現金・預金を活かす

3年間使わない300万円。普通預金のままか定期預金にする?

満期がそろっていると動かせません。ずらして並べます。

このページの要点

全額を3年もの(年0.50%)にすれば45,000円で、普通預金の1,800円の25倍。でも1年後に必要になって全額解約すると900円です。1年ものと3年ものに分ければ33,400円。守れる額は失う額の約2.8倍になります。

最終更新 2026年9月30日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

このレッスンを解く

会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 普通預金
  2. 普通預金
  3. 流動性

わかる 2 問

  1. 預入期間
  2. 利息

見抜く 3 問

  1. 預入期間
  2. 定期預金
  3. 金利

ケースで考える 5 問

  1. 定期預金
  2. 利息
  3. 流動性
  4. 金利
  5. 預入期間

判断する 2 問

  1. 流動性
  2. 預入期間

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

林野庁の白書は、日本の森林について数字を示しています。

森林面積は、どれくらいとされていますか。

  • A 2508万ha 正解

    正解です。2,508万haとされています。

  • B 3780万ha

    3,780万haは国土面積です。

  • C 1029万ha

    1,029万haは人工林の面積です。

  • D 1479万ha

    1,479万haは天然林等の面積です。

本文は「森林面積が2,508万ha」です。

知る現金・預金を活かす★★★★
項目面積森林面積に対する割合
国土面積3,780万ha—
森林面積2,508万ha100%(国土の約3分の2)
天然林等1,479万ha約6割
人工林1,029万ha約4割

林野庁「平成29年度 森林・林業白書」の本文から。1,479 + 1,029 = 2,508。

資料は「国土面積3,780万haのうち森林面積が2,508万haと約3分の2を森林が占める」としています。3,780万haは国土面積、1,029万haは人工林、1,479万haは天然林等。1,479 + 1,029 = 2,508で森林面積と一致します。似た桁の数字が並ぶので項目と突き合わせます。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

「主伐期の森林が多いのだから、若い森林も同じくらいあるだろう」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 若齢級の森林は多い

    若齢級は少なくなっているとされています。

  • B 齢級はそろっている

    10齢級以上に偏っているとされています。

  • C 若齢級については資料に書かれていない

    人工林資源の循環利用の節に書かれています。

  • D 少なくなっているとされている 正解

    正解です。少なくなっているとされています。

資料は「少なくなっている」としています。

知る現金・預金を活かす★★★★

使うかもしれない分だけ、短い満期に置いておく

全額を一つの満期にそろえて預ける

満期が一つだけだと、一部だけ動かすことができない。

資料は「将来、バランスのとれた齢級構成を実現するために不可欠な若齢級の森林は少なくなっている」としています。人工林の半数以上が主伐期の10齢級以上で、2020年時点には約7割になる見込み。同じ時期に植えたものが同じ時期に使える時期を迎えるので、片側に寄ってしまいます。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 人工林は1479万haである

    1,479万haは天然林等のほうです。

  • B 人工林は1029万haである 正解

    通ります。1,029万haです。

  • C 森林の蓄積は約30億m3である

    約30億m3は人工林の蓄積です。

  • D 人工造林の計画は15年間で8万6千haである

    計画は84万6千haとされています。

資料は「約4割に相当する1,029万ha」です。

知る現金・預金を活かす★★★★

3つの置き方(3,000,000円・3年で見る・税引前)

  • (A)全額を普通預金に3年 1,800円
  • (B)全額を3年もの定期・満期まで 45,000円
  • (B′)(B)で1年後に全額解約 900円
  • (C)1年もの100万+3年もの200万 33,400円
  • (C)は満期が2回に分かれるので、一部だけ使える

満期がそろっていると、一部だけ動かすことができない。

資料は人工林を1,029万haとしています。1,479万haは天然林等のほう。森林の蓄積は約49億m3で、約30億m3はそのうち人工林の分。人工造林の計画は15年間で8万6千haではなく84万6千haです。桁と対象を必ず本文と突き合わせます。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料の項目と、その値を組み合わせてください。

答え 国土面積 … 3780万ha/人工林の面積 … 1029万ha/森林の蓄積 … 約49億m3/主伐期の人工林の年間成長量 … 約4800万m3

面積(ha)と量(m3)で単位が違います。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料で確かめたこと

  • 人工林の半数以上が主伐期の10齢級以上に達している
  • 2020年時点には約7割になると見込まれる
  • バランスのとれた齢級構成に不可欠な若齢級の森林は少なくなっている
  • 全国森林計画では15年間に84万6千haの人工造林を計画している
  • 平成27年度の人工造林面積は約2.5万ha

同じ時期に植えたものは、同じ時期に使える時期を迎える。

資料は国土面積を3,780万ha、人工林を1,029万ha、森林の蓄積を約49億m3、主伐期の人工林の年間成長量を約4,800万m3としています。面積と蓄積量は別の軸です。蓄積49億m3のうち人工林が約30億m3で、30 ÷ 49 = 約6割にあたります。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 人工林は1029万haとされている/人工林の半数以上が10齢級以上とされている/若齢級の森林は少なくなっているとされている

資料は森林管理についてのものです。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料が示していること

  • 国土面積・森林面積・人工林の面積
  • 森林の蓄積と半世紀での増え方
  • 主伐期の人工林の割合と見込み
  • 全国森林計画の人工造林の計画と実績

資料が示していないこと

  • 定期預金や普通預金の金利
  • 利息にかかる税率
  • どちらを選ぶとよいか

借りているのは「そろってしまうと動かせない」という形だけ。

資料が示しているのは、人工林が1,029万haであること、その半数以上が10齢級以上であること、若齢級の森林が少なくなっていることです。定期預金の金利も税率も、森林の白書には出てきません。年0.50%はこちらで置いた例、20.315%は国税庁の資料による制度の数字です。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

1,000,000円を1年もの(年0.30%)、2,000,000円を3年もの(年0.50%)にすると、3年の合計は_になります(1年後に使わなかった場合)。

  • A 45,000円

    45,000円は全額を3年ものにした場合です。

  • B 900円

    900円は全額を解約した場合です。

  • C 33,400円 正解

    正解です。3,000 + 30,000 + 400 = 33,400円です。

  • D 分けると出せない

    2つに分けて足せば出せます。

3,000円 + 30,000円 + 400円です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
(A)全額を普通預金に3年 1,800円→(B)全額を3年もの・満期まで 45,000円→(B′)全額を3年もの・1年後に解約 900円→(C)1年もの100万+3年もの200万 33,400円(使わなければ)→(C)1年後に使った場合 33,000円

(B)−(C)= 11,600円、(C)−(B′)= 32,100円。

1年ものが3,000円、3年ものが30,000円。1年後に使わなければ、その1,000,000円は普通預金に2年置いて400円。合計33,400円です。45,000円は全額を3年ものにできた場合、900円は全額を解約した場合。分けても普通預金のままの18.6倍になります。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

全額を3年もの定期にして満期まで置けた場合は45,000円、普通預金に3年置いた場合は1,800円です。

定期にすると、普通預金の何倍になりますか。

  • A 約2.8倍

    約2.8倍は守れる額と失う額の比です。

  • B 約18.6倍

    約18.6倍は満期を分けた場合です。

  • C 約25倍 正解

    正解です。45,000 ÷ 1,800 = 25倍です。

  • D 倍では出せない

    2つの利息を割れば出せます。

45,000 ÷ 1,800 の分です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★

普通預金と比べたときの倍率(3,000,000円・3年・税引前)

全額を普通預金に3年
1,800円(1倍)
1年もの+3年ものに分ける
33,400円(約18.6倍)
全額を3年もの・満期まで
45,000円(25倍)
全額3年もの・1年後に解約
900円(0.5倍)
金利の比
0.50 ÷ 0.02 = 25倍

45,000 ÷ 1,800 = 25倍です。約18.6倍は満期を分けた場合(33,400 ÷ 1,800)、約2.8倍は守れる額と失う額の比。金利の差は 0.50 − 0.02 = 0.48ポイントですが、率の比では 0.50 ÷ 0.02 = 25倍になります。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

四つの額を、大きい順に並べてください(3,000,000円・3年・税引前)。

答え 45,000円(全額を3年もの定期で満期まで) → 33,400円(1年もの100万+3年もの200万) → 1,800円(全額を普通預金に3年) → 900円(全額3年ものを1年後に中途解約)

一番下は定期にしたのに一番小さくなっています。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
  1. 預け入れ時1,000,000円を1年もの、2,000,000円を3年ものに
  2. 1年後1年ものが満期。必要なら使える(3,000円)
  3. 2年後3年ものはまだ預けたまま
  4. 3年後3年ものが満期(30,000円)。合計33,400円

金利もこちらで置いた例。資料には出てこない。

45,000円、33,400円、1,800円、900円の順です。一番下の900円は定期にしたのに、普通預金の1,800円より少なくなっています。満期まで置けなかったからです。真ん中の33,400円は、満期を分けたおかげで、どちらに転んでもこの近くに着地します。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんは3,000,000円を3年間使わない見込みです。3年もの定期預金は年0.50%です。満期まで置けた場合を考えます。

3年の利息は、税を引く前でいくらですか。

答え 45000円

3,000,000 × 0.005 × 3 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 3,000,000円Aさんのお金
  • 1,800円普通預金に3年
  • 45,000円3年もの定期で満期まで
  • 900円1年後に全額中途解約
  • 33,400円1年ものと3年ものに分ける

金利も中途解約利率も、こちらで置いた例。資料には出てこない。

3,000,000 × 0.005 = 15,000円が1年ぶん。3年なので45,000円です。税を引くと35,859円。普通預金(年0.02%)に3年置いた1,800円の25倍になります。ただしこれは満期まで置けた場合の額です。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

普通預金は年0.02%です。3,000,000円を3年置いた場合を考えます(利息は年1回付くものとします)。

3年の利息は、税を引く前でいくらですか。

  • A 45,000円

    45,000円は3年もの定期の場合です。

  • B 1,800円 正解

    正解です。600 × 3 = 1,800円です。

  • C 900円

    900円は1年後に解約した場合です。

  • D 33,400円

    33,400円は満期を分けた場合です。

600円 × 3年の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
45,000÷1,800×1=25倍

1年あたり 3,000,000 × 0.0002 = 600円。3年で1,800円です。45,000円は3年もの定期で満期まで置いた場合、900円は1年後に全額解約した場合、33,400円は満期を分けた場合。定期にすると1,800円の25倍になります。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

Aさんは全額を3年もの定期にしました。ところが1年後に1,000,000円必要になり、全額を中途解約しました。中途解約利率は年0.03%で、預けた期間にさかのぼって使われます。

1年ぶんの利息は、税を引く前でいくらですか。

答え 900円

3,000,000 × 0.0003 × 1 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 満期まで置けた場合(円)
  • 1年後に全額解約した場合(円)

900 ÷ 45,000 = 2%。必要だったのは1,000,000円だけだった。

3,000,000 × 0.0003 = 900円です。満期まで置けた場合の45,000円の2%。しかも必要だったのは1,000,000円だけなのに、全額を解約することになりました。満期が3年後に一つだけだと、一部だけ動かすことができません。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

満期を分けると、使わなかったときは全額3年ものより11,600円少なくなります。使ったときは全額解約するより32,100円多くなります。

守れる額は、失う額の何倍ですか。

  • A 約2.8倍 正解

    正解です。32,100 ÷ 11,600 = 約2.8倍です。

  • B 約1.0倍

    約1.0倍ではありません。

  • C 約0.4倍

    守れる額のほうが大きくなります。

  • D 比べられない

    どちらも円なので比べられます。

32,100 ÷ 11,600 = 2.77 です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 全額3年もの・満期まで(円)
  • 1年もの+3年もの(円)
  • 全額を普通預金に3年(円)
  • 全額3年もの・1年後に解約(円)

税引前。分けても普通預金の18.6倍になる。

32,100 ÷ 11,600 = 約2.8倍です。守れる側のほうがずっと大きい。短い満期の1年ものにも年0.30%が付くので、分けても大きく減らないからです。金額を半分ずつ普通預金に分けた場合とは違う形になります。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

資料によると、全国森林計画では2028年度までの15年間に84万6千haの人工造林を行う計画としています。

1年あたりでは何haになりますか。

答え 56400ha

846,000 ÷ 15 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  1. 使わない見込みの期間を確かめる
  2. 使うかもしれない時期と額を書き出す
  3. その額は短い満期、残りは長い満期に置く
  4. それぞれの利息を出して足す
  5. 全額を一つの満期にした場合と並べる

満期をずらして並べれば、必要なほうだけ使える。

846,000 ÷ 15 = 56,400haです。資料は平成27年度の人工造林面積を約2.5万haとしているので、25,000 ÷ 56,400 = 約44%で、計画の年あたりの半分に届いていません。植える量が足りないと、若い森林が育たず齢級の偏りが続きます。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

「3年使わないのだから、全額を3年もの定期に入れればいいでしょう」と聞きました。

一緒に確かめておくのは、どれでしょう。

  • A 使う可能性のある額 正解

    正解です。使う可能性のある額を確かめます。

  • B 書いてある金利だけを見る

    金利はもう見えています。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 銀行の数

    銀行の数からは出てきません。

満期が一つだと一部だけ動かせません。

判断現金・預金を活かす★★★★
3年使わない見込みの3,000,000円(普通預金 年0.02%)
  • 全額を3年もの(年0.50%)→ 45,000円
  • ただし1年後に全額解約 → 900円
  • 1年もの100万+3年もの200万 → 33,400円
  • 全額を普通預金のまま → 1,800円

金利もこちらで置いた例。どちらにするかは決めない。

1年後に1,000,000円必要になると、全額を中途解約して900円になります。1,000,000円を1年ものにしておけば33,400円。金利はもう見えていますし、去年の利息や銀行の数からは出てきません。どちらにするかは、ここでは決めません。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

「当面使わないのだから、全額を同じ期間で預けていいでしょう」と聞きました。

一緒に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 定期の金利

    金利はもう見えています。

  • B 預ける額

    預ける額をどう分けるかが問題です。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 使う時期と満期の置き方 正解

    正解です。使う時期と満期の置き方を見ます。

満期がそろうと一部だけ動かせません。

判断現金・預金を活かす★★★

メリット

  • 満期をずらせば、必要なほうだけ使える
  • 短い満期にも金利が付くので、分けても大きく減らない

デメリット

  • 満期が一つだけだと、一部が必要でも全額を解約することになる
  • 使わなかった場合は、全額を長い期間にしたときより11,600円少ない

どちらにするかは、この回では決めない。使う可能性の見方も決めない。

満期が3年後に一つだけだと、1,000,000円必要になっても全額を解約することになり900円。1年ものと3年ものに分ければ33,400円で、守れる額は失う額の約2.8倍です。林野庁の白書も、人工林の約7割が同じ時期に主伐期を迎えることを課題として挙げ、「バランスのとれた齢級構成」が必要だとしていました。どうするかは、ここでは決めません。

出典 林野庁「平成29年度 森林・林業白書」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

このレッスンを解く