お金の土台を作る

1年後に60万円必要。毎月いくら準備すればいい?

気づくのが遅いほど、毎月の額は重くなります。

このページの要点

国税庁は、予定納税を「一時に税金を納付した場合の負担感を緩和することや、国の歳入を平準化する目的」から設けられた制度とし、予定納税基準額の3分の1を第1期分と第2期分として2回納付するとしています。ならして払うという考え方です。1年後の600,000円なら月50,000円。ところが4か月目に800,000円へ増えたと分かれば、残り8か月で600,000円なので月75,000円。8か月目に分かれば残り4か月で400,000円、月100,000円になります。同じ200,000円の増加でも、増える月額は倍になり

最終更新 2026年9月10日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 予定納税
  2. 予定納税基準額
  3. 予定納税

わかる 2 問

  1. 予定納税
  2. 月割り

見抜く 3 問

  1. 予定納税
  2. 資金準備
  3. 予定納税

ケースで考える 5 問

  1. 月割り
  2. 予定納税
  3. 資金準備
  4. 予定納税
  5. 資金準備

判断する 2 問

  1. 将来支出
  2. 月割り

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

予定納税には、いくつかの日付が定められています。

それぞれ、いつですか。

答え 予定納税基準額の判定日 … その年の5月15日/税務署長からの通知 … その年の6月15日まで/第1期分の納期 … その年の7月1日から7月31日まで/第2期分の納期 … その年の11月1日から11月30日まで

知らされてから、最初の納期まで半月あります。

知るお金の土台を作る★★★★
  1. 5月15日この日現在で確定している前年分をもとに計算する
  2. 6月15日まで税務署長から通知される
  3. 7月1日〜7月31日第1期分の納期
  4. 11月1日〜11月30日第2期分の納期

納期限が土曜日、日曜日、国民の祝日・休日の場合は、その翌日が納期限。

5月15日現在で確定している前年分をもとに計算し、6月15日までに通知が来て、7月1日から7月31日までが第1期分、11月1日から11月30日までが第2期分です。通知から第1期の納期の始まりまでは半月ほど。額を知ってから用意するのではなく、その前から積んでおくかどうかで、構え方が変わります。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

予定納税が必要になるのは、予定納税基準額が_以上になる方です。

  • A 10万円

    10万円ではありません。

  • B 15万円 正解

    正解です。資料が二度書いている額です。

  • C 20万円

    20万円でもありません。

  • D 30万円

    30万円でもありません。

資料が二度書いている額です。

知るお金の土台を作る★★★

額と時期が先に決まる支出として、あらかじめ積んでおく

通知が来てから、その月の中で用意しようとする

予定納税基準額が15万円以上になる方が対象。通知は6月15日まで。

資料は概要でも計算方法の末尾でも「15万円以上」としています。この線を超えると、翌年の確定申告を待たずに、その年のうちに納めることになります。額と時期が先に決まるので、あらかじめ積んでおける支出の一つになります。線の上下で、その年に出ていく額が大きく変わります。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 予定納税は、その年の所得を基に計算される

    前年分の所得金額や税額などを基に計算されます。

  • B 第1期分の納期は、6月中である

    第1期分は、7月1日から7月31日までです。

  • C 予定納税額は、原則3分の1を2回納付する 正解

    通ります。残りは、翌年の確定申告で精算されます。

  • D 予定納税をした人は、翌年の確定申告をしなくてよい

    確定申告で、税額の過不足分を精算します。

残りは、翌年の確定申告で精算されます。

知るお金の土台を作る★★★★

資料に書いてあること

  • 前年分の所得金額や税額などを基に、予定納税基準額を計算する
  • 予定納税基準額が15万円以上になる方が対象
  • 原則、基準額の3分の1を第1期分と第2期分として2回納付する
  • 翌年の確定申告で、税額の過不足分を精算する

第1期分は7月1日から7月31日、第2期分は11月1日から11月30日。

資料は「予定納税基準額の3分の1の金額を、第1期分および第2期分として2回納付することとなります」としています。計算のもとになるのは前年分の所得金額や税額などで、その年の所得ではありません。第1期分の納期は7月1日から7月31日まで。翌年の確定申告では、計算した税額から予定納税額を差し引いて過不足分を精算します。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

国税庁は、予定納税を設けた目的を資料の冒頭で説明しています。

そこに挙げられているのは、どれですか。

  • A 負担をならすこと 正解

    正解です。国の歳入を平準化する目的も並んでいます。

  • B 税額を増やすこと

    税額そのものは、確定申告で精算されます。

  • C 申告を省くこと

    予定納税をしても、確定申告で精算します。

  • D 延滞税を集めること

    延滞税は、納付が遅れた場合にかかるものです。

国の歳入を平準化する目的も並んでいます。

わかるお金の土台を作る★★★
予定納税の目的
  • 一時に税金を納付した場合の負担感を緩和すること
  • 国の歳入を平準化すること

翌年の確定申告で、税額の過不足分を精算する。

資料は「その方が一時に税金を納付した場合の負担感を緩和することや、国の歳入を平準化する目的から」としています。納める側にとっても、受け取る側にとっても、一度に大きく動かさないための仕組みです。だから翌年の確定申告で、税額の過不足分を精算することになります。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

4か月目に必要額が800,000円に増えると分かり、残り8か月は毎月75,000円になりました。もとは50,000円でした。

毎月の額は、いくら増えましたか。

  • A 10,000円

    10,000円ではありません。

  • B 50,000円

    50,000円は、もとの月額です。

  • C 75,000円

    75,000円は、増えたあとの月額そのものです。

  • D 25,000円 正解

    正解です。増えた必要額を、残りの月数で割った額です。

増えた必要額を、残りの月数で割った額です。

わかるお金の土台を作る★★★★
  • もとの月額(円)
  • 4か月目に分かったあとの月額(円)

増えた必要額200,000円 ÷ 残り8か月 = 25,000円。

75,000 − 50,000 = 25,000円。増えた必要額200,000円を、残りの8か月で割った額と同じです。200,000 ÷ 8 = 25,000円。もし12か月まるごとで割れたなら 200,000 ÷ 12 = 16,666円ほどで済みました。割れる月数が減ったぶん、1か月あたりが重くなっています。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

この資料から言えるのは、どれでしょう。

答え 予定納税は、一時の負担感を緩和する目的で設けられている/予定納税額は、原則として基準額の3分の1を2回納める/予定納税をしても、翌年の確定申告で過不足分を精算する

割れる月数が減れば、1か月は重くなります。

見抜くお金の土台を作る★★★★

必要額が変わったら、その時点で残りの月数で割り直す

あとでまとめて考えればよいと、割り直しを先送りにする

200,000円を8で割れば25,000円、4で割れば50,000円。

目的、3分の1を2回、確定申告での精算は、いずれも資料に書かれています。一方、増える月額は残っている月数で割るので、気づくのが遅いほど大きくなります。4か月目なら25,000円、8か月目なら50,000円です。予定納税の計算のもとになるのは前年分の所得金額や税額などで、その年の所得ではありません。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

「必要額の増え方が同じなら、いつ気づいても毎月の負担は同じだ」と考えました。

この考え方は、どうですか。

  • A 総額が同じなら同じ

    総額が同じでも、月々の負担は変わります。

  • B 遅いほど重い 正解

    正しい見方です。割れる月数が、減っていきます。

  • C 月数は関係ない

    残りの月数で割るので、関係があります。

  • D 気づく時期は同じ

    気づく時期で、残りの月数が変わります。

割れる月数が、減っていきます。

見抜くお金の土台を作る★★★★
  • 4か月目に分かった場合の月額(円)
  • 8か月目に分かった場合の月額(円)
  • もとの月額(円)

増える額は、25,000円と50,000円で倍になる。

増えた200,000円を、残り8か月で割れば25,000円、残り4か月で割れば50,000円です。総額は同じでも、月々の負担は倍になります。国税庁が予定納税で「一時に納付した場合の負担感を緩和する」としているのも、同じ額を分ける回数の話です。分ける先が減れば、1回あたりが重くなります。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

予定納税は、基準額の3分の1を2回に分けて納めます。

分けることで、何が変わりますか。

  • A 納める総額が減る

    総額は、確定申告で精算されます。

  • B 1回あたりが軽くなる 正解

    正解です。総額そのものは、変わりません。

  • C 税率が下がる

    税率が変わるという記述はありません。

  • D 申告が不要になる

    翌年の確定申告で精算することになります。

総額そのものは、変わりません。

見抜くお金の土台を作る★★★

メリット

  • 1回あたりの額が小さくなる
  • 出ていく時期が、あらかじめ決まる
  • 国の側も、歳入を平準化できる

デメリット

  • 納める総額そのものは変わらない
  • 納付が遅れると、期限の翌日から延滞税がかかる

翌年の確定申告で、税額の過不足分を精算する。

600,000円を一度に納めるのと、200,000円ずつ2回に分けて納めて残りを確定申告で精算するのとでは、1回あたりの額が違います。資料も「一時に税金を納付した場合の負担感を緩和すること」を目的に挙げています。総額が減るわけではなく、出ていく形が変わるということです。家計の月割りも、同じ考え方になります。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

1年後に、車検・旅行・家電で合わせて600,000円が必要だと分かっています。いまから12か月あります。

毎月いくら積めばよいですか。(単位:円)

答え 50000円

600,000 ÷ 12 で、50,000円です。

ケースお金の土台を作る★★
600,000円÷12か月50,000円/月

必要額を、残っている月数で割ります。国税庁は予定納税について、一時に納付した場合の負担感を緩和し、歳入を平準化する目的だと説明しています。まとめて出すより、分けて出すほうが構えやすい、という考え方は同じです。金額は、この回で置いた例です。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

予定納税基準額が600,000円だとします。資料は、原則として基準額の3分の1を第1期分および第2期分として2回納付するとしています。

1回あたり、いくらですか。(単位:円)

答え 200000円

600,000 ÷ 3 で、200,000円です。

ケースお金の土台を作る★★★
  1. 予定納税基準額 600,000円
  2. ÷ 3 = 200,000円
  3. 第1期分(7月)200,000円
  4. 第2期分(11月)200,000円
  5. 残り 200,000円 は翌年の確定申告で精算

特別農業所得者は、2分の1を第2期分として1回のみ。

2回で合計400,000円を納め、残りの200,000円は翌年の確定申告で精算されます。3分の1ずつ2回なので、先に納めるのは全体の3分の2です。特別農業所得者の場合は2分の1を第2期分として1回のみ、と資料は別に定めています。基準額の600,000円は、この回で置いた例です。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

毎月50,000円ずつ積んで4か月が過ぎたところで、必要額が800,000円に増えると分かりました。期日までは、あと8か月です。

残りは毎月いくら積めばよいですか。(単位:円)

答え 75000円

(800,000 − 200,000)÷ 8 で、75,000円です。

ケースお金の土台を作る★★★★
  1. すでに積んだ額 50,000 × 4 = 200,000円
  2. 残り必要額 800,000 − 200,000 = 600,000円
  3. 残り月数 12 − 4 = 8か月
  4. 600,000 ÷ 8 = 75,000円/月

もとの50,000円から、25,000円増える。

すでに積んだのは 50,000 × 4 = 200,000円。残り必要額は600,000円で、残り月数は8か月なので75,000円です。もとの50,000円から25,000円増えます。増えた必要額は200,000円ですが、残っている月数で割るので、月々の増え方は200,000円を12で割った額にはなりません。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

予定納税の第1期分には、納期が定められています。

それは、いつですか。

  • A 7月1日から7月31日まで 正解

    正解です。通知の半月ほどあとから始まります。

  • B 6月1日から6月30日まで

    6月は、通知が届く月です。

  • C 11月1日から11月30日まで

    11月1日からは、第2期分の納期です。

  • D 翌年2月16日から3月15日まで

    確定申告の時期であって、予定納税の納期ではありません。

通知の半月ほどあとから始まります。

ケースお金の土台を作る★★★
区分納期
第1期分その年の7月1日から7月31日まで
第2期分その年の11月1日から11月30日まで

納期限が土曜日、日曜日、国民の祝日・休日の場合は、その翌日が納期限。

資料は「第1期分はその年の7月1日から7月31日まで」「第2期分はその年の11月1日から11月30日まで」としています。通知は6月15日までなので、知らされてから納期の始まりまで半月ほどです。納期限が土曜日、日曜日、国民の祝日・休日の場合は、その翌日が納期限になります。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

同じ200,000円の増加に、8か月目まで気づかなかったとします。積んだのは50,000 × 8 = 400,000円、期日までは残り4か月です。

残りは毎月いくら積めばよいですか。(単位:円)

答え 100000円

(800,000 − 400,000)÷ 4 で、100,000円です。

ケースお金の土台を作る★★★★

4か月目に分かった

  • 積んだ額 200,000円
  • 残り必要額 600,000円
  • 残り8か月
  • 月75,000円(+25,000円)

8か月目に分かった

  • 積んだ額 400,000円
  • 残り必要額 400,000円
  • 残り4か月
  • 月100,000円(+50,000円)

増えた必要額は、どちらも同じ200,000円。

残り必要額400,000円を4か月で割ると100,000円。もとの50,000円から50,000円増えます。4か月目に気づいたときの増え方は25,000円でしたから、ちょうど倍です。増えた必要額は同じ200,000円なのに、割れる月数が8から4に減ったぶん、1か月あたりが重くなりました。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

1年以内に出ていく額と時期が、はっきり分かりました。

先にするのは、どれでしょう。

  • A 請求書を保管する箱を買う

    箱を買っても、月々の額は出ません。

  • B 残りの月数で割る 正解

    正解です。割っておけば、その月に慌てません。

  • C 過去の明細を並べ替える

    並べ替えても、月々の額は出ません。

  • D 通帳を新しくする

    通帳を替えても、月々の額は出ません。

割っておけば、その月に慌てません。

判断お金の土台を作る★★★

額と時期が決まったら、その場で残りの月数で割る

期日が近づいてから、まとめて用意しようとする

国税庁も、一時に納付した場合の負担感を緩和する仕組みを置いている。

国税庁も、一時に納付した場合の負担感を緩和するために、基準額の3分の1を2回に分ける仕組みを置いています。必要額を残りの月数で割っておけば、期日に大きく動かさずにすみます。箱を買うことも、明細を並べ替えることも、通帳を新しくすることも、月々いくら積めばよいかを教えてくれません。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

準備の途中で、必要額が増えると分かりました。

そのときにするのは、どれですか。

  • A 書き直す紙の種類

    紙の種類は、金額と関わりません。

  • B 記録を消すかどうか

    記録を消すかどうかも、関わりません。

  • C 残りの月数で割り直す 正解

    正解です。遅れるほど、割れる月数が減ります。

  • D 過去の記録の並べ替え方

    並べ替え方も、関わりません。

遅れるほど、割れる月数が減ります。

判断お金の土台を作る★★★★
増えた必要額 200,000円 ÷ 残り8か月 → 月 +25,000円増えた必要額 200,000円 ÷ 残り4か月 → 月 +50,000円割れる月数が減るほど、1か月あたりは重くなる

総額は同じでも、分ける先の数で1回あたりが変わる。

増えた分を、残っている月数で割り直します。同じ200,000円でも、残り8か月なら月25,000円、残り4か月なら月50,000円の上乗せになります。気づいた時点で割り直せば、上乗せは小さくてすみます。紙の種類も、記録を消すかどうかも、並べ替え方も、月々の額を決めてくれません。

出典 国税庁「No.2040 予定納税」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

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