家計を整える

固定資産税・自動車税・帰省費。支払月に慌てない家計にするには?

必要な残高は、いちばん深く沈んだ時点で決まります。

このページの要点

固定資産税120,000円(4回の納期で各30,000円)、自動車税36,000円、帰省費84,000円で合計240,000円。12で割れば月20,000円ですが、支出は時期がばらつきます。積立の累計と支出の累計を並べると8月末に138,000 − 100,000 = 38,000円足りません。帰省が7月に動くと58,000円まで深くなります。

最終更新 2026年9月14日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 支払時期
  2. 支払時期
  3. 支払時期

わかる 2 問

  1. 支払時期
  2. 目的別管理

見抜く 3 問

  1. 資金繰り
  2. 年間支出カレンダー
  3. 年間支出カレンダー

ケースで考える 5 問

  1. 支払時期
  2. 月割り積立
  3. 資金繰り
  4. 年間支出カレンダー
  5. 支払時期

判断する 2 問

  1. 資金繰り
  2. 年間支出カレンダー

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

資料は固定資産税の納税通知書と納期について書いています。

納期は原則、年に何回に分けますか。

  • A 年に1回

    一度に全額を選ぶこともできますが、原則ではありません。

  • B 年に2回

    2回とは書かれていません。

  • C 年に4回 正解

    正解です。原則、年に4回です。

  • D 毎月1回ずつ12回

    毎月ではありません。

資料は原則、年に4回としています。

知る家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 納期は市町村の条例により定められる
  • 原則、年に4回の納期に分けて納税する
  • 納税者が希望すれば一度に全額を支払うこともできる
  • 納税通知書には納期とそれぞれの納付額が記載される
  • 税率は原則1.4%で、条例で異なる税率を定めることもできる

総務省「やさしい地方税 固定資産税」から。

資料は「納期は市町村の条例により定められ、原則、年に4回の納期に分けて納税することになります(納税者が希望すれば、一度に全額を支払うこともできます。)。」としています。回数は条例で決まるので、実際の月は市町村によって違います。納税通知書には課税標準額、税率、税額、納期、それぞれの納期における納付額、納付場所などが記載されます。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

「固定資産税は、必ず4回に分けて納めなければならない」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 必ず4回に分ける

    一度に全額を選ぶこともできます。

  • B 必ず一度に納める

    一度に納めるのが必須ではありません。

  • C 回数は国が決めている

    納期は市町村の条例で定められます。

  • D 一度に全額も選べる 正解

    正解です。希望すれば一度に全額も選べます。

資料はかっこ書きでそう添えています。

知る家計を整える★★★★

いつ・いくら出ていくかを、通知書で先に確かめる

支払いの月になってから残高を見る

納税通知書には納期とそれぞれの納付額が記載される。

資料は「原則、年に4回の納期に分けて納税することになります(納税者が希望すれば、一度に全額を支払うこともできます。)。」としています。分けるのが原則ですが、まとめて納めることも選べます。また納期は「市町村の条例により定められ」るので、回数や月を国が一律に決めているわけでもありません。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 固定資産税の税率は原則14%

    税率は原則1.4%とされています。

  • B 納期は原則年に4回 正解

    通ります。原則、年に4回です。

  • C 賦課期日は4月1日

    賦課期日は1月1日です。

  • D 納税通知書に納期は書かれていない

    納期も納付額も記載されます。

資料は原則、年に4回としています。

知る家計を整える★★★★

納税通知書に記載されるもの

  • 課税標準額
  • 税率
  • 税額
  • 納期
  • それぞれの納期における納付額
  • 納付場所など

いつ・いくら出ていくかは、通知書にすでに書かれている。

資料は納期を「原則、年に4回の納期に分けて納税することになります」としています。税率は原則1.4%で14%ではありません。賦課期日は1月1日で、4月1日ではありません。また納税通知書には「課税標準額、税率、税額、納期、それぞれの納期における納付額、納付場所など」が記載されるとされています。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料の四つを、その数字と組み合わせてください。

答え 固定資産税の税率 … 原則1.4%/賦課期日 … 1月1日/納期 … 原則、年に4回/200平方メートル以下の住宅用地 … 課税標準額が価格の6分の1

率と日付と回数と割合が混ざっています。

わかる家計を整える★★★
項目資料の記述
税率原則1.4%(条例で異なる税率も可)
賦課期日1月1日
納期原則、年に4回(条例で定める)
住宅用地特例200平方メートル以下は6分の1、超える部分は3分の1
評価の見直し土地・家屋は3年に一度

総務省「やさしい地方税 固定資産税」の記述のまま。

資料は税率を「原則1.4%」とし、市町村は条例で異なる税率を定めることもできるとしています。賦課期日は1月1日で、この日の資産価格が課税標準額になります。納期は原則、年に4回。住宅用地の特例では、200平方メートル以下の部分について課税標準額が価格の6分の1に軽減され、超えた部分は3分の1になります。どれも単位が違うので、取り違えないようにします。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 納期は市町村の条例により定められる/納税者が希望すれば一度に全額を支払える/納税通知書には納期と納付額が記載される

条例で決められるものが二つあります。

わかる家計を整える★★★★

資料に書かれている

  • 納期は条例で定める
  • 一度に全額も選べる
  • 通知書に納期と納付額が載る

資料に書かれていない

  • 全国共通の納期の月
  • 税率が必ず1.4%であること
  • 家計での積み立て方

この回の金額と時期はこちらで置いた例。

資料は納期が市町村の条例により定められること、納税者が希望すれば一度に全額を支払えること、納税通知書に納期とそれぞれの納付額などが記載されることを示しています。納期は条例で定めるので全国一律ではありません。税率も「原則1.4%」としたうえで「市町村は必要に応じて、1.4%と異なる税率を条例で定めることができます。」とあるので、必ず1.4%というわけでもありません。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

必要な残高は、1年のうち_で決まります。

  • A 合計した額

    合計は240,000円で、途中の話ではありません。

  • B 平均した額

    平均は月20,000円で、偏りを打ち消しています。

  • C いちばん不足した額 正解

    正解です。いちばん深く沈んだ時点で決まります。

  • D いちばん最後の月の額

    3月末には差がゼロに戻ります。

途中でいちばん深く沈んだ時点です。

見抜く家計を整える★★★★
合計 240,000円(1年で帳尻は合う)平均 月20,000円(偏りは消える)3月末 差はゼロ8月末 38,000円の不足 ← ここで決まる

必要な残高は、累計のいちばん深い差で決まる。

合計は240,000円、平均は月20,000円、最後の3月末は差がゼロ。どれも「途中でいくら要るか」を教えてくれません。月ごとに積立の累計と支出の累計を並べると、8月末に38,000円まで沈みます。ここを越えられれば、あとは自然に戻ります。必要なのは、いちばん深い時点をしのげるだけの残高だということです。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

帰省の時期が8月から7月に動きましたが、1年の合計は240,000円のままです。

何が変わりましたか。

  • A 1年の合計額

    合計は240,000円のままです。

  • B 必要な残高 正解

    正解です。38,000円から58,000円になります。

  • C 毎月の積立額

    積立は20,000円のままです。

  • D 固定資産税の納期の回数

    納期の回数は変わりません。

38,000円から58,000円になりました。

見抜く家計を整える★★★★

同じ240,000円を、二つの並び方で

帰省が8月
8月末に38,000円の不足
帰省が7月
7月末に58,000円の不足
1年の合計
どちらも240,000円
毎月の積立
どちらも20,000円

合計は240,000円のまま、毎月の積立も20,000円のまま、納期の回数も4回のままです。変わったのは、途中でいちばん深く沈む額のほう。8月に出ていたときは38,000円でしたが、7月に固定資産税と重なると58,000円になります。差は20,000円で、これは積立1か月ぶんの額と同じです。1か月早く来ると、積立が1回ぶん間に合わないということです。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

4月からの支払いを、出ていく順に並べてください。

答え 4月 固定資産税 30,000円 → 5月 自動車税 36,000円 → 7月 固定資産税 30,000円 → 8月 帰省費 42,000円

額の大きい順ではありません。

見抜く家計を整える★★★★
  1. 4月固定資産税 30,000円(累計30,000)
  2. 5月自動車税 36,000円(累計66,000)
  3. 7月固定資産税 30,000円(累計96,000)
  4. 8月帰省費 42,000円(累計138,000)

8月末の積立累計は100,000円。差は38,000円。

4月の固定資産税30,000円、5月の自動車税36,000円、7月の固定資産税30,000円、8月の帰省費42,000円の順です。額で並べると36,000円や42,000円が先に来てしまいますが、家計で効くのは出ていく順のほう。8月末までに138,000円が出ていき、積み立てられているのは100,000円。順に並べてはじめて、この差が見えます。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんの家の固定資産税は年120,000円です。資料によると、納期は原則、年に4回に分けて納めます。

1回あたり、いくらになりますか。

答え 30000円

120,000 ÷ 4 の分です。

ケース家計を整える★★★
120,000÷430,000円

120,000 ÷ 4 = 30,000円です。資料は「納期は市町村の条例により定められ、原則、年に4回の納期に分けて納税することになります」としています。納税通知書には「それぞれの納期における納付額」も書かれるので、いつ・いくら出ていくかは通知書の側にすでに書かれていることになります。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

1年の特別支出は、固定資産税120,000円、自動車税36,000円、帰省費84,000円で合わせて240,000円です。

12で割ると、月いくらですか。

  • A 20,000円 正解

    正解です。240,000 ÷ 12 = 20,000円です。

  • B 30,000円

    30,000円は納期1回分の額です。

  • C 24,000円

    24,000円になる割り算はここにありません。

  • D 240,000円のまま

    240,000円は年額のままです。

240,000 ÷ 12 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 年120,000円(4回で各30,000円)固定資産税
  • 年36,000円自動車税
  • 年84,000円(2回で各42,000円)帰省費
  • 240,000円合計
  • 20,000円毎月の積立

金額と時期はこちらで置いた例。

240,000 ÷ 12 = 20,000円です。毎月20,000円ずつ積み立てれば、1年で240,000円になり、3月末にはちょうど使い切る計算になります。ただしこれは1年を通した話。支出は毎月同じ額で出ていくわけではないので、途中の時点で足りるかどうかは、この割り算からは分かりません。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

4月から毎月20,000円ずつ積み立てます。支出は4月30,000円、5月36,000円、7月30,000円、8月42,000円と出ていきました。8月末の時点で、積立の累計は100,000円、支出の累計は138,000円です。

8月末に、いくら足りませんか。

答え 38000円

138,000 − 100,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 8月末の支出累計(円)
  • 8月末の積立累計(円)

差の38,000円が、この時点で足りない額。

138,000 − 100,000 = 38,000円足りません。1年を通せば積立も支出も240,000円で、3月末にはちょうどゼロに戻ります。合っていないのは途中の時点のほうです。毎月20,000円という均した額は、1年の帳尻は合わせてくれますが、途中でいくら必要になるかまでは教えてくれません。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

帰省費42,000円が8月から7月に動き、7月に固定資産税30,000円と重なりました。1年の合計は240,000円のままです。

いちばん不足する額は、いくらになりますか。

  • A 58,000円 正解

    正解です。138,000 − 80,000 = 58,000円です。

  • B 38,000円

    38,000円は8月に出ていた場合です。

  • C 20,000円

    20,000円は毎月の積立額です。

  • D 240,000円のまま

    240,000円は1年の合計です。

138,000 − 80,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 帰省が8月のとき(円)
  • 帰省が7月のとき(円)

合計240,000円は同じ。必要な残高だけが20,000円増える。

7月末の支出累計は30,000 + 36,000 + 30,000 + 42,000 = 138,000円、積立累計は20,000 × 4 = 80,000円。138,000 − 80,000 = 58,000円足りません。8月に出ていたときは38,000円でしたから、20,000円深くなりました。合計240,000円は1円も変わっていないのに、時期が1か月動いただけで必要な残高が変わります。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

課税標準額が8,000,000円で、税率は原則の1.4%だとします。

税額はいくらですか。

答え 112000円

8,000,000 × 1.4 ÷ 100 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 課税標準額を確かめる(8,000,000円)
  2. 税率をかける(8,000,000 × 1.4 ÷ 100 = 112,000円)
  3. 納期で割る(112,000 ÷ 4 = 28,000円)

税率と納期の回数は資料の記述。課税標準額はこちらで置いた例。

8,000,000 × 1.4 ÷ 100 = 112,000円です。これを原則どおり年に4回に分けると、112,000 ÷ 4 = 28,000円が1回あたり。資料は税率を「原則1.4%」としたうえで、市町村が条例で異なる税率を定めることもできるとしています。なお、この課税標準額8,000,000円はこちらで置いた例です。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

帰省の時期が動きそうです。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 同じ月に重なる支払い 正解

    正解です。重なりで深さが変わります。

  • B 去年の帰省費との差

    去年との差では重なりが分かりません。

  • C 友人の帰省の予定

    他人の予定でも分かりません。

  • D いちばん高かった月の支出

    過去の1か月でも分かりません。

重なると、いちばん深い時点が動きます。

判断家計を整える★★★★
帰省の時期が動く
  • 7月(固定資産税と重なる) → 不足58,000円
  • 8月(単独) → 不足38,000円
  • 10月(積立が進んだあと) → 不足は小さくなる
  • 1月(固定資産税は12月と2月) → 別の重なりを確かめる

金額と時期はこちらで置いた例。

帰省費42,000円そのものは変わりません。変わるのは、それがどの月に出るかです。固定資産税の納期と重なれば、その月の支出は72,000円になり、いちばん深い時点が38,000円から58,000円へ動きます。去年との差や友人の予定、いちばん高かった月の支出からは、この重なりは出てきません。金額ではなく、カレンダーを見るということです。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

「年間の合計は分かっているんだから、あとは積み立てるだけでしょう」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 支出の順位

    順位では不足額が出ません。

  • B 去年との差

    去年との差でも出ません。

  • C いちばん高い月

    いちばん高い月だけでは出ません。

  • D いつ、いくら出ていくか 正解

    正解です。ここで不足額が出せます。

合計が同じでも、時期で必要な残高が変わります。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 月ごとに並べると、いちばん深い時点が分かる
  • 納税通知書には、納期とそれぞれの納付額が書かれている

デメリット

  • 合計や平均では、途中で足りるかは分からない
  • 時期が1か月動くだけで、必要な残高が変わる

いくら準備するかは、この回では決めない。

240,000円を12で割って20,000円ずつ積み立てれば、1年の帳尻は合います。合わないのは途中で、8月末に38,000円足りません。帰省が7月に動けば58,000円です。順位や去年との差、いちばん高い月を見ても、この不足額は出てきません。固定資産税なら納税通知書に納期とそれぞれの納付額が書かれています。いくら準備するかは家庭によって違うので、ここでは決めません。

出典 総務省「やさしい地方税 固定資産税」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

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