家計を整える

目的別に分けすぎて口座が10個。細かく分ければ分けるほどいい?

分けた数と、分けた効果がずれています。

このページの要点

預金2,000,000円を10個に分けると、上位3個で1,600,000円(80%)。残り7個は400,000円で金額では20%なのに、口座数では70%です。月1回全部見れば年120回。下位7個を1個にまとめれば4個・年48回で60%減り、金額の80%は分けたまま。目的が1つ増えると10個なら10%増、4個なら25%増になります。

最終更新 2026年9月25日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 優先度
  2. 優先度
  3. 優先度

わかる 2 問

  1. 目的別管理
  2. 資金一覧

見抜く 3 問

  1. 口座数
  2. 資金一覧
  3. 目的別管理

ケースで考える 5 問

  1. 目的別管理
  2. 資金一覧
  3. 管理負担
  4. 管理負担
  5. 口座数

判断する 2 問

  1. 管理負担
  2. 口座数

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

国立国会図書館の資料は、国立国会図書館分類表の記号法について述べています。

記号法が備えているとされているのは、どれですか。

  • A 高い区分能力だけ

    区分能力だけではありません。

  • B 簡潔な表現力だけ

    表現力だけでもありません。

  • C 区分能力と表現力と受容力 正解

    正解です。資料は三つの力を挙げています。

  • D 十進法による区分能力と表現力

    十進法ではないとされています。

資料は三つの力を挙げています。

知る家計を整える★★★
記号法に求められている力何のためか
高い区分能力膨大な蔵書を体系化するため
簡潔な表現力保管・出納のため
受容力新主題や新資料群の出現に対処するため
記号法の型アルファベットと整数の混合型非十進法

国立国会図書館「国立国会図書館分類表」の特徴(3)から。

資料は「膨大な蔵書を体系化するための高い区分能力と、保管・出納のための簡潔な表現力、そして新主題や新資料群の出現に対処しうる受容力を備えた」としています。細かく分ける力だけでなく、扱いやすさと、あとから増えるものへの対応の三つを同時に求めています。しかも記号法は十進法ではなく「アルファベットと整数の混合型非十進法」です。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

「国立国会図書館分類表の記号法は十進法である」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 十進法である

    十進法ではありません。

  • B 整数だけを使う

    アルファベットも使われています。

  • C 記号法は資料に書かれていない

    記号法は特徴(3)に書かれています。

  • D 混合型非十進法である 正解

    正解です。混合型非十進法とされています。

資料はアルファベットと整数の混合型非十進法としています。

知る家計を整える★★★★

金額の大きい順に並べて、割合と確認回数の両方を数える

目的が増えるたびに口座を増やして、細かいほどよいと考える

口座の70%が金額の20%しか持たず、確認回数は数に比例する。

資料は記号法を「アルファベットと整数の混合型非十進法である」としています。実際に大要の区分はA・B・C・Dといったアルファベットで、その下はDAやEAのように二文字、あるいは1〜99のような整数です。十進法にしなかったのは、新主題や新資料群の出現に対処しうる受容力を持たせるためとされています。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 記号法は整数だけの十進法である

    アルファベットも使う非十進法です。

  • B 大要にはM~S として科学技術がまとめられている 正解

    通ります。ひとまとめの区分になっています。

  • C ホームページ公開は昭和62年3月から始まった

    昭和62年3月は合冊の刊行です。

  • D 分冊刊行は昭和38年3月から昭和62年5月まで行われた

    昭和43年5月までです。

大要にM〜S 科学技術が並んでいます。

知る家計を整える★★★★

分類表の沿革

  • 昭和38年4月 政治・法律・行政部門の洋図書への適用を開始
  • 昭和38年3月〜昭和43年5月 部門毎に分冊刊行(5年2か月)
  • 昭和62年3月 合冊して改訂版を刊行(適用開始から24年後)
  • 平成15年3月28日 ホームページによる公開を開始

更新情報は2019年から2025年まで6件。

資料の大要では「M~S 科学技術」がひとまとめの区分として並んでいます。記号法は「アルファベットと整数の混合型非十進法」で、整数だけの十進法ではありません。昭和62年3月は合冊して改訂版を刊行した時期で、ホームページ公開は平成15年3月28日から。分冊刊行は昭和38年3月から昭和43年5月までの5年2か月です。年と出来事を一つずつ合わせます。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

大要の記号と、その部門を組み合わせてください。

答え A … 政治・法律・行政/D … 経済・産業/F … 教育/Z … 逐次刊行物

アルファベットの順に並んでいます。

わかる家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 記号法は区分能力・表現力・受容力の三つを備えるとされている
  • 記号法はアルファベットと整数の混合型非十進法
  • 大要の区分は16(M〜Sをひとまとめに数えた場合)
  • 大綱の項目数は部門ごとに違う(D は11、E は7)
  • 社会科学部門に重点を置くとされている

細かさだけでなく、扱いやすさと追加への対応も同時に見ている。

資料の大要では A が政治・法律・行政、D が経済・産業、F が教育、Z が逐次刊行物です。大要の区分は、M〜S をひとまとめに数えると16あります。その下の大綱では D が DA から DT まで11項目、E が EA から EL まで7項目。分ける数は部門ごとに違っていて、一律ではありません。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 記号法はアルファベットと整数の混合型非十進法とされている/社会科学部門に重点を置くとされている/ホームページ公開は平成15年3月28日から始まったとされている

資料は図書の分類表についてのものです。

わかる家計を整える★★★★

資料が示していること

  • 記号法の型と、備えるべき三つの力
  • 社会科学部門に重点を置くこと
  • 大要の区分と大綱の項目
  • 分冊刊行から合冊、ホームページ公開までの沿革

資料が示していないこと

  • 家計の口座の分け方
  • 目的別の残高の目安
  • 確認の頻度

この回の家計の金額はすべてこちらで置いた例。

資料が示しているのは、記号法がアルファベットと整数の混合型非十進法であること、社会科学部門に重点を置くこと、ホームページ公開が平成15年3月28日から始まったことです。家計の口座の分け方や目的別の残高の目安は、図書の分類表には出てきません。この回で借りたのは「三つの力を同時に見る」という枠組みだけです。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

下位7個を1個にまとめると、年の確認回数は_になります。

  • A 120回

    120回はまとめる前の回数です。

  • B 84回

    84回になる組み合わせはありません。

  • C 48回 正解

    正解です。4 × 12 = 48回です。

  • D 12回まで

    12回にはなりません。

4 × 12 の分です。

見抜く家計を整える★★★★
口座 10個 → 年120回→下位7個を1個にまとめる → 4個→年48回(72回減、60%減)→金額の80%は分けたまま

小さいほうからまとめると、手間だけが減る。

口座は 10 − 7 + 1 = 4個になるので、4 × 12 = 48回です。120回から72回減り、60%減ります。それでも金額の80%にあたる上位3個は分けたままです。120回はまとめる前、84回は7個を残した場合に近い数字。まとめる相手を金額の小さいほうから選ぶと、手間だけが減ります。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

口座を10個に分けても、4個にまとめても、預金は2,000,000円です。

分け方を変えても変わらないのは、どれですか。

  • A 確認の回数

    120回から48回に変わります。

  • B 預金の合計 正解

    正解です。2,000,000円のまま動きません。

  • C 1口座あたりの額

    200,000円から500,000円に変わります。

  • D 口座の数そのものの多さ

    10個から4個に変わります。

分けても足しても、合計は動きません。

見抜く家計を整える★★★★

預金2,000,000円を10口座に分けているAさん

上位3個
1,600,000円(金額の80%)
下位7個
400,000円(金額の20%・口座数の70%)
年の確認回数
120回
下位7個をまとめると
4口座・年48回(60%減)
目的が1つ増えると
10個なら10%増、4個なら25%増

確認の回数は120回から48回に、1口座あたりの額は200,000円から500,000円に、口座の数は10個から4個に変わります。変わらないのは預金の合計2,000,000円だけです。分けることで増えるのは把握の細かさと手間で、金額は増えません。だから分ける数は、手間に見合うかどうかで決めることになります。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

大綱の項目数を、多い順に並べてください。

答え 11項目(D 経済・産業 DA〜DT) → 10項目(U 学術一般・ジャーナリズムなど UA〜UT) → 8項目(V 特別コレクション VA〜VZ) → 7項目(E 社会・労働 EA〜EL)

部門ごとに数が違います。

見抜く家計を整える★★★★
  1. D 経済・産業11項目
  2. U 学術一般など10項目
  3. V 特別コレクション8項目
  4. E 社会・労働7項目

大要の区分は16(M〜Sをひとまとめに数えた場合)。

D 経済・産業が11項目(DA〜DT)、U が10項目(UA〜UT)、V 特別コレクションが8項目(VA〜VZ)、E 社会・労働が7項目(EA〜EL)の順です。同じ大要の区分でありながら、その下を何項目に分けるかは部門ごとに違います。一律に同じ数へ分けてはいません。どこを細かくするかを選んでいる形です。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんは預金2,000,000円を10個の口座に分けています。大きいものは緊急資金900,000円、教育費400,000円、住宅300,000円です。

上位3個の合計は、いくらですか。

答え 1600000円

900,000 + 400,000 + 300,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 2,000,000円(10口座)預金の合計
  • 1,600,000円(80%)上位3個
  • 400,000円(20%)下位7個
  • 200,000円1口座あたり平均

金額はこちらで置いた例。

900,000 + 400,000 + 300,000 = 1,600,000円です。預金2,000,000円の80%にあたります。残りの7個は合わせて400,000円しかありません。口座の数では7個で70%を占めているのに、金額では20%。分けた数と、分けた効果がずれています。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

預金2,000,000円のうち、上位3個の口座に1,600,000円あります。

上位3個が占める割合は、どれですか。

  • A 80% 正解

    正解です。1,600,000 ÷ 2,000,000 = 0.80です。

  • B 20%

    20%は下位7個の金額の割合です。

  • C 70%

    70%は下位7個の口座数の割合です。

  • D 125%になる

    割る向きが逆になっています。

1,600,000 ÷ 2,000,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
1,600,000÷2,000,000×100=80%

1,600,000 ÷ 2,000,000 = 0.80なので80%です。20%は下位7個のほうの割合で、足すと100%になります。70%は下位7個が口座数に占める割合(7 ÷ 10)で、こちらは数の割合。金額の割合と数の割合を混ぜないようにします。125%は割る向きを逆にした場合です。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

10個の口座を、月に1回すべて確認しています。

1年で何回の確認になりますか。

答え 120回

10 × 12 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 口座は10個
  2. 月に1回すべて確認する
  3. 年の確認回数 10 × 12 = 120回
  4. 残高を足す回数 10 − 1 = 9回
  5. 下位7個をまとめると 4 × 12 = 48回

手間は口座の数に比例する。

10 × 12 = 120回です。確認の手間は口座の数に比例します。残高を全部足すのに必要な足し算も、口座数から1を引いた9回。分ける数を増やせば把握は細かくなりますが、見る回数と足す回数もそのまま増えます。金額が増えるわけではありません。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

年の確認回数が120回から48回になりました。

減った割合は、どれくらいですか。

  • A 60% 正解

    正解です。72 ÷ 120 = 0.60です。

  • B 40%

    40%は残ったほうの割合です。

  • C 30%

    30%にはなりません。

  • D 250%になる

    割る向きが逆になっています。

72 ÷ 120 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • まとめる前(年の確認回数)
  • まとめたあと(年の確認回数)

72回減って60%減。口座数も10個から4個で60%減。

120 − 48 = 72回減ったので、72 ÷ 120 = 0.60で60%です。40%は減ったあとの48回が元の何割かという別の話(48 ÷ 120 = 0.40)で、60 + 40 = 100になります。口座は10個から4個へ60%減り、確認回数も同じ60%減。回数は口座数に比例するので、割合も同じになります。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

下位7個を1個にまとめて、口座は4個になりました。預金の合計は2,000,000円のままです。

1口座あたりの平均は、いくらになりますか。

答え 500000円

2,000,000 ÷ 4 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 10口座のとき(1口座あたり・円)
  • 4口座のとき(1口座あたり・円)

預金は2,000,000円のまま。2.5倍になる。

2,000,000 ÷ 4 = 500,000円です。10個のときは 2,000,000 ÷ 10 = 200,000円でしたから、2.5倍になりました。預金は1円も増えていません。増えたのは1個あたりの大きさで、そのぶん見る回数が減っています。分ける数を減らすと、一つひとつの重みが上がります。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

新しい貯蓄目的が一つ増えました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 確認回数が何%増えるか 正解

    正解です。いまいくつあるかで重さが変わります。

  • B 去年の口座数との差

    去年との差では分かりません。

  • C 同年代の平均口座数

    平均でも分かりません。

  • D いちばん口座が多かった年の数

    過去の最多でも分かりません。

増える回数は同じでも、割合は違います。

判断家計を整える★★★★
新しい貯蓄目的が一つ増える
  • 10個に足す → 11個・年132回(10%増)
  • 4個に足す → 5個・年60回(25%増)
  • 既存の小さい口座に入れる → 回数は増えない
  • 数えないで増やす → 全部見きれなくなる

増える回数は同じ12回でも、割合は違う。

口座を1個増やせば年12回増えます。10個なら 12 ÷ 120 = 10%増、4個なら 12 ÷ 48 = 25%増。増える回数は同じ12回ですが、割合はまったく違います。いまいくつあるかによって、1個追加の重さが変わるからです。去年との差や平均口座数、過去にいちばん多かった年の数からは、この違いは出てきません。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

「目的別に細かく分けるほど、家計は分かりやすくなるでしょう」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 口座の数

    口座の数だけでは分かりません。

  • B 去年との差

    去年との差でも分かりません。

  • C 預金の合計

    預金の合計でも分かりません。

  • D 把握できる粒度 正解

    正解です。手間に見合う粒度を見ます。

分ける数は、手間に見合うかで決まります。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 金額の順に並べれば、分けた効果の大きさが分かる
  • 小さいものをまとめれば、手間だけが減る

デメリット

  • 分けても預金は増えず、確認回数だけが数に比例して増える
  • 口座が少ないほど、1個追加の割合の影響は大きくなる

いくつに分けるべきかは、この回では決めない。

10個に分けても預金は2,000,000円のまま。上位3個で金額の80%を占め、下位7個は口座数の70%で金額は20%です。確認は年120回、まとめれば48回で60%減ります。口座の数や預金の合計を見ても、続けられるかどうかは出てきません。資料も記号法に区分能力と表現力と受容力の三つを同時に求めていました。いくつに分けるべきかは人によって違うので、ここでは決めません。

出典 国立国会図書館「国立国会図書館分類表(NDLC)」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

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