家計を整える

月1万円から始めるか、最初から5万円貯めるか。どちらがいい?

合計では差が出ません。差が出るのは回数です。

このページの要点

余力10,000円から始めて4か月目に30,000円へ上げる案Aは、年300,000円で取り崩し0回。最初から50,000円にする案Bは、毎月40,000円または20,000円を戻して年300,000円。合計は同じですが、取り崩しは12回で、動いた金額は600,000+300,000で900,000円。案Aの3倍のお金を動かして同じ額を残しています。

最終更新 2026年9月25日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

このレッスンを解く

会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 段階的増額
  2. 目標額
  3. 目標額

わかる 2 問

  1. 段階的増額
  2. 家計余力

見抜く 3 問

  1. 継続性
  2. 貯蓄習慣
  3. 段階的増額

ケースで考える 5 問

  1. 家計余力
  2. 継続性
  3. 取り崩し
  4. 取り崩し
  5. 段階的増額

判断する 2 問

  1. 家計余力
  2. 貯蓄習慣

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

日本赤十字社の資料は、血漿成分献血の体重別献血量の目安を示しています。

体重50kg〜55kg未満の献血量は、どれとされていますか。

  • A 300mL

    300mLは40kg〜45kg未満です。

  • B 450mL

    450mLは55kg〜60kg未満の上限です。

  • C 400mL 正解

    正解です。資料は400mLとしています。

  • D 600mLまで

    600mLは70kg以上の上限です。

資料は400mLとしています。

知る家計を整える★★★
体重献血量
40kg〜45kg未満300mL(女性のみ)
45kg〜50kg未満300mL〜350mL
50kg〜55kg未満400mL
55kg〜60kg未満400mL〜450mL
60kg〜65kg未満400mL〜500mL
65kg〜70kg未満400mL〜550mL
70kg以上400mL〜600mL

日本赤十字社「献血基準」の血漿成分献血の体重別献血量の目安から。

資料の表では50kg〜55kg未満が400mLです。300mLは40kg〜45kg未満(女性のみ)、450mLは55kg〜60kg未満の上限、600mLは70kg以上の上限です。50kg以上はどの段でも下限が400mLで共通になっていて、体重が増えると上限だけが50mLずつ上がる形になっています。

出典 日本赤十字社「献血基準」 / 2026年9月時点の情報

「献血の量は、体重に関係なく一律で決まっている」と聞きました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 一律で決まっている

    一律ではありません。

  • B 年齢で決まっている

    年齢は別の基準です。

  • C 体重にかかわらず600mLである

    600mLは上限のほうです。

  • D 体重によって変わる 正解

    正解です。資料は体重によって変わるとしています。

資料は体重によって変わるとしています。

知る家計を整える★★★★

余力と同じ額から始めて、余力が増えたら上げる

目標額から決めて、足りない分は毎月戻す

貯まる額は同じでも、取り崩しは0回と12回に分かれる。

資料は「採血量は体重によって変わります。(600mL以下・循環血液量の12%)」としていて、体重別の目安を段で示しています。600mLは上限で、70kg以上の場合の上限です。年齢は「18歳から69歳までの方」という別の基準で、量を決めるものではありません。無理のない量が、その人の余裕に応じて決まる形になっています。

出典 日本赤十字社「血漿成分献血について」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 血漿成分献血ができるのは20歳から69歳までである

    18歳からとされています。

  • B 採血時間は40分から90分くらいとされている 正解

    通ります。幅は50分です。

  • C 体重70kg以上の献血量は300mLまでである

    400mL〜600mLとされています。

  • D 献血の12%がくすりの原料として使われているとされている

    56.6%です。12%は別の話です。

資料は40分〜90分くらいとしています。

知る家計を整える★★★★

血漿成分献血の基準

  • 採血量は体重によって変わる(600mL以下・循環血液量の12%)
  • 採血時間は40分〜90分くらい
  • 献血できるのは18歳から69歳まで
  • 65歳から69歳は60歳から64歳に経験がある方に限られる

献血の56.6%がくすりの原料として使われているとされている。

資料は「採血時間は40分~90分くらいです」としています。幅は 90 − 40 = 50分で、90 ÷ 40 = 2.25倍です。献血できるのは「18歳から69歳まで」で20歳からではありません。70kg以上の献血量は400mL〜600mLで300mLまでではありません。くすりの原料として使われるのは56.6%で、12%は循環血液量に対する採血量の割合のほうです。

出典 日本赤十字社「血漿成分献血について」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

体重と、献血量の目安を組み合わせてください。

答え 体重40kg〜45kg未満 … 300mL(女性のみ)/体重45kg〜50kg未満 … 300mL〜350mL/体重50kg〜55kg未満 … 400mL/体重70kg以上 … 400mL〜600mL

50kg以上は下限がそろっています。

わかる家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 献血量の目安は体重の段ごとに決められている
  • 体重の区切りは5kgずつ
  • 50kg以上はどの段でも下限が400mLで共通
  • 上限は400・450・500・550・600mLと50mLずつ上がる
  • 採血量は600mL以下で、循環血液量の12%とされている

献血者の健康を守り、輸血を受ける方の安全性を高めるための基準とされている。

資料では40kg〜45kg未満が300mL(女性のみ)、45kg〜50kg未満が300mL〜350mL、50kg〜55kg未満が400mL、70kg以上が400mL〜600mLです。50kg以上になると下限が400mLでそろい、上限だけが450mL、500mL、550mL、600mLと50mLずつ上がっていきます。下限は共通で、上限が余裕とともに動く形です。

出典 日本赤十字社「献血基準」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 献血量は体重によって変わるとされている/採血時間は40分から90分くらいとされている/献血できるのは18歳から69歳までとされている

資料は献血の基準についてのものです。

わかる家計を整える★★★★

資料が示していること

  • 体重別の献血量の目安
  • 採血量は600mL以下・循環血液量の12%
  • 採血時間は40分〜90分くらい
  • 献血できるのは18歳から69歳まで

資料が示していないこと

  • 貯蓄の開始額
  • 家計の余力の出し方
  • 取り崩しの回数

この回の家計の金額はすべてこちらで置いた例。

資料が示しているのは、献血量が体重によって変わること、採血時間が40分から90分くらいであること、献血できるのは18歳から69歳までであることです。貯蓄の開始額や家計の余力の出し方は、献血の基準には出てきません。この回で借りたのは「無理のない量が段で決められている」という枠組みだけです。

出典 日本赤十字社「血漿成分献血について」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

案Bで口座のあいだを動いた金額は、年で_になります。

  • A 600,000円

    600,000円は移した分だけです。

  • B 300,000円

    300,000円は残った額です。

  • C 900,000円 正解

    正解です。600,000 + 300,000 = 900,000円です。

  • D 1,200,000円まで

    これ以上には動いていません。

600,000 + 300,000 の分です。

見抜く家計を整える★★★★
案A 移した300,000円だけ(戻し0回)→案B 移した600,000円 + 戻した300,000円→動いた金額 300,000円 と 900,000円→残る額はどちらも300,000円

案Bは3倍のお金を動かして、同じ額を残している。

移した600,000円と、戻した300,000円を合わせて900,000円です。案Aは移した300,000円だけなので、案Bはその3倍のお金を動かしています。それでも残る額は同じ300,000円。600,000円は移した分だけ、300,000円は残った額のほうです。動かした量と、残った量は別に数えます。

出典 日本赤十字社「献血基準」 / 2026年9月時点の情報

案Aも案Bも、1年で貯まるのは300,000円です。

二つで違うのは、どれですか。

  • A 年の貯蓄額

    どちらも300,000円です。

  • B 取り崩した回数 正解

    正解です。0回と12回で違います。

  • C 手取りの額

    手取りはどちらも300,000円です。

  • D 生活費の変わり方

    生活費の変わり方も同じ条件です。

合計では差が出ません。

見抜く家計を整える★★★★

手取り300,000円で貯蓄を始めるAさん

案A 1〜3か月
10,000円(余力と同じ)
案A 4〜12か月
30,000円(余力と同じ)
案B 1〜3か月
50,000円移して40,000円戻す
案B 4〜12か月
50,000円移して20,000円戻す
年の貯蓄
どちらも300,000円

年の貯蓄額はどちらも300,000円、手取りは300,000円、生活費が290,000円から270,000円に下がるのも同じ条件です。違うのは取り崩した回数で、案Aは0回、案Bは12回。動いた金額も300,000円と900,000円で3倍違います。合計だけを比べると、この違いは見えません。

出典 日本赤十字社「献血基準」 / 2026年9月時点の情報

資料の献血量の上限を、大きい順に並べてください。

答え 600mL(体重70kg以上) → 550mL(体重65kg〜70kg未満) → 500mL(体重60kg〜65kg未満) → 450mL(体重55kg〜60kg未満)

体重の重い段のほうが上限が大きくなります。

見抜く家計を整える★★★★
  1. 55〜60kg未満上限450mL
  2. 60〜65kg未満上限500mL
  3. 65〜70kg未満上限550mL
  4. 70kg以上上限600mL

下限はどの段も400mLで共通。上限だけが50mLずつ上がる。

600mL(70kg以上)、550mL(65kg〜70kg未満)、500mL(60kg〜65kg未満)、450mL(55kg〜60kg未満)の順です。差は50mLずつで、体重の区切りは5kgずつ。下限はどの段も400mLで共通です。余裕が増えたときに動くのは上限のほうで、下限は動かない形になっています。

出典 日本赤十字社「献血基準」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんの手取りは月300,000円で、生活費は290,000円です。

余力は、いくらですか。

答え 10000円

300,000 − 290,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 300,000円手取り
  • 290,000円はじめの生活費
  • 10,000円はじめの余力
  • 30,000円4か月目からの余力

金額はこちらで置いた例。

300,000 − 290,000 = 10,000円です。この10,000円が、取り崩さずに移せる上限になります。設定をこれより大きくすると、差額を毎月戻すことになります。始める額を決めるときに見るのは目標額ではなく、この余力のほうです。

出典 日本赤十字社「献血基準」 / 2026年9月時点の情報

1年で貯まるのは300,000円で、年の手取りは 300,000 × 12 = 3,600,000円です。

年の貯蓄率は、どれですか。

  • A 約8.3% 正解

    正解です。300,000 ÷ 3,600,000 ≒ 0.083です。

  • B 約16.7%

    約16.7%は設定額で見た場合です。

  • C 約12.0%

    約12.0%になる割り算はありません。

  • D 約1,200%になる

    割る向きが逆になっています。

300,000 ÷ 3,600,000 の分です。

ケース家計を整える★★★
300,000÷3,600,000×100=約8.3%

300,000 ÷ 3,600,000 = 0.08333…なので約8.3%です。約16.7%は設定額50,000円で見た場合(50,000 ÷ 300,000)で、戻した分を引いていません。約12.0%になる割り算はここにありません。案Aも案Bも貯まる額は300,000円なので、貯蓄率はどちらも約8.3%です。

出典 日本赤十字社「献血基準」 / 2026年9月時点の情報

案Bは設定50,000円なので、生活費に残るのは250,000円です。はじめの3か月は毎月40,000円、4か月目からは毎月20,000円を戻しました。

1年で戻した総額は、いくらですか。

答え 300000円

40,000 × 3 + 20,000 × 9 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 設定50,000円 → 生活費に残るのは250,000円
  2. 1〜3か月 290,000 − 250,000 = 40,000円ずつ戻す
  3. 4〜12か月 270,000 − 250,000 = 20,000円ずつ戻す
  4. 戻した総額 120,000 + 180,000 = 300,000円
  5. 残る額 600,000 − 300,000 = 300,000円

戻す回数は12回。案Aは0回。

40,000 × 3 = 120,000円、20,000 × 9 = 180,000円で、合わせて300,000円です。移した総額は 50,000 × 12 = 600,000円ですから、残るのは 600,000 − 300,000 = 300,000円。案Aの300,000円とまったく同じ額になります。戻す回数は 3 + 9 = 12回です。

出典 日本赤十字社「献血基準」 / 2026年9月時点の情報

案Aで動いた金額は300,000円、案Bでは900,000円です。

案Bは案Aの何倍のお金を動かしていますか。

  • A 3倍 正解

    正解です。900,000 ÷ 300,000 = 3です。

  • B 2倍

    移した分だけで比べています。

  • C 1.5倍

    1.5倍にはなりません。

  • D 6倍をこえる

    6倍にはなりません。

900,000 ÷ 300,000 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 案Aで動いた金額(円)
  • 案Bで動いた金額(円)

残る額はどちらも300,000円。

900,000 ÷ 300,000 = 3なので3倍です。2倍になるのは移した600,000円だけで比べた場合で、戻した300,000円を数えていません。残った額はどちらも300,000円で同じですから、3倍動かしても結果は変わっていません。増えたのは動かした回数と量だけです。

出典 日本赤十字社「献血基準」 / 2026年9月時点の情報

案Aでは、4か月目に設定を30,000円へ上げました。4か月目から12か月目までの9か月間、そのまま続けたとします。

この9か月で貯まるのは、いくらですか。

答え 270000円

30,000 × 9 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 1〜3か月(円)
  • 4〜12か月(円)
  • 年の合計(円)

設定と余力が同じなので、取り崩しは0回。

30,000 × 9 = 270,000円です。はじめの3か月の 10,000 × 3 = 30,000円と合わせて、年300,000円になります。4か月目の余力は 300,000 − 270,000 = 30,000円ですから、設定と余力がちょうど同じ。だから取り崩しは0回のままです。

出典 日本赤十字社「献血基準」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

4か月目から生活費が下がって、余力が30,000円になりました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 余力まで設定を上げられるか 正解

    正解です。余力と同じなら取り崩しません。

  • B 去年の貯蓄額との差

    去年との差では分かりません。

  • C 同年代の平均貯蓄額

    平均でも分かりません。

  • D いちばん多く貯まった月の金額

    過去の最高額でも分かりません。

余力と同じにすれば、取り崩さずに増やせます。

判断家計を整える★★★★
余力が10,000円から30,000円に増える
  • 設定を30,000円に上げる → 取り崩し0回のまま年300,000円
  • 10,000円のままにする → 年120,000円
  • 最初から50,000円 → 12回戻して年300,000円
  • 余力を確かめない → 上げられる額が分からない

金額はこちらで置いた例。

余力が30,000円になったので、設定を30,000円に上げても取り崩しは0回のままです。10,000円のままにすれば毎月20,000円を使えるお金として残しますが、増やせる余地を残したままになります。去年との差や平均、過去にいちばん貯まった月の額からは、上げられる額は出てきません。手取りから生活費を引いた額が上限です。

出典 日本赤十字社「献血基準」 / 2026年9月時点の情報

「最初から5万円に設定したほうが、多く貯まるでしょう」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 設定額の大きさ

    設定額では貯まる額が決まりません。

  • B 去年との差

    去年との差でも分かりません。

  • C 貯蓄率

    貯蓄率はどちらも同じです。

  • D 余力と同じ額か 正解

    正解です。余力と同じかを見ます。

設定が余力を超えると、超えた分は戻ります。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 余力と同じ額なら、取り崩さずに続けられる
  • 余力が増えたときに上げれば、貯まる額も増える

デメリット

  • 設定を余力より大きくしても、貯まる額は変わらない
  • 毎月足りなくなる状態が12回起きる

いくらから始めるべきかは、この回では決めない。

設定50,000円でも、余力が10,000円なら毎月40,000円が戻ってきます。1年で貯まるのは300,000円で、余力に合わせた案Aと同じ。違うのは取り崩しが12回になり、動かしたお金が3倍になることです。設定額の大きさや貯蓄率を見ても、この違いは出てきません。いくらから始めるべきかは人によって違うので、ここでは決めません。

出典 日本赤十字社「献血基準」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

このレッスンを解く