家計を整える

毎月5万円貯めたい。残りのお金をどう配分する?

先に貯蓄を引くと、上がったぶんは配分の中で作ります。

このページの要点

手取り280,000円から貯蓄50,000円を引けば、配分できるのは230,000円(貯蓄は手取りの約17.9%)。光熱費が4,000円、食費が3,000円上がると7,000円足りません。資源エネルギー庁の資料の節約額を四つ足すと年9,350円ですが、1か月にならすと約779円。上がった7,000円のうち省エネで埋まるのは約11%で、残り6,221円は配分を変えて作ることになります。

最終更新 2026年9月25日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 光熱費
  2. 光熱費
  3. 光熱費

わかる 2 問

  1. 光熱費
  2. 光熱費

見抜く 3 問

  1. 生活費
  2. 予算配分
  3. 光熱費

ケースで考える 5 問

  1. 貯蓄目標
  2. 貯蓄目標
  3. 光熱費
  4. 予算配分
  5. 予算配分

判断する 2 問

  1. 優先順位
  2. 生活費

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

資源エネルギー庁の資料は、エアコン(2.2kW)の暖房設定温度を21℃から20℃にした場合の効果を示しています(外気温度6℃、使用時間9時間/日)。

年間の節約額は、いくらとされていますか。

  • A 約940円

    約940円は冷房を1℃上げた場合です。

  • B 約580円

    約580円は冷房を1時間短縮した場合です。

  • C 約1,650円 正解

    正解です。資料は約1,650円としています。

  • D 約5,770円より多い

    約5,770円は電気カーペットの場合です。

資料は約1,650円としています。

知る家計を整える★★★
省エネ行動年間の省エネ年間の節約額
冷房の設定温度を1℃上げる電気30.24kWh約940円
暖房を21℃から20℃に電気53.08kWh約1,650円
冷房を1日1時間短縮電気18.78kWh約580円
暖房を1日1時間短縮電気40.73kWh約1,260円
フィルターを月に1回か2回清掃電気31.95kWh約990円

資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「空調」から。エアコン2.2kW、使用時間9時間/日。

資料は「年間で電気53.08kWhの省エネ」「約1,650円の節約」としています。53.08 × 31 = 1,645.48で、金額換算係数の31円/kWhと合います。約940円は冷房の設定温度を1℃上げた場合、約580円は冷房を1日1時間短縮した場合。約5,770円は電気カーペットを「強」から「中」にした場合で、暖房の設定温度の話ではありません。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「空調」 / 2026年9月時点の情報

「資料の金額換算では、電気は1kWhあたり100円」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 1kWh100円

    100円ではありません。

  • B 1kWh260円

    260円は水道の1m3あたりの額です。

  • C 1立方メートルあたり31円

    単位はm3ではなくkWhです。

  • D 1kWhあたり31円 正解

    正解です。資料は31円/kWhとしています。

資料は31円/kWhとしています。

知る家計を整える★★★★

年の節約額を12で割って、月の不足額と比べる

年9,350円と月7,000円をそのまま並べて足りると考える

月にならすと約779円で、上がった額の約11%。

資料の金額換算係数は電気が「31円/kWh」です。令和4年7月の新電力料金目安単価(税込)にもとづくもので、資料には「時期や地域により異なります」とも書かれています。260円は水道の1m3あたりの額(水道料金136円・下水道使用料124円)で、電気の単価ではありません。単位がkWhなのかm3なのかも合わせて確かめます。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 水道は1m3あたり124円とされている

    260円/m3です。124円は下水道使用料の内訳です。

  • B 冷房を1日1時間短縮すると約580円 正解

    通ります。資料は約580円としています。

  • C 暖房期間は年間200日とされている

    暖房期間は169日とされています。

  • D フィルター清掃の節約額は約5,770円とされている

    フィルター清掃は約990円とされています。

資料は約580円としています。

知る家計を整える★★★★

資料の金額換算係数

  • 電気 31円/kWh
  • ガス 162円/m3
  • 灯油 86円/L、ガソリン 143円/L
  • 水道 260円/m3(水道料金136円・下水道使用料124円)

時期や地域により異なるとされている。電気は令和4年7月の目安単価。

資料は冷房を1日1時間短縮した場合(設定温度28℃)を「年間で電気18.78kWhの省エネ」「約580円の節約」としています。水道は260円/m3で、124円は下水道使用料のほうの内訳です。暖房期間は169日で200日ではありません。フィルター清掃は約990円で、約5,770円は電気カーペットの額です。数字は一つずつ資料に戻して確かめます。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

省エネ行動と、資料が示す年間の節約額を組み合わせてください。

答え 冷房の設定温度を1℃上げる … 約940円/暖房の設定温度を21℃から20℃に … 約1,650円/フィルターを月に1回か2回清掃 … 約990円/電気カーペットを「強」から「中」に … 約5,770円

いちばん大きいのは設定温度の変更ではありません。

わかる家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 節約額はすべて「年間で」と書かれている
  • 金額換算係数は電気31円/kWh、ガス162円/m3
  • 水道は260円/m3(水道料金136円・下水道使用料124円)
  • 暖房期間169日、冷房期間112日、中間期84日で合わせて365日
  • 掲載データは実測値で、機器・居住地域・住宅などにより異なるとされている

資源エネルギー庁 省エネポータルサイトから。

資料では、冷房の設定温度を1℃上げるのが約940円、暖房を21℃から20℃にするのが約1,650円、フィルター清掃が約990円、電気カーペットを「強」から「中」にするのが約5,770円です。いちばん大きいのは電気カーペットで、エアコンの設定温度より3倍以上あります。どれも「年間で」の額です。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え エアコンの暖房を20℃にすると年間約1,650円の節約とされている/電気の金額換算係数は31円/kWhとされている/暖房期間は169日、冷房期間は112日とされている

資料は省エネの効果を示したものです。

わかる家計を整える★★★★

資料が示していること

  • 省エネ行動ごとの年間の節約額
  • 金額換算係数(電気31円/kWhなど)
  • 暖房期間169日・冷房期間112日・中間期84日

資料が示していないこと

  • 光熱費や物価の上がり方
  • 貯蓄の目標額
  • 生活費の配分のしかた

掲載データは実測値で、機器・居住地域・住宅などにより異なるとされている。

資料が示しているのは、省エネ行動ごとの年間の節約額、金額換算係数(電気31円/kWh)、暖房期間169日と冷房期間112日という期間の定義です。光熱費や物価がいくら上がるか、貯蓄をいくらすべきかは、省エネの資料には出てきません。この回で置いた上昇額と貯蓄額は、ミッションの指定とこちらの判断によるものです。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

年間で9,350円の節約は、1か月あたりにすると_です。

  • A 約1,558円

    9,350を6で割っています。

  • B 約9,350円

    年の額そのままです。

  • C 約779円 正解

    正解です。9,350 ÷ 12 ≒ 779円です。

  • D 約112,200円

    掛けてしまっています。

9,350 ÷ 12 の分です。

見抜く家計を整える★★★★
年間の節約額 9,350円→1か月あたり 約779円→上がった額 月7,000円→省エネで埋まるのは約11%

年の額と月の額を並べて比べないようにする。

9,350 ÷ 12 = 779.16…なので約779円です。約1,558円は6で割った場合、約9,350円は年の額そのまま、約112,200円は12を掛けてしまった場合です。年の額と月の額を並べて比べると、節約の大きさを見誤ります。9,350円は1万円近く見えますが、毎月に落とすと1,000円に届きません。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「空調」 / 2026年9月時点の情報

貯蓄50,000円を先に引くことにしました。

何が決まりますか。

  • A 手取りの額

    手取りは280,000円のままです。

  • B 配分できる額 正解

    正解です。230,000円に決まります。

  • C 光熱費の額

    光熱費の額は家計の外で決まります。

  • D 物価の上がり方

    物価の上がり方も家計の外です。

引き算の答えが一つに決まります。

見抜く家計を整える★★★★

手取り280,000円で月5万円を貯めたいAさん

貯蓄を先に引く
配分できる額 230,000円
光熱費が上がる
+4,000円
食費が上がる
+3,000円
省エネでならせる
月 約779円
配分で作る額
6,221円

手取りは280,000円のままで、貯蓄を引いても動きません。光熱費の額も物価の上がり方も、家計の外で決まることです。決まるのは 280,000 − 50,000 = 230,000円という配分できる額のほう。先に引くと、上がったぶんは「貯蓄を削るか、配分の中で作るか」という二択になります。あとに残す順序だと、その二択が見えないまま貯蓄が減ります。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約」 / 2026年9月時点の情報

資料の年間節約額を、大きい順に並べてください。

答え 約5,770円(電気カーペット 強→中) → 約1,650円(暖房 21℃→20℃) → 約990円(フィルター清掃) → 約940円(冷房 1℃上げる)

エアコンの設定温度より大きいものがあります。

見抜く家計を整える★★★★
  1. 電気カーペット約5,770円
  2. 暖房 21→20℃約1,650円
  3. フィルター清掃約990円
  4. 冷房 1℃上げる約940円

すべて年間の額。合わせて9,350円。

約5,770円(電気カーペットを「強」から「中」に)、約1,650円(暖房を21℃から20℃に)、約990円(フィルター清掃)、約940円(冷房を1℃上げる)の順です。いちばん大きいのは電気カーペットで、暖房の設定温度の3倍以上あります。どこから手をつけるかを決めるには、節約額の順を見るのが早い、ということでもあります。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「空調」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんの手取りは月280,000円です。毎月50,000円を貯めると決め、先に取り分けることにしました。

生活費に配分できるのは、いくらですか。

答え 230000円

280,000 − 50,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 280,000円手取り
  • 50,000円貯蓄目標
  • 230,000円配分できる額
  • 手取りの約17.9%貯蓄の割合

金額はこちらで置いた例。5万円はミッションの指定額。

280,000 − 50,000 = 230,000円です。貯蓄を先に引くと、配分できる額が一つに決まります。残った分を貯める順序だと、配分の合計が決まらないまま使い始めることになります。先に引くか、あとに残すかで、同じ手取りでも見え方が変わります。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約」 / 2026年9月時点の情報

手取り280,000円のうち、50,000円を貯蓄に回します。

貯蓄が手取りに占める割合は、どれですか。

  • A 約17.9% 正解

    正解です。50,000 ÷ 280,000 ≒ 0.179です。

  • B 約82.1%

    約82.1%は230,000円の割合です。

  • C 約5.6%

    約5.6%になる割り算はありません。

  • D 約560%になる

    割る向きが逆になっています。

50,000 ÷ 280,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
50,000÷280,000×100=約17.9%

50,000 ÷ 280,000 = 0.17857…なので約17.9%です。約82.1%は配分する230,000円のほうの割合で、足すと100%になります。約5.6%になる割り算はここにありません。約560%は割る向きを逆にした場合です。割合を出すときは、何を分母にするかを先に決めます。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「無理のない省エネ節約」 / 2026年9月時点の情報

資料の節約額のうち、暖房を20℃にする約1,650円、冷房を1℃上げる約940円、フィルター清掃の約990円、電気カーペットを「中」にする約5,770円の四つを実行するとします。

年間の節約額の合計は、いくらですか。

答え 9350円

1,650 + 940 + 990 + 5,770 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 暖房を21℃から20℃に(約1,650円)
  2. 冷房の設定温度を1℃上げる(約940円)
  3. フィルターを月に1回か2回清掃(約990円)
  4. 電気カーペットを「強」から「中」に(約5,770円)
  5. 合計 年9,350円

すべて資料が示す年間の節約額。機器・地域・住宅により異なるとされている。

1,650 + 940 + 990 + 5,770 = 9,350円です。1万円近い額で、数字としては大きく見えます。ただしこれは年間の額です。月の家計と比べるには、12で割ってならす必要があります。資料が節約額を必ず「年間で」と書いているのは、そこを間違えないためでもあります。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「空調」 / 2026年9月時点の情報

光熱費が4,000円、食費が3,000円上がって、月7,000円足りません。省エネでならせるのは月約779円です。

上がったぶんのうち、省エネで埋まるのはどれくらいですか。

  • A 約11% 正解

    正解です。779 ÷ 7,000 ≒ 0.111です。

  • B 約26%

    約26%になる割り算はありません。

  • C 約48%

    約48%にはなりません。

  • D 約90%をこえる

    9割は埋まりません。

779 ÷ 7,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 上がった額(月・円)
  • 省エネでならせる額(月・円)

埋まるのは約11%。残りは配分を変えて作ることになる。

779 ÷ 7,000 = 0.1113…なので約11%です。年の合計9,350円だけを見ると足りそうに思えますが、月にならすと1割ちょっとしか埋まりません。残りの 7,000 − 779 = 6,221円は、配分を変えて作ることになります。省エネをやらない理由にはなりませんが、それだけでは届きません。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「空調」 / 2026年9月時点の情報

上がったのは月7,000円で、省エネでならせるのは月約779円です。貯蓄50,000円は動かさないとします。

配分を変えて作ることになるのは、いくらですか。

答え 6221円

7,000 − 779 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 上がった額(月・円)
  • 省エネでならせる額(月・円)
  • 配分を変えて作る額(月・円)

貯蓄50,000円を動かさない場合。

7,000 − 779 = 6,221円です。貯蓄を守るなら、この額をほかの費目から作ることになります。娯楽費25,000円から出すのか、食費以外の費目に散らすのか、そこが配分の判断です。もし貯蓄を43,000円に下げるなら、年で 7,000 × 12 = 84,000円ちがってきます。どちらを選ぶかで、1年後の残高が変わります。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「空調」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

光熱費が4,000円、食費が3,000円上がりました。貯蓄50,000円は続けたいと考えています。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A ほかで作れるか 正解

    正解です。ここで貯蓄を続けられるか決まります。

  • B 去年の光熱費との差

    去年との差では判断できません。

  • C 近所の家の光熱費

    他の家の額でも判断できません。

  • D いちばん高かった月の支出

    過去の支出でも判断できません。

貯蓄を守れるかは、そこで決まります。

判断家計を整える★★★★
光熱費と食費で月7,000円上がる
  • ほかの費目で6,221円作る → 貯蓄50,000円を続けられる
  • 作れない → 貯蓄を43,000円に下げる(年で84,000円ちがう)
  • 省エネだけで埋めようとする → 月約779円しか届かない
  • 年9,350円と月7,000円を並べる → 足りると見誤る

金額はこちらで置いた例。

貯蓄50,000円を動かさないなら、上がった7,000円はほかの費目から作ることになります。省エネで月約779円ならせるので、残りは6,221円。それをどこから出せるかが分かれば、貯蓄を続けられるかが決まります。去年との差や近所の家の光熱費、いちばん高かった月の支出からは、この判断はできません。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「空調」 / 2026年9月時点の情報

「省エネで年1万円近く節約できるから、値上がりぶんは足りるでしょう」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 光熱費の額だけ

    光熱費の額だけでは分かりません。

  • B 去年との差

    去年との差でも分かりません。

  • C 節約額の年間合計

    年の合計のままでは比べられません。

  • D 月あたりの不足額 正解

    正解です。月にならして比べます。

年の額と月の額は、そのまま比べられません。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 単位をそろえれば、届くかどうかが分かる
  • 先に貯蓄を引けば、削るか作るかの二択が見える

デメリット

  • 年の節約額は、月の不足額より大きく見える
  • 省エネだけでは、上がったぶんの約11%しか埋まらない

どの費目から出すかは、この回では決めない。

節約額の年間合計9,350円は1万円近くあります。それでも1か月にならすと約779円で、上がった月7,000円の約11%。年の額と月の額を並べたままだと、足りると見えてしまいます。光熱費の額だけ、去年との差だけでも判断できません。単位をそろえて、月あたりでいくら足りないかを出します。どの費目から出すかは、この回では決めません。

出典 資源エネルギー庁 省エネポータルサイト「空調」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

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