家計を整える

車は月1万円しか使っていない?年間費用まで数えるとどうなる?

何年に1回かを聞かないと、月あたりに直せません。

このページの要点

ガソリン代は月10,000円で年120,000円。自動車税36,000円、自賠責12,000円、任意保険60,000円、車検は2年に1回96,000円で年48,000円。ガソリン代以外だけで156,000円、12で割ると月13,000円です。合計は月23,000円で、思っていた額の2.3倍。タイヤ交換と故障修理が入ると月29,000円になります。

最終更新 2026年9月14日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 保険
  2. 保険
  3. 税金

わかる 2 問

  1. 保険
  2. 保険

見抜く 3 問

  1. 年間コスト
  2. 月割り
  3. 年間コスト

ケースで考える 5 問

  1. 年間コスト
  2. 車検
  3. 月割り
  4. 修繕
  5. 保険

判断する 2 問

  1. 修繕
  2. 年間コスト

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

資料は、自賠責保険の支払限度額を損害の内容ごとに示しています。

傷害による損害の限度額は、どれですか。

  • A 75万円

    75万円は後遺障害の下のほうです。

  • B 3,000万円

    3,000万円は死亡による損害です。

  • C 120万円 正解

    正解です。傷害による損害は120万円です。

  • D 4,000万円が上限

    4,000万円は後遺障害の上のほうです。

資料の表では120万円です。

知る家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 自賠責保険は基本的に全ての自動車に契約が義務付けられている
  • 死亡による損害の支払限度額は3,000万円
  • 後遺障害による損害は程度により75~4,000万円
  • 傷害による損害は120万円
  • 基準料率は利潤や損失が生じないように算出される

損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」から。

資料の表では、死亡による損害が3,000万円、後遺障害による損害が「後遺障害の程度により、75~4,000万円」、傷害による損害が120万円とされています。75万円は後遺障害のいちばん低いほう、4,000万円はそのいちばん高いほうです。死亡の3,000万円と傷害の120万円を比べると、30,000,000 ÷ 1,200,000 = 25で25倍の開きがあります。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

「自賠責保険は、入るかどうか自分で選べる」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 自由に選べる

    選べるものではありません。

  • B 入らない人が多い

    義務付けられている保険です。

  • C 任意保険とまったく同じ扱い

    任意保険とは扱いが違います。

  • D 契約が義務付けられている 正解

    正解です。契約が義務付けられています。

資料は法令による義務としています。

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義務で必ず出る費用として、先に数に入れておく

毎月の支払いに出てこないので、ないものとして扱う

資料は基本的に全ての自動車に契約が義務付けられているとしている。

資料は「自賠責保険は、法令により、基本的に全ての自動車に契約が義務付けられている保険」とし、「自動車を運行する場合には、基本的に全ての自動車について自賠責保険を契約しなければなりません。」としています。選べるものではありません。だから車を持っているかぎり、この費用は必ず出ていきます。毎月の支払いには現れなくても、なくなることはない、ということです。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 自賠責は任意で入る保険

    法令で義務付けられています。

  • B 死亡の限度額は3,000万円 正解

    通ります。死亡は3,000万円です。

  • C 傷害の限度額は3,000万円

    傷害は120万円です。

  • D 後遺障害の限度額は120万円まで

    後遺障害は75~4,000万円です。

資料の表の1行目にそうあります。

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自賠責保険の支払限度額

  • 死亡による損害 3,000万円
  • 後遺障害による損害 程度により75~4,000万円
  • 傷害による損害 120万円

死亡は傷害の25倍にあたる。

資料の表では、死亡による損害が3,000万円、傷害による損害が120万円、後遺障害による損害が程度により75~4,000万円です。傷害が3,000万円ではありませんし、後遺障害が120万円までということもありません。また自賠責保険は「法令により、基本的に全ての自動車に契約が義務付けられている保険」で、任意で入るものではありません。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

四つの言葉を、資料の説明と組み合わせてください。

答え 死亡による損害 … 3,000万円/後遺障害による損害 … 程度により75~4,000万円/傷害による損害 … 120万円/ノーロス・ノープロフィット … 利潤や損失が生じないように算出する

限度額は損害の内容ごとに決まっています。

わかる家計を整える★★★
損害の内容支払限度額
死亡による損害3,000万円
後遺障害による損害程度により75~4,000万円
傷害による損害120万円

資料の表のまま。30,000,000 ÷ 1,200,000 = 25倍。

資料は損害の内容ごとに支払限度額を示し、死亡による損害を3,000万円、後遺障害による損害を「後遺障害の程度により、75~4,000万円」、傷害による損害を120万円としています。またノーロス・ノープロフィットの原則については「利潤や損失が生じないように算出する必要があります。」と説明しています。強制で加入させる保険なので、料率に利潤を織り込まない決まりになっている、ということです。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 自賠責保険は基本的に全ての自動車に契約が義務付けられている/傷害による損害の支払限度額は120万円/基準料率は利潤や損失が生じないように算出される

地域による違いにも触れられていました。

わかる家計を整える★★★★

資料に書かれている

  • 契約が義務付けられていること
  • 支払限度額の三つの区分
  • 用途・車種と地域で保険料が異なること

資料に書かれていない

  • 自賠責保険料の実額(本文には無い)
  • 車検や自動車税の費用
  • 車の年間の維持費

この回の金額はすべてこちらで置いた例。

資料は自賠責保険が基本的に全ての自動車に義務付けられていること、傷害による損害の支払限度額が120万円であること、基準料率が利潤や損失が生じないように算出されることを示しています。一方で「北海道・本州・四国・九州、これらの離島、沖縄県、沖縄県の離島によっても異なる保険料となっています」ともあるので、全国同じ額ではありません。車検の費用については何も書かれていません。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

ガソリン代以外の分だけで、月_になります。

  • A 10,000円

    10,000円はガソリン代のほうです。

  • B 13,000円 正解

    正解です。156,000 ÷ 12 = 13,000円です。

  • C 23,000円

    23,000円は合計の月あたりです。

  • D 156,000円のまま

    156,000円は年額のままです。

156,000 ÷ 12 の分です。

見抜く家計を整える★★★★
自動車税 36,000円自賠責保険 12,000円任意保険 60,000円車検の1年あたり 48,000円合計 156,000円 ÷ 12 = 13,000円

ガソリン代10,000円より大きい。金額はこちらで置いた例。

自動車税36,000円、自賠責12,000円、任意保険60,000円、車検の1年あたり48,000円で156,000円。12で割ると13,000円です。ガソリン代の10,000円より大きい額が、毎月の支払いには現れないところにあったことになります。10,000円は思っていた額、23,000円は合計の月あたり、156,000円は割る前の年額です。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

Aさんは車の費用を月10,000円だと思っていました。数え直すと月23,000円でした。

この数え直しで、何が分かりますか。

  • A 金額は変わらない

    出ていく額そのものは変わりません。

  • B ガソリン代が減る

    ガソリン代は10,000円のままです。

  • C 2.3倍になっている 正解

    正解です。23,000 ÷ 10,000 = 2.3です。

  • D 10,000円のままでよい

    10,000円では足りていません。

23,000 ÷ 10,000 = 2.3です。

見抜く家計を整える★★★★

同じ1台を、二つの数え方で

ガソリン代だけ
月10,000円
ガソリン代以外
月13,000円
合計
月23,000円(2.3倍)
タイヤと修理を入れると
月29,000円(2.9倍)

実際に出ていくお金の額は、数え方を変えても変わりません。変わるのは、いくら出ていると思っているかのほうです。ガソリン代は10,000円のままですし、そこは減りません。ただ、それ以外に月13,000円ぶんが出ていて、合わせると23,000円。思っていた額の2.3倍です。毎月の支払いに現れないものは、意識して数えないと出てきません。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

1年あたりの額が大きい順に、四つを並べてください。

答え ガソリン代 120,000円 → 任意保険 60,000円 → 車検 48,000円 → 自動車税 36,000円

車検は2年に1回を1年あたりに直した額です。

見抜く家計を整える★★★★
  1. ガソリン代年120,000円(毎月)
  2. 任意保険年60,000円(1年に1回)
  3. 車検年48,000円(2年に1回96,000円)
  4. 自動車税年36,000円(1年に1回)

金額はこちらで置いた例。

ガソリン代120,000円、任意保険60,000円、車検の1年あたり48,000円、自動車税36,000円の順です。車検は1回96,000円ですが、2年に1回なので1年あたりは48,000円。1回分の額で並べると順番が変わってしまいます。並べる前に、全部を1年あたりにそろえておく必要があります。ここに自賠責の12,000円が加わって、ガソリン代以外は156,000円になります。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんは車の費用を、ガソリン代の月10,000円だと思っています。

ガソリン代だけなら、1年でいくらですか。

答え 120000円

10,000 × 12 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 月10,000円(年120,000円)ガソリン代
  • 年36,000円自動車税
  • 年12,000円自賠責保険
  • 年60,000円任意保険
  • 2年に1回96,000円車検

金額はすべてこちらで置いた例。

10,000 × 12 = 120,000円です。ガソリン代は毎月出ていくので、そのまま12倍すれば1年分になります。ところが車の費用は、毎月出ていくものばかりではありません。1年に1回のもの、2年に1回のもの、数年に1回のものが混ざっています。それらは足す前に、割る数をそろえる必要があります。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

車検は2年に1回で、1回あたり96,000円かかるとします。

1年あたりに直すと、いくらですか。

  • A 48,000円 正解

    正解です。96,000 ÷ 2 = 48,000円です。

  • B 96,000円

    96,000円は1回分の額です。

  • C 24,000円

    24,000円は4年に1回の場合です。

  • D 192,000円になる

    2で割るところを、かけています。

96,000 ÷ 2 の分です。

ケース家計を整える★★★
96,000÷248,000円

2年に1回なので、96,000 ÷ 2 = 48,000円が1年あたりです。ここからさらに12で割れば月あたりの4,000円になります。96,000円は1回分、24,000円は4年に1回だった場合の額、192,000円は2倍にしてしまった額です。何年に1回かを聞かないと、割る数が決まりません。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

ガソリン代120,000円、自動車税36,000円、自賠責12,000円、任意保険60,000円、車検の1年あたり48,000円。合わせて276,000円です。

月あたりに直すと、いくらですか。

答え 23000円

276,000 ÷ 12 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 思っていた月あたり(円)
  • 数え直した月あたり(円)

差の13,000円は、ガソリン代以外の月あたりと同じ額。

276,000 ÷ 12 = 23,000円です。思っていたのは月10,000円だったので、23,000 ÷ 10,000 = 2.3で2.3倍。差は13,000円で、これはガソリン代以外の156,000円を12で割った額とちょうど同じです。見えていたのはガソリン代だけで、見えていなかった側のほうが大きかったことになります。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

タイヤ交換48,000円を4年に1回、さらに今年は故障修理60,000円がありました。1年の合計は348,000円です。

月あたりに直すと、いくらですか。

  • A 29,000円 正解

    正解です。348,000 ÷ 12 = 29,000円です。

  • B 23,000円

    23,000円は加わる前の額です。

  • C 13,000円

    13,000円はガソリン代以外の分です。

  • D 348,000円のまま

    348,000円は年額のままです。

348,000 ÷ 12 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 思っていた月あたり(円)
  • 数え直した月あたり(円)
  • タイヤと修理を入れて(円)

2.3倍から2.9倍へ。金額はこちらで置いた例。

タイヤ交換は4年に1回なので48,000 ÷ 4 = 12,000円が1年あたり。故障修理60,000円と合わせて、276,000 + 12,000 + 60,000 = 348,000円。12で割ると29,000円です。思っていた10,000円の2.9倍で、前の23,000円からさらに6,000円増えました。23,000円は加わる前、13,000円はガソリン代以外の分です。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

死亡による損害の支払限度額は3,000万円、傷害による損害は120万円です。

死亡の限度額は、傷害の何倍ですか。

答え 25倍

30,000,000 ÷ 1,200,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 単位を円にそろえる(3,000万円 = 30,000,000円)
  2. 傷害の額も円にする(120万円 = 1,200,000円)
  3. 割る(30,000,000 ÷ 1,200,000 = 25)

割り算は資料にない。資料の二つの数字から出したもの。

30,000,000 ÷ 1,200,000 = 25で、25倍です。同じ表に並んでいても、桁が二つ近く違います。後遺障害のほうは75万円から4,000万円まで幅があり、40,000,000 ÷ 750,000 ≒ 53.3で約53倍の開きがあります。なお、この割り算は資料に書かれていません。資料にある二つの数字から出したものです。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

タイヤ交換の見積もりが届きました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 何年に1回のものか 正解

    正解です。割る数がここで決まります。

  • B 去年の費用との差

    去年との差では頻度が分かりません。

  • C 友人が払った額

    他人の額でも頻度は分かりません。

  • D いちばん高かった月の支出

    1か月分では頻度が分かりません。

割る数が決まらないと、月あたりが出せません。

判断家計を整える★★★★
48,000円の見積もりが来た
  • 4年に1回なら → 年12,000円 → 月1,000円
  • 2年に1回なら → 年24,000円 → 月2,000円
  • 毎年なら → 年48,000円 → 月4,000円
  • 1回きりなら → その年だけに載せる

同じ48,000円でも、頻度で月あたりが変わる。

48,000円という額だけでは、月あたりに直せません。4年に1回なら48,000 ÷ 4 = 12,000円が1年あたりで、12で割って月1,000円。2年に1回なら月2,000円になります。何年に1回かで倍違います。去年との差や他人が払った額、いちばん高かった月の支出からは、この割る数は出てきません。金額の前に、頻度を聞くということです。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

「車なんてガソリン代くらいでしょう」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 費用の順位

    順位では合計が出ません。

  • B 去年との差

    去年との差でも出ません。

  • C いちばん高い月

    いちばん高い月でも出ません。

  • D 年に一度以上のものの合計 正解

    正解です。ここで13,000円が見えます。

ガソリン代以外だけで月13,000円ありました。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 1年あたりにそろえると、頻度の違うものを足せる
  • 義務で必ず出る費用は、先に数に入れておける

デメリット

  • 毎月の支払いに出ないものは、意識しないと数えられない
  • 1回分の額のまま並べると、順番を読み違える

車を持つかどうかは、この回では決めない。

ガソリン代は月10,000円で合っています。ただし自動車税、自賠責、任意保険、車検を1年あたりにそろえて足すと156,000円で、12で割ると13,000円。ガソリン代より大きい額です。順位や去年との差、いちばん高い月を見ても、この合計は出てきません。車を持つかどうかは人によって違うので、ここでは決めません。数え直すところまでが、この回の範囲です。

出典 損害保険料率算出機構「自賠責保険基準料率」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

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