家計を整える

2年後に住宅頭金500万円。今ある300万円を全部使っていい?

頭金だけを見るか、総額を見るかで月額が2倍変わります。

このページの要点

頭金だけなら足りないのは 5,000,000 − 3,000,000 = 2,000,000円で月約83,333円。ただし諸費用1,000,000円と購入後に残す1,000,000円を足すと必要総額は7,000,000円、足りないのは4,000,000円で月約166,667円。ちょうど2倍です。月80,000円しか出せなければ50か月かかり、26か月延びます。

最終更新 2026年9月25日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 諸費用
  2. 諸費用
  3. 諸費用

わかる 2 問

  1. 諸費用
  2. 目的別資金

見抜く 3 問

  1. 手元流動性
  2. 住宅頭金
  3. 諸費用

ケースで考える 5 問

  1. 生活防衛資金
  2. 目的別資金
  3. 住宅頭金
  4. 手元流動性
  5. 住宅頭金

判断する 2 問

  1. 手元流動性
  2. 生活防衛資金

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

法務省の資料は、令和7年4月1日からの登記手数料を示しています。

登記事項証明書の書面請求は、いくらとされていますか。

  • A 520円

    520円はオンライン請求・送付です。

  • B 490円

    490円はオンライン請求・窓口交付です。

  • C 600円 正解

    正解です。資料は600円としています。

  • D 700円をこえる

    700円は50枚超の加算があった場合です。

資料は600円としています。

知る家計を整える★★★
区分書面請求オンライン・送付オンライン・窓口交付
登記事項証明書600円520円490円
地図等情報500円470円440円
印鑑証明書500円450円420円
登記識別情報に関する証明300円300円(交付)—

法務省「登記手数料について」(令和7年4月1日~)から。

資料は登記事項証明書(謄抄本)の書面請求を600円としています。520円はオンライン請求・送付、490円はオンライン請求・窓口交付の額。700円になるのは1通の枚数が50枚を超えて100円が加算された場合です。同じ証明書でも請求の方法で額が変わり、書面といちばん安い方法では110円の差があります。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

「登記事項証明書は、オンラインで請求しても書面請求と同じ額である」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 同じ額である

    同じではありません。

  • B オンラインのほうが高い

    オンラインのほうが安いです。

  • C 手数料は資料に書かれていない

    手数料は表に書かれています。

  • D オンラインのほうが安い 正解

    正解です。書面600円、オンライン送付520円です。

書面600円、オンライン送付520円です。

知る家計を整える★★★★

頭金に諸費用と購入後に残す額を足して、必要総額から逆算する

頭金の目標額だけを見て、預金を全部回す計画にする

預金を全部回しても、諸費用と残す額の2,000,000円が足りない。

資料は登記事項証明書を書面請求600円、オンライン請求・送付520円、オンライン請求・窓口交付490円としています。オンラインのほうが安く、書面といちばん安い方法では110円の差があります。ただし登記識別情報に関する証明は書面もオンラインも300円で同じです。証明書の種類によって違います。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 印鑑証明書の書面請求は600円である

    500円です。600円は登記事項証明書です。

  • B 筆界特定書の写しは550円である 正解

    通ります。資料のとおりです。

  • C 地図等情報のオンライン請求・送付は500円である

    470円です。500円は書面請求です。

  • D 登記事項要約書の交付・登記簿等の閲覧は600円である

    500円とされています。

資料は550円としています。

知る家計を整える★★★★

登記手数料(令和7年4月1日~)

  • 登記事項証明書 600円/520円/490円
  • 筆界特定 写し550円/図面450円/閲覧400円
  • 印鑑証明書 500円/450円/420円
  • 登記識別情報に関する証明 300円(書面・オンラインとも)

いちばん高い600円といちばん安い300円で2倍の差。

資料は筆界特定書の写しを550円としています。印鑑証明書の書面請求は500円で600円ではありません(600円は登記事項証明書の書面請求)。地図等情報のオンライン請求・送付は470円で、500円は書面請求のほう。登記事項要約書の交付・登記簿等の閲覧は500円です。似た額が並ぶので、区分を一つずつ合わせます。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料の区分と、その手数料を組み合わせてください。

答え 登記事項証明書(書面請求) … 600円/登記事項証明書(オンライン請求・送付) … 520円/印鑑証明書(書面請求) … 500円/登記識別情報に関する証明(書面請求) … 300円

いちばん安いものは300円です。

わかる家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 登記事項証明書は書面600円・オンライン送付520円・オンライン窓口交付490円
  • 登記事項要約書の交付・登記簿等の閲覧は500円
  • 印鑑証明書は書面500円・オンライン送付450円・オンライン窓口交付420円
  • 登記識別情報に関する証明は書面もオンラインも300円
  • 1通の枚数が50枚を超えると加算がある

載っているのは登記手数料だけ。諸費用の全体ではない。

資料では登記事項証明書の書面請求が600円、オンライン請求・送付が520円、印鑑証明書の書面請求が500円、登記識別情報に関する証明が書面請求で300円です。いちばん高い600円といちばん安い300円で 600 ÷ 300 = 2倍の差があります。一つひとつは数百円ですが、必要な書類の数だけ積み上がります。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 登記事項証明書の書面請求は600円とされている/オンライン請求のほうが手数料は安いとされている/1通の枚数が50枚を超えると加算があるとされている

資料に載っているのは登記手数料だけです。

わかる家計を整える★★★★

資料が示していること

  • 登記手数料の区分ごとの額
  • 請求方法による額の違い
  • 50枚を超える場合の加算
  • 手数料の単位に関する注記

資料が示していないこと

  • 住宅購入の諸費用の総額
  • 頭金の目安
  • 登録免許税・仲介手数料・火災保険料など

この回の諸費用1,000,000円はミッションの指定額。

資料が示しているのは、登記事項証明書の書面請求が600円であること、オンライン請求のほうが安いこと、1通の枚数が50枚を超えると加算があることです。住宅購入の諸費用の総額や頭金の目安は載っていません。登録免許税や仲介手数料、火災保険料なども出てきません。この回の諸費用1,000,000円はミッションの指定額です。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

必要総額で見ると、毎月の積立は頭金だけで見た場合の_になります。

  • A 同じ額

    同じ額にはなりません。

  • B 1.5倍

    1.5倍にもなりません。

  • C 2倍 正解

    正解です。4,000,000 ÷ 2,000,000 = 2倍です。

  • D 3倍をこえる

    3倍をこえることはありません。

4,000,000 ÷ 2,000,000 の分です。

見抜く家計を整える★★★★
頭金だけ 足りない2,000,000円 → 月約83,333円→必要総額 足りない4,000,000円 → 月約166,667円→足りない額は2倍→期限が同じなので月額も2倍

期限が同じなら、足りない額の倍率がそのまま月額の倍率になる。

足りない額が 2,000,000円から4,000,000円へ2倍になるので、同じ24か月なら月額も2倍です。約83,333円から約166,667円になります。期限が同じなら、足りない額の倍率がそのまま月額の倍率になります。1.5倍や3倍になる組み合わせはここにありません。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

2年後に頭金5,000,000円を用意すると決めました。

頭金の額だけでは分からないのは、どれですか。

  • A 頭金の金額

    頭金の金額は決めています。

  • B 必要な総額 正解

    正解です。足さないと出ません。

  • C 期限までの月数

    2年は24か月です。

  • D 決めた時期の日付

    決めた時期も分かっています。

諸費用と残す額を足さないと出ません。

見抜く家計を整える★★★★

2年後に住宅を買う予定の世帯

いまの預金
3,000,000円
頭金だけで見ると
足りない2,000,000円・月約83,333円
諸費用
1,000,000円
購入後に残す額
1,000,000円(生活費4か月分)
必要総額で見ると
足りない4,000,000円・月約166,667円

頭金5,000,000円も、24か月という期限も、決めた時期も分かっています。分からないのは必要な総額です。諸費用1,000,000円と購入後に残す1,000,000円を足せば7,000,000円。頭金は総額の約71.4%しかありません。足りない額も2,000,000円から4,000,000円へ2倍になります。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

資料の手数料を、高い順に並べてください。

答え 600円(登記事項証明書・書面請求) → 550円(筆界特定書の写し) → 520円(登記事項証明書・オンライン請求・送付) → 490円(登記事項証明書・オンライン請求・窓口交付)

同じ証明書が三つ入っています。

見抜く家計を整える★★★★
  1. オンライン・窓口交付490円
  2. オンライン・送付520円
  3. 筆界特定書の写し550円
  4. 書面請求600円

同じ登記事項証明書で600円から490円まで110円の幅がある。

登記事項証明書の書面請求600円、筆界特定書の写し550円、登記事項証明書のオンライン請求・送付520円、同じくオンライン請求・窓口交付490円の順です。同じ登記事項証明書でも請求の方法で600円から490円まで110円の幅があります。一つひとつは数百円ですが、必要な書類の数と請求の方法で合計が変わります。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんの世帯は生活費が月250,000円です。住宅を買ったあとも生活費4か月分を残しておくことにしました。

残す額は、いくらですか。

答え 1000000円

250,000 × 4 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 3,000,000円いまの預金
  • 5,000,000円頭金の目標
  • 1,000,000円諸費用
  • 1,000,000円(生活費4か月分)購入後に残す額
  • 7,000,000円必要総額

金額はこちらで置いた例。300万円・500万円・100万円はミッションの指定額。

250,000 × 4 = 1,000,000円です。この1,000,000円は頭金とは別に用意することになります。頭金5,000,000円だけを目標にしていると、この分が抜けたままになります。買うために必要な額と、買ったあとに残す額は別に数えます。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

足りない額は4,000,000円で、そのうち頭金のための分は2,000,000円です。

頭金のための分が占める割合は、どれですか。

  • A 50% 正解

    正解です。2,000,000 ÷ 4,000,000 = 0.50です。

  • B 25%

    25%になる組み合わせはありません。

  • C 75%

    75%にもなりません。

  • D 200%になる

    割る向きが逆になっています。

2,000,000 ÷ 4,000,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
2,000,000÷4,000,000×100=50%

2,000,000 ÷ 4,000,000 = 0.50なので50%です。残る半分は諸費用1,000,000円と購入後に残す1,000,000円の分。頭金だけを見ていると、足りない額が半分に見えます。25%や75%になる組み合わせはここにありません。200%は割る向きを逆にした場合です。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

頭金5,000,000円のほかに、購入時の諸費用1,000,000円と、購入後に残す1,000,000円が必要です。

必要総額は、いくらですか。

答え 7000000円

5,000,000 + 1,000,000 + 1,000,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 頭金の目標(5,000,000円)
  2. 購入時の諸費用(1,000,000円)
  3. 購入後に残す額(1,000,000円)
  4. 必要総額 = 7,000,000円
  5. 頭金は必要総額の約71.4%

諸費用1,000,000円はミッションの指定額。資料から出した額ではない。

5,000,000 + 1,000,000 + 1,000,000 = 7,000,000円です。頭金5,000,000円は必要総額の 5,000,000 ÷ 7,000,000 = 約71.4%しかありません。残りの約28.6%が諸費用と購入後に残す額です。頭金を目標にしていると、この3割弱が抜け落ちます。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

毎月80,000円しか積立に回せないとします。足りない額は4,000,000円です。

何か月かかりますか。

  • A 50か月 正解

    正解です。4,000,000 ÷ 80,000 = 50か月です。

  • B 24か月

    24か月は当初の期限です。

  • C 40か月

    40か月になる割り算はありません。

  • D 60か月をこえる

    60か月にはなりません。

4,000,000 ÷ 80,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 当初の期限(か月)
  • 月80,000円の場合(か月)

26か月延びて約2.08倍になる。

4,000,000 ÷ 80,000 = 50か月です。24か月の予定が50か月で、26か月延びます。50 ÷ 24 = 約2.08倍。24か月は当初の期限、40か月になる割り算はここにありません。月額を上げられないなら、期限のほうが動くことになります。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

必要総額は7,000,000円で、いまの預金は3,000,000円です。

足りない額は、いくらですか。

答え 4000000円

7,000,000 − 3,000,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 頭金だけで見た足りない額(円)
  • 必要総額で見た足りない額(円)

ちょうど2倍。月額も約83,333円から約166,667円になる。

7,000,000 − 3,000,000 = 4,000,000円です。頭金だけを見ていれば 5,000,000 − 3,000,000 = 2,000,000円でしたから、ちょうど2倍になります。24か月で割れば約166,667円。頭金だけなら約83,333円でした。見る範囲を変えただけで、毎月の負担が2倍になります。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

購入時に諸費用1,000,000円が必要と分かりました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 必要な総額をもう一度出す 正解

    正解です。総額が変わると月額も変わります。

  • B 去年の地価との差

    去年の地価では分かりません。

  • C 同年代の平均頭金

    平均頭金でも分かりません。

  • D いちばん安かった時期の価格

    過去の価格でも分かりません。

総額が変わると、月額も変わります。

判断家計を整える★★★★
諸費用1,000,000円が必要と分かる
  • 総額を出し直す → 7,000,000円・足りない4,000,000円
  • 月額を上げる → 約166,667円(2倍)
  • 期限を延ばす → 月80,000円なら50か月
  • 頭金だけ見る → 2,000,000円が足りないまま

金額はこちらで置いた例。

頭金5,000,000円に諸費用1,000,000円と購入後に残す1,000,000円を足せば7,000,000円。預金を引いた足りない額は4,000,000円で、月額は約166,667円になります。頭金だけを見ていた約83,333円の2倍です。去年の地価との差や平均頭金、過去の価格からは、この総額は出てきません。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

「今ある300万円を全部頭金に回せば、2年後に500万円は用意できるでしょう」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 頭金の額

    頭金の額だけでは分かりません。

  • B 去年との差

    去年との差でも分かりません。

  • C 預金の残高

    残高だけでも分かりません。

  • D 購入後に残る額 正解

    正解です。購入後に残る額を見ます。

頭金は用意できても、あと2,000,000円足りません。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 諸費用と残す額を足せば、必要総額が数で出る
  • 総額から逆算すれば、月額も期限も判断できる

デメリット

  • 頭金だけを見ると、足りない額が半分に見える
  • 預金を全部回しても、2,000,000円が足りないままになる

いくら残すべきかは、この回では決めない。

預金3,000,000円を全部回して月約83,333円積めば、24か月後に頭金5,000,000円は用意できます。ただし諸費用1,000,000円と購入後に残す1,000,000円の合わせて2,000,000円が用意できていません。頭金の額や預金の残高を見ても、この2,000,000円は出てきません。いくら残すべきかは、ここでは決めません。

出典 法務省「登記手数料について」 / 2026年9月時点の情報

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