現金・預金を活かす

金利差0.5%。預金1,000万円なら無視できる差?

同じ0.5ポイントが、0.6日分にも6日分にもなります。

このページの要点

年0.1%と年0.6%の差は、100万円で5,000円、1,000万円で50,000円。月の生活費250,000円なら1日8,333円なので、0.6日分と6.0日分です。移す手間を3時間とすると、1時間あたり1,667円と16,667円。率だけが0.5ポイントのまま動きません。

最終更新 2026年9月30日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 金額換算
  2. 元金
  3. 金額換算

わかる 2 問

  1. 金額換算
  2. 金利差

見抜く 3 問

  1. 機会損失
  2. 機会損失
  3. 年間利息

ケースで考える 5 問

  1. 金利差
  2. 元金
  3. 年間利息
  4. 年間利息
  5. 機会損失

判断する 2 問

  1. 金利差
  2. 元金

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

海上保安庁の資料は、大潮のときの干満差を場所ごとに挙げています。

九州の有明海は、どれくらいとされていますか。

  • A 最大6m 正解

    正解です。有明海は最大6mとされています。

  • B 最大2m

    2mは太平洋側のほうです。

  • C 最大15m

    15mはファンデー湾のほうです。

  • D 0.4m程度

    0.4m程度は日本海側のほうです。

資料は「最大6m」としています。

知る現金・預金を活かす★★★
場所大潮の干満差4階建て(3.75m/階)に直すと
日本海側0.4m程度約0.1階
太平洋側2m程度約0.5階
有明海(九州)最大6m1.6階
仁川(韓国)最大10m約2.7階
ファンデー湾(カナダ)15m4階

海上保安庁「各地の潮汐」から。階数は資料の「15m=4階建て」を使って計算した。

資料は「九州の有明海では最大6mで日本では最も大きな干満が起こっています」としています。2mは太平洋側、0.4m程度は日本海側、15mはカナダ東岸のファンデー湾です。同じ「大潮の干満差」でも、いちばん小さいところといちばん大きいところで 15 ÷ 0.4 = 37.5倍ちがいます。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

「潮の満ち引きの大きさは、日本中どこでも同じくらいだ」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 日本中どこでもほぼ同じである

    地域によって異なるとされています。

  • B 太平洋側のほうが小さいとされている

    太平洋側2mは日本海側0.4mより大きいです。

  • C 地域ごとの干満差については資料に書かれていない

    場所ごとの数字が本文に並んでいます。

  • D 日本海側0.4m、有明海6mと15倍ちがう 正解

    正解です。6 ÷ 0.4 = 15倍ちがいます。

資料は場所ごとの数字を並べています。

知る現金・預金を活かす★★★★

差額を1日あたりの生活費で割って、何日分かに直す

「0.5ポイントしか違わない」と率だけで大きさを決める

同じ0.5ポイントが、100万円なら0.6日分、1,000万円なら6.0日分。

資料は「この干満の差は時期によって、また地域によって異なります」としたうえで、日本海側0.4m程度、太平洋側2m程度、有明海最大6mを挙げています。有明海と日本海側では 6 ÷ 0.4 = 15倍。日本の中だけでもこれだけちがい、世界まで広げると 15 ÷ 0.4 = 37.5倍になります。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 日本海側の干満差は2m程度である

    2m程度は太平洋側のほうです。

  • B 大潮は新月や満月の頃である 正解

    通ります。新月や満月の頃が大潮です。

  • C 世界で最も干満が大きいのは有明海である

    世界で最も大きいのはファンデー湾です。

  • D 仁川の干満差は最大15mである

    仁川は最大10mで、15mはファンデー湾です。

資料は新月や満月の頃としています。

知る現金・預金を活かす★★★★

大潮のときの干満差

  • 日本海側 0.4m程度(約0.1階)
  • 太平洋側 2m程度(約0.5階)
  • 有明海 最大6m(1.6階。日本で最も大きい)
  • 仁川 最大10m(約2.7階)
  • ファンデー湾 15m(4階。世界で最も大きい)

いちばん小さいところといちばん大きいところで 15 ÷ 0.4 = 37.5倍。

資料は「月と太陽がほぼ一直線に並ぶ新月や満月の頃は…干満の差が大きいときの潮汐を大潮と言います」としています。2m程度は太平洋側で、日本海側は0.4m程度。世界で最も大きいのはファンデー湾(15m)で、有明海は日本で最も大きい6m。仁川は15mではなく最大10mです。場所と数字を一つずつ確かめます。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料の場所と、大潮のときの干満差を組み合わせてください。

答え 日本海側 … 0.4m程度/太平洋側 … 2m程度/有明海 … 最大6m/ファンデー湾 … 15m

世界でいちばん大きいのはカナダ東岸です。

わかる現金・預金を活かす★★★

資料で確かめたこと

  • 満潮と干潮の海面の差を干満差(潮差)という
  • 干満の差は時期によって、また地域によって異なる
  • 大潮は新月や満月の頃、小潮は上弦や下弦の頃
  • 日本海側0.4m程度・太平洋側2m程度・有明海最大6m
  • 仁川は最大10m、ファンデー湾は15m(4階建てのビルに相当)

メートルのままでは伝わらないので、建物の階数に置き直している。

資料では日本海側が0.4m程度、太平洋側が2m程度、有明海が最大6m、ファンデー湾が15mとされています。同じ「大潮の干満差」という言葉でも、15 ÷ 0.4 = 37.5倍の幅があります。資料はこの15mを「4階建てのビルに相当します」と、別のものさしに置き直しています。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 有明海の干満差は最大6mとされている/ファンデー湾の15mは4階建てのビルに相当するとされている/大潮は新月や満月の頃に起こるとされている

資料は潮の満ち引きについてのものです。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料が示していること

  • 干満差という言葉の意味
  • 大潮と小潮が起こる時期
  • 場所ごとの大潮の干満差
  • 15mを建物の階数に言い換えた例

資料が示していないこと

  • 預金金利の水準
  • 生活費の目安
  • どちらの銀行を選ぶとよいか

借りているのは「別のものさしに置き直す」という枠組みだけ。

資料が示しているのは、有明海の干満差が最大6mであること、ファンデー湾の15mが4階建てのビルに相当すること、大潮が新月や満月の頃に起こることです。預金金利も生活費の目安も、潮汐の資料には出てきません。この回の年0.1%・年0.6%・月250,000円は、こちらで置いた数字です。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

元金が1,000,000円なら、同じ0.5ポイントの差は生活費の_になります。

  • A 6日分

    6日分は1,000万円のときです。

  • B 3日分

    3日分は500万円のときです。

  • C 0.6日分 正解

    正解です。5,000 ÷ 8,333 = 0.6日分です。

  • D 日数では言えない

    1日あたりの生活費で割れば出せます。

5,000 ÷ 8,333 の分です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
元金100万円 差5,000円 → 0.6日分→元金500万円 差25,000円 → 3.0日分→元金1,000万円 差50,000円 → 6.0日分→率の差はどれも0.5ポイントで動かない

1日あたりの生活費は 250,000 ÷ 30 = 約8,333円として計算した。

5,000 ÷ 8,333 = 0.6日分です。6日分は1,000万円のとき、3日分は500万円のとき。率はどれも同じ0.5ポイントですが、日数にすると0.6日と6.0日で10倍ちがいます。同じ言葉で呼んでいても、中身が10倍ちがうことになります。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

口座を開いて資金を動かし、条件を確かめるまでに3時間かかるとします。1,000万円なら差は年50,000円です。

1時間あたりにすると、いくらになりますか。

  • A 約1,667円

    約1,667円は100万円のときです。

  • B 約5,000円

    約5,000円は500万円の半分ほどの数です。

  • C 約16,667円 正解

    正解です。50,000 ÷ 3 = 約16,667円です。

  • D 時間では比べられない

    差額を時間で割れば出せます。

50,000 ÷ 3 の分です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★

同じ0.5ポイントの差を、元金ごとに測り直す

率で言えば
どの元金でも0.5ポイント
円で言えば
5,000円/25,000円/50,000円
生活費で言えば
0.6日分/3.0日分/6.0日分
3時間で割れば
約1,667円/約8,333円/約16,667円(1時間あたり)
動かないもの
率だけ。ほかは元金に比例して10倍まで動く

50,000 ÷ 3 = 約16,667円です。100万円なら 5,000 ÷ 3 = 約1,667円で、10倍ちがいます。同じ3時間の手間でも、元金が違えば1時間あたりの額が10倍変わります。手間のほうは元金では変わらないので、差だけが動きます。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

四つの額を、大きい順に並べてください(いずれも税引前)。

答え 60,000円(1,000万円・年0.6%の利息) → 50,000円(1,000万円での差) → 30,000円(500万円・年0.6%の利息) → 25,000円(500万円での差)

元金が大きいほうが上になります。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
  1. 新月の頃月と太陽がほぼ一直線。大潮(干満の差が大きい)
  2. 上弦の頃月と太陽が90°ずれる。小潮(干満の差が小さい)
  3. 満月の頃再びほぼ一直線。大潮
  4. 下弦の頃再び90°ずれる。小潮

海上保安庁「各地の潮汐」から。同じ場所でも時期で差が変わる。

1,000万円なら年0.6%で60,000円、差が50,000円。500万円なら30,000円と25,000円です。どの元金でも、差は年0.6%の利息の 0.5 ÷ 0.6 = 約83%にあたります。元金が変わってもこの関係は変わりません。変わるのは額そのものだけです。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんは10,000,000円の預け先を比べています。いまの銀行は年0.1%、別の銀行は年0.6%です。

1年の利息の差は、税を引く前でいくらですか。

答え 50000円

10,000,000 × 0.005 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★
  • 10,000,000円元金
  • 年0.1%(10,000円)いまの金利
  • 年0.6%(60,000円)別の銀行
  • 50,000円差
  • 0.5ポイント率の差

金利はこちらで置いた例。すべて税引前で計算している。

年0.1%なら10,000円、年0.6%なら60,000円で、差は50,000円です。差は 0.6 − 0.1 = 0.5ポイントなので、10,000,000 × 0.005 = 50,000円と直接出すこともできます。この50,000円が大きいか小さいかは、円のままでは決まりません。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

同じ2つの金利(年0.1%と年0.6%)で、元金を1,000,000円にします。

1年の利息の差は、いくらですか。

  • A 1,000円

    1,000円は年0.1%の利息そのものです。

  • B 5,000円 正解

    正解です。6,000 − 1,000 = 5,000円です。

  • C 6,000円

    6,000円は年0.6%の利息そのものです。

  • D 50,000円

    50,000円は1,000万円のときの差です。

1,000,000 × 0.005 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★
5,000÷1,000,000×100=0.5%

年0.1%なら1,000円、年0.6%なら6,000円で、差は5,000円です。1,000円は年0.1%の利息そのもの、6,000円は年0.6%の利息そのもの、50,000円は1,000万円のときの差。率の差は同じ0.5ポイントですが、円にすると元金で10倍ちがいます。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

1,000万円のときの差は年50,000円です。Aさんの月の生活費は250,000円で、1日あたりにすると 250,000 ÷ 30 = 約8,333円になります。

差は、生活費の何日分ですか。

答え 6日

50,000 ÷ 8,333 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 元金100万円のときの日数(日)
  • 元金1,000万円のときの日数(日)

6.0 ÷ 0.6 = 10倍。元金の倍率とそろう。

50,000 ÷ 8,333 = 6.0日分です。100万円のときの5,000円なら0.6日分、500万円の25,000円なら3.0日分。円のままでは「50,000円は大きいのか」が決まりませんが、日数に直すと「6日暮らせる」と言えます。ものさしを取り替えると、意味が出てきます。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

元金100万円なら0.6日分、元金1,000万円なら6.0日分になりました。率の差はどちらも0.5ポイントです。

二つの日数を比べると、どうなりますか。

  • A 10倍ちがう 正解

    正解です。6.0 ÷ 0.6 = 10倍です。

  • B 同じである

    0.6日と6.0日では同じになりません。

  • C 3倍ちがう

    3倍になるのは100万円と300万円の場合です。

  • D 元金が違っても日数は同じ

    日数は元金に比例して変わります。

6.0 ÷ 0.6 = 10 です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 元金100万円(日)
  • 元金500万円(日)
  • 元金1,000万円(日)

率の差はどれも0.5ポイント。日数だけが元金に比例して動く。

6.0 ÷ 0.6 = 10倍で、元金の倍率(10,000,000 ÷ 1,000,000)とそろいます。率は0.5ポイントのまま動きませんが、円も日数も元金に比例して動きます。同じ「0.5ポイントの差」という言い方をしていても、中身は10倍ちがうことになります。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

資料では、大潮のときの干満差が日本海側で0.4m程度、有明海で最大6mとされています。

有明海は日本海側の何倍ですか。

答え 15倍

6 ÷ 0.4 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  1. 同じ言葉で呼ばれているものを並べる(大潮の干満差)
  2. 数字を入れる(日本海側0.4m・有明海6m)
  3. 割る(6 ÷ 0.4 = 15倍)
  4. 別のものさしに直す(資料は15m=4階建てとしている)
  5. 1階あたりを出す(15 ÷ 4 = 3.75m)

同じ名前でも、数を出さないと大きさは分からない。

6 ÷ 0.4 = 15倍です。どちらも「大潮の干満差」という同じ言葉で呼ばれていますが、中身は15倍ちがいます。世界でいちばん大きいファンデー湾(15m)まで広げると 15 ÷ 0.4 = 37.5倍。同じ名前がついていても、数を出さないと大きさは分かりません。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

「0.5ポイントの差なんて、無視できる小ささでしょう」と聞きました。

一緒に出しておくのは、どれでしょう。

  • A 差が生活費の何日分か 正解

    正解です。生活費の何日分かを出します。

  • B 2つの金利の差の大きさ

    0.5ポイントはもう分かっています。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 銀行の数

    銀行の数からは出てきません。

円のままでは大小が決まりません。

判断現金・預金を活かす★★★★
年0.1%と年0.6%、差は0.5ポイント
  • 率で見る → どの元金でも0.5ポイント(動かない)
  • 円に直す → 5,000円/25,000円/50,000円
  • 生活費の日数に直す → 0.6日分/3.0日分/6.0日分
  • 手間3時間で割る → 約1,667円/約8,333円/約16,667円

金利も生活費もこちらで置いた例。どちらを選ぶかは決めない。

0.5ポイントは、100万円なら5,000円で0.6日分、1,000万円なら50,000円で6.0日分です。同じ言い方でも、日数にすると10倍ちがいます。円のままでも「50,000円は大きいのか」は決まらないので、生活費の日数まで直します。金利の差はもう分かっていますし、去年の利息や銀行の数からは出てきません。どちらを選ぶかは、ここでは決めません。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

「金利差は同じ0.5ポイントなのだから、預金額が違っても同じ話でしょう」と聞きました。

一緒に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 金利の差

    金利の差はもう分かっています。

  • B 預金の残高

    残高だけでは日数は出ません。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 差が何日分になるか 正解

    正解です。日数に直してから決めます。

同じ0.5ポイントが0.6日にも6日にもなります。

判断現金・預金を活かす★★★

メリット

  • 差額を1日あたりの生活費で割るだけで、日数に直せる
  • 日数にすると「大きいか小さいか」を自分で決められる

デメリット

  • 率の0.5ポイントは、元金が変わっても動かない
  • 同じ0.5ポイントでも、日数では0.6日分から6.0日分まで10倍動く

どちらを選ぶかは、この回では決めない。税は No.172 で扱う。

率の0.5ポイントは元金が変わっても動きません。動くのは中身のほうで、100万円なら0.6日分、1,000万円なら6.0日分と10倍ちがいます。資料が15mを「4階建てのビル」と言い換えたのと同じで、別のものさしに置き直さないと大きさが決まりません。どちらを選ぶかは、ここでは決めません。

出典 海上保安庁「各地の潮汐」 / 2026年9月時点の情報

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