現金・預金を活かす

預金500万円。ずっと同じ銀行に置いたままでいい?

金利10倍で増えるのは年7,172円。ATM33回で消えます。

このページの要点

5,000,000円を年0.02%に置くと利息1,000円、税を引いて797円(1日約2円)。年0.2%なら7,969円で、差は7,172円です。金利は10倍でも元本の0.143%。ATMが1回220円なら33回目で消え、無料枠を月2回超えるだけで73.6%が消えます。

最終更新 2026年9月30日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 銀行比較
  2. 銀行比較
  3. 銀行比較

わかる 2 問

  1. 銀行比較
  2. 口座管理

見抜く 3 問

  1. 銀行比較
  2. 利便性
  3. 預金金利

ケースで考える 5 問

  1. 普通預金
  2. 預金金利
  3. 預金金利
  4. 預金金利
  5. 利便性

判断する 2 問

  1. 銀行比較
  2. 口座管理

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

国土地理院の資料は、日本の高さ(標高)の決め方について述べています。

何を0mとしていますか。

  • A 東京湾の平均海面 正解

    正解です。東京湾の平均海面が0mです。

  • B 日本海の平均海面

    日本海ではなく東京湾とされています。

  • C 日本水準原点の地面

    原点は0mではなく24.3900mです。

  • D 各地の海岸線の高さ

    各地ごとではなく全国で1つに決めています。

資料は東京湾の平均海面としています。

知る現金・預金を活かす★★★

高さをどう決めているか

  • 0m 東京湾の平均海面(測量法で定義)
  • 原点 日本水準原点(地上に固定した実質の原点)
  • 原点数値 零位尺のゼロ目盛りが24.3900m
  • 各地 全国の道路沿いの水準点が原点から決まる
  • その先 地域の高さの測量は、その水準点を基準にする

国土地理院「日本水準原点」から。0を決めてから測る。

資料は「我が国の高さ(標高)は、測量法により、東京湾の平均海面を0mとして定義されています」としています。0をどこに置くかを先に決めないと、標高は言えません。ただし平均海面を測るたびに求めるのは効率的でないので、地上に日本水準原点という点を固定してあります。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

「日本水準原点の数値は、決めてから変わっていない」と考えました。

資料で見ると、どうですか。

  • A 設置してから一度も変わっていない

    設置後に3回改定されています。

  • B 変わったのは1回だけである

    1回ではなく3回改定されています。

  • C 原点数値の変更については資料に書かれていない

    変遷の表が本文に載っています。

  • D 地震のたびに改定され、いまは3回目である 正解

    正解です。設置後の改定は3回です。

資料の表には4つの数値が並んでいます。

知る現金・預金を活かす★★★★
  1. 1891年(明治24年)24.500m 日本水準原点を設置
  2. 1928年(昭和3年)24.414m 関東大震災を受けて改定
  3. 1949年(昭和24年)24.4140m 測量法施行令の制定
  4. 2011年(平成23年)24.3900m 東北地方太平洋沖地震を受けて改定

設置時からの下がり幅は 24.500 − 24.3900 = 0.110m。

資料の表は 1891年24.500m(設置)、1928年24.414m(関東大震災)、1949年24.4140m(測量法施行令制定)、2011年24.3900m(東北地方太平洋沖地震)と並べています。設置後の改定は3回です。基準は決まっていますが、動かないわけではありません。決めた数を置きっぱなしにせず、いまの数で測り直すことになります。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 日本水準原点は1949年に造られた

    1891年です。1949年は施行令の制定です。

  • B 原点の近くには一等水準点が5点ある 正解

    通ります。甲・乙・丙・丁・戊の5点です。

  • C 高さの基準は日本海の平均海面である

    日本海ではなく東京湾の平均海面です。

  • D 日本水準原点の基礎は地下約1mである

    約1mではなく約10mを超えます。

甲・乙・丙・丁・戊の5点です。

知る現金・預金を活かす★★★★
項目資料の内容
高さの定義東京湾の平均海面を0m
原点の設置1891年(明治24年)
いまの原点数値24.3900m
基礎の深さ地下約10mを超える
周囲の一等水準点5点(甲・乙・丙・丁・戊)
原点数値の改定設置後に3回

国土地理院「日本水準原点」から。

資料は「日本水準原点の近くには、「甲、乙、丙、丁、戊(ぼ)」と名づけられた一等水準点が5点あります」としています。設置は1949年ではなく1891年で、1949年は測量法施行令が制定された年です。基準は日本海ではなく東京湾の平均海面、基礎は地下約1mではなく約10mを超えます。年・場所・深さを一つずつ確かめます。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

資料の項目と、その内容を組み合わせてください。

答え 高さの基準面 … 東京湾の平均海面/日本水準原点を設置した年 … 1891年(明治24年)/いまの原点数値 … 24.3900m/原点の近くにある一等水準点 … 5点

甲・乙・丙・丁・戊を数えてみます。

わかる現金・預金を活かす★★★

資料で確かめたこと

  • 標高は東京湾の平均海面を0mとして定義されている
  • 測るたびに平均海面を求めるのは効率的でないので原点を地上に固定した
  • 日本水準原点の設置は1891年(明治24年)
  • 零位尺のゼロ目盛りの高さは24.3900m
  • 原点の近くに一等水準点が5点ある(甲・乙・丙・丁・戊)

0をどこに置くかを先に決める。その基準も動くことがある。

資料では高さの基準面が東京湾の平均海面、日本水準原点の設置が1891年(明治24年)、いまの原点数値が24.3900m、周囲の一等水準点が甲・乙・丙・丁・戊の5点とされています。設置から2026年まで135年、この間に原点数値は3回改定されています。基準は決まっていますが、動かないわけではありません。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

資料から読み取れるものを、すべて選んでください。

答え 標高は東京湾の平均海面を0mとして定義されているとされている/日本水準原点は1891年に造られたとされている/原点数値は設置後に3回改定されたと読み取れる

資料は高さの基準についてのものです。

わかる現金・預金を活かす★★★★

資料が示していること

  • 標高の基準面(東京湾の平均海面)
  • 日本水準原点の成り立ちと構造
  • 原点数値の変遷(4つの数値)
  • 周囲の一等水準点の数

資料が示していないこと

  • 預金金利の水準
  • 銀行の手数料の目安
  • どの銀行に置くとよいか

借りているのは「0をどこに置くか先に決める」という枠組みだけ。

資料が示しているのは、標高が東京湾の平均海面を0mとして定義されていること、日本水準原点が1891年に造られたこと、原点数値が設置後に3回改定されたことです。預金金利の水準や銀行の手数料は、測量の資料には出てきません。この回の年0.02%・年0.2%・220円は、計算のためにこちらで置いた数字です。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

年0.02%と年0.2%の手取りの差は、1年で_です。

  • A 1,000円

    1,000円は税を引く前の利息です。

  • B 797円

    797円はいまの口座の手取りです。

  • C 7,172円 正解

    正解です。7,969 − 797 = 7,172円です。

  • D 10,000円

    10,000円は他行の税引前の利息です。

7,969 − 797 の分です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★
いまの口座 年0.02% 利息1,000円 → 手取り797円→他行 年0.2% 利息10,000円 → 手取り7,969円→差 7,969 − 797 = 7,172円→元本に対して 7,172 ÷ 5,000,000 = 約0.143%

率は10倍でも、額は7,172円。1か月では約598円。

7,969 − 797 = 7,172円です。797円はいまの口座の手取り、1,000円はその税引前、10,000円は他行の税引前です。金利は10倍になりますが、増えるのは7,172円。元本5,000,000円に対して 7,172 ÷ 5,000,000 = 約0.143%で、1か月にすると約598円です。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

他行はATMが月2回まで無料で、それを超えると1回220円です。Aさんは月4回使います。

年7,172円の差のうち、残るのはいくらですか。

  • A 7,172円のまま

    無料の枠を超えた分がかかります。

  • B 5,280円

    5,280円は消えるほうの額です。

  • C 1,892円 正解

    正解です。7,172 − 5,280 = 1,892円です。

  • D 差はなくならない

    超過分だけ差は減っていきます。

超過2回 × 220円 × 12か月の分です。

見抜く現金・預金を活かす★★★★

5,000,000円を給与口座に置いたままのAさん

いまの手取り
年797円(年0.02%)
他行の手取り
年7,969円(年0.2%)
差
年7,172円(元本の0.143%)
ATM超過 月2回
年5,280円(差の73.6%が消える)
残る差
年1,892円

超過は 4 − 2 = 2回。年で 220 × 2 × 12 = 5,280円かかります。7,172 − 5,280 = 1,892円しか残りません。消えるのは 5,280 ÷ 7,172 = 約73.6%です。さらに月1回の振込440円(年5,280円)を足すと 1,892 − 5,280 = −3,388円で、移したほうが減ります。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

四つの額を、大きい順に並べてください。

答え 10,000円(年0.2%・税引前の利息) → 7,969円(年0.2%・税引後の手取り) → 7,172円(年0.2%と年0.02%の差) → 797円(年0.02%・税引後の手取り)

税を引く前がいちばん大きくなります。

見抜く現金・預金を活かす★★★★

利息から税を引いて手取りを出し、手数料で割って回数にする

金利が10倍という率だけを見て、増える額を出さない

率は10倍でも、額は年7,172円。ATM 33回で消える。

年0.2%の税引前が10,000円、そこから税2,031円を引いて7,969円。いまの口座の手取り797円を引いた差が7,172円です。いちばん大きい10,000円といちばん小さい797円の比は 10,000 ÷ 797 = 約12.5倍。同じ500万円の話でも、どの数を指しているかで12倍以上ちがいます。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんは5,000,000円を、給与が振り込まれる普通預金にそのまま置いています。金利は年0.02%です。

1年でつく利息は、税を引く前でいくらですか。

答え 1000円

5,000,000 × 0.0002 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★
  • 5,000,000円預金
  • 年0.02%いまの金利
  • 1,000円1年の利息(税引前)
  • 20.315%利息にかかる税

金利はこちらで置いた例。500万円はミッションの指定額。

5,000,000 × 0.0002 = 1,000円です。年0.02%は「1万分の2」なので、500万円でも1,000円にしかなりません。ここから税が引かれるので、手元に残るのはさらに少なくなります。まずこの数を出さないと、他行に移して得かどうかも言えません。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

利息1,000円には20.315%の税がかかります。1,000 × 0.20315 = 203.15で、円未満は切り捨てて203円が引かれます。

手元に残るのは、いくらですか。

  • A 1,000円

    1,000円は税を引く前の額です。

  • B 797円 正解

    正解です。1,000 − 203 = 797円です。

  • C 203円

    203円は引かれた税のほうです。

  • D 利息はつかない

    少額でも利息はつきます。

1,000 − 203 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★
1,000÷5,000,000×100=0.02%

1,000 − 203 = 797円です。1日あたりにすると 797 ÷ 365 = 約2円。203円は引かれた税のほうで、1,000円は税を引く前の額です。金利の話をするときは、税引前か税引後かを決めておかないと、増えた額が言えません。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

年0.2%の他行が見つかりました。同じ5,000,000円を1年置くと、利息は 5,000,000 × 0.002 = 10,000円です。税は 10,000 × 0.20315 = 2,031.5で、切り捨てて2,031円が引かれます。

手元に残るのは、いくらですか。

答え 7969円

10,000 − 2,031 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • 年0.02%のときの手取り(円)
  • 年0.2%のときの手取り(円)

金利は10倍。差は7,172円で、元本5,000,000円の0.143%にあたる。

10,000 − 2,031 = 7,969円です。いまの口座の797円と比べると、差は 7,969 − 797 = 7,172円になります。金利は 0.2 ÷ 0.02 = 10倍ですが、手取りが10倍になっても、増える額は7,172円です。率が10倍なのと、額が大きいのは別の話です。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

金利は年0.02%から年0.2%へ、10倍になりました。預金は5,000,000円のままです。

手取りで増えるのは、いくらですか。

  • A 年7,172円 正解

    正解です。7,969 − 797 = 7,172円です。

  • B 年9,000円

    9,000円は税を引く前の差です。

  • C 年10,000円

    10,000円は他行の税引前の利息です。

  • D 年10倍の70,000円

    増えるのは率で、額が10倍にはなりません。

7,969 − 797 の分です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  • いまの手取り(円)
  • 他行の手取り(円)
  • 増える差(円)

金利は10倍。差7,172円は元本5,000,000円の0.143%。

7,969 − 797 = 7,172円です。9,000円は税を引く前の差(10,000 − 1,000)、10,000円は他行の税引前の利息そのもの。金利が10倍になっても、手取りが10倍に増えるわけではありません。元本に対しては0.143%で、1か月にすると約598円です。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

差は年7,172円です。他行のATMを1回使うと220円かかるとします。

何回目で、差がなくなりますか。

答え 33回

7,172 ÷ 220 = 32.6… です。

ケース現金・預金を活かす★★★★
  1. 差を出す(7,969 − 797 = 7,172円)
  2. 1回の手数料を置く(ATM 220円)
  3. 割る(7,172 ÷ 220 = 32.6…)
  4. 32回では7,040円でまだ132円残る
  5. 33回で7,260円。ここで消える

月に直すと差は約598円。月3回で足が出る。

32回なら 220 × 32 = 7,040円で、まだ132円残ります。33回なら 220 × 33 = 7,260円で、88円ぶん足が出ます。つまり33回目で消えます。1か月で見ると差は約598円なので、220円のATMを月3回使うと足が出ます。振込が1回440円なら、17回で消えます。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

「金利が10倍になるのだから、移したほうがいいでしょう」と聞きました。

一緒に出しておくのは、どれでしょう。

  • A 手数料のかかる回数 正解

    正解です。手数料が何回かかるかを出します。

  • B 金利がいくら違うかの割合

    金利の差はもう分かっています。

  • C 去年の預金残高

    去年の残高とは別の話になります。

  • D 銀行の店舗数

    店舗数だけでは分かりません。

回数を出さないと、差が残るか分かりません。

判断現金・預金を活かす★★★★
年0.02%の口座に5,000,000円を置いている
  • そのまま → 手取り年797円(1日約2円)
  • 年0.2%へ移す → 手取り年7,969円。差は7,172円
  • ATMを年33回使う → 差が消える
  • 無料枠を月2回超える → 差の73.6%が消え、残りは1,892円

金利も手数料もこちらで置いた例。移すかどうかは決めない。

差は年7,172円です。ATMが1回220円なら33回で消え、無料の枠を月2回超えるだけで73.6%が消えます。回数を出さないと、差が手元に残るかどうかが言えません。金利の差の割合はすでに分かっていますし、去年の残高や店舗数からはこの数は出てきません。移すかどうかは、ここでは決めません。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

「置き場所は、金利がいちばん高いところを選べばいいでしょう」と聞きました。

一緒に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 金利の高さ

    金利の高さはもう見ています。

  • B 預金の残高

    残高はもう分かっています。

  • C 去年の利息

    去年の利息とは別の話になります。

  • D 無料で使える回数 正解

    正解です。無料の回数を確かめます。

無料の枠を超えた回から、差が減ります。

判断現金・預金を活かす★★★

メリット

  • 利息から税を引くと、実際に増える額が出る
  • 手取りを手数料で割ると、差が消える回数が出る

デメリット

  • 金利は10倍でも、増えるのは元本の0.143%
  • 無料の枠を月2回超えるだけで、差の73.6%が消える

どこに置くかは、この回では決めない。金利の見通しも示さない。

金利の高さはもう見ています。足りないのは、その差が手元に残るかどうかです。差は年7,172円で、ATMが1回220円なら33回で消えます。無料が月2回までなら、月4回使うだけで年5,280円かかり、残るのは1,892円。金利を見るのと同じ手間で、無料の回数も見られます。どこに置くかは、ここでは決めません。

出典 国土地理院「日本水準原点」 / 2026年9月時点の情報

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