家計を整える

月5,000円安くなる契約変更。手間をかける価値はある?

時間で割ると、順番が入れ替わります。

このページの要点

候補Aは月5,000円減で手続き3時間、Bは月2,000円減で1時間、Cは月8,000円減で5時間かつ初年度20,000円。削減額ではC > A > Bですが、年間効果を時間で割るとB 24,000円 > A 20,000円 > C 15,200円で逆になります。Cは2年目には19,200円に上がります。

最終更新 2026年9月25日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 手続きコスト
  2. 手続きコスト
  3. 手続きコスト

わかる 2 問

  1. 手続きコスト
  2. 手続きコスト

見抜く 3 問

  1. 削減額
  2. 削減額
  3. 年間効果

ケースで考える 5 問

  1. 年間効果
  2. 手続きコスト
  3. 手続きコスト
  4. 継続効果
  5. 継続効果

判断する 2 問

  1. 継続効果
  2. 手続きコスト

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

資料は令和3年社会生活基本調査の対象について書いています。

対象となった世帯数は、どれですか。

  • A 約7,600世帯

    約7,600は調査区の数です。

  • B 約19万世帯

    約19万は人数のほうです。

  • C 約9万1千世帯 正解

    正解です。約9万1千世帯とされています。

  • D 約190万世帯にのぼる

    190万という数は資料にありません。

資料は約9万1千世帯としています。

知る家計を整える★★★

資料で確かめたこと

  • 生活時間の配分や自由時間の活動の状況を明らかにする調査
  • 昭和51年以来5年ごとで、令和3年調査は10回目
  • 全国で約7,600調査区、各調査区から12世帯を抽出
  • 対象は約9万1千世帯の10歳以上の世帯員約19万人
  • 生活時間は9日間のうち連続する2日間について調査

総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」から。

資料は「指定する調査区(全国で約7,600調査区)内にある世帯のうちから、無作為に選定した約9万1千世帯の10歳以上の世帯員約19万人を対象としました。」としています。約7,600は調査区の数、約19万は人数のほうです。各調査区から12世帯を抽出しているので、7,600 × 12 = 91,200で約9万1千世帯と合います。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

「生活時間の調査は、1日だけ記録する」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 1日だけ記録する

    1日ではなく2日間です。

  • B 1か月ぶん記録する

    1か月ぶんではありません。

  • C 9日間すべて記録する

    9日間は選ぶ範囲のほうです。

  • D 連続する2日間 正解

    正解です。連続する2日間です。

資料は連続する2日間としています。

知る家計を整える★★★★

何時間ぶんを数えるかを先に決めて測る

かかった感じだけで手間の大小を決める

資料も調査日を連続する2日間と決めている。

資料は「生活時間の配分についての調査は、10月16日から10月24日までの9日間のうちから、調査区ごとに指定された連続する2日間について行いました。」としています。9日間は選ぶ範囲で、実際に記録するのは2日間。曜日ごとの結果を集計するため、標本調査区を無作為に8つのグループに分けているとも書かれています。何日ぶんを測るかを先に決めている、ということです。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 調査は毎年行われている

    5年ごととされています。

  • B 調査は5年ごと 正解

    通ります。昭和51年以来5年ごとです。

  • C 各調査区から120世帯を抽出

    抽出したのは12世帯です。

  • D 生活時間は1日だけ記録している

    連続する2日間です。

昭和51年以来5年ごととされています。

知る家計を整える★★★★

令和3年社会生活基本調査

  • 昭和51年以来5年ごと、令和3年は10回目
  • 全国で約7,600調査区
  • 各調査区から12世帯を抽出
  • 生活時間は9日間のうち連続する2日間

統計法に基づく基幹統計調査。

資料は「この調査は、昭和51年以来5年ごとに行われており、令和3年調査はその10回目に当たります。」としています。毎年ではありません。抽出は「各調査区から12世帯」で120世帯ではなく、生活時間は「連続する2日間」で1日だけではありません。数字の桁と日数を取り違えないようにします。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

四つを、資料の数字と組み合わせてください。

答え 調査区 … 全国で約7,600/1調査区から抽出する世帯 … 12世帯/調査の対象 … 約9万1千世帯・約19万人/生活時間の調査日 … 連続する2日間

かけ算でつながっているものがあります。

わかる家計を整える★★★
項目令和3年調査
調査区全国で約7,600
1調査区から抽出12世帯
対象約9万1千世帯/約19万人
生活時間の調査日9日間のうち連続する2日間
グループ数8つ

7,600 × 12 = 91,200。約9万1千世帯と合う。

資料は調査区を全国で約7,600、各調査区から抽出する世帯を12、対象を約9万1千世帯の10歳以上の世帯員約19万人としています。7,600 × 12 = 91,200で、対象の世帯数と合います。生活時間については「10月16日から10月24日までの9日間のうちから、調査区ごとに指定された連続する2日間について行いました」とされています。期間と範囲を先に決めてから測る形です。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 調査は昭和51年以来5年ごとに行われている/各調査区から12世帯を抽出した/生活時間は連続する2日間について調査した

手続きの時間は、この資料にはありません。

わかる家計を整える★★★★

資料に書かれている

  • 5年ごとの調査で令和3年が10回目
  • 調査区・世帯数・人数
  • 生活時間は連続する2日間

資料に書かれていない

  • 契約変更の手続きにかかる時間
  • 1時間あたりの効果という考え方
  • 家計の削減額

借りているのは時間の測り方の考え方だけ。

資料が示しているのは、昭和51年以来5年ごとに行われ令和3年が10回目であること、各調査区から12世帯を抽出したこと、生活時間は連続する2日間について調査したことです。毎年ではありません。また、これは生活時間の配分を調べる調査で、契約変更の手続きにかかる時間は書かれていません。この回の3時間・1時間・5時間は、すべてこちらで置いた例です。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

削減額の大きい順と、1時間あたりの大きい順は_ことがあります。

  • A 必ず同じになる

    同じになるとはかぎりません。

  • B 関係がなくなる

    割る数によって並びが決まります。

  • C 逆になる 正解

    正解です。三つとも入れ替わります。

  • D どちらも計算できない

    どちらも計算できます。

C > A > B が、B > A > C になります。

見抜く家計を整える★★★★
削減額の順 C 8,000 > A 5,000 > B 2,000→1時間あたりの順 B 24,000 > A 20,000 > C 15,200→Cは手続き5時間でいちばん長い→Bは手続き1時間でいちばん短い

割る数が大きいほど、1時間あたりは小さくなる。

削減額で並べると候補C 8,000円、A 5,000円、B 2,000円の順。1時間あたりで並べるとB 24,000円、A 20,000円、C 15,200円で、三つとも入れ替わります。いちばん大きく減る候補が、いちばん手間のかかる候補でもあったからです。関係がなくなるわけではなく、割る数の大きさで並びが決まる、ということです。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

削減額は候補C 8,000円、A 5,000円、B 2,000円の順です。

手をつける順を決めるとき、何で並べますか。

  • A 削減額の大きさ

    削減額だけでは手間が入りません。

  • B 手間あたりの効果 正解

    正解です。割り算をすると並びが変わります。

  • C 契約した順

    契約した順では効果が入りません。

  • D いちばん高い固定費から

    額の大きさだけの決め方です。

割り算をすると並びが変わります。

見抜く家計を整える★★★★

同じ三つの候補を、二つの並べ方で

削減額で並べる
C 8,000 > A 5,000 > B 2,000
1時間あたりで並べる
B 24,000 > A 20,000 > C 15,200
手続き時間
C 5時間/A 3時間/B 1時間
初年度の費用
Cだけ20,000円

削減額で並べればCが先頭ですが、手続きに5時間かかり初年度の費用も20,000円。1時間あたりではBが24,000円で先頭に来ます。契約した順やいちばん高い固定費からという決め方では、手間の差が入りません。並べ方を一つ決めておかないと、どこから手をつけるかが決まらない、ということです。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

1時間あたりの効果が大きい順に、四つを並べてください。

答え 候補B 24,000円 → 候補A 20,000円 → 候補C(2年目)19,200円 → 候補C(初年度)15,200円

同じ候補が二回出てきます。

見抜く家計を整える★★★★
  1. 候補B24,000円(1時間)
  2. 候補A20,000円(3時間)
  3. 候補C 2年目19,200円(5時間)
  4. 候補C 初年度15,200円(5時間・費用20,000円)

金額と時間はこちらで置いた例。

候補B 24,000円、候補A 20,000円、候補Cの2年目19,200円、候補Cの初年度15,200円の順です。同じ候補Cが二つ入っているのは、初年度だけ20,000円の費用がかかるからです。2年目には19,200円まで上がりますが、Aの20,000円には届きません。並べてみると、初年度の費用が順位をどれだけ動かしたかが見えます。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

候補Aは、契約を変えると月5,000円安くなります。手続きには3時間かかり、初年度の費用はありません。

1年でいくらの効果になりますか。

答え 60000円

5,000 × 12 の分です。

ケース家計を整える★★★
  • 月5,000円減/3時間/初年度費用なし候補A
  • 月2,000円減/1時間/初年度費用なし候補B
  • 月8,000円減/5時間/初年度20,000円候補C
  • 60,000円Aの年間効果

金額と時間はすべてこちらで置いた例。

5,000 × 12 = 60,000円です。手間は3時間で、これは一度だけ。翌年以降は手間をかけなくても同じだけ効きます。候補を比べるときは、まず年間の効果にそろえておきます。月額のままだと、初年度だけかかる費用と足し引きできません。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

候補Aは年間効果60,000円で、手続きに3時間かかります。

1時間あたりの効果は、いくらですか。

  • A 20,000円 正解

    正解です。60,000 ÷ 3 = 20,000円です。

  • B 5,000円

    5,000円は月額のほうです。

  • C 60,000円

    60,000円は年間効果そのものです。

  • D 180,000円になる

    3をかけてしまった答えです。

60,000 ÷ 3 の分です。

ケース家計を整える★★★
60,000÷3=20,000円

60,000 ÷ 3 = 20,000円です。この数は、自分の時間の値段ではありません。候補どうしを同じものさしで比べるための数です。5,000円は月額、60,000円は年間効果そのもの、180,000円は3をかけてしまった答えです。割るのか、かけるのかを間違えないようにします。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

調査区は全国で約7,600、各調査区から12世帯を抽出したとされています。

かけ算すると何世帯になりますか。

答え 91200世帯

7,600 × 12 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  1. 調査区の数を確かめる(約7,600)
  2. 1調査区あたりの世帯数を確かめる(12世帯)
  3. かける(7,600 × 12 = 91,200世帯)
  4. 対象の表記と合わせる(約9万1千世帯)

1世帯あたり約2.1人という割り算は資料にない。

7,600 × 12 = 91,200世帯です。資料が対象としている「約9万1千世帯」と合います。調査区の数と、1調査区あたりの世帯数を決めれば、全体の規模が決まる形になっています。対象の人数は約19万人なので、190,000 ÷ 91,000 ≒ 2.09で1世帯あたり約2.1人。なおこの割り算は資料には書かれていません。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

候補Cは月8,000円減りますが、手続きに5時間かかり、初年度だけ20,000円の費用がかかります。

初年度の1時間あたりの効果は、いくらですか。

  • A 15,200円 正解

    正解です。76,000 ÷ 5 = 15,200円です。

  • B 19,200円

    19,200円は2年目以降の数字です。

  • C 20,000円

    20,000円は候補Aの1時間あたりです。

  • D 96,000円のまま

    96,000円は費用を引く前の額です。

96,000 − 20,000 のあと、5で割ります。

ケース家計を整える★★★★
  • 候補Aの1時間あたり(円)
  • 候補Cの初年度の1時間あたり(円)

削減額はCのほうが大きいが、1時間あたりはAが上。

8,000 × 12 = 96,000円から20,000円を引くと76,000円。76,000 ÷ 5 = 15,200円です。19,200円は費用がない2年目以降(96,000 ÷ 5)、20,000円は候補Aの1時間あたり。初年度だけの費用は、初年度の計算にだけ入ります。同じ候補でも、年によって数字が変わります。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

候補Cの初年度だけの費用20,000円は、2年目以降はかかりません。手続きの5時間は初年度にかけた分です。

2年目以降の1時間あたりの効果は、いくらですか。

答え 19200円

96,000 ÷ 5 の分です。

ケース家計を整える★★★★
  • 候補B(円)
  • 候補A(円)
  • 候補C 2年目(円)
  • 候補C 初年度(円)

1時間あたりの効果。Cは2年目に上がるが順番は変わらない。

96,000 ÷ 5 = 19,200円です。初年度の15,200円から4,000円上がりました。上がった分は20,000 ÷ 5 = 4,000円で、初年度の費用を時間で割った額と同じです。ただし候補Aの20,000円にはまだ届きません。初年度だけの費用は、年をまたぐと消えますが、順番までは変えませんでした。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

候補Cには初年度だけ20,000円の費用がかかることが分かりました。

次に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 2年目以降の効果 正解

    正解です。2年目には19,200円に上がります。

  • B 去年の固定費との差

    去年との差では分かりません。

  • C 友人がどれを選んだか

    他人の選択でも分かりません。

  • D いちばん高かった月の請求

    1か月の請求では分かりません。

初年度だけの費用は、2年目には消えます。

判断家計を整える★★★★
初年度だけ20,000円かかる
  • 初年度 → 76,000 ÷ 5 = 15,200円
  • 2年目以降 → 96,000 ÷ 5 = 19,200円
  • 差は 20,000 ÷ 5 = 4,000円
  • それでも候補Aの20,000円には届かない

金額と時間はこちらで置いた例。

初年度は76,000 ÷ 5 = 15,200円ですが、2年目以降は96,000 ÷ 5 = 19,200円に上がります。何年続けるつもりかで、Cの評価は変わります。去年との差や友人の選択、いちばん高かった月の請求からは、この違いは出てきません。初年度だけの費用が出てきたら、次は年をまたいだあとを見る、ということです。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

「いちばん大きく減る契約から手をつければいいでしょう」と聞きました。

確かめるのは、どれでしょう。

  • A 削減額の順位

    削減額の順位では手間が入りません。

  • B 去年との差

    去年との差でも出ません。

  • C いちばん大きい候補

    いちばん大きい候補を見るだけでは出ません。

  • D 手間あたりの効果 正解

    正解です。ここで並びが決まります。

時間で割ると、順番が入れ替わりました。

判断家計を整える★★★

メリット

  • 年間効果を時間で割ると、候補を同じものさしで並べられる
  • 初年度だけの費用を引けば、年ごとの違いも出せる

デメリット

  • 削減額だけで並べると、手間の差が入らない
  • 1時間あたりの数は、自分の時間の値段ではない

どれから手をつけるかは、この回では決めない。

削減額ではCが8,000円で最大ですが、手続きに5時間かかり初年度に20,000円かかります。1時間あたりではB 24,000円 > A 20,000円 > C 15,200円で、Cが最後になります。順位や去年との差、いちばん大きい候補を見ても、この並びは出てきません。どれから手をつけるかは人によって違うので、ここでは決めません。

出典 総務省統計局「令和3年社会生活基本調査の概要」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

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