お金の土台を作る

生活防衛資金まで運用すれば効率がいい?

取り崩す日は、値動きの都合では選べません。

このページの要点

ハローワークの資料は、基本手当日額を「離職した日の直前の6か月に毎月きまって支払われた賃金(賞与等は除く)の合計を180で割って算出した金額」の「およそ50~80%」としています。月給300,000円なら賃金日額10,000円。60%と置くと日額6,000円で、30日分は180,000円です。生活費250,000円との差は毎月70,000円。4か月で280,000円になります。この分は、下がっている月でも取り崩すことになります。

最終更新 2026年9月10日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

このレッスンを解く

会員登録なしで解けます。このページには答えと解説を載せています。

目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 換金性
  2. 緊急支出
  3. 緊急支出

わかる 2 問

  1. 流動性
  2. 価格変動

見抜く 3 問

  1. 生活防衛資金
  2. 価格変動
  3. 換金性

ケースで考える 5 問

  1. 生活防衛資金
  2. 生活防衛資金
  3. 緊急支出
  4. 緊急支出
  5. 価格変動

判断する 2 問

  1. 緊急支出
  2. 流動性

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A 所定給付日数は90日~360日で決まる 正解

    通ります。年齢や被保険者であった期間などで決まります。

  • B 基本手当日額は賃金日額の100%である

    およそ50~80%とされています。

  • C 受給期間は原則として離職の日から3年間

    原則として離職した日の翌日から1年間です。

  • D 賞与も賃金日額の計算に含まれるとされる

    賞与等は除くと書かれています。

年齢や被保険者であった期間などで決まります。

知るお金の土台を作る★★★★

資料に書いてあること

  • 所定給付日数は90日~360日の間で決められる
  • 年齢、被保険者であった期間、離職の理由などによって決定される
  • 受給期間は原則として離職した日の翌日から1年間
  • 基本手当日額は賃金日額のおよそ50~80%(60歳~64歳は45~80%)
  • 賃金日額は直前6か月の賃金(賞与等は除く)の合計を180で割った金額

賃金の低い方ほど高い率になる、と資料は書いている。

資料は所定給付日数を「90日~360日の間でそれぞれ決められます」とし、年齢・被保険者であった期間・離職の理由などによって決定されるとしています。基本手当日額は賃金日額のおよそ50~80%。受給期間は原則として離職した日の翌日から1年間。賃金日額の計算では賞与等は除かれます。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

資料は、基本手当に関わる言葉をいくつか説明しています。

それぞれ、どう説明されていますか。

答え 賃金日額 … 直前6か月の賃金(賞与等は除く)の合計を180で割った金額/基本手当日額 … 賃金日額のおよそ50~80%/所定給付日数 … 90日~360日の間で決められる日数/受給期間 … 原則として離職した日の翌日から1年間

日額と日数と期間は、別々に決まります。

知るお金の土台を作る★★★★
賃金日額 → 直前6か月の賃金(賞与等は除く)の合計を180で割った金額基本手当日額 → 賃金日額のおよそ50~80%所定給付日数 → 90日~360日の間で決められる日数受給期間 → 原則として離職した日の翌日から1年間

所定給付日数は、年齢・被保険者であった期間・離職の理由などによって決定される。

1日あたりいくらかを決めるのが賃金日額と基本手当日額。何日分もらえるかを決めるのが所定給付日数。いつまでに受け取るかを決めるのが受給期間です。三つは別々の数字で、どれか一つだけでは受け取る総額が決まりません。所定給付日数は年齢・被保険者であった期間・離職の理由などによって決定されます。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

資料は、基本手当の所定給付日数について、_日~360日の間でそれぞれ決められます、としています。

  • A 90 正解

    正解です。年齢や離職の理由などで決まります。

  • B 30

    30日という下限は書かれていません。

  • C 180

    180日は範囲の下限ではありません。

  • D 270

    270日も下限ではありません。

年齢や離職の理由などで決まります。

知るお金の土台を作る★★★
項目資料の記述
所定給付日数90日~360日の間で決められる
決まり方年齢、被保険者であった期間、離職の理由など
受給期間原則として離職した日の翌日から1年間
受給要件の一つ離職の日以前2年間に被保険者期間が通算12か月以上

特定受給資格者・特定理由離職者には別の要件が示されている。

資料は「90日~360日の間でそれぞれ決められます」としています。日数は「受給資格に係る離職の日における年齢、雇用保険の被保険者であった期間及び離職の理由などによって決定され」るとされていて、誰でも同じ日数になるわけではありません。90日なら約3か月分です。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

Aさんは「預金をほとんど投資に回したほうが、収益の機会が増えて効率がいい」と考えました。

収入が止まる場面を入れると、どうですか。

  • A 全部回したほうが効率がいい

    収益の機会だけを見た言い方です。

  • B 使う日が選べなくなる 正解

    正解です。生活費は毎月出ていきます。

  • C 銀行が損を埋めてくれる

    銀行が損を埋めるという仕組みはありません。

  • D 運用は緊急時と関わらない

    緊急時にこそ、取り崩す必要が出ます。

生活費は毎月出ていきます。

わかるお金の土台を作る★★★

預金のまま置いた場合

  • 手元 1,000,000円
  • 4か月で280,000円取り崩す
  • 残り 720,000円

全額を運用して25%下がった場合

  • 手元 750,000円
  • 4か月で280,000円取り崩す
  • 残り 470,000円

差の250,000円は、下がった分(1,000,000 × 0.25)と同じ。

生活費は値動きの都合を待ってくれません。収入が止まれば、足りない分を毎月取り崩すことになります。下がっている月でも取り崩すので、いつ売るかを自分で選べない状態になります。資料も基本手当について、所定給付日数が90日~360日の間で決められるとしていて、期間には限りがあります。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

預金のままなら720,000円、運用していれば470,000円が残りました。差は250,000円です。

この250,000円は、何を表していますか。

  • A 取り崩した金額の差

    取り崩した額は、どちらも280,000円です。

  • B 値下がりした分 正解

    正解です。1,000,000 × 0.25 と同じ額です。

  • C 手数料の差

    この回では手数料を置いていません。

  • D 手当の差

    手当の条件は同じにしてあります。

1,000,000 × 0.25 と同じ額です。

わかるお金の土台を作る★★★★

取り崩す額はどちらも280,000円

  • 預金のまま 1,000,000円 → 残り720,000円
  • 運用して25%下がる 750,000円 → 残り470,000円
  • 差 250,000円 = 1,000,000 × 0.25

差を作ったのは下がった分だけ。取り崩した額は同じ。

取り崩した額はどちらも280,000円で同じです。違うのは出発点で、1,000,000円か750,000円か。差の250,000円は、1,000,000円の25%にあたる下がった分そのものです。この回では手数料も置いていませんし、手当の額も同じ条件です。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

「手当が出るのだから、手元に置いておくお金はいらない」と考えました。

この考え方は、どうですか。

  • A そのとおり必要ない

    差額が残るので、必要になります。

  • B 差額の分は必要になる 正解

    正解です。毎月70,000円の差が残ります。

  • C 手当は一切出ない

    要件を満たせば支給されるものです。

  • D 手当は生活費と無関係

    手当は生活費との差を作る側の数字です。

毎月70,000円の差が残ります。

見抜くお金の土台を作る★★★★
収入が止まった1か月
  • 入ってくる → 基本手当 180,000円
  • 出ていく → 生活費 250,000円
  • 差 → 70,000円は手元から出す

資料は受給要件を定めており、誰でも必ず受け取れるわけではない。

手当が出ても、この例では毎月70,000円足りません。4か月で280,000円です。しかも資料は受給要件として「失業の状態」にあることなどを挙げていて、誰でも必ず受け取れるわけではありません。所定給付日数にも90日~360日という幅と限りがあります。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

この資料とこの回の計算から言えるのは、どれでしょう。

答え 資料は、所定給付日数を90日~360日の間としている/資料は、基本手当日額を賃金日額のおよそ50~80%としている/手当が出ても、生活費との差が残ることがある

年齢や離職の理由などで決まります。

見抜くお金の土台を作る★★★★

入ってくる額と出ていく額の差を、月ごとに数える

手当が出るという一点だけで、手元のお金を減らす

この回では毎月70,000円、4か月で280,000円の差が残った。

所定給付日数の範囲も、基本手当日額の率も資料のとおりです。この回では手当180,000円に対して生活費250,000円で、毎月70,000円の差が残りました。手当が出れば手元のお金が要らなくなるわけではありません。また日数は年齢・被保険者であった期間・離職の理由などによって決定されるとされています。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

この回では、収入が止まった月に毎月70,000円ずつ取り崩す形になりました。

緊急時に使う分を分けて置くのは、なぜですか。

  • A 売る日を自分で選べなくなるから 正解

    正解です。生活費は毎月出ていきます。

  • B 銀行が分けたがるから

    銀行の都合とは別の話です。

  • C 通帳の桁数が決まっているから

    通帳の桁数は、計算に入ってきません。

  • D 硬貨の枚数が変わるから

    硬貨の枚数も、計算に入ってきません。

生活費は毎月出ていきます。

見抜くお金の土台を作る★★★★
  1. 収入が止まる
  2. 毎月70,000円ずつ足りない
  3. 下がっている月でも取り崩す
  4. 4か月で280,000円を取り崩す

取り崩す日は生活費の側で決まり、値動きの都合では選べない。

生活費は、値動きが下がっている月でも出ていきます。全額を値動きのある場所に置いていると、下がった月に取り崩すことになります。この回では25%下がった状態から280,000円を取り崩し、残りは470,000円。預金のままなら720,000円でした。差の250,000円は、下がった分そのものです。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんは会社員です。離職前の6か月、毎月きまって支払われた賃金は300,000円でした(賞与は除きます)。資料は、この6か月の賃金の合計を180で割った金額を「賃金日額」としています。

賃金日額は、いくらですか。(単位:円)

答え 10000円

300,000 × 6 = 1,800,000、÷ 180 で10,000円です。

ケースお金の土台を作る★★★★
1,800,000円(6か月の賃金の合計)÷18010,000円(賃金日額)

資料は基本手当日額について「離職した日の直前の6か月に毎月きまって支払われた賃金(つまり、賞与等は除きます。)の合計を180で割って算出した金額(これを「賃金日額」といいます。)のおよそ50~80%」としています。まず賃金日額を出し、そこに率を掛ける二段の計算です。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

賃金日額は10,000円でした。資料は基本手当日額を賃金日額のおよそ50~80%としています。ここでは60%として計算します(幅の中に置いた仮の数字です)。

基本手当日額は、いくらになりますか。(単位:円)

答え 6000円

10,000 × 0.6 で、6,000円です。

ケースお金の土台を作る★★★
  • 10,000円賃金日額
  • 5,000円50%なら
  • 6,000円60%なら(この回で置いた数字)
  • 8,000円80%なら

30歳以上45歳未満の上限額は8,270円(令和8年8月1日現在)。

資料の幅で計算すると、50%なら5,000円、80%なら8,000円。この例では60%と置いて6,000円としました。なお30歳以上45歳未満の上限額は8,270円(令和8年8月1日現在)なので、この例では上限には当たりません。資料は賃金の低い方ほど高い率になるとしています。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

基本手当日額6,000円を30日分にすると180,000円です。Aさんの1か月の生活費は250,000円だとします。この状態が4か月続いたとします。

4か月で足りないのは、合計いくらですか。(単位:円)

答え 280000円

(250,000 − 180,000)× 4 で、280,000円です。

ケースお金の土台を作る★★★★
  • 1か月の生活費(円)
  • 1か月の手当(30日分)(円)
  • 4か月の不足合計(円)

日額6,000円は、賃金日額10,000円の60%と置いた場合。

毎月70,000円ずつ足りず、4か月で280,000円になります。手当が出ても差額は残るので、その分は手元から出すことになります。しかも生活費は毎月出ていくので、まとめて一度に用意するのではなく、毎月少しずつ取り崩す形になります。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

1か月の手当は180,000円、生活費は250,000円です。

1か月ごとに見ると、どうなりますか。

  • A 手当だけで全部まかなえている

    手当だけでは足りません。

  • B 毎月70,000円足りない 正解

    正解です。250,000 − 180,000 で70,000円です。

  • C 手当のほうが多い

    生活費のほうが多くなっています。

  • D 生活費は関わらない

    生活費は、差を作る側の数字です。

250,000 − 180,000 で70,000円です。

ケースお金の土台を作る★★★★

収入が止まった月に起きること

入ってくる
基本手当 180,000円(日額6,000円×30日)
出ていく
生活費 250,000円
毎月の差
70,000円
4か月で
280,000円

所定給付日数は90日~360日の間で決められる。期間にも限りがある。

毎月70,000円ずつ足りません。この差は、手当が出ていても消えません。資料は所定給付日数を90日~360日としており、期間にも限りがあります。90日なら約3か月分で、その後は手当自体がなくなります。足りない分と、手当が終わったあとの分は別に数える必要があります。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

手元の1,000,000円をすべて値動きのある場所に置いていて、25%下がったとします。そこから4か月分の不足280,000円を取り崩します。

取り崩したあとに残るのは、いくらですか。(単位:円)

答え 470000円

750,000 − 280,000 で、470,000円です。

ケースお金の土台を作る★★★★
  • 預金のままだった場合(円)
  • 運用して25%下がっていた場合(円)

差の250,000円は、下がった分(1,000,000 × 0.25)と同じ。

預金のままなら1,000,000 − 280,000 = 720,000円が残っていました。差は250,000円で、これは下がった分(1,000,000 × 0.25)とちょうど同じです。取り崩す額は同じ280,000円なので、下がった分がそのまま残高の差になって出ます。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

この回では、毎月の生活費と手当の日額、そして収入が途絶える月数を並べました。

足りない額を出すとき、役に立たないのはどれですか。

  • A 毎月の生活費

    毎月の生活費は、出ていく側です。

  • B 手当の日額

    手当の日額は、入ってくる側です。

  • C 離職した曜日 正解

    正解です。曜日は、計算に入ってきません。

  • D 収入が途絶える月数

    月数は、差を何回積み上げるかを決めます。

曜日は、計算に入ってきません。

判断お金の土台を作る★★★
毎月の生活費 → 250,000円手当の日額 → 6,000円(30日分で180,000円)収入が途絶える月数 → 4か月足りない額 → 毎月70,000円、合計280,000円

日額は賃金日額10,000円の60%と置いた場合。資料の幅は50~80%。

この回の計算に入ってきたのは、毎月の生活費250,000円、手当の日額6,000円、そして収入が途絶える4か月の三つでした。どれか一つが変わると、足りない額も変わります。離職した曜日は、そのどこにも入ってきません。運用の効率より先に、この三つがそろっているかを見る形になります。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

手元のお金を、どこまで値動きのある場所に置くか考えています。

先に決めるのは、どれでしょう。

  • A 何か月分を動かさずに置くか 正解

    正解です。取り崩す日は、こちらでは選べません。

  • B 前日の値動きを見る

    前日の値動きだけでは、決まりません。

  • C 銘柄名を並べる

    名前の並びは、計算に入ってきません。

  • D 画面の色を選ぶ

    画面の色も、計算に入ってきません。

取り崩す日は、こちらでは選べません。

判断お金の土台を作る★★★

収入が止まった場合の不足を数えて、動かさない分を先に決める

収益の機会が増えるという一点だけで、手元のお金を全部回す

この回では25%下がっていると、残りが720,000円から470,000円になった。

この回では、収入が止まると毎月70,000円ずつ取り崩す形になりました。生活費は下がっている月でも出ていくので、売る日を値動きに合わせて選べません。25%下がっていれば、残る額は720,000円ではなく470,000円になります。前日の値動きも、名前の並びも、画面の色も、その月数を決めてくれません。

出典 ハローワークインターネットサービス「基本手当について」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

会員登録をすると、経験値と連続学習日数が記録され、間違えた問題だけをあとで解き直せます。

このレッスンを解く