家計を整える

食費3万円は使いすぎ?金額だけで決めていい?

同じ30,000円が、割る相手で別の顔になります。

このページの要点

食費30,000円は、30で割れば1日1,000円、90食で割れば1食約333円、世帯人数で割れば30,000円から7,500円まで動きます。在宅勤務で外食が月20回から8回に減り12回を自炊に替えると、7,200円減って3,600円増え、食費は26,400円(12%減)。ただし食事は90食のままで、1食あたりが約333円から約293円になっただけです。

最終更新 2026年9月25日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

このレッスンを解く

会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 家計予算
  2. 支出目的
  3. 支出目的

わかる 2 問

  1. 支出目的
  2. 家計予算

見抜く 3 問

  1. 家計予算
  2. 継続性
  3. 世帯人数

ケースで考える 5 問

  1. 家計予算
  2. 生活スタイル
  3. 生活スタイル
  4. 継続性
  5. 生活スタイル

判断する 2 問

  1. 継続性
  2. 家計予算

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

農林水産省の資料は、第4次食育推進基本計画の目標について述べています。

定量的な目標値は、いくつ定められていますか。

  • A 7つ

    7つは新しく設けた目標値の数です。

  • B 3つ

    3つは重点事項の数です。

  • C 24の目標値 正解

    正解です。資料は24としています。

  • D 169のターゲット

    169はSDGsのターゲットの数です。

資料は24の定量的な目標値としています。

知る家計を整える★★★
資料が挙げている数何の数か
3つ重点事項
7つ基本的な取組方針/新しく設けた目標値
24定量的な目標値
7項目国の取り組むべき基本施策
17・169SDGsのゴールとターゲット

農林水産省 令和2年度食育白書から。

資料は「新たに7つの目標値を設定するなどの見直しを行い、その結果、24の定量的な目標値を定めています」としています。7つは第4次で新しく設けた数で、24 − 7 = 17は引き継いだぶん。3つは重点事項の数です。169はSDGsのターゲットの数で、この計画の目標値ではありません。数字がどれの数なのかを合わせて読みます。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

「学校給食の地場産物等の割合は、食材数で数える」と聞きました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 食材数ベース

    見直す前の数え方です。

  • B 回数ベース

    回数で数えるとはされていません。

  • C 食材数から変えていない

    見直したと書かれています。

  • D 金額ベースに見直した 正解

    正解です。金額ベースに見直したとされています。

資料は金額ベースに見直したとしています。

知る家計を整える★★★★

金額と回数の両方で見て、どちらが動いたか確かめる

合計金額が減ったことだけを見て、減らせたと考える

12%減ったのは1食あたりの単価で、食事の回数は90食のまま。

資料は「その割合を食材数ベースから金額ベースに見直し、現状値から維持・向上した都道府県の割合を目標とすることとしました」としています。生産者や学校給食関係者の努力を適切に反映するためとされています。同じ地場産物の使用状況でも、食材の数で数えるか金額で数えるかで、出てくる割合は変わります。何で数えるかは、結果そのものを変えます。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 第4次基本計画は10年間を対象としている

    おおむね5年間とされています。

  • B 重点事項は3つ掲げられている 正解

    通ります。資料は3つとしています。

  • C 基本的な取組方針は5つである

    7つとされています。

  • D 有機農業の取組面積の割合の目標は50%である

    25%です。50%は化学農薬の低減率です。

資料は重点事項を3つ挙げています。

知る家計を整える★★★★

第4次食育推進基本計画

  • 重点事項 3つ
  • 基本的な取組方針 7つ
  • 定量的な目標値 24(うち7つ新設)
  • 国の取り組むべき基本施策 7項目

対象は令和3(2021)年度からおおむね5年間。

資料は「重点事項は、以下の3つです」としています。計画の対象は「令和3(2021)年度からおおむね5年間」で10年間ではありません。基本的な取組方針は7つで5つではありません。コラムで挙げられている有機農業の取組面積の割合の目標は25%(100万ha)で、50%は化学農薬の使用量の低減率のほうです。似た数字がどれの数字かを分けて読みます。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料が挙げている目標値の番号と、その中身を組み合わせてください。

答え 目標値<11> … 1日当たりの食塩摂取量の平均値/目標値<12> … 1日当たりの野菜摂取量の平均値/目標値<13> … 1日当たりの果物摂取量100g未満の者の割合/目標値<22> … 郷土料理や伝統料理を月1回以上食べている国民の割合

金額の目標はこの中にありません。

わかる家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 定量的な目標値は24あり、うち7つは第4次で新設
  • 重点事項は3つ、基本的な取組方針は7つ
  • 目標値の単位は摂取量(g)、割合(%)、回数など
  • 学校給食の地場産物等の割合を食材数ベースから金額ベースに見直した
  • 食費を月いくらにするという金額の目標は挙げられていない

農林水産省 令和2年度食育白書から。

資料は第4次基本計画で新しく設定した目標値として、食塩摂取量の平均値、野菜摂取量の平均値、果物摂取量100g未満の者の割合、郷土料理や伝統料理を月1回以上食べている国民の割合などを挙げています。単位は g と % と回数です。24ある目標値の中に、食費を月いくらにするという金額の目標は入っていません。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 定量的な目標値は24あるとされている/重点事項は3つ掲げられている/学校給食の地場産物等の割合を金額ベースに見直したとされている

資料は食育の計画です。

わかる家計を整える★★★★

資料が示していること

  • 定量的な目標値は24(うち7つは新設)
  • 重点事項3つ、基本的な取組方針7つ
  • 地場産物等の割合を金額ベースに見直した

資料が示していないこと

  • 食費の金額の目安
  • 世帯人数別の食費
  • 平均と比べてよいかどうか

24の目標値の単位は摂取量・割合・回数である。

資料が示しているのは、定量的な目標値が24あること、重点事項が3つあること、学校給食の地場産物等の割合を食材数ベースから金額ベースに見直したことです。1人あたりの食費の目安や世帯人数別の食費は、食育の計画には出てきません。この回の食費の金額と割り方は、ミッションの指定とこちらの判断によるものです。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

外食を12回減らして自炊に替えると、食費は_になります。

  • A 30,000円

    30,000円は減る前の額です。

  • B 22,800円

    自炊で増える3,600円を数えていません。

  • C 26,400円 正解

    正解です。合わせて26,400円です。

  • D 33,600円より多い

    食費は増えてはいません。

4,800 + 18,000 + 3,600 の分です。

見抜く家計を整える★★★★
外食 4,800円(8回 × 600円)→もとの自炊 18,000円→替えた12回の自炊 3,600円→合計 26,400円

減る前は30,000円。差は3,600円。

外食4,800円、もとの自炊18,000円、増えた自炊3,600円で、4,800 + 18,000 + 3,600 = 26,400円です。22,800円は外食で減った7,200円だけを引いた場合で、自炊で増える3,600円を数えていません。30,000円は減る前の額。替えたぶんが増えることを入れないと、減る額を大きく見積もります。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

食費が30,000円から26,400円になりました。

金額だけを見ると、見えないものはどれですか。

  • A 減った額

    減った額は金額から分かります。

  • B 食べた回数 正解

    正解です。回数は合計金額には出てきません。

  • C 減った割合

    減った割合も金額から出せます。

  • D 前の月の食費

    前の月の額も金額です。

回数は合計金額には出てきません。

見抜く家計を整える★★★★

在宅勤務が増えたAさん

食費
30,000円 → 26,400円
減った割合
12%
食事の回数
90食(変わらない)
1食あたり
約333円 → 約293円
外食の回数
20回 → 8回

減った額3,600円も、減った割合12%も、前の月の30,000円も、金額を並べれば分かります。分からないのは食事の回数です。この回では90食のまま変わっていませんでしたが、もし回数が減って金額が下がったのなら、意味はまったく違います。合計金額は、単価が下がったのか回数が減ったのかを区別しません。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

同じ食費30,000円を世帯人数で割った1人あたりの額を、大きい順に並べてください。

答え 1人 30,000円 → 2人 15,000円 → 3人 10,000円 → 4人 7,500円

金額は動いていません。

見抜く家計を整える★★★★
  1. 1人30,000円
  2. 2人15,000円
  3. 3人10,000円
  4. 4人7,500円

食費の額は30,000円のまま。割る相手だけが変わっている。

30,000 ÷ 1 = 30,000円、÷ 2 = 15,000円、÷ 3 = 10,000円、÷ 4 = 7,500円です。食費の額は30,000円のまま1円も動いていませんが、1人あたりは4倍の幅で変わります。「食費3万円」という同じ言葉が、1人暮らしと4人世帯ではまったく別のことを指しています。平均額と比べる前に、何人で分けているかを合わせます。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんの食費は月30,000円です。1か月を30日とします。

1日あたりにすると、いくらですか。

答え 1000円

30,000 ÷ 30 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 月30,000円食費
  • 1,000円1日あたり
  • 約333円1食あたり(月90食)
  • 1人15,000円2人で分けると

金額はこちらで置いた例。3万円はミッションの指定額。

30,000 ÷ 30 = 1,000円です。30,000円という数字だけでは多いとも少とも言えませんが、1日1,000円と言い直すと、手元の感覚と比べられるようになります。割る相手を変えれば、同じ30,000円が1食あたりにも1人あたりにも直せます。どの割り方で見るかを決めていないと、比べる相手も決まりません。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

食費が30,000円から26,400円になり、3,600円減りました。

減った割合は、どれですか。

  • A 12% 正解

    正解です。3,600 ÷ 30,000 = 0.12です。

  • B 8%

    8%になる割り算はここにありません。

  • C 20%

    20%にもなりません。

  • D 88%をこえる

    88%は残ったほうの割合です。

3,600 ÷ 30,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
3,600÷30,000×100=12%

3,600 ÷ 30,000 = 0.12なので12%です。8%になるのは分母を変えたときで、ここでは減る前の30,000円が分母です。88%は減ったあとの26,400円が元の何割かという別の話(26,400 ÷ 30,000 = 0.88)。12 + 88 = 100になります。どちらを聞かれているのかで答えが変わります。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

在宅勤務が増えて、外食が月20回から8回に減りました。外食は1回600円です。

外食にかかる額は、いくらになりますか。

答え 4800円

8 × 600 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 減ったあとの外食 8 × 600 = 4,800円
  2. 減る前の外食 20 × 600 = 12,000円
  3. 外食で減る額 12 × 600 = 7,200円
  4. 自炊で増える額 12 × 300 = 3,600円
  5. 差し引き 7,200 − 3,600 = 3,600円減る

外食600円・自炊300円はこちらで置いた例。

8 × 600 = 4,800円です。減る前は 20 × 600 = 12,000円でしたから、外食では7,200円減ります。ただし食べないわけではなく、減った12回は自炊に替わります。1食300円とすれば 12 × 300 = 3,600円増えるので、差し引きで減るのは3,600円です。片方だけを数えると、減る額を二倍に見積もることになります。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

食費は26,400円になりました。食事の回数は月90食のまま変わっていません。

1食あたりは、いくらになりますか。

  • A 約293円 正解

    正解です。26,400 ÷ 90 ≒ 293円です。

  • B 約333円

    約333円は減る前の1食あたりです。

  • C 約880円

    880円は1日あたりの額です。

  • D 約1,000円をこえる

    1,000円は減る前の1日あたりです。

26,400 ÷ 90 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 1食あたり(前・円)
  • 1食あたり(あと・円)

回数は90食のまま。動いたのは単価だけ。

26,400 ÷ 90 = 293.33…なので約293円です。約333円は減る前の 30,000 ÷ 90 で、差は40円。回数は同じままなので、動いたのは1食あたりの単価だけです。約880円は1日あたりに近い数字(26,400 ÷ 30 = 880)で、1食あたりではありません。何で割ったかを取り違えると、桁が合っていても別の数字になります。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

外食では7,200円減り、自炊では3,600円増えました。

差し引きで減るのは、いくらですか。

答え 3600円

7,200 − 3,600 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 外食で減る額(円)
  • 自炊で増える額(円)
  • 差し引きで減る額(円)

30,000 − 26,400 = 3,600 でも確かめられる。

7,200 − 3,600 = 3,600円です。30,000 − 26,400 = 3,600でも同じ額になり、二つの道で確かめられます。外食が減ったぶんだけを見ると7,200円減ったように見えますが、替えた食事のぶんが増えるので、実際に減るのは半分です。増えるほうを数えないと、減る額を二倍に見積もります。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

在宅勤務が増えて、外食の回数が減りました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 1食あたりに直した額 正解

    正解です。単価か回数かが分かります。

  • B 去年の食費との差

    去年との差では分かりません。

  • C 平均の食費

    平均でも分かりません。

  • D いちばん高かった月の食費

    いちばん高かった月でも分かりません。

単価が動いたのか回数が動いたのか分かります。

判断家計を整える★★★★
合計金額が3,600円下がる
  • 1食あたりで見る → 単価が約333円から約293円に下がった
  • 回数で見る → 90食のまま変わっていない
  • 人数で見る → 1人あたりは人数で4倍の幅
  • 合計だけで見る → どれが動いたか分からない

金額はこちらで置いた例。

合計金額が26,400円に下がっても、それが単価のせいか回数のせいかは分かりません。1食あたりに直せば、約333円から約293円へ単価が下がったと分かります。回数が同じなら、食べる量を削ったわけではありません。去年との差や平均の食費、いちばん高かった月の額からは、どちらが動いたのかは出てきません。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

「食費が平均より多いから、使いすぎでしょう」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 金額の合計だけ

    合計だけでは分かりません。

  • B 平均との差

    平均との差でも分かりません。

  • C 外食の回数だけ

    外食の回数だけでも分かりません。

  • D 人数と回数で割った額 正解

    正解です。割る相手をそろえて見ます。

同じ金額が、割る相手で別の顔になります。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 人数と回数で割れば、比べる相手をそろえられる
  • 単価が動いたのか回数が動いたのか分かれる

デメリット

  • 合計金額だけでは、何が動いたか区別できない
  • 割る相手がそろっていない平均との比較は、別のものを比べている

いくらが適正かは、この回では決めない。

食費30,000円は、1人なら1人あたり30,000円、4人なら7,500円。1食あたりなら約333円です。割る相手をそろえないまま平均と比べると、比べているものが違います。国が定めた24の目標値にも、食費の金額は入っていません。入っているのは摂取量や割合や回数です。いくらが適正かは人によって違うので、ここでは決めません。

出典 農林水産省 令和2年度食育白書「第4次食育推進基本計画の構成と概要」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

このレッスンを解く