家計を整える

車を手放せば月3万円浮く。本当に3万円だけの差?

浮いた額を単価で割ると、回数の分かれ目が出ます。

このページの要点

駐車場15,000円、任意保険5,000円、車検の月割4,000円、自動車税3,000円、ガソリン3,000円で月30,000円。代わりの移動が1回3,000円なら30,000 ÷ 3,000 = 10回が分かれ目です。月5回なら15,000円残ります。タクシーで1回5,000円になると分かれ目は6回に下がり、同じ5回でも残りは5,000円です。

最終更新 2026年9月25日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 代替交通費
  2. 代替交通費
  3. 代替交通費

わかる 2 問

  1. 代替交通費
  2. 代替交通費

見抜く 3 問

  1. 代替交通費
  2. 駐車場代
  3. 税金

ケースで考える 5 問

  1. 駐車場代
  2. 代替交通費
  3. 代替交通費
  4. 代替交通費
  5. 代替交通費

判断する 2 問

  1. 代替交通費
  2. 駐車場代

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

資料は2026年3月の調査による日本のカーシェアリングの数字を示しています。

会員数は、どれですか。

  • A 約178万人

    約178万人は世界の2012年時点の数字です。

  • B 約470万人

    約470万人は資料にありません。

  • C 約539万人 正解

    正解です。5,391,855人とされています。

  • D 約8万5千人

    約8万5千は車両数のほうです。

資料は5,391,855人としています。

知る家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • カーシェアリングは1台の自動車を複数の会員が共同で利用する形態
  • 相乗りとは異なり、複数の会員が時間を変えて1台を利用する
  • 2026年3月の調査でデポジット数37,231箇所
  • 貸渡車両数85,312両、会員数5,391,855人
  • 自動車保有に伴う費用負担や手間を軽減する効果が報告されている

交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」から。

資料は「2026年3月の調査では、デポジット数37,231箇所、貸渡車両数は85,312両、会員数は5,391,855人という結果が得られました。」としています。約178万人は世界の2012年10月時点の利用者人口、約8万5千は日本の貸渡車両数のほうです。時点も単位も違う数字が並んでいるので、どれがどれかを取り違えないようにします。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

「カーシェアリングは、複数の人が同時に1台に乗る相乗りのことだ」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 相乗りと同じもの

    同じではないと断られています。

  • B 相乗りより古い形

    1980年代後半に欧州で始まったとされています。

  • C 相乗りをまとめた呼び方

    相乗りをまとめた言い方ではありません。

  • D 相乗りとは異なる 正解

    正解です。時間を変えて1台を利用します。

資料は注意書きでそう断っています。

知る家計を整える★★★★

使いたい時間に空いているかを含めて考える

いつでも同時に使えるものとして考える

資料は複数の会員が時間を変えて1台を利用するとしている。

資料は「※相乗りとは異なり、複数の会員が時間を変えて1台の自動車を利用するものです。」と断っています。同時に乗るのではなく、時間を変えて順番に使う形です。だから使いたい時間に空いているかどうかが問題になります。なお組織的なカーシェアリングは「1980年代後半に欧州で始まり」とされており、相乗りより古い形でもありません。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 会員数は約8万5千人

    約8万5千は車両数のほうです。

  • B 貸渡車両数は約8万5千両 正解

    通ります。85,312両とされています。

  • C デポジット数は約539万箇所

    約539万は会員数のほうです。

  • D カーシェアリングは相乗りと同じもの

    相乗りとは異なるとされています。

資料は85,312両としています。

知る家計を整える★★★★

2026年3月の調査

  • デポジット数 37,231箇所
  • 貸渡車両数 85,312両
  • 会員数 5,391,855人
  • 1台あたり約63人(資料の数字から計算)

会員は登録者の数。時間を変えて1台を利用する。

資料の2026年3月の調査では、デポジット数37,231箇所、貸渡車両数85,312両、会員数5,391,855人です。約8万5千は車両数のほうで、会員数は約539万人。デポジット数は約3万7千箇所です。また資料は「相乗りとは異なり」と断っているので、相乗りと同じものではありません。三つの数字を取り違えないようにします。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

四つを、資料の数字と組み合わせてください。

答え デポジット数 … 37,231箇所/貸渡車両数 … 85,312両/会員数 … 5,391,855人/1台あたりの会員数 … 約63人

一つだけ、割り算で出したものがあります。

わかる家計を整える★★★
項目2026年3月の調査
デポジット数37,231箇所
貸渡車両数85,312両
会員数5,391,855人
1台あたりの会員数約63人(資料の数字から計算)
1デポジットあたりの車両約2.3両(同)

下の2行は資料に書かれていない。資料の数字から出したもの。

資料は2026年3月の調査として、デポジット数37,231箇所、貸渡車両数85,312両、会員数5,391,855人を挙げています。1台あたりの会員数は資料に書かれていませんが、5,391,855 ÷ 85,312 ≒ 63.2で約63人と出せます。資料が「1台の自動車を複数の会員が共同で利用する」としていることが、この数字で見えてきます。1デポジットあたりは85,312 ÷ 37,231 ≒ 2.3両です。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 1台の自動車を複数の会員が共同で利用する/相乗りとは異なる/2026年3月の会員数は5,391,855人

時点が違う数字が混ざっています。

わかる家計を整える★★★★

資料に書かれている

  • カーシェアリングの定義
  • 2026年3月の日本の3つの数字
  • 2012年10月時点の世界の数字

資料に書かれていない

  • 1回あたりの利用料金
  • 1台あたりの会員数(計算で出せる)
  • 車を手放すかどうかの判断

この回の金額はすべてこちらで置いた例。

資料が示しているのは、カーシェアリングが1台の自動車を複数の会員が共同で利用する形態であること、相乗りとは異なること、2026年3月の調査で会員数が5,391,855人であることです。利用料金は書かれておらず、この回の1回3,000円・5,000円はこちらで置いた例です。また世界の車両数43,550台は「2012年10月時点」のもので、日本の2026年3月の数字とは時点が違います。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

1回あたりの額が上がると、分かれ目の回数は_なります。

  • A 多く

    割る数が大きいので回数は増えません。

  • B 変わらなく

    割る数が変われば答えも変わります。

  • C 少なく 正解

    正解です。10回から6回に下がります。

  • D 計算できなく

    数字は出るので割り算はできます。

30,000 ÷ 5,000 = 6回になります。

見抜く家計を整える★★★★
1回3,000円 → 30,000 ÷ 3,000 = 10回→1回5,000円 → 30,000 ÷ 5,000 = 6回→単価は約1.67倍→回数は約0.6倍

単価と回数は逆の向きに動く。

1回3,000円のときは30,000 ÷ 3,000 = 10回でしたが、1回5,000円になると30,000 ÷ 5,000 = 6回です。割る数が大きくなるので、答えは小さくなります。単価が5,000 ÷ 3,000 ≒ 1.67倍になると、回数は10 ÷ 6 ≒ 1.67の逆で約0.6倍。単価と回数は逆の向きに動きます。使える回数の余裕が、単価で決まるということです。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

「車を手放せば月3万円浮く」と考えました。

この言い方は、どうですか。

  • A そのとおりである

    回数によって変わります。

  • B 使う回数で変わる 正解

    正解です。分かれ目は10回でした。

  • C 3万円より多く浮く

    30,000円より多くはなりません。

  • D 浮く額はまったくない

    回数が少なければ残ります。

月10回使えば、浮いた分は消えます。

見抜く家計を整える★★★★

同じ月30,000円を、回数ごとに

月0回
30,000円まるごと残る
月5回(1回3,000円)
15,000円残る
月10回(同)
残りはゼロ
月5回(1回5,000円)
5,000円残る

30,000円が出ていかなくなるのは確かです。ただし移動そのものはなくならないので、代わりの手段にかかる額を引くことになります。1回3,000円なら月10回で浮いた分は消え、11回からは出費が増えます。月5回なら15,000円残る。3万円より多く浮くこともなく、まったく浮かないとも言えません。回数によって決まります。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

車にかかる四つの費用を、月あたりの額が大きい順に並べてください。

答え 駐車場代 15,000円 → 任意保険 5,000円 → 車検の月割 4,000円 → 自動車税 3,000円

ガソリン代は入れません。

見抜く家計を整える★★★★
  1. 駐車場代15,000円
  2. 任意保険5,000円
  3. 車検の月割4,000円
  4. 自動車税3,000円

ガソリン代3,000円を加えて月30,000円。

駐車場代15,000円、任意保険5,000円、車検の月割4,000円、自動車税3,000円の順です。ここにガソリン代3,000円を足して月30,000円。駐車場代だけで半分を占めています。使わなくても出ていくものが多いので、利用が少ない家庭では1回あたりの負担が大きくなります。並べておくと、手放したときに何が消えるのかが見えます。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんの車にかかっているのは、駐車場代15,000円、任意保険5,000円、車検の月割4,000円、自動車税3,000円、ガソリン代3,000円です。

月に出ていく額の合計は、いくらですか。

答え 30000円

五つを足した分です。

ケース家計を整える★★★
  • 15,000円駐車場代
  • 5,000円任意保険
  • 4,000円車検の月割
  • 3,000円自動車税
  • 3,000円ガソリン代

合わせて月30,000円。金額はこちらで置いた例。

15,000 + 5,000 + 4,000 + 3,000 + 3,000 = 30,000円です。手放せば、この30,000円は出ていかなくなります。1年では360,000円。ただし移動そのものがなくなるわけではないので、代わりの手段にいくらかかるかを引かないと、実際に残る額は出ません。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

車を手放すと月30,000円が出ていかなくなります。代わりの移動は1回3,000円かかるとします。

浮いた分が消えるのは、月に何回使ったときですか。

  • A 10回 正解

    正解です。30,000 ÷ 3,000 = 10回です。

  • B 3回

    3回では9,000円しか使いません。

  • C 30回

    30回は1回1,000円だった場合です。

  • D 100回をこえる

    100回では30万円になってしまいます。

30,000 ÷ 3,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
30,000÷3,000=10回

30,000 ÷ 3,000 = 10回です。月10回使うと、浮いた30,000円はちょうど使い切ります。9回までなら残り、11回からは足が出ます。3回は1回あたりの額の千の位を見てしまった答え、30回は1回1,000円だった場合です。回数を数えることで、金額の話が使い方の話になります。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

会員数は5,391,855人、貸渡車両数は85,312両です。

1台あたりの会員数は、およそ何人ですか。整数で答えてください。

答え 63人

5,391,855 ÷ 85,312 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 会員数を確かめる(5,391,855人)
  2. 貸渡車両数を確かめる(85,312両)
  3. 割る(5,391,855 ÷ 85,312 ≒ 63.2)

この割り算は資料にない。会員は登録者の数で、同時に使える人数ではない。

5,391,855 ÷ 85,312 ≒ 63.2なので、約63人です。資料が「1台の自動車を複数の会員が共同で利用する」としているのは、こういう規模の話になります。ただし会員数は登録している人の数で、同時に使える人数ではありません。資料も「複数の会員が時間を変えて1台の自動車を利用する」としています。使いたいときに空いているかどうかは、別の話です。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

深夜や雨の日はタクシーになり、1回あたりが5,000円になりました。

分かれ目は月に何回になりますか。

  • A 6回 正解

    正解です。30,000 ÷ 5,000 = 6回です。

  • B 10回

    10回は1回3,000円のときです。

  • C 5回

    5回は実際に使っている回数です。

  • D 15回をこえる

    15回では75,000円になります。

30,000 ÷ 5,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 1回3,000円のときの分かれ目(回)
  • 1回5,000円のときの分かれ目(回)

単価が上がると、分かれ目は手前に来る。

30,000 ÷ 5,000 = 6回です。1回3,000円のときの10回より4回ぶん手前に来ました。実際の利用が月5回なら、5,000 × 5 = 25,000円で残りは5,000円。1回3,000円のときは15,000円残っていたので、年に直すと180,000円と60,000円で120,000円の差です。単価が上がると、同じ回数でも残る額が大きく変わります。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

代わりの移動は1回3,000円で、実際に使うのは月5回でした。車の固定費は月30,000円です。

1年で残るのは、いくらですか。

答え 180000円

30,000 − 15,000 のあと、12をかけます。

ケース家計を整える★★★★
  • 車の固定費(円)
  • 代わりの移動 月5回(円)
  • 残る額(円)

年に直すと180,000円。金額はこちらで置いた例。

3,000 × 5 = 15,000円が代わりの移動にかかる額。30,000 − 15,000 = 15,000円が月に残り、15,000 × 12 = 180,000円です。分かれ目は10回なので、5回は半分。使う回数が少ないほど残る額は大きくなります。月10回まで増えれば残りはゼロ、11回からは手放したことで出費が増えます。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

手放したあと、カーシェアやタクシーの利用が増えてきました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 月に何回使ったか 正解

    正解です。分かれ目と比べられます。

  • B 去年の車の費用との差

    去年との差では回数が分かりません。

  • C 友人の利用している回数

    他人の回数では自分の位置が分かりません。

  • D いちばん高かった月の請求

    1か月の請求額では回数が分かりません。

分かれ目の回数と比べる相手が要ります。

判断家計を整える★★★★
利用が増えてきた
  • 月5回なら → 15,000円残る(1回3,000円)
  • 月10回なら → 残りはゼロ
  • 月11回以上なら → 出費が増える
  • 単価が5,000円なら → 分かれ目は6回

金額はこちらで置いた例。

分かれ目は1回3,000円なら10回、5,000円なら6回です。自分が月に何回使ったかが分からなければ、その手前にいるのか先にいるのかが言えません。去年との差や友人の回数、いちばん高かった月の請求からは、この回数は出てきません。金額ではなく回数を数える、というのがこの回のやり方です。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

「車なんて持っていても損。手放せば月3万円浮くよ」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 費用の順位

    順位では回数が出ません。

  • B 去年との差

    去年との差でも出ません。

  • C いちばん高い月

    いちばん高い月でも出ません。

  • D 分かれ目の回数 正解

    正解です。ここで使い方と比べられます。

浮く額を単価で割ると出ます。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 浮く額を単価で割ると、回数の分かれ目が出る
  • 回数で見れば、いまの使い方と直接比べられる

デメリット

  • 浮く額だけでは、代わりの手段の分が入らない
  • 単価が上がると、分かれ目は手前に来る

手放すかどうかは、この回では決めない。

30,000円が出ていかなくなるのは確かです。ただし代わりの移動が1回3,000円なら月10回、5,000円なら6回で、浮いた分は消えます。順位や去年との差、いちばん高い月を見ても、この回数は出てきません。手放すかどうかは家庭によって違うので、ここでは決めません。分かれ目の回数を出して、いまの使い方と比べるところまでが、この回の範囲です。

出典 交通エコロジー・モビリティ財団「カーシェアリング」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

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