家計を整える

毎日300円の習慣を全部やめるべき?続ける支出と減らす支出をどう分ける?

節約額の大きいほうが、残る額の大きいほうとはかぎりません。

このページの要点

毎日300円で年109,500円、週1回500円で26,000円、月1回2,000円で24,000円、合計159,500円。全部やめれば159,500円ですが、反動で120,000円使えば残るのは39,500円。いちばん続けたい毎日の分だけ残せば節約は50,000円ですが、そのまま残ります。分かれ目は109,500円です。

最終更新 2026年9月25日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

このレッスンを解く

会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 満足度
  2. 満足度
  3. 満足度

わかる 2 問

  1. 満足度
  2. 満足度

見抜く 3 問

  1. 継続可能性
  2. 継続可能性
  3. 優先順位

ケースで考える 5 問

  1. 年間額
  2. 継続可能性
  3. 優先順位
  4. 優先順位
  5. 年間額

判断する 2 問

  1. 継続可能性
  2. 少額支出

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

資料は生活の各面での満足度を割合で示しています。

住生活の側面で「満足」とする者の割合は、どれですか。

  • A 29.2%

    29.2%は資産・貯蓄の側面です。

  • B 50.5%

    50.5%はレジャー・余暇生活の側面です。

  • C 66.3% 正解

    正解です。住生活は66.3%です。

  • D 34.5%である

    34.5%は所得・収入の側面です。

資料は66.3%としています。

知る家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 住生活の満足は66.3%(18.0+48.3)
  • 食生活の満足は61.6%(15.1+46.5)
  • 耐久消費財57.0%、自己啓発54.7%、レジャー・余暇50.5%
  • 所得・収入34.5%、資産・貯蓄29.2%
  • 充実感を感じているは59.2%(7.8+51.4)

内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」から。

資料は「住生活の側面では66.3%(「満足している」の割合18.0%と「まあ満足している」の割合48.3%との合計)」としています。18.0 + 48.3 = 66.3で内訳と合います。29.2%は資産・貯蓄、50.5%はレジャー・余暇生活、34.5%は所得・収入の側面です。七つの側面のうち、住生活がいちばん高くなっています。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

「資産・貯蓄の満足度は、七つの側面のなかでいちばん高い」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A いちばん高い

    いちばん高いのは住生活です。

  • B 真ん中あたり

    真ん中は自己啓発・能力向上あたりです。

  • C 2番目に高い

    2番目に高いのは食生活です。

  • D いちばん低い 正解

    正解です。29.2%でいちばん低い数字です。

29.2%で、七つのうちいちばん低い数字です。

知る家計を整える★★★★

側面ごとに分けて、残すものと減らすものを選ぶ

金額の大きい順に一律で削る

資料では側面によって満足度が37.1ポイント違う。

資料では資産・貯蓄の満足が29.2%で、七つの側面のうちいちばん低くなっています。いちばん高いのは住生活の66.3%で、差は37.1ポイント。また資産・貯蓄は「不満」の割合が70.1%でいちばん高くもなっています。お金を貯めることへの不満がいちばん強い、ということが数字に出ています。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 住生活の満足度は29.2%

    29.2%は資産・貯蓄の側面です。

  • B 住生活の満足度は66.3% 正解

    通ります。住生活は66.3%です。

  • C 有効回収率は41.2%

    41.2%は調査不能率のほうです。

  • D 調査の標本数は2,938人である

    2,938人は有効回収数のほうです。

資料は住生活を66.3%としています。

知る家計を整える★★★★

令和7年8月調査の回収結果

  • 標本数 5,000人
  • 有効回収数 2,938人(58.8%)
  • 調査不能数 2,062人(41.2%)

5,000 − 2,062 = 2,938。58.8 + 41.2 = 100.0。

資料では住生活の満足が66.3%、資産・貯蓄が29.2%です。29.2%は資産・貯蓄のほうです。有効回収率は58.8%で、41.2%は調査不能率。標本数は5,000人で、2,938人は有効回収数です。似た数字が並んでいるので、どれが何の数字かを取り違えないようにします。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

四つの側面を、資料が示す満足度と組み合わせてください。

答え 住生活 … 66.3%/食生活 … 61.6%/レジャー・余暇生活 … 50.5%/資産・貯蓄 … 29.2%

いちばん低いのは資産・貯蓄です。

わかる家計を整える★★★
側面満足不満
住生活66.3%32.4%
食生活61.6%38.0%
耐久消費財57.0%42.5%
自己啓発・能力向上54.7%43.6%
レジャー・余暇生活50.5%48.2%
所得・収入34.5%65.0%
資産・貯蓄29.2%70.1%

内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」の記述のまま。

資料では住生活66.3%、食生活61.6%、レジャー・余暇生活50.5%、資産・貯蓄29.2%です。いちばん高い住生活といちばん低い資産・貯蓄では66.3 − 29.2 = 37.1ポイントの差があります。資産・貯蓄は「不満」の割合が70.1%でいちばん高くもなっています。側面によって、満足の度合いはかなり違います。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 住生活の満足は66.3%/資産・貯蓄の満足は29.2%/有効回収率は58.8%

満足が下回っている側面があります。

わかる家計を整える★★★★

資料に書かれている

  • 七つの側面それぞれの満足と不満の割合
  • 標本数・有効回収数・回収率
  • 去年と比べた向上感と充実感

資料に書かれていない

  • どの支出を残すべきか
  • 節約の反動について
  • 個人の満足度

満足度は全国の回答者の割合。

資料が示しているのは、住生活の満足が66.3%、資産・貯蓄が29.2%、有効回収率が58.8%であることです。所得・収入は満足34.5%に対して不満65.0%、資産・貯蓄は満足29.2%に対して不満70.1%なので、すべての側面で満足が上回っているわけではありません。またこれは世論調査で、どの習慣を残すべきかは書かれていません。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

反動の額が_を超えると、毎日の習慣を残したほうが多く残ります。

  • A 50,000円

    50,000円は残した場合の節約額です。

  • B 159,500円

    159,500円は全部やめた場合の節約額です。

  • C 109,500円 正解

    正解です。159,500 − 50,000 = 109,500円です。

  • D 10,500円ほど

    10,500円は二つの差のほうです。

159,500 − 50,000 の分です。

見抜く家計を整える★★★★
全部やめる 159,500円の節約→毎日の分を残す 50,000円の節約→差 109,500円(毎日の分の年額と同じ)→反動が109,500円を超えると順番が入れ替わる

金額はこちらで置いた例。

毎日の習慣を残すと、節約は残りの二つで26,000 + 24,000 = 50,000円。全部やめた場合の159,500円との差は109,500円で、これは毎日の習慣の年額とちょうど同じです。反動がこの109,500円を超えれば、全部やめた場合の残りが50,000円を下回ります。50,000円は残した場合の節約額、159,500円は全部やめた場合の節約額です。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

三つ全部をやめると、年159,500円の節約になります。

反動で120,000円使うと、どうなりますか。

  • A 節約額は変わらない

    節約額は変わりませんが、残る額が変わります。

  • B 残るのは39,500円 正解

    正解です。159,500 − 120,000 = 39,500円です。

  • C 損になる

    39,500円は残っているので損ではありません。

  • D 159,500円がそのまま残る

    反動の分だけ減ります。

159,500 − 120,000 = 39,500円です。

見抜く家計を整える★★★★

同じ三つの習慣を、二つのやり方で

全部やめる
節約159,500円/反動120,000円/残り39,500円
毎日の分だけ残す
節約50,000円/反動なし/残り50,000円
差
10,500円
分かれ目
反動109,500円

節約額そのものは159,500円のままで、そこは変わりません。変わるのは手元に残る額で、159,500 − 120,000 = 39,500円になります。反動の分だけで損になるわけではなく、まだ39,500円は残っています。そのまま残るわけでもありません。節約額と残る額を分けて見る、ということです。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

四つの側面を、満足度の高い順に並べてください。

答え 住生活 66.3% → 食生活 61.6% → 耐久消費財 57.0% → 資産・貯蓄 29.2%

いちばん低いのは資産・貯蓄です。

見抜く家計を整える★★★★
  1. 住生活66.3%
  2. 食生活61.6%
  3. 耐久消費財57.0%
  4. 資産・貯蓄29.2%

いちばん高い側面といちばん低い側面の差は37.1ポイント。

住生活66.3%、食生活61.6%、耐久消費財57.0%、資産・貯蓄29.2%の順です。いちばん高い住生活といちばん低い資産・貯蓄では37.1ポイントの差があります。並べてみると、側面によって満足の度合いがはっきり違うことが見えます。家計の見直しでも、全部を同じ扱いにしない考え方の材料になります。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんの少額の習慣は三つあります。毎日300円のもの(年109,500円)、週1回500円のもの(年26,000円)、月1回2,000円のもの(年24,000円)です。

三つを合わせると、1年でいくらですか。

答え 159500円

三つを足した分です。

ケース家計を整える★★★
  • 年109,500円毎日300円
  • 年26,000円週1回500円
  • 年24,000円月1回2,000円
  • 159,500円合計

金額と頻度はこちらで置いた例。

109,500 + 26,000 + 24,000 = 159,500円です。毎日の分がいちばん大きく、109,500 ÷ 159,500 ≒ 0.687で約69%を占めています。頻度が高いものほど年額が大きくなるので、やめる候補としては真っ先に挙がります。ただし「やめれば159,500円残る」とはかぎりません。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

三つ全部やめれば年159,500円の節約です。ところが3か月後に反動で120,000円の買い物をしました。

差し引き、いくら残りますか。

  • A 39,500円 正解

    正解です。159,500 − 120,000 = 39,500円です。

  • B 159,500円

    159,500円は反動を引く前の額です。

  • C 120,000円

    120,000円は反動で使った額です。

  • D 残りはない

    39,500円は残っています。

159,500 − 120,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 全部やめた節約額(円)
  • 反動を引いた残り(円)

差は120,000円。金額はこちらで置いた例。

159,500 − 120,000 = 39,500円です。159,500円は節約できたはずの額、120,000円は反動で使った額。やめたこと自体は成功していますが、手元に残った額は4分の1ほどになりました。節約額と、実際に残る額は別のものだということになります。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

資料の調査は標本数5,000人で、調査不能数は2,062人でした。

有効回収数は何人ですか。

答え 2938人

5,000 − 2,062 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 標本数を確かめる(5,000人)
  2. 調査不能数を引く(5,000 − 2,062 = 2,938人)
  3. 率を出す(2,938 ÷ 5,000 = 0.5876 → 58.8%)
  4. 足して確かめる(58.8 + 41.2 = 100.0)

資料の回収結果と合う。

5,000 − 2,062 = 2,938人です。資料の有効回収数と合います。2,938 ÷ 5,000 = 0.5876なので有効回収率58.8%、調査不能率は41.2%で、58.8 + 41.2 = 100.0になります。満足度の割合は、この2,938人の回答から出されたものです。全国の傾向であって、個人の満足度ではありません。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

全部やめて反動が出た場合の残りは39,500円、毎日の分だけ残して反動がなかった場合は50,000円でした。

差はいくらですか。

  • A 10,500円 正解

    正解です。50,000 − 39,500 = 10,500円です。

  • B 89,500円

    89,500円になる引き算はここにありません。

  • C 20,500円

    20,500円になる引き算もありません。

  • D 差はない

    10,500円の差がついています。

50,000 − 39,500 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 毎日の分を残した場合(円)
  • 全部やめて反動が出た場合(円)

節約額では159,500円と50,000円。残った額では逆になる。

50,000 − 39,500 = 10,500円で、残したほうが多くなります。節約額では159,500円と50,000円で3倍以上の差がありましたが、反動を引いたあとは逆になりました。89,500円は反動の額と節約額の差ではありません。節約の計画を立てるときは、続くかどうかまで入れて比べることになります。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

毎日300円の習慣があります。1年を365日とします。

1年でいくらになりますか。

答え 109500円

300 × 365 の分です。

ケース家計を整える★★★★
109,500÷365=300円

300 × 365 = 109,500円です。三つの習慣の合計159,500円のうち、109,500 ÷ 159,500 ≒ 0.687で約69%を占めます。金額だけで並べれば、まずこれをやめる話になります。ところが毎日のものほど、やめたときの反動も大きくなりえます。109,500 ÷ 365 = 300で、割り戻せば1日あたりに戻ります。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

全部やめたあと、反動で大きな買い物をしてしまいました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A どれを残せば続くか 正解

    正解です。続く組み合わせを探します。

  • B 去年の支出との差

    去年との差では組み合わせが分かりません。

  • C 友人がやめた習慣

    他人のやめた習慣でも分かりません。

  • D いちばん高かった買い物

    1回の買い物では分かりません。

続く組み合わせなら、残る額が変わります。

判断家計を整える★★★★
反動が出てしまった
  • 毎日の分を残す → 節約50,000円・残り50,000円
  • 全部やめる → 節約159,500円・残り39,500円
  • 反動が109,500円未満なら → 全部やめたほうが多い
  • 反動が109,500円を超えるなら → 残したほうが多い

金額はこちらで置いた例。

全部やめて39,500円しか残らなかったのなら、一つ残して50,000円残るほうが多い。どれを残せば続くのかが分かれば、節約額は小さくなっても残る額は大きくできます。去年との差や友人がやめた習慣、いちばん高かった買い物からは、この組み合わせは出てきません。金額の順ではなく、続く組み合わせを探すということです。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

「節約するなら、少額の習慣は全部やめたほうがいい」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 支出の順位

    順位では比べられません。

  • B 去年との差

    去年との差でも比べられません。

  • C いちばん高い習慣

    いちばん高い習慣を見ても比べられません。

  • D 続く組み合わせか 正解

    正解です。ここで残る額が比べられます。

節約額と、残る額は別のものです。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 続く組み合わせを選べば、残る額を大きくできる
  • 側面ごとに分けて見れば、残すものを選べる

デメリット

  • 節約額の大きい選択肢が、残る額の大きい選択肢とはかぎらない
  • 反動が出ると、節約額の4分の1ほどしか残らないことがある

どれを残すかは、この回では決めない。

全部やめれば節約額は159,500円で、いちばん大きくなります。ただし反動で120,000円使えば残るのは39,500円。一つ残せば節約は50,000円ですが、そのまま残ります。順位や去年との差、いちばん高い習慣を見ても、この比較はできません。どれを残すかは人によって違うので、ここでは決めません。二つを並べるところまでが、この回の範囲です。

出典 内閣府「国民生活に関する世論調査(令和7年8月調査)」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

このレッスンを解く