家計を整える

スマホとネットで月15,000円。乗り換えれば本当に安くなる?

動かした契約の外側に、もう一つ引き算があります。

このページの要点

スマホ9,000円とネット6,000円で月15,000円。スマホが2,000円になれば表示上は月7,000円、年84,000円の削減です。ところがネットはセット割で1,000円引かれた後の額。割引が終われば7,000円に戻り、削減は月6,000円・年72,000円。覚えのないオプション500円まで入れると年66,000円で、表示の約79%です。

最終更新 2026年9月25日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 利用条件
  2. 利用条件
  3. 利用条件

わかる 2 問

  1. 利用条件
  2. 利用条件

見抜く 3 問

  1. 割引条件
  2. 割引条件
  3. 利用条件

ケースで考える 5 問

  1. 月額料金
  2. 割引条件
  3. 月額料金
  4. 月額料金
  5. 利用条件

判断する 2 問

  1. 割引条件
  2. 月額料金

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

資料は、光回線サービスのトラブル相談について書いています。

電話勧誘によるトラブルが占める割合は、どれですか。

  • A 約2割

    2割ではありません。

  • B 約4割

    4割にあたるのは電話勧誘以外のほうです。

  • C 約6割 正解

    正解です。資料は約6割としています。

  • D 約9割にのぼる

    9割とは書かれていません。

資料は約6割としています。

知る家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 光回線のトラブル相談のうち電話勧誘によるものが約6割
  • 電話勧誘の相談は増加傾向にある
  • 安くなると思ったら覚えのないオプションが付いていて高くなった相談がある
  • 電話勧誘の契約では説明書面と契約書面の2つが送付される
  • 電話がかかってきた日に契約しないよう呼びかけている

国民生活センター(2026年7月1日公表)から。

資料は「全国の消費生活センター等には、光回線サービスのトラブルに関する相談が寄せられており、電話勧誘によるトラブルが約6割を占めています。」としています。さらに「電話勧誘の相談は増加傾向にあり」とも書かれています。約6割ということは、電話勧誘以外が約4割。相談が100件あるとすれば、そのうち約60件が電話勧誘によるものという見当になります。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

「電話勧誘の契約では、契約書面が1つ送られてくるだけ」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 1つだけ

    1つではなく2つです。

  • B 書面は送られない

    送付されるとされています。

  • C 3つ送られる

    3つとは書かれていません。

  • D 2つ送られる 正解

    正解です。説明書面と契約書面の2つです。

説明書面と契約書面の2つです。

知る家計を整える★★★★

2つの書面を見てから、合計額で比べる

電話で聞いた金額だけで決める

資料は電話がかかってきた日に契約しないよう呼びかけている。

資料は消費者へのアドバイスとして「電話勧誘の契約では、「説明書面」と「契約書面」の2つの書面が送付されます。」としています。そのうえで、説明書面が交付されないまま契約になっている場合があることを問題点に挙げ、行政と業界に対して交付の徹底を要望しています。2つ届くはずのものが1つしか来ていない、ということ自体が確かめる手がかりになります。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 電話勧誘の相談は減少傾向

    減少ではなく増加とされています。

  • B 電話勧誘の相談は増加傾向 正解

    通ります。増加傾向にあるとされています。

  • C 要望先は消費者庁だけ

    総務省と業界団体の二つが挙がっています。

  • D 光回線の相談はすべて店頭での契約

    電話勧誘が約6割を占めています。

資料は増加傾向にあるとしています。

知る家計を整える★★★★

資料が挙げる問題点

  • 正しい事業者名やサービス名を名乗らない
  • 契約前の説明書面が交付されない場合がある
  • 複数のオプションを契約させている場合がある
  • 消費者の認識がないケースもある

要望先は総務省と電気通信サービス向上推進協議会。

資料は「電話勧誘の相談は増加傾向にあり」としています。減少ではありません。要望先は「総務省」と「電気通信サービス向上推進協議会」の二つで、消費者庁だけではありません。また電話勧誘によるトラブルが約6割を占めるとされているので、すべてが店頭での契約ということもありません。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

四つの相談事例を、資料が挙げる問題点と組み合わせてください。

答え 事実ではない内容を告げられた … 正しい事業者名やサービス名を名乗らない/契約中の事業者と誤認した … 契約中の事業者であるかのように装った説明/説明書面がないまま契約になった … 契約前の説明書面が交付されない場合がある/覚えのないオプションが契約になった … 複数のオプションを契約させている場合がある

相談事例と問題点は対になっています。

わかる家計を整える★★★
資料が挙げる問題点内容
事業者名・サービス名正しく名乗らず、契約中の事業者のように装う
説明書面契約前に交付されないまま契約になる場合がある
オプション複数を契約させている場合があり、認識がないケースもある

相談事例4件から整理された3点。

資料は相談事例を4件挙げ、そこから見える問題点を3点にまとめています。事業者名やサービス名を名乗らずに契約中の事業者であるかのように装う説明、契約前の説明書面が交付されないまま契約になる場合、そして通信契約のほかに複数のオプションを契約させている場合です。「なかには消費者の認識がないケースもある」とも書かれています。オプションは、料金の比較に直接かかわります。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 電話勧誘によるトラブルが約6割を占める/電話勧誘の相談は増加傾向にある/説明書面と契約書面の2つが送付される

金額も、禁止も、書かれていません。

わかる家計を整える★★★★

資料に書かれている

  • 電話勧誘が約6割で増加傾向
  • 相談事例4件と問題点3点
  • 2つの書面が送付されること

資料に書かれていない

  • 光回線やスマホの料金の額
  • 相談件数の実数(本文はPDF)
  • 電話勧誘の禁止

この回の金額はすべてこちらで置いた例。

資料が示しているのは、電話勧誘によるトラブルが約6割を占めること、その相談が増加傾向にあること、電話勧誘の契約では説明書面と契約書面の2つが送付されることです。光回線の料金の目安は書かれておらず、この回の金額はすべてこちらで置いた例です。また資料は電話勧誘の禁止ではなく、説明書面の交付や説明の徹底を行政と業界に要望しています。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

表示だけで見た削減額と、実際の削減額の差は年_です。

  • A 12,000円

    12,000円はセット割の分だけです。

  • B 6,000円

    6,000円はオプションの分だけです。

  • C 18,000円 正解

    正解です。84,000 − 66,000 = 18,000円です。

  • D 84,000円ぶん

    84,000円は表示だけで見た額です。

84,000 − 66,000 の分です。

見抜く家計を整える★★★★
  • 表示だけで見た年間削減額(円)
  • 実際の年間削減額(円)

差は18,000円。約79%にあたる。

84,000 − 66,000 = 18,000円です。中身はセット割の1,000 × 12 = 12,000円と、オプションの500 × 12 = 6,000円。12,000円と6,000円はその内訳で、足すと18,000円になります。84,000円は表示だけで見た額そのもの。月あたりでは1,500円の違いですが、1年では18,000円になります。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

スマホの表示料金だけを見ると、月7,000円安くなるように見えました。

表示料金だけでは、何が分かりませんか。

  • A スマホの月額

    明細に載っています。

  • B ほかの契約への影響 正解

    正解です。割引は別の契約に付いていました。

  • C 乗換後のスマホ代

    乗換後の額は示されています。

  • D いま払っている合計額

    合計額は請求を見れば分かります。

割引はネットの側に付いていました。

見抜く家計を整える★★★★

同じ乗換えを、二つの見方で

スマホだけ見る
9,000 → 2,000円(月7,000円減)
ネットも見る
6,000 → 7,000円(月1,000円増)
合計で見る
15,000 → 9,000円(月6,000円減)
オプションも入れる
月5,500円減・年66,000円

スマホの月額も、乗換後の額も、いま払っている合計額も、明細を見れば分かります。分からないのは、スマホをやめたときにネットの額がどうなるかです。セット割はネットの側に付いていたので、スマホの表示料金のどこにも現れません。動かす契約の外側を見ないと、実際の削減額は出ません。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

資料の消費者へのアドバイスを、書かれている順に並べてください。

答え 事業者名とサービス名を確認する → 2つの書面が送付されることを知っておく → 電話がかかってきた日に契約しない → 契約書面が届いたらすぐ内容を確認する

電話を受けたところから始まります。

見抜く家計を整える★★★★
電話がかかってきたら
  • 事業者名とサービス名を確認する
  • 2つの書面が送付されることを知っておく
  • その日に契約しない
  • 契約書面が届いたらすぐ内容を確認する

資料のアドバイスの順のまま。

資料は、まず事業者名とサービス名を確認すること、次に説明書面と契約書面の2つが送付されること、そして電話がかかってきた日に契約しないこと、契約書面が届いたらすぐ内容を確認することの順に挙げています。電話を受けた時点から、書面が届いたあとまでが時間の順に並んでいます。金額の比較は、書面が届いてからでも間に合うということです。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんはスマホ9,000円とネット6,000円で月15,000円払っています。スマホを乗り換えると2,000円になるそうです。

スマホの表示料金だけで見ると、1年でいくら減りますか。

答え 84000円

9,000 − 2,000 のあと、12をかけます。

ケース家計を整える★★★
  • 9,000円いまのスマホ
  • 6,000円(セット割1,000円引き後)いまのネット
  • 2,000円乗換後のスマホ
  • 月7,000円・年84,000円表示だけの削減

金額はこちらで置いた例。

9,000 − 2,000 = 7,000円が月の差で、7,000 × 12 = 84,000円です。ここまではスマホの明細だけを見た計算。ただし動かすのはスマホの契約なのに、ネットの額がそのままとはかぎりません。セットで割引を受けている場合、片方をやめた時点で条件が外れることがあります。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

ネットの6,000円は、セット割で1,000円引かれた後の額でした。スマホを乗り換えると割引が終わり、ネットは7,000円になります。

月の削減額は、いくらになりますか。

  • A 6,000円 正解

    正解です。15,000 − 9,000 = 6,000円です。

  • B 7,000円

    7,000円は表示だけで見た額です。

  • C 5,000円

    5,000円になる引き算はここにありません。

  • D 15,000円まるごと

    15,000円は今の合計額です。

15,000 − 9,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • いまの合計(円)
  • 乗換後の合計(円)

差は6,000円。スマホは7,000円下がるが、ネットが1,000円上がる。

乗換後の合計は2,000 + 7,000 = 9,000円。15,000 − 9,000 = 6,000円が実際の削減額です。表示だけで見た7,000円から、セット割の1,000円がそのまま減っています。年に直すと6,000 × 12 = 72,000円で、84,000円より12,000円少ない。動かしたのはスマホの契約ですが、答えはネットの側で変わりました。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

請求を見ると、覚えのないオプションが月500円付いていました。セット割の終了も入れると、削減額は月5,500円です。

1年でいくらの削減になりますか。

答え 66000円

5,500 × 12 の分です。

ケース家計を整える★★★★
表示だけ 7,000円 → 年84,000円→セット割の終了 −1,000円 → 年72,000円→覚えのないオプション −500円 → 年66,000円→表示との差 18,000円

1,000 × 12 = 12,000。500 × 12 = 6,000。

5,500 × 12 = 66,000円です。表示だけで見た84,000円から、セット割の12,000円とオプションの6,000円が減って18,000円少なくなりました。66,000 ÷ 84,000 ≒ 0.786で、実際は表示の約79%。資料には「安くなると思って光回線を契約したら、覚えのないオプションが付いていて高くなった」という相談が挙がっています。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

表示だけで見た年間の削減額は84,000円、実際は66,000円でした。

実際は表示の何%ほどですか。

  • A 約79% 正解

    正解です。66,000 ÷ 84,000 ≒ 0.786です。

  • B 約60%

    約6割は資料の別の数字です。

  • C 約90%

    約9割まではありません。

  • D 100%をこえる

    実際のほうが小さい額です。

66,000 ÷ 84,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
66,000÷84,000×100=約79%

66,000 ÷ 84,000 ≒ 0.786なので、約79%です。2割ほど小さくなっています。約60%は資料にある電話勧誘の割合のほうで、この計算とは関係ありません。削減額そのものは残っているので、100%をこえることもありません。表示が間違っていたわけではなく、表示に入っていないものがあった、ということです。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

電話勧誘によるトラブルが約6割を占めるとされています。相談が100件あったとします。

電話勧誘によるものは、およそ何件ですか。

答え 60件

100 × 0.6 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 割合を確かめる(約6割 = 0.6)
  2. 仮の全体を置く(100件)
  3. かける(100 × 0.6 = 60件)
  4. 残りを出す(100 − 60 = 40件)

100件は割合を見るための仮の数。実数は資料の本文にない。

100 × 0.6 = 60件です。残りの40件が電話勧誘以外ということになります。なお、実際の相談件数は資料の本文には書かれていません(報告書本文はPDFです)。この100件は割合を見るための仮の数です。割合だけが分かっているときは、こうして仮の数を置くと大きさがつかめます。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

スマホを乗り換えるとセット割が終わることが分かりました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A ネットの契約の額 正解

    正解です。ここで合計が出せます。

  • B 去年の通信費との差

    去年との差では額が分かりません。

  • C 友人が使っている会社

    他人の会社でも分かりません。

  • D いちばん高かった月の請求

    1か月の請求では分かりません。

割引が外れたあとの額が要ります。

判断家計を整える★★★★
  1. いまスマホ9,000 + ネット6,000 = 15,000円
  2. 乗換直後スマホ2,000 + ネット6,000 = 8,000円に見える
  3. 割引終了後スマホ2,000 + ネット7,000 = 9,000円
  4. オプション判明後月5,500円減・年66,000円

金額はこちらで置いた例。

セット割が終わると分かっても、ネットがいくらになるかが分からなければ合計は出せません。6,000円が7,000円になるのか、8,000円になるのかで、削減額は変わります。去年との差や友人の会社、いちばん高かった月の請求からは、この額は出てきません。動かす契約ではなく、動かない側の契約の額を確かめるということです。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

「スマホが7,000円も下がるんだから、乗り換えたほうが得でしょう」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 料金の順位

    順位では合計が出ません。

  • B 去年との差

    去年との差でも出ません。

  • C いちばん安いプラン

    安いプランを探すのは、そのあとです。

  • D 合計でいくらになるか 正解

    正解です。ここで実際の削減額が出ます。

割引はもう片方の契約に付いていました。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 合計で比べれば、割引が外れた分も入る
  • 2つの書面を見てから決められる

デメリット

  • 変える側の表示料金だけでは、外側の影響が見えない
  • 覚えのないオプションが付いていることがある

乗り換えるかどうかは、この回では決めない。

スマホが7,000円下がるのは、そのとおりです。ただしネットの6,000円はセット割で1,000円引かれた後の額でした。合計で見ると15,000円から9,000円で、削減は6,000円。オプション500円まで入れると5,500円、年66,000円です。順位や去年との差、いちばん安いプランを見ても、この合計は出てきません。乗り換えるかどうかは人によって違うので、ここでは決めません。

出典 国民生活センター「光回線サービスの電話勧誘トラブルが増えています!」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

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