現金・預金を活かす

給与振込で金利アップ。銀行を変えるだけの価値はある?

1回だけの手間は、それが何年もつかで意味が変わります。

このページの要点

年0.02%から年0.32%へ。残高1,000,000円なら税引後の利息は160円から2,550円で、1年に2,390円増えます。手間は8件×15分=2時間の1回だけ。1年で割れば1,195円/時間、5年なら5,975円/時間です。

最終更新 2026年9月30日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 給与振込条件
  2. 優遇金利
  3. 給与振込条件

わかる 2 問

  1. 預金残高
  2. 預金残高

見抜く 3 問

  1. 利息差
  2. 預金残高
  3. 利息差

ケースで考える 5 問

  1. 利息差
  2. 銀行変更の手間
  3. 銀行変更の手間
  4. 銀行変更の手間
  5. 優遇金利

判断する 2 問

  1. 銀行変更の手間
  2. 銀行変更の手間

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

気象庁の資料は、平年値の作り方と使い方を示しています。

作った平年値は、何年使うとされていますか。

  • A 10年間 正解

    正解です。10年間使うとされています。

  • B 30年間

    30年間は平均に使う期間のほうです。

  • C 20年間

    20年は更新前後で重なる期間です。

  • D 毎年更新される

    更新は10年ごとです。

「10年間使用し、10年ごとに更新」です。

知る現金・預金を活かす★★★★
項目資料の記述
平均に使う期間直近30年間
使う期間10年間
更新の間隔10年ごと
2020年平年値の期間1991年〜2020年
使用する年2021年〜2030年
使用開始日令和3年5月19日

気象庁「平年値の更新について」と「気象観測統計の解説 第5章」から。

資料は「西暦年の1の位が1で始まる直近30年間の累年平均値」を「10年間使用し、10年ごとに更新」としています。30年間は平均に使う期間のほうで、使う期間は10年。1991〜2020年の平均は2021年から2030年まで使われます。30 ÷ 10 = 3で、集める年数は使う年数の3倍です。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

「平年値を更新すると、30年分のデータがすべて入れ替わる」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 30年分すべて入れ替わる

    20年ぶんは同じままです。

  • B 入れ替わるのは半分である

    半分ではなく3分の2が同じです。

  • C 重なる期間については資料に書かれていない

    2つの期間が本文に書かれています。

  • D 20年分は同じデータのままである 正解

    正解です。20年ぶんは同じままです。

1981〜2010年と1991〜2020年は20年重なります。

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増える利息に置く年数をかけ、かかった時間で割ってみる

1回だけの手間と毎年続く利息を、そのまま並べて比べる

続くものと1回だけのものは、同じものさしに乗せてから比べる。

資料は現平年値を1981〜2010年、新平年値を1991〜2020年としています。重なるのは1991〜2010年の20年ぶんで、30年の3分の2は同じデータのままです。入れ替わるのは2011〜2020年の10年ぶん(約33%)だけ。1回の作り直しでも、変わるのは一部です。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 平年値は20年間の平均である

    平均に使うのは30年間です。

  • B 平年値は10年ごとに更新される 正解

    通ります。10年ごとに更新されます。

  • C 地上気象観測の平年値は900地点である

    約900地点はアメダスのほうです。

  • D 新平年値は令和3年3月から使用された

    3月24日は発表日で、使用は5月19日です。

「10年ごとに更新」と書かれています。

知る現金・預金を活かす★★★★

給与振込を移すと何が動くか(こちらで置いた例)

  • 金利 年0.02% → 年0.32%(+0.30ポイント)
  • 税引後の利息 160円 → 2,550円
  • 1年で増える分 2,390円(毎年続く)
  • 直す設定 8件(給与・カード2・公共料金3・通信・家賃)
  • かかる時間 120分(最初の1回だけ)

続くものと1回だけのものを分けて置く。

資料は平年値を「直近30年間の累年平均値」「10年間使用し、10年ごとに更新」としています。平均に使うのは20年ではなく30年。約900地点はアメダス(気温)で、地上気象観測は157地点。令和3年3月24日は発表日で、使用開始は5月19日です。数字は項目と突き合わせます。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料の観測の種類と、その地点数を組み合わせてください。

答え 地上気象観測 … 157地点/アメダス(気温) … 約900地点/高層気象観測 … 17地点/生物季節観測 … 58地点

一番多いのがアメダスです。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料で確かめたこと

  • 平年値は直近30年間の平均である
  • 10年間使用し、10年ごとに更新される
  • 1991〜2020年の平均を2021〜2030年に使う
  • 現平年値は1981〜2010年の観測値だった
  • 新平年値は令和3年5月19日から使用された

30年分を集める作業は10年に1回で、作ったものは10年もつ。

資料は平年値の種類を、地上気象観測157地点、アメダス(気温)約900地点、高層気象観測17地点、生物季節観測58地点、直達日射量5地点としています。アメダスは地上気象観測の 900 ÷ 157 = 約5.7倍。同じ「平年値」でも、対象の数がまるで違います。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 平年値は10年ごとに更新されるとされている/新平年値は令和3年5月19日から使用されたとされている/地上気象観測は157地点とされている

資料は気象の統計値についてのものです。

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資料が示していること

  • 平年値は30年間の平均であること
  • 10年間使い、10年ごとに更新すること
  • 更新前後の期間(1981〜2010/1991〜2020)
  • 観測の種類ごとの地点数

資料が示していないこと

  • 口座変更にかかる時間や件数
  • 優遇金利の条件や上乗せ幅
  • 銀行を変えたほうがよいか

借りているのは「1回の作業を、もつ年数で割る」という形だけ。

資料が示しているのは、平年値が10年ごとに更新されること、新平年値が令和3年5月19日から使われたこと、地上気象観測が157地点であることです。口座変更の時間も優遇金利の条件も、気象の資料には出てきません。この回の8件・15分・0.30ポイントは、こちらで置いた例です。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

5年置くつもりなら、1時間あたりは_になります。

  • A 約1,195円

    約1,195円は1年で見た場合です。

  • B 約2,390円

    約2,390円は1年で増える利息です。

  • C 約5,975円 正解

    正解です。11,950 ÷ 2 = 5,975円です。

  • D 年数では変わらない

    手間が1回だけなら年数で変わります。

2,390 × 5 ÷ 2 の分です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
1年で見ると 2,390 ÷ 2 = 1,195円/時間→3年置くなら 7,170 ÷ 2 = 3,585円/時間→5年置くなら 11,950 ÷ 2 = 5,975円/時間→10年置くなら 23,900 ÷ 2 = 11,950円/時間

手間の2時間は最初の1回だけ。分子だけが年数で増える。

2,390 × 5 = 11,950円を2時間で割って5,975円/時間です。約1,195円は1年で見た場合、約2,390円は1年で増える利息そのもの。手間は最初の1回だけなので、置く年数を伸ばすと1時間あたりは比例して上がります。10年なら11,950円/時間です。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

残高が1,000,000円ではなく200,000円だったとします。金利(年0.02%と年0.32%)も手間(2時間)も同じです。

1時間あたりは、どうなりますか。

  • A 変わらない

    残高に比例して動きます。

  • B 5倍になる

    5倍ではなく5分の1です。

  • C 5分の1になる 正解

    正解です。478 ÷ 2 = 239円です。

  • D 残高では変わらない

    利息は残高に比例します。

478 ÷ 2 = 239円/時間です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★

同じ手間(8件・2時間)をかけたときの1時間あたり

残高200,000円
1年の増分478円 → 239円/時間
残高1,000,000円
1年の増分2,390円 → 1,195円/時間
残高1,000,000円・5年
11,950円 → 5,975円/時間
手間が届1件だけなら
2,390 ÷ 0.25 = 9,560円/時間
効いているもの
残高・年数・件数の3つ

残高200,000円なら手取りは32円と510円で、1年で増えるのは478円。478 ÷ 2 = 239円/時間です。1,195 ÷ 5 = 239で、残高が5分の1なら1時間あたりも5分の1。同じ手間をかけても、置いてある額で見返りが決まります。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

四つの「1時間あたり」を、大きい順に並べてください(残高1,000,000円・手間2時間)。

答え 11,950円(10年置いたときの1時間あたり) → 5,975円(5年置いたとき) → 3,585円(3年置いたとき) → 1,195円(1年で見たとき)

置く年数が長いほうが大きくなります。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
  1. 1981〜2010年それまで使われていた平年値の期間
  2. 令和3年3月24日新平年値(1991〜2020年)の作成を発表
  3. 令和3年5月19日新平年値の使用を開始
  4. 2021〜2030年この平年値を10年間使う

気象庁「平年値の更新について」の本文から。

10年の11,950円、5年の5,975円、3年の3,585円、1年の1,195円の順です。手間の2時間は最初の1回だけなので、置く年数に比例して上がります。逆に、途中で引き出すつもりなら1年ぶんで見るしかありません。何年置くつもりかを先に決める必要があります。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんの残高は1,000,000円です。給与振込をこの銀行に移すと、金利が年0.02%から年0.32%になります。利息からは20.315%が引かれます(円未満切り捨て)。

1年で増える利息は、税を引いたあとでいくらですか。

答え 2390円

2,550円と160円の差です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 1,000,000円残高
  • 年0.02%(手取り160円)いまの金利
  • 年0.32%(手取り2,550円)移したあと
  • 2,390円1年で増える分
  • 8件 × 15分 = 2時間1回だけの手間

金利も件数も時間も、こちらで置いた例。資料には出てこない。

年0.02%なら200円で手取り160円、年0.32%なら3,200円で手取り2,550円。差は 2,550 − 160 = 2,390円です。これは1年ごとに続きます。一方、口座を変える手間は最初の1回だけ。続くものと1回だけのものを、そのまま並べては比べられません。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

口座を変えるには、給与振込の届1件、カードの引落2件、公共料金3件、通信1件、家賃1件を直す必要がありました。1件15分かかります。

かかる時間の合計は、どれくらいですか。

  • A 15分

    15分は1件ぶんだけです。

  • B 2時間 正解

    正解です。8 × 15 = 120分 = 2時間です。

  • C 8時間

    1件15分なので8時間にはなりません。

  • D 手間はかからない

    直す先が8件あります。

8件 × 15分 = 120分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
120÷60×1=2時間

8 × 15 = 120分で2時間です。15分は1件ぶんだけ、8時間は1件1時間と数えた場合です。この2時間は最初の1回だけかかります。増える利息2,390円は毎年続くので、そのままでは比べられません。時間で割って「1時間あたり」に直します。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

1年で増える利息は2,390円、かかる時間は2時間でした。1年ぶんだけで考えます。

1時間あたりでは、いくらになりますか。

答え 1195円

2,390 ÷ 2 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 1年で見た1時間あたり(円)
  • 5年で見た1時間あたり(円)

手間は1回だけなので、置く年数に比例して上がる。

2,390 ÷ 2 = 1,195円/時間です。ただし手間は最初の1回だけで、利息は毎年続きます。5年置くつもりなら 11,950 ÷ 2 = 5,975円/時間。同じ作業でも、何年もつかで1時間あたりは何倍も変わります。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

Aさんは最初「給与振込の届1件・15分で済む」と思っていました。実際は8件・120分でした。1年で増える利息は2,390円のままです。

1時間あたりは、どうなりますか。

  • A 8分の1になる 正解

    正解です。9,560 ÷ 8 = 1,195円です。

  • B 8倍になる

    8倍ではなく8分の1になります。

  • C 変わらない

    割る時間が変わるので動きます。

  • D 手間では変わらない

    手間は割る数なので効きます。

9,560円から1,195円へ下がります。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 届1件・15分のつもり(円/時間)
  • 実際は8件・120分(円/時間)

1年で増える利息2,390円は同じ。割る時間が8倍になった。

15分(0.25時間)なら 2,390 ÷ 0.25 = 9,560円/時間ですが、120分なら 2,390 ÷ 2 = 1,195円/時間。9,560 ÷ 8 = 1,195で、手間が8倍になると1時間あたりは8分の1になります。増える利息は変わらないので、割る数だけが増えます。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

平年値は30年分を平均して作り、できたものは10年間使います。

集める年数は、使う年数の何倍ですか。

答え 3倍

30 ÷ 10 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  1. 増える利息を1年ぶんで出す(2,390円)
  2. かかる件数を数える(8件)
  3. 時間に直す(8 × 15分 = 120分 = 2時間)
  4. 置いておく年数を決める
  5. 1年の増分 × 年数 ÷ 時間 で1時間あたりを出す

手間は最初の1回だけ。年数を伸ばすと分子だけが増える。

30 ÷ 10 = 3倍です。作るのに30年分を集めても、使えるのは10年。1回の作業を、それがもつ年数で割って見る形です。口座を変えるのも同じで、2時間の手間を1年で割るか5年で割るかで、1時間あたりは5倍変わります。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

「0.30ポイントも上がるなら、給与振込を移したほうがいいでしょう」と聞きました。

一緒に決めておくのは、どれでしょう。

  • A 何年置くつもりか 正解

    正解です。置く年数で1時間あたりが変わります。

  • B 金利が上がる幅だけを見る

    0.30ポイントはもう分かっています。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 銀行の数

    銀行の数からは出てきません。

手間は1回、利息は毎年続きます。

判断現金・預金を活かす★★★★
給与振込を移して年0.02%→年0.32%(残高1,000,000円・手間2時間)
  • 1年で引き出すつもり → 1,195円/時間
  • 3年置くつもり → 3,585円/時間
  • 5年置くつもり → 5,975円/時間
  • 残高が200,000円なら → 239円/時間

金利も件数も時間もこちらで置いた例。移すかどうかは決めない。

1年で見れば1,195円/時間ですが、5年なら5,975円/時間で5倍になります。手間は最初の1回だけなので、何年置くかで1時間あたりが決まります。金利の幅はもう0.30ポイントと分かっていますし、去年の利息や銀行の数からは出てきません。移すかどうかは、ここでは決めません。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

「届を1枚出すだけだから、すぐ元が取れるでしょう」と聞きました。

一緒に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 金利の差

    金利の差はもう分かっています。

  • B 手間の件数

    件数だけでは年数が決まりません。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 手間と年数の両方 正解

    正解です。件数と年数の両方を見ます。

件数だけでも年数だけでも足りません。

判断現金・預金を活かす★★★

メリット

  • 増える利息を時間で割れば、手間と見返りを並べられる
  • 置く年数を伸ばすと1時間あたりは比例して上がる

デメリット

  • 直す先の件数を見落とすと、8倍ずれることがある
  • 残高が小さいと、同じ手間でも1時間あたりは5分の1になる

移すかどうかは、この回では決めない。時間の値段も決めない。

届1件・15分なら9,560円/時間ですが、カードや公共料金も直して8件・2時間なら1,195円/時間。さらに1年で引き出すか5年置くかで5倍動きます。件数と年数の両方がそろわないと1時間あたりは出ません。平年値も、30年分を集める作業を「10年使う」で割ってはじめて重さが分かります。どうするかは、ここでは決めません。

出典 気象庁「平年値の更新について」 / 2026年9月時点の情報

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