お金の土台を作る

使う予定のない500万円。本当に全部10年以上使わない?

予定を書き出すと、余裕資金は思ったより小さくなります。

このページの要点

日本FP協会は「ライフイベント表」について「自分や家族の今後10年、20年の予定を書き込んで、将来のイメージを具体化していきましょう」としています。5,000,000円から2年後の車代1,500,000円を引くと3,500,000円。5年後の教育費2,000,000円も引くと1,500,000円で、全体の30%です。書き出さずに全部を値動きのある場所に置いて20%下がると、二つの支出を払ったあとに残るのは500,000円になります。

最終更新 2026年9月10日 / 全 15 問 ・知る 3 ・わかる 2 ・見抜く 3 ・ケースで考える 5 ・判断する 2

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目次 全 15 問

知る 3 問

  1. 資金区分
  2. 資金区分
  3. 投資期間

わかる 2 問

  1. 余裕資金
  2. 資金区分

見抜く 3 問

  1. 資金区分
  2. 予定支出
  3. 予定支出

ケースで考える 5 問

  1. 予定支出
  2. 予定支出
  3. 余裕資金
  4. 余裕資金
  5. 投資期間

判断する 2 問

  1. 余裕資金
  2. 投資期間

知る

このテーマを理解するために必要な基本を押さえます。

資料は、四つのワークシートを順番に紹介しています。

それぞれ、どういう表ですか。

答え 家計の収支確認表 … 現在の収入と支出を書き出し、貯蓄力を確かめる/家計のバランスシート … 資産から負債を差し引いて、純資産を確かめる/ライフイベント表 … 今後10年、20年の予定と費用を書き込む/家計のキャッシュフロー表 … 現在から将来までの家計の変化をチェックする

現在を把握してから、将来を書き出す順番です。

知るお金の土台を作る★★★★
家計の収支確認表 → 現在の収入と支出を書き出し、貯蓄力を確かめる家計のバランスシート → 資産から負債を差し引いて、純資産を確かめるライフイベント表 → 今後10年、20年の予定と費用を書き込む家計のキャッシュフロー表 → 現在から将来までの家計の変化をチェックする

資料は、収支表とライフイベント表から数字を転記してキャッシュフロー表を作るとしている。

資料は「まずワークシート型ツールで家計の現状を整理、把握してみましょう。次に、ライフイベントをイメージして、将来の家計がどうなるのかもチェックしてみましょう」としています。収支確認表とバランスシートで現在を、ライフイベント表で将来の予定を、キャッシュフロー表でその二つをつないで変化を見る形です。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

四つの言い分を、一つずつ確かめてください。

  • A ライフイベント表に今後の予定を書き込む 正解

    通ります。今後10年、20年の予定とされています。

  • B キャッシュフロー表は1年分を目安に作成する

    20年~30年分を目安とされています。

  • C ライフプランは一度決めたら変えないものだ

    柔軟に見直しをしていくものとされています。

  • D 純資産とは資産に負債を足した金額である

    資産から負債を差し引いたものです。

今後10年、20年の予定とされています。

知るお金の土台を作る★★★★

資料に書いてあること

  • まず家計の現状を整理、把握し、次に将来の家計をチェックする
  • ライフイベント表には、今後10年、20年の予定を書き込む
  • いま分かっている範囲で、おおまかな目安でかまわない
  • キャッシュフロー表は20年~30年分を目安に作成する
  • ライフプランは計画なので、その時々に合わせて柔軟に見直す

資料は、目に見える形にしていくことで将来のイメージが具体化していくことが重要だとしている。

資料は「「ライフイベント表」に自分や家族の今後10年、20年の予定を書き込んで」としています。キャッシュフロー表は「20年~30年分を目安に作成します」。ライフプランについては「その時々に合わせて柔軟に見直しをしていくものです」。純資産は資産から負債を差し引いたものです。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

資料は、家計のキャッシュフロー表について、_年分を目安に作成します、としています。

  • A 20~30 正解

    正解です。教育費がかからなくなるまでなどが目安です。

  • B 3~5

    3~5年分ではありません。

  • C 1~2

    1~2年分でもありません。

  • D 50~60

    50~60年分でもありません。

教育費がかからなくなるまでなどが目安です。

知るお金の土台を作る★★★
資料が挙げている目安
ライフイベント表今後10年、20年の予定を書き込む
家計のキャッシュフロー表20年~30年分を目安に作成
区切りの例子どもの教育費がかからなくなるまで、リタイアするまで
見直しその時々に合わせて柔軟に見直す

キャッシュフロー表は、収支表とライフイベント表から数字を転記して作る。

資料は「家計の収支表とライフイベント表から数字を転記し、子どもの教育費がかからなくなるまでや、リタイアするまでなど、20年~30年分を目安に作成します」としています。ライフイベント表のほうは今後10年、20年の予定を書き込むものとされていて、二つで年数の目安が違います。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

わかる

仕組みや計算のしかたを確かめます。

Aさんは「いま使う予定がないのだから、500万円は全部長期で運用に回せる」と考えました。

資料の考え方で見ると、どうですか。

  • A 予定がないので全部回せる

    書き出す前の見え方です。

  • B 予定を書き出すと減る 正解

    正解です。一つ書き出すだけで1,500,000円減りました。

  • C 銀行が分けてくれる

    銀行が分けてくれる仕組みはありません。

  • D 予定は資金区分と無関係

    予定は、いつ使うお金かを決めています。

一つ書き出すだけで1,500,000円減りました。

わかるお金の土台を作る★★★

書き出す前

  • 預金 5,000,000円
  • 使う予定はない
  • 全部が余裕資金に見える

書き出したあと

  • 2年後の車代 1,500,000円
  • 5年後の教育費 2,000,000円
  • 残りは 1,500,000円

資料は、いま分かっている範囲でおおまかな目安を記入すればよいとしている。

資料は、現在の家計を把握したうえで「ライフイベント表」に今後10年、20年の予定を書き込むよう勧めています。頭の中で「予定がない」と思っている状態と、書き出したあとでは見える額が変わります。この回では二つ書き出しただけで、残りは1,500,000円になりました。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

書き出す前は5,000,000円、書き出したあとは1,500,000円でした。差は3,500,000円です。

この3,500,000円は、何を表していますか。

  • A 支払った手数料の合計

    この回では手数料を置いていません。

  • B 予定支出の合計 正解

    正解です。2年後の1,500,000円と5年後の2,000,000円です。

  • C 税金の合計

    税金も置いていません。

  • D 利息の合計

    利息も置いていません。

2年後の1,500,000円と5年後の2,000,000円です。

わかるお金の土台を作る★★★★

預金 5,000,000円

  • 2年後に出ていく 1,500,000円
  • 5年後に出ていく 2,000,000円
  • 10年以上使わない 1,500,000円

出ていく分の合計3,500,000円が、書き出す前は余裕資金に含まれていた。

2年後の車代1,500,000円と5年後の教育費2,000,000円を足すと3,500,000円。これは手元から出ていくことが分かっているお金です。書き出す前は、この3,500,000円も「使う予定のないお金」の中に入ったままでした。この回では手数料も税金も置いていません。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

見抜く

誤解しやすい点や、見落としがちなリスクを見抜きます。

この資料とこの回の計算から言えるのは、どれでしょう。

答え 資料は、今後10年、20年の予定を書き込むよう勧めている/資料は、おおまかな目安でかまわないとしている/予定を書き出すと、余裕資金は小さくなることがある

書き出すと100%が30%になりました。

見抜くお金の土台を作る★★★★

今後の予定と費用を書き出してから、残りを余裕資金と見る

いま使う予定がないという一点だけで、全額を長期資金と決める

この回では、書き出すと100%が30%になった。

ライフイベント表の年数も、おおまかな目安でかまわないことも資料のとおりです。この回では、書き出す前は5,000,000円すべてが余裕資金に見えていたのに、二つ書き出すと1,500,000円になりました。いま使う予定がないというだけでは、全額を長期資金とは言えません。資料はライフプランを柔軟に見直すものとしています。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

「2年後と5年後の支出は分かったが、いまはまだ使わない。だから500万円全部を長期に置いていい」と考えました。

この考え方は、どうですか。

  • A そのとおり全部置いていい

    いま使わないことと、10年動かさないことは別です。

  • B 350万円は先に必要になる 正解

    正解です。2年後と5年後に出ていく分です。

  • C 全部を置くことはできない決まりだ

    決まりの話ではなく、予定の話です。

  • D 予定は置き場所と関わらない

    予定は、いつ出ていくかを決めています。

2年後と5年後に出ていく分です。

見抜くお金の土台を作る★★★★
預金 5,000,000円
  • 2年後 → 1,500,000円が出ていく
  • 5年後 → 2,000,000円が出ていく
  • 残り → 1,500,000円が10年以上使わない分

いま手元にあることと、10年以上動かさないことは別の話。

1,500,000円と2,000,000円を合わせた3,500,000円は、2年後と5年後に実際に出ていきます。いま手元にあることと、10年以上動かさないことは別の話です。資料もライフイベント表で「いつごろ、どのくらいの費用がかかりそうか」を書き出すよう勧めていて、いつ出ていくかを見える形にする作業になっています。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

この回では、頭の中の「予定がない」を、書き出して確かめました。

書き出すのは、なぜですか。

  • A 書き出さないと、余裕資金が多く見えるから 正解

    正解です。100%が30%になりました。

  • B 銀行が予定を管理するから

    銀行が予定を管理するわけではありません。

  • C 通帳の桁数が決まっているから

    通帳の桁数は、計算に入ってきません。

  • D 硬貨の枚数が変わるから

    硬貨の枚数も、計算に入ってきません。

100%が30%になりました。

見抜くお金の土台を作る★★★★
  • 5,000,000円(100%)書き出す前
  • 3,500,000円(70%)車代を引いたあと
  • 1,500,000円(30%)教育費も引いたあと
  • 目に見える形にしていくことが重要資料の言葉

いま分かっている範囲で、おおまかな目安でかまわないとされている。

資料は「目に見える形にしていくことで、将来のイメージが具体化していくことが重要なのです」としています。この回では、書き出す前は5,000,000円すべてが余裕資金に見えていたのに、二つ書き出すと1,500,000円になりました。頭の中で覚えている予定は、金額として引かれないまま残ります。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

ケースで考える

具体的な条件のもとで考えます。

Aさんは預金5,000,000円を「使う予定のないお金」と考えています。資料の言うライフイベント表に書き出してみたところ、2年後に車の購入で1,500,000円が必要だと分かりました。

車代を引くと、残りはいくらですか。(単位:円)

答え 3500000円

5,000,000 − 1,500,000 で、3,500,000円です。

ケースお金の土台を作る★★★
  • 預金の総額(円)
  • 2年後の車代を引いた残り(円)

金額はこちらで置いた仮の数字。実際の家計ではない。

資料は「いま分かっている範囲での、予定や目標を記入しましょう。いつごろ、どのくらいの費用がかかりそうか、おおまかな目安でかまいません」としています。書き出す前は5,000,000円すべてが使う予定のないお金に見えていましたが、一つ書き出しただけで1,500,000円減りました。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

車代を引いた残りは3,500,000円でした。書き出しを続けると、5年後に教育費として2,000,000円が必要だと分かりました。

これも引くと、残りはいくらですか。(単位:円)

答え 1500000円

3,500,000 − 2,000,000 で、1,500,000円です。

ケースお金の土台を作る★★★
  1. 預金 5,000,000円
  2. 2年後の車代 −1,500,000円 → 3,500,000円
  3. 5年後の教育費 −2,000,000円 → 1,500,000円
  4. 残った1,500,000円が、10年以上使わない分

引く順番は関係なく、二つを引いた残りは同じ。

5,000,000円のうち、10年以上使わないと言えるのは1,500,000円になりました。書き出す前は全額がそう見えていたので、3,500,000円分は「使う予定がある」側に移ったことになります。資料はライフイベント表を、今後10年、20年の予定を書き込むものとしています。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

5,000,000円のうち、10年以上使わないと言えるのは1,500,000円になりました。

これは全体の何%ですか。(単位:%)

答え 30%

1,500,000 ÷ 5,000,000 × 100 で、30%です。

ケースお金の土台を作る★★★★
1,500,000円(引いたあとの残り)÷5,000,000円(預金の総額)×10030%

書き出す前は100%が使う予定のないお金に見えていました。二つ書き出しただけで30%になります。残りの70%は、2年後と5年後に実際に出ていくお金です。資料は、いま分かっている範囲でおおまかな目安でかまわないとしているので、完璧に書き出せなくても効果があります。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

預金5,000,000円のうち、2年後に1,500,000円、5年後に2,000,000円を使う予定です。

10年以上使わないと言えるのは、全体のどれくらいですか。

  • A 約30% 正解

    正解です。残りは1,500,000円です。

  • B 約70%

    70%は、使う予定があるほうの割合です。

  • C 約100%

    100%は、書き出す前の見え方です。

  • D 約50%

    50%にはなりません。

残りは1,500,000円です。

ケースお金の土台を作る★★★★

5,000,000円の内訳

2年後に使う
1,500,000円(30%)
5年後に使う
2,000,000円(40%)
10年以上使わない
1,500,000円(30%)

書き出す前は、100%が「使う予定のないお金」に見えていた。

1,500,000 ÷ 5,000,000 = 0.3で30%。逆に70%にあたる3,500,000円は、2年後と5年後に使う予定があるお金です。書き出す前は100%に見えていた数字が、二つの予定を書いただけで30%まで下がりました。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

書き出さずに5,000,000円すべてを値動きのある場所に置き、20%下がったとします。その後、2年後の車代1,500,000円と5年後の教育費2,000,000円を払います。

払ったあとに残るのは、いくらですか。(単位:円)

答え 500000円

4,000,000 − 1,500,000 − 2,000,000 で、500,000円です。

ケースお金の土台を作る★★★★
  • 本来残るはずだった額(円)
  • 20%下がったあとに残る額(円)

減った1,000,000円は、すべて最後に残る分から出ている。

本来なら1,500,000円残るはずが500,000円になります。減った1,000,000円は全体の20%ですが、車代と教育費は決まった額を払う必要があるので、減った分はすべて最後に残る分から出ます。1,500,000円のうち1,000,000円が消えた形です。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

判断する

実際の場面で、何を確認すべきかを判断します。

手元にまとまったお金があり、いまのところ使う予定はありません。

先に確かめるのは、どれでしょう。

  • A 今後の予定と、いつ使うか 正解

    正解です。書き出すまでは、予定は金額になりません。

  • B 前日の値動き

    前日の値動きだけでは、決まりません。

  • C 銘柄名の長さ

    名前の長さは、計算に入ってきません。

  • D 画面の色

    画面の色も、計算に入ってきません。

書き出すまでは、予定は金額になりません。

判断お金の土台を作る★★★

今後の予定と費用を書き出し、引いたあとの残りを見る

いま使う予定がないという感覚だけで、全額を長期資金と決める

この回では、書き出すと100%が30%になった。

この回では、書き出す前は5,000,000円すべてが余裕資金に見えていたのに、二つ書き出すと1,500,000円になりました。資料も、まず現在の家計を把握し、次に今後10年、20年の予定を書き込むという順番を示しています。前日の値動きも、名前の長さも、画面の色も、その予定を教えてくれません。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

この回では、手元の総額と、いつ何にいくら使うかを並べました。

余裕資金の額を出すとき、役に立たないのはどれですか。

  • A 2年後に必要な額

    2年後に必要な額は、引く数の一つです。

  • B 5年後に必要な額

    5年後に必要な額も、引く数です。

  • C 表を書いた日の天気 正解

    正解です。天気は、計算に入ってきません。

  • D 手元にある資金の総額

    手元の総額は、引かれる数です。

天気は、計算に入ってきません。

判断お金の土台を作る★★★
手元にある資金の総額 → 5,000,000円2年後に必要な額 → 1,500,000円5年後に必要な額 → 2,000,000円引いたあとの残り → 1,500,000円(全体の30%)

資料は、いま分かっている範囲でおおまかな目安でかまわないとしている。

この回の計算に入ってきたのは、手元の5,000,000円、2年後の1,500,000円、5年後の2,000,000円の三つでした。どれか一つが変わると、残る額も変わります。表を書いた日の天気は、そのどこにも入ってきません。いま使う予定があるかどうかより先に、この三つがそろっているかを見る形になります。

出典 日本FP協会「便利ツールで家計をチェック」 / 2026年9月時点の情報

読んだら、解いて確かめる

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