現金・預金を活かす

定期預金の金利が高い。でも生活防衛資金まで預けていい?

先に残す額を決めて、残りを預けます。順番が逆だと足りません。

このページの要点

月の生活費250,000円なら6か月分は1,500,000円。残り2,500,000円を定期(年0.6%)にすると1年で15,300円。全額定期の24,000円の約64%です。1か月分残すコストは年1,450円、1日約4円です。

最終更新 2026年9月30日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 資金用途
  2. 資金用途
  3. 定期預金

わかる 2 問

  1. 流動性
  2. 普通預金

見抜く 3 問

  1. 生活防衛資金
  2. 生活防衛資金
  3. 流動性

ケースで考える 5 問

  1. 生活防衛資金
  2. 定期預金
  3. 普通預金
  4. 流動性
  5. 資金用途

判断する 2 問

  1. 普通預金
  2. 定期預金

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

農林水産省の家庭備蓄のガイドは、備えておく量の目安を示しています。

食品の家庭備蓄は、どれくらいが望ましいとされていますか。

  • A 最低3日分〜1週間分 正解

    正解です。最低3日分〜1週間分です。

  • B 最低1週間分〜2週間分

    2週間分は「多めに」の例として挙げられています。

  • C 1か月分

    1か月分とは書かれていません。

  • D 日数は示されていない

    「なぜ家庭備蓄が必要なの?」に書かれています。

本文は「最低3日分~1週間分×人数分」です。

知る現金・預金を活かす★★★★
備える日数4人家族なら3日分との比
3日分12人日分1倍
1週間分(7日分)28人日分約2.3倍
2週間分(14日分)56人日分約4.7倍

農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」の日数から計算したもの。

資料は「最低3日分~1週間分×人数分の食品の家庭備蓄が望ましいといわれています」としています。そのうえで「地域の状況に応じて2週間分など多めに備えることも大切」とも書いています。幅で示して、決めるのは各自にゆだねる書き方です。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

「災害支援物資はその日のうちに届くだろう」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 当日に届くとされている

    当日とは書かれていません。

  • B 支援物資は届かない

    届かないのではなく、時間がかかることがあります。

  • C 支援物資については資料に書かれていない

    「なぜ家庭備蓄が必要なの?」に書かれています。

  • D 3日以上到着しないことがある 正解

    正解です。3日以上到着しないことがあります。

資料は「3日以上到着しないことや」としています。

知る現金・預金を活かす★★★★

月の生活費に月数をかけて、先に残す額を出す

預金の総額を見て、大半を定期に回してしまう

預けられる額は、残す額を決めたあとの引き算で出てくる。

資料は「災害支援物資が3日以上到着しないことや、物流機能の停止によって、1週間はスーパーマーケットやコンビニなどで食品が手に入らないことが想定されます」としています。だから「最低3日分~1週間分」という目安が出てきます。届かない期間の長さから、必要な量が決まる形です。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A ライフライン復旧まで3日以内とされている

    1週間以上を要するケースが多いとされています。

  • B 復旧まで1週間以上のケースが多い 正解

    通ります。1週間以上のケースが多いとされています。

  • C 家庭備蓄は1か月分が望ましいとされている

    最低3日分〜1週間分とされています。

  • D 2週間分など多めに備えることは示されていない

    2週間分は本文に示されています。

資料は「1週間以上を要するケースが多い」です。

知る現金・預金を活かす★★★★

預けられる額はどう決まるか(預金4,000,000円・月の生活費250,000円)

  • 先に残す月数を決める
  • 月の生活費 × 月数 = 残す額
  • 預金の総額 − 残す額 = 定期に回せる額
  • 定期の分と普通預金の分を別に計算して足す
  • 1か月分増やすと1,450円下がる

預けられる額は、残す額を決めたあとの引き算で出てくる。

資料は「災害発生からライフライン復旧まで1週間以上を要するケースが多くみられます」としています。3日以内ではありません。家庭備蓄の目安は1か月分ではなく最低3日分〜1週間分。2週間分については「地域の状況に応じて2週間分など多めに備えることも大切」と示されています。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料の項目と、その日数を組み合わせてください。

答え 災害支援物資 … 3日以上到着しないことがある/店頭で食品が手に入らない期間 … 1週間/ライフライン復旧 … 1週間以上を要するケースが多い/地域の状況に応じて … 2週間分など多めに

3日・1週間・2週間の3種類が出てきます。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料で確かめたこと

  • ライフライン復旧まで1週間以上を要するケースが多い
  • 災害支援物資が3日以上到着しないことがある
  • 1週間は店頭で食品が手に入らないことが想定される
  • 最低3日分〜1週間分×人数分が望ましいとされている
  • 地域の状況に応じて2週間分など多めに備えることも大切

日数 × 人数で必要な量が出る。何日分が正解とは書かれていない。

資料は災害支援物資が3日以上到着しないことがある、物流機能の停止で1週間は店頭で食品が手に入らないことが想定される、ライフライン復旧まで1週間以上を要するケースが多い、地域の状況に応じて2週間分など多めに備えることも大切としています。日数がいくつも出てくるので、何の日数かを分けて読みます。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 最低3日分〜1週間分×人数分が望ましいとされている/ライフライン復旧まで1週間以上を要するケースが多いとされている/地域の状況に応じて2週間分など多めに備えることも大切とされている

資料は食品の家庭備蓄についてのものです。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料が示していること

  • 備えておく日数の目安(幅で示している)
  • 支援物資や店頭の状況にかかる日数
  • ライフライン復旧までの期間
  • 食生活別の選び方のヒント

資料が示していないこと

  • 生活防衛資金を何か月分にするか
  • 普通預金や定期預金の金利
  • 定期に回したほうがよいか

借りているのは「日数 × 人数で量を出す」という形だけ。

資料が示しているのは、最低3日分〜1週間分×人数分が望ましいこと、ライフライン復旧まで1週間以上を要するケースが多いこと、地域の状況に応じて2週間分など多めに備えることも大切なことです。生活防衛資金の月数も預金金利も、この資料には出てきません。月数と金利はこちらで置いた例です。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

1か月分を残すコスト1,450円を1日あたりに直すと_です。

  • A 約40円

    約40円では桁が1つ違います。

  • B 約120円

    約120円は1か月あたりです。

  • C 約4円 正解

    正解です。1,450 ÷ 365 = 約4円です。

  • D 日では出せない

    365で割れば出せます。

1,450 ÷ 365 の分です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
0か月分残す(全額定期)24,000円→3か月分残す 19,650円→6か月分残す 15,300円→12か月分残す 6,600円→全額を普通預金 800円

1か月分増やすごとに1,450円ずつ下がる。250,000 × 0.0058 = 1,450。

1,450 ÷ 365 = 約4円です。約120円は1か月あたり(1,450 ÷ 12)、約40円は桁が1つ違います。1か月分をすぐ使える状態で置いておくのに、1日約4円。6か月分なら1日約24円です。大きさが見えると、並べて考えやすくなります。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

12か月分(250,000 × 12 = 3,000,000円)を普通預金に残すと、定期に回せるのは1,000,000円になります。

1年の利息の合計は、税を引く前でいくらですか。

  • A 24,000円

    24,000円は全額を定期にした場合です。

  • B 15,300円

    15,300円は6か月分残した場合です。

  • C 6,600円 正解

    正解です。6,000 + 600 = 6,600円です。

  • D 月数では変わらない

    月数で定期に回せる額が変わります。

6,000円と600円を足します。

見抜く現金・預金を活かす★★★★

残す月数を変えたとき(預金4,000,000円・月の生活費250,000円・1年・税引前)

0か月分(全額定期)
24,000円
3か月分(750,000円)
19,650円
6か月分(1,500,000円)
15,300円
12か月分(3,000,000円)
6,600円
1か月分あたり
1,450円ずつ下がる(1日約4円)

定期は 1,000,000 × 0.006 = 6,000円、普通預金は 3,000,000 × 0.0002 = 600円で、合計6,600円です。6か月分残した15,300円との差は8,700円で、これは 1,450 × 6 にあたります。月数を増やすほど、1か月あたり1,450円ずつ下がっていきます。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

四つの利息を、大きい順に並べてください(預金4,000,000円・1年・税引前)。

答え 24,000円(全額を定期に) → 19,650円(3か月分を残す) → 15,300円(6か月分を残す) → 6,600円(12か月分を残す)

残す月数が少ないほうが大きくなります。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
  1. 発生直後物流機能が停止し、店頭で食品が手に入りにくくなる
  2. 3日災害支援物資が到着しないことがある期間
  3. 1週間店頭で食品が手に入らないことが想定される期間
  4. 1週間以上ライフライン復旧まで要するケースが多い

農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」の本文から。

24,000円、19,650円、15,300円、6,600円の順で、残す月数が増えるほど下がります。隣どうしの差は、増やした月数 × 1,450円になっています。3か月分の差なら4,350円、6か月分の差なら8,700円。月数が決まれば額はすぐ出せます。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんの預金は4,000,000円、月の生活費は250,000円です。すぐ使える状態で6か月分を残すことにしました。

残す額は、いくらですか。

答え 1500000円

250,000 × 6 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 4,000,000円預金の総額
  • 250,000円月の生活費
  • 1,500,000円6か月分
  • 2,500,000円定期に回せる額
  • 15,300円1年の利息

金利も生活費も、こちらで置いた例。資料には出てこない。

250,000 × 6 = 1,500,000円です。これを普通預金に残すと、定期に回せるのは 4,000,000 − 1,500,000 = 2,500,000円。先に残す額を決めて、預ける額はその残りとして出てきます。順番が逆だと足りなくなります。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

6か月分の1,500,000円を普通預金(年0.02%)に残し、2,500,000円を定期預金(年0.6%)にしました。

1年の利息の合計は、税を引く前でいくらですか。

  • A 24,000円

    24,000円は全額を定期にした場合です。

  • B 15,300円 正解

    正解です。15,000 + 300 = 15,300円です。

  • C 19,650円

    19,650円は3か月分だけ残した場合です。

  • D 6,600円

    6,600円は12か月分残した場合です。

15,000円と300円を足します。

ケース現金・預金を活かす★★★★
15,300÷24,000×100=約64%

定期は 2,500,000 × 0.006 = 15,000円、普通預金は 1,500,000 × 0.0002 = 300円で、合計15,300円です。24,000円は全額を定期にした場合、19,650円は3か月分だけ残した場合、6,600円は12か月分残した場合。全額定期の約64%にあたります。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

定期は年0.6%、普通預金は年0.02%です。1か月分(250,000円)を定期に回さず普通預金に残すと、その分だけ利息が下がります。

1年でいくら下がりますか(税引前)。

答え 1450円

250,000 ×(0.006 − 0.0002)の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 全額を定期にした利息(円)
  • 6か月分を残したときの利息(円)

差8,700円 = 1,450円 × 6か月分。

250,000 × 0.0058 = 1,450円です。3か月分なら4,350円、6か月分なら8,700円。1日あたりに直すと 1,450 ÷ 365 = 約4円。何か月分残すのが適切かは人によって違いますが、1か月増やすといくら減るかは出せます。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

全額4,000,000円を定期にしていたところ、3か月後に生活費が必要になり、全額を中途解約しました。中途解約利率は年0.03%です。

利息は、税を引く前でいくらですか。

  • A 300円 正解

    正解です。3か月ぶんで300円です。

  • B 800円

    800円は全額を普通預金に置いた場合です。

  • C 24,000円

    24,000円は満期まで置けた場合です。

  • D 解約では変わらない

    中途解約利率にさかのぼって変わります。

4,000,000 × 0.0003 × 3 ÷ 12 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 全額を定期・満期まで(円)
  • 6か月分を残した場合(円)
  • 全額を普通預金に1年(円)
  • 全額定期を3か月で解約(円)

税引前。8,700円のコストで、15,000円の差を防ぐ形になる。

4,000,000 × 0.0003 × 0.25 = 300円です。満期まで置けた24,000円の1.25%。800円は全額を普通預金に1年置いた場合、24,000円は満期まで置けた場合。6か月分を残していれば15,300円だったので、差は15,000円になります。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

資料は「最低3日分〜1週間分×人数分」としています。4人家族で1週間分を備える場合を考えます。

何人日分になりますか。

答え 28人日分

7日 × 4人 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  1. 月の生活費を出す
  2. すぐ使える状態で残す月数を決める
  3. かけ算して残す額を出す
  4. 預金の総額から引いて、預けられる額を出す
  5. 1か月分を増やしたときのコストも出しておく

何か月分が適切かは人によって違う。出せるのは1か月あたりのコストである。

7 × 4 = 28人日分です。3日分なら12人日分、2週間分なら56人日分。日数に人数をかけて必要な量が出ます。生活防衛資金も同じで、月の生活費に月数をかけて額が出ます。かける相手が決まらないと、必要な量は出てきません。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

「定期のほうが金利が高いのだから、預金の大半を定期に回せばいいでしょう」と聞きました。

一緒に出しておくのは、どれでしょう。

  • A 残す月数と月の生活費 正解

    正解です。月数と生活費をかけて残す額を出します。

  • B 定期の金利だけを見る

    金利はもう見えています。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 銀行の数

    銀行の数からは出てきません。

かけ算で残す額が出ます。

判断現金・預金を活かす★★★★
預金4,000,000円・月の生活費250,000円(普通0.02%/定期0.6%)
  • 0か月分残す(全額定期)→ 24,000円。ただし解約すると300円
  • 3か月分残す → 19,650円
  • 6か月分残す → 15,300円
  • 12か月分残す → 6,600円

金利も生活費もこちらで置いた例。何か月分にするかは決めない。

月の生活費250,000円で6か月分なら1,500,000円。残り2,500,000円を定期にすると15,300円です。全額を定期にすれば24,000円ですが、3か月後に生活費が必要になって解約すれば300円になります。金利はもう見えていますし、去年の利息や銀行の数からは出てきません。何か月分にするかは、ここでは決めません。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

「預金の総額を見て、どれだけ定期に回すか決めればいいでしょう」と聞きました。

一緒に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 定期の金利

    金利はもう見えています。

  • B 預金の総額

    総額から決めると残す額が出ません。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 先に残す額 正解

    正解です。先に残す額を出します。

預けられる額は引き算で出てきます。

判断現金・預金を活かす★★★

メリット

  • 月の生活費に月数をかければ、残す額がすぐ出せる
  • 1か月分あたりのコスト(年1,450円)が分かれば、増減を比べられる

デメリット

  • 総額から決めると、すぐ使える分が足りなくなることがある
  • 残す月数を増やすほど、1か月あたり1,450円ずつ利息は下がる

何か月分にするかは、この回では決めない。人によって違う。

総額から決めるのではなく、月の生活費に月数をかけて残す額を先に出し、その残りを預ける形になります。1か月分を残すコストは年1,450円(1日約4円)で、6か月分なら8,700円。もし生活費が必要になったら、全額を解約して300円になるか、15,300円が残るかに分かれます。農林水産省のガイドも「最低3日分〜1週間分×人数分」と、日数を先に決める書き方でした。何か月分にするかは、ここでは決めません。

出典 農林水産省「災害時に備えた食品ストックガイド(1)」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

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