現金・預金を活かす

金利3%でも上限50万円。どれくらい得するキャンペーン?

対象分の利息は、率と上限額の積で決まります。

このページの要点

500,000円に年3.0%で3か月なら3,750円。残り4,500,000円は年0.02%で225円、合計3,975円。全額に3%と思った37,500円の10.6%です。年3.0%×50万円と年0.3%×500万円は同じ15,000円になります。

最終更新 2026年9月30日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 適用上限
  2. 適用上限
  3. 適用上限

わかる 2 問

  1. 通常金利
  2. 通常金利

見抜く 3 問

  1. 実効利回り
  2. 受取利息
  3. 適用上限

ケースで考える 5 問

  1. キャンペーン金利
  2. 受取利息
  3. 実効利回り
  4. キャンペーン金利
  5. 実効利回り

判断する 2 問

  1. キャンペーン金利
  2. 実効利回り

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

国立天文台の資料は、過去の日食を計算するときの難しさを説明しています。

赤道上で測った地球の自転速度は、どれくらいとされていますか。

  • A 1秒あたり0.465km 正解

    正解です。1秒あたり0.465kmです。

  • B 1秒あたり0.465m

    メートルではなくキロメートルです。

  • C 1時間あたり0.465km

    1時間ではなく1秒あたりです。

  • D 資料に書かれていない

    本文の後半に書かれています。

本文は「1秒あたり0.465キロメートル」です。

知る現金・預金を活かす★★★★
時間ずれる距離(0.465km/秒で計算)
1秒0.465km
1,000秒(約17分)465km
1時間(3,600秒)1,674km
1日(86,400秒)40,176km

国立天文台「よくある質問 質問1-10」の「1秒あたり0.465キロメートル」から計算したもの。

資料は「地球の自転速度を赤道上で測ると、1秒あたり0.465キロメートルの速さになります」としています。メートルではなくキロメートル、1時間あたりではなく1秒あたりです。1日ぶんにすると 0.465 × 86,400 = 40,176kmで、赤道のまわりの長さとほぼ合います。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

「部分日食も、皆既日食と同じく数百キロメートルの範囲でしか見られない」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 部分日食も数百kmである

    部分日食は数千kmとされています。

  • B 部分日食は見られない

    広い範囲で見られるとされています。

  • C 部分日食については資料に書かれていない

    かっこの中に書かれています。

  • D 数千kmの範囲で見られる 正解

    正解です。数千kmとされています。

資料は「数千キロメートルにわたる」としています。

知る現金・預金を活かす★★★★

上限額に率と期間をかけて、円で出してみる

金利の数字が大きいから得だと考える

率と上限額は掛け算でつながっている。片方だけでは決まらない。

資料は「部分日食であれば、数千キロメートルにわたる広い範囲で見ることができますので、皆既日食や金環日食に比べると曖昧さは小さくなります」としています。幅が約10倍広いので、同じ数百kmのずれでも影響が小さい。幅が狭いほど、同じ大きさが強く効きます。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 赤道上の自転速度は1秒あたり0.465mとされている

    メートルではなくキロメートルです。

  • B 赤道上の自転速度は0.465km毎秒である 正解

    通ります。0.465km毎秒です。

  • C 千秒のずれは数キロメートルにあたる

    数キロではなく数百キロメートルです。

  • D 皆既日食は数千kmの幅で見られる

    数千kmの幅は部分日食のほうです。

資料は「1秒あたり0.465キロメートル」です。

知る現金・預金を活かす★★★★

3,975円の組み立て(残高5,000,000円・3か月)

  • 対象になるのは上限の500,000円まで
  • 対象分 500,000 × 年3.0% × 0.25 = 3,750円
  • 対象外分 4,500,000 × 年0.02% × 0.25 = 225円
  • 合計 3,975円(税引後3,168円)
  • 全体で見た年率 0.318%(表示3.0%の10.6%)

率と上限額は掛け算でつながっている。

資料は赤道上の自転速度を1秒あたり0.465キロメートルとしています。メートルではありません。千秒のずれは 0.465 × 1,000 = 465kmで、数キロメートルではなく数百キロメートル。数千キロメートルの幅で見られるのは部分日食で、皆既日食は数百キロメートルです。単位と対象を突き合わせます。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料の項目と、その値を組み合わせてください。

答え 赤道上の自転速度 … 1秒あたり0.465km/千秒を分に直すと … 約17分/千秒ぶんの場所のずれ … 数百キロメートル/部分日食が見られる範囲 … 数千キロメートル

「数百」と「数千」を混ぜないようにします。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料で確かめたこと

  • 赤道上の自転速度は1秒あたり0.465キロメートル
  • 千秒(約17分)のずれで場所は数百キロメートル違う
  • 皆既日食や金環日食は幅数百キロメートルの狭い範囲でしか見られない
  • 部分日食は数千キロメートルの広い範囲で見られる
  • だから部分日食のほうが曖昧さは小さくなる

速さ × 時間 で距離が決まる。幅が狭いほど同じずれが強く効く。

資料は自転速度を1秒あたり0.465km、千秒を約17分、千秒ぶんのずれを数百キロメートル、部分日食の範囲を数千キロメートルとしています。0.465 × 1,000 = 465kmで「数百キロメートル」と合います。皆既日食や金環日食の幅は数百キロメートルなので、同じずれが決定的に効きます。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 赤道上の自転速度は1秒あたり0.465kmとされている/千秒のずれで場所は数百キロメートル違うとされている/皆既日食や金環日食は幅数百キロメートルの範囲でしか見られないとされている

資料は日食の計算についてのものです。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料が示していること

  • 赤道上の自転速度
  • 時間のずれと場所のずれの関係
  • 皆既日食・金環日食が見られる幅
  • 部分日食が見られる幅

資料が示していないこと

  • キャンペーン金利や上限額
  • 利息にかかる税率
  • 預けたほうがよいか

借りているのは「積で決まる」「幅が狭いと強く効く」という形だけ。

資料が示しているのは、赤道上の自転速度が1秒あたり0.465kmであること、千秒のずれで場所が数百キロメートル違うこと、皆既日食や金環日食は幅数百キロメートルの範囲でしか見られないことです。金利も税率も、日食の資料には出てきません。年3.0%はこちらで置いた例、20.315%は国税庁の資料による制度の数字です。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

表示は年3.0%ですが、5,000,000円全体で見ると年_にあたります。

  • A 約3.0%

    約3.0%は表示のほうです。

  • B 約0.8%

    約0.8%より低くなります。

  • C 約0.318% 正解

    正解です。年0.318%にあたります。

  • D 率では出せない

    利息を総額で割れば出せます。

3,975 ÷ 5,000,000 を年に直します。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
対象分 500,000 × 0.03 × 0.25 = 3,750円→対象外分 4,500,000 × 0.0002 × 0.25 = 225円→合計 3,975円→3か月の実効 3,975 ÷ 5,000,000 = 0.0795%→年に直すと 0.0795 × 4 = 0.318%

表示3.0%の約10.6%にとどまる。

3か月で 3,975 ÷ 5,000,000 = 0.0795%。年に直すと 0.0795 × 4 = 0.318%です。表示の3.0%の 0.318 ÷ 3.0 = 約10.6%にすぎません。かかる相手が500,000円しかないので、率の高さは全体にはほとんど効きません。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

上限が500,000円ではなく2,000,000円だったとします。金利(年3.0%)も期間(3か月)も残高(5,000,000円)も同じです。

3か月の利息の合計は、いくらになりますか。

  • A 3,975円

    3,975円は上限500,000円のときです。

  • B 7,700円

    7,700円は上限1,000,000円のときです。

  • C 15,150円 正解

    正解です。15,000 + 150 = 15,150円です。

  • D 上限では変わらない

    上限に比例して対象分が増えます。

15,000円と150円を足します。

見抜く現金・預金を活かす★★★★

上限を変えたとき(残高5,000,000円・年3.0%・3か月・税引前)

上限500,000円
3,750 + 225 = 3,975円
上限1,000,000円
7,500 + 200 = 7,700円
上限2,000,000円
15,000 + 150 = 15,150円
上限5,000,000円
37,500 + 0 = 37,500円
1,000,000円増えるごとに
7,450円ずつ増える

対象分は 2,000,000 × 0.03 × 0.25 = 15,000円、対象外分は 3,000,000 × 0.0002 × 0.25 = 150円で、合計15,150円です。3,975円は上限500,000円のとき、7,700円は上限1,000,000円のとき。上限が1,000,000円増えるごとに7,450円ずつ増えます。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

四つの額を、大きい順に並べてください(残高5,000,000円・年3.0%・3か月・税引前)。

答え 37,500円(全額に年3.0%と思った場合) → 15,150円(上限2,000,000円なら) → 7,700円(上限1,000,000円なら) → 3,975円(上限500,000円・実際)

金利はどれも同じ年3.0%です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
  1. 預け入れ時対象50万円に年3.0%、残り450万円に年0.02%
  2. 1か月後累計 約1,325円
  3. 2か月後累計 約2,650円
  4. 3か月後(満期)累計 3,975円。満期後は通常金利に戻る

3,975 ÷ 3 = 1,325円/月。金利も上限もこちらで置いた例。

37,500円、15,150円、7,700円、3,975円の順です。金利はどれも年3.0%で同じなのに、上限額が違うだけで約9.4倍の開きが出ます。率の高さは同じでも、かかる相手の大きさで受取額が決まる、ということがこの並びから分かります。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

ある銀行が「年3.0%、3か月」としていますが、優遇の対象は500,000円までです。Aさんの残高は5,000,000円です。

対象分の利息は、税を引く前でいくらですか。

答え 3750円

500,000 × 0.03 × 3 ÷ 12 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 5,000,000円残高
  • 500,000円まで優遇の対象
  • 3,750円対象分(年3.0%・3か月)
  • 225円対象外分(年0.02%)
  • 3,975円(税引後3,168円)合計

金利も上限も、こちらで置いた例。資料には出てこない。

500,000 × 0.03 = 15,000円が1年ぶん。3か月なので3,750円です。年3.0%は高く見えますが、かかる相手は500,000円だけ。率と上限額をかけないと、受け取れる額は出てきません。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

対象分は3,750円、対象外の4,500,000円には年0.02%で225円つきます。

3か月の利息の合計は、税を引く前でいくらですか。

  • A 3,750円

    3,750円は対象分だけの額です。

  • B 3,975円 正解

    正解です。3,750 + 225 = 3,975円です。

  • C 225円

    225円は対象外分だけの額です。

  • D 37,500円

    37,500円は全額が対象の場合です。

3,750円と225円を足します。

ケース現金・預金を活かす★★★★
3,975÷37,500×100=約10.6%

3,750 + 225 = 3,975円です。3,750円は対象分だけ、225円は対象外分だけ、37,500円は500万円全部に3.0%がついた場合の額。実際は37,500円の 3,975 ÷ 37,500 = 約10.6%にとどまります。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

赤道上の自転速度は1秒あたり0.465kmです。時間の見積もりが1,000秒ずれていたとします。

場所は何kmずれますか。

答え 465km

0.465 × 1,000 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 1秒あたりの自転(km)
  • 千秒ぶんのずれ(km)

0.465 × 1,000 = 465km。速さと時間の積で決まる。

0.465 × 1,000 = 465kmです。資料も「数百キロメートル違っている可能性がある」としています。速さだけでも、時間だけでも、ずれの大きさは出てきません。預金も同じで、率だけでも上限額だけでも受取額は出てきません。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

別の銀行が「年0.3%、上限5,000,000円、3か月」としていました。Aさんの残高は同じ5,000,000円です。

対象分の利息は、どうなりますか。

  • A 同じ3,750円になる 正解

    正解です。積が同じなので3,750円です。

  • B 10分の1の375円になる

    上限が10倍なので10分の1にはなりません。

  • C 10倍になる

    10倍にもなりません。

  • D 率では変わらない

    率と上限の積で決まります。

5,000,000 × 0.003 × 0.25 = 3,750円です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 年3.0% × 上限50万円(円)
  • 年1.5% × 上限100万円(円)
  • 年0.3% × 上限500万円(円)
  • 上限なしで年3.0%なら(円)

3か月・税引前の対象分。積が同じなら結果も同じになる。

5,000,000 × 0.003 = 15,000円が1年ぶんで、3か月なら3,750円。年3.0% × 上限500,000円と同じです。率を10分の1にして上限を10倍にすれば、積は変わりません。「3%」という数字の大きさだけでは、得かどうかは分かりません。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

赤道上の自転速度は1秒あたり0.465kmです。1日は86,400秒です。

1日で進む距離は何kmですか。

答え 40176km

0.465 × 86,400 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  1. 対象の上限額を確かめる
  2. 上限額に率をかけて1年ぶんを出す
  3. 期間をかけて(月数 ÷ 12)対象分を出す
  4. 対象外分に通常金利をかけて足す
  5. 預ける総額で割って、全体で何%か出す

率と上限額のどちらが欠けても、受取額は出てこない。

0.465 × 86,400 = 40,176kmです。赤道のまわりの長さがおよそ4万kmであることとほぼ合います。速さが同じでも、かける時間で距離はいくらでも変わる。預金も同じで、率が同じでも上限額で受取額が変わります。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

「年3.0%もあるのだから、ここに移したほうがいいでしょう」と聞きました。

一緒に確かめておくのは、どれでしょう。

  • A 対象になる上限額 正解

    正解です。率と上限額をかけて見ます。

  • B 書いてある金利だけを見る

    金利はもう見えています。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 銀行の数

    銀行の数からは出てきません。

上限が500,000円なら3,750円です。

判断現金・預金を活かす★★★★
「年3.0%、3か月」で優遇の対象は500,000円まで(残高5,000,000円)
  • 対象分 3,750円 + 対象外分 225円 = 3,975円
  • 全額に3.0%と思うと 37,500円と見積もってしまう
  • 全体で見た年率は 0.318%(表示の10.6%)
  • 年0.3% × 上限500万円でも 対象分は同じ3,750円

金利も上限もこちらで置いた例。移すかどうかは決めない。

年3.0%でも対象が500,000円までなら、3か月の対象分は3,750円。合計3,975円で、全体では年0.318%にあたります。金利はもう見えていますし、去年の利息や銀行の数からは出てきません。移すかどうかは、ここでは決めません。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

「金利が高いほうを選べばいいでしょう」と聞きました。

一緒に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 表示の金利

    金利はもう見えています。

  • B 預ける額

    預ける額はもう決まっています。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 金利と上限額の積 正解

    正解です。金利と上限額をかけて比べます。

年3.0%×50万円と年0.3%×500万円は同じです。

判断現金・預金を活かす★★★

メリット

  • 上限額に率と期間をかければ、受け取れる額が円で出せる
  • 総額で割れば、全体で何%にあたるか分かる

デメリット

  • 率だけ見ると、対象が狭いキャンペーンを大きく見積もってしまう
  • 率を10倍にして上限を10分の1にしても、結果は変わらない

移すかどうかは、この回では決めない。満期後の金利は第186回で扱う。

どちらも1年で15,000円、3か月で3,750円になります。率を10倍にして上限を10分の1にしても結果は変わりません。国立天文台の資料も、場所のずれは「0.465km/秒 × 千秒 = 465km」という積で出ていました。片方だけ見ても大きさは決まりません。どうするかは、ここでは決めません。

出典 国立天文台「よくある質問 質問1-10」 / 2026年9月時点の情報

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