6,500mであること、水深が浅いと調査時間が長くとれることです。振込手数料も預金金利も、潜水船の資料には出てきません。この回の年0.1%・年0.9%・220円は、こちらで置いた数字です。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

税を入れると、元が取れるのは元金_からになります。

  • A 約33万円

    約33万円は税を考えない場合です。

  • B 約26万円

    税を入れると分かれ目は下がりません。

  • C 約41万円 正解

    正解です。2,640 ÷ 0.0063748 = 約41万円です。

  • D 元金では決まらない

    手数料と金利差から元金で出せます。

2,640 ÷(0.008 × 0.79685)の分です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
元金300,000円 差1,912円 − 手数料2,640円 = −728円→元金414,132円 差2,640円 − 手数料2,640円 = 0円(分かれ目)→元金500,000円 差3,187円 − 手数料2,640円 = 547円→元金1,000,000円 差6,375円 − 手数料2,640円 = 3,735円

差はいずれも税引後。手数料は年2,640円で一定。

0.008 × 0.79685 = 0.0063748なので、2,640 ÷ 0.0063748 = 約414,000円です。約33万円は税を考えない場合。手数料は税引後の手取りから出ていくので、分かれ目は 1 ÷ 0.79685 = 1.25倍まで上がります。414,132円で確かめると、差はちょうど2,640円になります。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

無料回数がなくなり、ATMの手数料も毎月かかるようになりました。年間の手数料は 2,640 + 2,640 = 5,280円になります。

元が取れる元金は、どうなりますか。

  • A 変わらない

    手数料が増えれば分かれ目も動きます。

  • B 半分になる

    半分ではなく2倍になります。

  • C 2倍になる 正解

    正解です。約828,000円で2倍になります。

  • D 分岐はなくなる

    手数料がある限り分かれ目はあります。

5,280 ÷ 0.0063748 の分です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★

年0.1%から年0.9%へ移そうとしているAさん

1円あたりの増え方(税引後)
0.0063748円/年
振込だけのとき
手数料2,640円・分かれ目 約414,000円
ATMも毎月かかると
手数料5,280円・分かれ目 約828,000円
元金1,000,000円なら
差6,375円 − 5,280円 = 1,095円
元金500,000円なら
差3,187円 − 5,280円 = −2,093円

5,280 ÷ 0.0063748 = 約828,000円で、2倍になります。割られる数(手数料)が2倍になり、割る数(1円あたりの増え方)は変わらないからです。1,000,000円なら差6,375円から5,280円を引いて1,095円しか残りません。手数料が増えると、必要な元金もそのぶん増えます。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

四つの額を、大きい順に並べてください(利息の差はいずれも税引後)。

答え 6,375円(元金100万円の利息の差) → 3,187円(元金50万円の利息の差) → 2,640円(年間の振込手数料) → 1,912円(元金30万円の利息の差)

手数料より下は、引くとマイナスになります。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
  1. 09時00分潜航開始(毎分40mで降下)
  2. 11時30分海底到着。ここから調査が始まる
  3. 14時30分作業終了・上昇開始(離底)
  4. 17時00分海面浮上。全体で8時間

JAMSTEC「しんかい6500 システム」の時刻表から(潜航深度6,500mのケース)。

元金100万円の差6,375円、50万円の3,187円、年間の手数料2,640円、30万円の1,912円の順です。手数料より上にある元金なら手元に残り、下にある元金なら引いた結果がマイナスになります。手数料の2,640円がちょうど分かれ目の高さで、それに並ぶのが元金414,132円です。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんはいま年0.1%の銀行に1,000,000円を置いています。年0.9%の銀行が見つかりました。

1年の利息の差は、税を引く前でいくらですか。

答え 8000円

1,000,000 × 0.008 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 1,000,000円元金
  • 年0.1%(手取り797円)いまの金利
  • 年0.9%(手取り7,172円)移す先の金利
  • 6,375円利息の差(税引後)
  • 2,640円年間の振込手数料

金利も手数料もこちらで置いた例。資料には出てこない。

0.9 − 0.1 = 0.8ポイントなので、1,000,000 × 0.008 = 8,000円です。税を引くと 8,000 × 0.79685 = 約6,375円になります。ただしここから手数料が引かれます。増えた分がそのまま手元に残るわけではありません。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

移した先では毎月1回の振込が必要になり、1回220円の手数料がかかります。

1年でかかる手数料は、いくらですか。

  • A 220円

    220円は1回ぶんだけです。

  • B 2,640円 正解

    正解です。220 × 12 = 2,640円です。

  • C 5,280円

    5,280円はATMも毎月かかる場合です。

  • D 手数料はかからない

    無料回数がなくなればかかります。

220 × 12 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
2,640÷6,375×100=41.4%

220 × 12 = 2,640円です。5,280円はATMの手数料も毎月かかるようになった場合。1,000,000円なら利息の差は税引後6,375円なので、2,640円を引いても3,735円残ります。ただし元金が小さいと、引いたあとがマイナスになります。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

手数料は年2,640円です。金利差0.8ポイントなら、1円あたり年0.008円の利息が増えます。税を考えずに計算します。

元が取れるのは、元金いくらからですか。

答え 330000円

2,640 ÷ 0.008 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 税を考えないときの分かれ目(円)
  • 税を入れたときの分かれ目(円)

414,132 ÷ 330,000 = 1.25倍。1 ÷ 0.79685 と同じ。

2,640 ÷ 0.008 = 330,000円です。これより少ないと、増える利息より手数料のほうが大きくなります。ただしこれは税を考えない場合。実際には手数料は税引後の手取りから出ていくので、分かれ目はもっと上になります。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

税を考えないときの分かれ目は330,000円、税を入れると約414,000円でした。

税を入れると、分かれ目はどうなりますか。

  • A 約1.25倍になる 正解

    正解です。1 ÷ 0.79685 = 約1.25倍です。

  • B 約0.8倍になる

    小さくはならず、大きくなります。

  • C 変わらない

    税が引かれるぶん分かれ目は上がります。

  • D 税では分岐は動かない

    手取りが縮むので分かれ目は動きます。

414,132 ÷ 330,000 = 1.2549… です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 税を考えない分かれ目(円)
  • 税を入れた分かれ目(円)
  • 手数料が2倍のときの分かれ目(円)

手数料が2倍なら分かれ目も2倍。税のぶんは一律1.25倍。

414,132 ÷ 330,000 = 約1.25倍で、1 ÷ 0.79685 と同じ数になります。利息からは20.315%が引かれるのに、手数料はそのまま出ていくからです。手取りが79.685%に縮むぶん、必要な元金は逆数だけ増えます。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

資料の時刻表では、09時00分に潜航開始、11時30分に海底到着、14時30分に離底、17時00分に浮上します(潜航深度6,500mのケース)。

海底で調査できるのは、何時間ですか。

答え 3時間

11時30分から14時30分までの分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  1. 枠を確かめる(通常潜航時間 8時間)
  2. 下降にかかる時間を引く(2時間30分)
  3. 上昇にかかる時間も引く(2時間30分)
  4. 残りを出す(8 − 5 = 3時間)
  5. 割合を出す(3 ÷ 8 = 37.5%)

水深が浅ければ往復が短くなり、残る時間は長くなる。

11時30分から14時30分までで3時間です。全体は8時間ですが、下降と上昇に2時間30分ずつ、合わせて5時間かかります。8 − 5 = 3時間。枠の37.5%しか調査に使えません。預金を移す話も同じで、増えた利息から手数料が先に引かれます。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

「0.8ポイントも高いのだから、移したほうが得でしょう」と聞きました。

一緒に出しておくのは、どれでしょう。

  • A 手数料が年いくらか 正解

    正解です。手数料を年額で出します。

  • B 2つの金利の差の大きさ

    0.8ポイントはもう分かっています。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 銀行の数

    銀行の数からは出てきません。

手数料は増えた利息から先に引かれます。

判断現金・預金を活かす★★★★
年0.1%から年0.9%の銀行へ移す(差0.8ポイント)
  • 手数料なし → 元金がいくらでも増えたぶんが残る
  • 振込 年2,640円 → 元金 約414,000円から元が取れる
  • ATMも 年5,280円 → 元金 約828,000円から
  • 元金300,000円 → 1,912 − 2,640 = −728円で逆に減る

金利も手数料もこちらで置いた例。移すかどうかは決めない。

年2,640円の手数料なら、元が取れるのは約414,000円から。300,000円しか預けないなら 1,912 − 2,640 = −728円で、逆に減ります。金利の差はもう分かっていますし、去年の利息や銀行の数からは出てきません。移すかどうかは、ここでは決めません。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

「手数料は毎月220円だけだから、気にしなくていいでしょう」と聞きました。

一緒に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 金利の差

    金利の差はもう分かっています。

  • B 預金の残高

    残高だけでは分かれ目が出ません。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 元が取れる元金 正解

    正解です。元が取れる元金を出します。

220円は年に直すと2,640円になります。

判断現金・預金を活かす★★★

メリット

  • 年間の手数料を金利差で割れば、元が取れる元金が出る
  • 元金がその額を超えていれば、手数料を払っても残る

デメリット

  • 手数料は税引後の手取りから出るので、分かれ目は1.25倍に上がる
  • 手数料が2倍になれば、必要な元金も2倍になる

移すかどうかは、この回では決めない。移す手間は数えていない。

毎月220円は年2,640円で、これが増えた利息から先に引かれます。金利差0.8ポイントなら、元が取れるのは約414,000円から。それより少ないと引いた結果がマイナスになります。しんかい6500が8時間の枠から往復5時間を先に引くのと同じで、残りだけが使えます。どうするかは、ここでは決めません。

出典 JAMSTEC「しんかい6500 システム」 / 2026年9月時点の情報

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