収入を管理する

失業して収入ゼロ。預金300万円で何か月暮らせる?

割る数のほうが、退職で増えることがあります。

このページの要点

預金3,000,000円を生活費250,000円で割ると12か月。ただし資料では、退職後の健康保険を任意継続にすると保険料は「退職時の健康保険料の2倍」とされています。在職中15,000円なら30,000円で、毎月の支出は280,000円。10か月分の2,800,000円までしか出せず、残る200,000円では11か月目に届きません。再就職が3か月から6か月に延びると、残る預金は2,160,000円から1,320,000円になります。

最終更新 2026年9月14日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 固定費
  2. 固定費
  3. 生活防衛資金

わかる 2 問

  1. 固定費
  2. 固定費

見抜く 3 問

  1. 生活可能期間
  2. 固定費
  3. 生活可能期間

ケースで考える 5 問

  1. 生活可能期間
  2. 固定費
  3. 生活費
  4. 預金残高
  5. 預金残高

判断する 2 問

  1. 生活防衛資金
  2. 生活可能期間

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

協会けんぽの資料では、任意継続にした場合の保険料はどうなるとされていますか。

  • A 退職前と同じ額になる

    同じ額ではなく2倍とされています。

  • B 退職時の2倍 正解

    正解です。事業主負担分も負担するためです。

  • C 退職前の半分になる

    半分ではなく2倍です。

  • D 所得がなければかからない

    所得がなくても保険料はかかります。

事業主負担分も負担するためです。

知る収入を管理する★★★
資料の項目内容
保険料退職時の健康保険料の2倍。ただし上限がある
算出方法退職時の標準報酬月額×都道府県別保険料率
上限標準報酬月額が32万円を超える場合は32万円で計算
被保険者期間2年間

40歳から64歳までの方は介護保険料が加わるとされている。

資料は「退職後は事業主負担分も負担することとなりますので、退職時の健康保険料の2倍となります。ただし、上限があります」としています。在職中は会社と本人で分けて負担していた分を、退職後は全額自分で払うことになるためです。算出は「退職時の標準報酬月額×お住まいの都道府県別保険料率」で、標準報酬月額が32万円を超えていた場合は32万円で計算するとされています。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

資料に出てくる言葉と、その内容です。

正しく組み合わせてください。

答え 加入条件 … 退職日までに被保険者期間が継続して2か月以上/手続の期限 … 退職日の翌日から20日以内/標準報酬月額の上限 … 32万円を超える場合は32万円で計算/被保険者期間 … 2年間

2か月、20日、2年間は別のものです。

知る収入を管理する★★★★
加入条件 → 退職日までに被保険者期間が継続して2か月以上手続の期限 → 退職日の翌日から20日以内標準報酬月額の上限 → 32万円を超える場合は32万円で計算被保険者期間 → 2年間

どれも期間や額の区切りだが、指しているものは別。

資料は加入条件を「退職日までに被保険者期間が継続して2か月以上あること」「退職日の翌日から20日以内に手続すること」とし、保険料の算出について「退職時の標準報酬月額が32万円を超えていた場合は、標準報酬月額は32万円で計算します」、被保険者期間を「2年間です」としています。2か月は在職中の期間、20日は手続の期限、2年間は加入できる期間で、それぞれ別のものです。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

資料に書かれていることを選びます。

あてはまるものを、すべて選んでください。

答え 退職後の健康保険には3つの選択があるとされている/任意継続の保険料は退職時の2倍とされている/任意継続の被保険者期間は2年間とされている

保険料はかかると書かれています。

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資料で確かめたこと

  • 退職後の健康保険は、任意継続・国民健康保険・家族の健康保険の3つの選択
  • 任意継続の保険料は、退職時の健康保険料の2倍(上限あり)
  • 標準報酬月額が32万円を超える場合は32万円で計算
  • 被保険者期間は2年間。保険料を納付期限までに納付しないと資格を喪失
  • 納付書による納付は毎月10日まで。前納制度もある

国民健康保険の保険料額は市区町村により異なるとされている。

資料は退職後の健康保険として「協会けんぽの任意継続」「国民健康保険」「ご家族の健康保険(被扶養者)」の3つの選択を挙げ、任意継続の保険料を「退職時の健康保険料の2倍」、被保険者期間を「2年間です」としています。国民健康保険については「お住まいの市区町村により保険料額が異なります」とされていて、どこでも同じではありません。ご家族の健康保険については「被扶養者の保険料負担はありません」とされています。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料では、任意継続の手続は退職日の翌日から_にすることとされています。

  • A 2か月以内

    2か月以上は被保険者期間の条件です。

  • B 2年以内

    2年間は加入できる期間です。

  • C 1年以内

    1年という定めはありません。

  • D 20日以内 正解

    正解です。20日目が土日祝なら翌営業日です。

20日目が土日祝なら翌営業日です。

わかる収入を管理する★★★★

退職後に増える支出まで入れて、預金を割り直す

預金を、いまの生活費だけで割って月数を出す

資料は任意継続の保険料を退職時の2倍としている。

資料は加入条件として「退職日までに被保険者期間が継続して2か月以上あること」「退職日の翌日から20日以内に手続すること」を挙げています。また「お住まいの都道府県の協会けんぽ支部に、『健康保険任意継続被保険者資格取得申出書』を退職日の翌日から20日以内(20日目が土日、祝日の場合は翌営業日)にご提出ください」とされています。2か月は被保険者期間の条件、2年間は加入できる期間です。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 任意継続の保険料は退職時の2倍 正解

    通ります。事業主負担分も負担するためです。

  • B 任意継続の被保険者期間は5年間

    2年間とされています。

  • C 手続の期限は退職日の翌日から1年

    20日以内とされています。

  • D 標準報酬月額に上限はないとされる

    32万円という上限があります。

事業主負担分も負担するためです。

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預金 3,000,000円

  • 生活費250,000円だけで割ると12か月
  • 在職中の保険料15,000円が任意継続で30,000円に
  • 毎月の支出は280,000円
  • 10か月分の2,800,000円までしか出せない

割られる預金ではなく、割る数のほうが退職で変わっている。

資料は「退職後は事業主負担分も負担することとなりますので、退職時の健康保険料の2倍となります」としています。被保険者期間は「2年間です」で、5年間ではありません。手続は「退職日の翌日から20日以内」で、1年ではありません。「退職時の標準報酬月額が32万円を超えていた場合は、標準報酬月額は32万円で計算します」とされていて、上限があります。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

「預金300万円を生活費25万円で割って12か月もつ」と考えました。

保険料まで入れると、どうですか。

  • A 10か月分までしか出せない 正解

    正解です。280,000 × 10 = 2,800,000 です。

  • B 12か月のままである

    毎月の支出が増えるので変わります。

  • C 15か月に伸びる

    伸びるのではなく縮みます。

  • D 預金が増えるので問題にならない

    預金は増えていません。

280,000 × 10 = 2,800,000 です。

見抜く収入を管理する★★★★
  1. 退職預金3,000,000円・毎月280,000円
  2. 10か月後2,800,000円を使い、残り200,000円
  3. 11か月目280,000円に足りず、途中で尽きる

金額はこちらで置いた例。

毎月の支出は280,000円になるので、280,000 × 10 = 2,800,000円。預金3,000,000円から引くと残りは200,000円で、11か月目の280,000円には足りません。11か月目の途中で尽きます。生活費だけで数えた12か月とは、およそ2か月の差が出ます。割られる預金ではなく、割る数のほうが変わっています。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

退職時の標準報酬月額が400,000円だった人がいます。

資料では、いくらで計算するとされていますか。

  • A 400,000円のまま

    32万円を超えているので上限が使われます。

  • B 320,000円 正解

    正解です。32万円を超える場合の決まりです。

  • C 200,000円に下がる

    200,000円という定めはありません。

  • D 上限はないので400,000円

    上限があるとされています。

32万円を超える場合の決まりです。

見抜く収入を管理する★★★★
  • 退職時の標準報酬月額(円)
  • 計算に使う標準報酬月額(円)

32万円を超える場合は32万円で計算するとされている。

資料は「ただし、退職時の標準報酬月額が32万円を超えていた場合は、標準報酬月額は32万円で計算します」としています。400,000円は320,000円を超えているので、320,000円で計算することになります。2倍になる一方で、この上限があるので、退職前の給与が高かった人ほど2倍そのままにはなりません。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

何か月もつかを出していく順序です。

正しい順に、並べてください。

答え いまの毎月の生活費を書き出す → 退職後に増える支出を足す → その額で預金を割って月数を出す → 再就職までの見込みの月数と比べる

割る数が決まってから割ります。

見抜く収入を管理する★★★★
  1. いまの毎月の生活費を書き出す
  2. 退職後に増える支出を足す
  3. その額で預金を割って月数を出す
  4. 再就職までの見込みの月数と比べる

足す前に割ると、12か月という別の数字が出てくる。

まず毎月の生活費250,000円を書き出します。次に退職後に増える支出を足します。この回では保険料が15,000円から30,000円になるので、毎月の支出は280,000円。その額で預金3,000,000円を割ると10か月分です。最後に再就職までの見込み(3か月、あるいは6か月)と比べます。増える分を足す前に割ってしまうと、12か月という別の数字が出てきます。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんは毎月250,000円で生活しています。退職して収入がなくなり、預金は3,000,000円あります。

生活費だけで割ると、何か月もちますか。

答え 12か月

3,000,000 ÷ 250,000 の分です。

ケース収入を管理する★★★
3,000,000円(預金)÷250,000円(毎月の生活費)12か月

3,000,000 ÷ 250,000 = 12か月です。ただしこれは、毎月出ていく額が250,000円のままだった場合の数字です。退職すると、それまで給与から天引きされていた健康保険料を自分で払うことになります。協会けんぽの資料では、任意継続にした場合の保険料は「退職時の健康保険料の2倍」とされています。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

Aさんが在職中に給与から引かれていた健康保険料は、月15,000円でした。任意継続にします。

毎月の保険料は、いくらになりますか。

  • A 15,000円のまま

    2倍になるとされています。

  • B 7,500円に下がる

    下がるのではなく上がります。

  • C 30,000円 正解

    正解です。15,000 × 2 の分です。

  • D 収入がないので0円

    収入がなくても保険料はかかります。

15,000 × 2 の分です。

ケース収入を管理する★★★

退職して任意継続にしたAさん

毎月の生活費
250,000円
在職中の保険料(本人負担)
15,000円
任意継続の保険料
30,000円
退職後の毎月の支出
280,000円
預金
3,000,000円

金額はこちらで置いた例。2倍は資料の記述。

資料のとおり2倍になるので、15,000 × 2 = 30,000円です。在職中は給与から引かれていて意識しにくい額でしたが、退職後は自分で納めることになります。資料では「毎月、納付書による納付(毎月10日まで)と、口座振替による納付があります」とされています。毎月の支出は250,000 + 30,000 = 280,000円になります。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

退職後の毎月の支出は280,000円です。再就職まで6か月かかることになりました。

6か月分の支出は、いくらですか。

答え 1680000円

280,000 × 6 の分です。

ケース収入を管理する★★★★
1,680,000円(6か月分の支出)÷280,000円(毎月の支出)6か月

280,000 × 6 = 1,680,000円です。生活費だけで数えると250,000 × 6 = 1,500,000円ですが、保険料の分が30,000 × 6 = 180,000円あります。1,500,000 + 180,000 = 1,680,000円で一致します。預金3,000,000円から引くと、残るのは1,320,000円です。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

再就職までの期間が3か月から6か月に延びました。毎月の支出は280,000円です。

残る預金は、どう変わりますか。

  • A 2,160,000円のまま変わらない

    3か月延びれば残る額も変わります。

  • B 3,000,000円に戻る

    使った分は戻りません。

  • C 1,320,000円まで減る 正解

    正解です。差は840,000円です。

  • D 840,000円だけ増える

    増えるのではなく減ります。

差は840,000円です。

ケース収入を管理する★★★★
  • 3,000,000円預金
  • 280,000円毎月の支出
  • 840,000円/残り2,160,000円3か月使うと
  • 1,680,000円/残り1,320,000円6か月使うと
  • 840,000円(3か月分)

金額はこちらで置いた例。

3か月なら280,000 × 3 = 840,000円を使い、3,000,000 − 840,000 = 2,160,000円が残ります。6か月なら280,000 × 6 = 1,680,000円を使い、3,000,000 − 1,680,000 = 1,320,000円。差は2,160,000 − 1,320,000 = 840,000円で、これは3か月分の支出とちょうど同じ額です。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

預金3,000,000円から、6か月分の支出1,680,000円を使いました。

残る預金は、いくらですか。

答え 1320000円

3,000,000 − 1,680,000 の分です。

ケース収入を管理する★★★★
  • 3か月後に残る預金(円)
  • 6か月後に残る預金(円)

差の840,000円は、280,000円の3か月分。

3,000,000 − 1,680,000 = 1,320,000円です。この1,320,000円を毎月280,000円で割ると、あと4か月分と少し。280,000 × 4 = 1,120,000円で、残りは200,000円になります。再就職が6か月からさらに延びると、そのぶん月数が減っていきます。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

退職して収入がなくなり、預金は3,000,000円あります。

確かめておくのは、どれでしょう。

  • A 同僚の預金の額

    他人の預金は、自分の支出とは別です。

  • B 去年の預金より増えたか

    増減では月数が出ません。

  • C いちばん使わなかった月の額

    使わなかった月の額でも出ません。

  • D 退職後に増える支出 正解

    正解です。割る数のほうが変わります。

割る数のほうが変わります。

判断収入を管理する★★★★

生活費だけで割ると

  • 3,000,000 ÷ 250,000
  • 12か月
  • 割る数は変わらない前提

増える分まで入れると

  • 保険料が15,000円→30,000円
  • 毎月280,000円
  • 10か月分までしか出せない

金額はこちらで置いた例。2倍は資料の記述。

この回では、生活費250,000円で割ると12か月でしたが、保険料が2倍になって毎月280,000円になると10か月分しか出せませんでした。同僚の預金、去年との比較、いちばん使わなかった月の額は、どれも自分の毎月出ていく額がいくらになるかを教えてくれません。資料は任意継続の保険料を「退職時の健康保険料の2倍」としています。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

「預金が300万円あるから1年は大丈夫」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 毎月出ていく額 正解

    正解です。割る数が変われば月数も変わります。

  • B 預金の順位

    順位では月数が出ません。

  • C 去年との差

    去年との差でも出ません。

  • D いちばん安い月

    安い月の額でも出ません。

割る数が変われば月数も変わります。

判断収入を管理する★★★
  • 3,000,000円預金
  • 12か月生活費だけで割ると
  • 15,000円在職中の保険料
  • 30,000円(2倍)任意継続の保険料
  • 10か月分毎月280,000円で割ると

金額はこちらで置いた例。2倍は資料の記述。

この回では、預金3,000,000円を生活費250,000円で割ると12か月でした。ところが退職で健康保険料が15,000円から30,000円になり、毎月の支出は280,000円。10か月分の2,800,000円までしか出せず、11か月目の途中で尽きます。預金の順位も、去年との差も、いちばん安い月も、毎月いくら出ていくかを教えてくれません。

出典 協会けんぽ「任意継続」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

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