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目次
はじめに
会社を退職すると、それまで加入していた健康保険の資格を失います。しかし、退職後も一定の条件を満たせば、以前加入していた健康保険に継続して加入できる制度があります。それが「任意継続」です。今回は、任意継続の仕組み、メリット・デメリット、加入条件、手続き、そして国民健康保険との比較まで、徹底的に解説します。退職後の健康保険について悩んでいる方は、ぜひこの記事を参考にしてください。

退職後の健康保険は、将来の安心を左右する重要な選択です。この記事を読んで、あなたにとって最適な選択肢を見つけてくださいね。
任意継続とは?退職後も健康保険を継続できる制度
任意継続とは、会社を退職するなどして健康保険の被保険者資格を失った人が、それまで加入していた健康保険組合(協会けんぽも含む)に、最長2年間継続して加入できる制度です。会社員時代に加入していた健康保険を、退職後も引き続き利用できるため、医療費の自己負担を抑えたい方にとって有効な選択肢となります。
具体的には、病気やケガで病院を受診した際の医療費、高額な医療費がかかった場合に払い戻される高額療養費、出産や死亡に関する給付金などが、在職中とほぼ同様に受けられます。
退職後の健康保険の選択肢としては、任意継続の他に国民健康保険への加入や、家族の健康保険の扶養に入るという方法もあります。しかし、国民健康保険は保険料が割高になる場合があり、扶養に入るには収入等の条件を満たす必要があります。任意継続は、これらの条件に当てはまらない場合や、手厚い保障を求める場合に有効な選択肢と言えるでしょう。

任意継続は、退職後の選択肢の一つですが、誰もが利用できるわけではありません。まずは、自分が加入条件を満たしているか確認することが大切です。
任意継続のメリット:手厚い給付と扶養制度
任意継続の最大のメリットは、会社員時代とほぼ同じ内容の健康保険給付を受けられる点です。具体的には、以下のような給付を受けることができます。
- 療養費:病気やケガで病院を受診した際の医療費の一部が給付されます。
- 高額療養費:医療費が高額になった場合に、自己負担限度額を超えた分が払い戻されます。
- 出産育児一時金:出産時に一時金が支給されます。
- 埋葬料:被保険者が亡くなった場合に、埋葬費用が支給されます。
- 傷病手当金:病気やケガで働けなくなった場合に、給与の一部が支給されます。(※継続給付の要件を満たす必要あり)
また、扶養家族がいる場合も、引き続き扶養に入れることができます。扶養家族が増えても、保険料は変わりません。これは、国民健康保険にはないメリットです。国民健康保険は、加入者一人ひとりに保険料がかかるため、扶養家族が多い場合は保険料負担が大きくなる可能性があります。
ただし、任意継続の保険料は全額自己負担となる点に注意が必要です。在職中は会社と折半していた保険料を、退職後は自分で全て支払う必要があります。そのため、保険料の負担が増えることは覚悟しておきましょう。

任意継続のメリットは、給付内容の手厚さと扶養制度です。しかし、保険料が全額自己負担となる点は、しっかりと理解しておく必要があります。
任意継続の加入条件と申請期限:2ヶ月以上の加入と20日以内の申請
任意継続に加入するためには、以下の2つの条件を満たす必要があります。
- 退職日までに継続して2ヶ月以上の被保険者期間があること
- 資格喪失日(退職日の翌日)から20日以内に申請すること
つまり、退職するまでに2ヶ月以上同じ健康保険に加入していなければ、任意継続はできません。また、退職日の翌日から20日以内に申請しないと、任意継続の資格を失ってしまいます。この20日間という申請期限は非常に短いため、退職が決まったらすぐに手続きの準備を始めることが大切です。
申請方法は、加入していた健康保険組合(協会けんぽも含む)に必要書類を提出します。必要書類は、健康保険組合によって異なる場合がありますので、事前に確認しておきましょう。一般的には、以下の書類が必要となります。
- 健康保険任意継続被保険者資格取得申出書
- 退職証明書または離職票
- 本人確認書類(運転免許証、健康保険証など)
申請期限を過ぎてしまうと、原則として任意継続はできなくなってしまいます。その場合は、国民健康保険に加入するか、家族の健康保険の扶養に入る必要があります。

任意継続の加入条件と申請期限は、非常に重要です。特に、20日以内の申請期限は忘れずに守りましょう。
任意継続の保険料:全額自己負担と上限額
任意継続の保険料は、在職中と異なり全額自己負担となります。会社負担分の保険料もなくなるため、保険料の負担感が増すことがあります。しかし、保険料は退職時の標準報酬月額を基に算出され、上限が設けられています。
具体的には、以下のいずれか低い額が、保険料の計算基準となります。
- 退職時の標準報酬月額
- 前年度の全被保険者の平均標準報酬月額
例えば、退職時の標準報酬月額が50万円で、前年度の全被保険者の平均標準報酬月額が40万円だった場合、40万円が保険料の計算基準となります。
任意継続の保険料は、加入している健康保険組合によって異なります。そのため、退職前に加入していた健康保険組合に、任意継続した場合の保険料を問い合わせてみることをおすすめします。協会けんぽの場合は、協会けんぽのウェブサイトで保険料額を調べることができます。
任意継続の保険料は、納付期限を過ぎると資格を失うため、注意が必要です。納付方法は、口座振替やクレジットカード払いなどが選択できます。納付期限や納付方法についても、事前に確認しておきましょう。

任意継続の保険料は、全額自己負担となるため、事前にしっかりと試算しておくことが大切です。保険料の納付期限も忘れずに守りましょう。
任意継続の手続き:退職後の速やかな申請が重要
任意継続の申請は、退職後、速やかに加入していた健康保険組合または協会けんぽに必要書類を提出して行います。申請期限は、資格喪失日(退職日の翌日)から20日以内です。申請期限を過ぎると、原則として加入できなくなるため注意しましょう。
申請に必要な書類は、以下の通りです。
- 健康保険任意継続被保険者資格取得申出書:健康保険組合または協会けんぽのウェブサイトからダウンロードできます。
- 退職証明書または離職票:会社から発行されます。
- 本人確認書類:運転免許証、健康保険証、パスポートなど。
申請方法は、郵送または窓口への持参となります。健康保険組合によっては、オンラインで申請できる場合もあります。申請方法についても、事前に確認しておきましょう。
申請が受理されると、健康保険組合から保険証が送られてきます。保険証が届いたら、記載内容に誤りがないか確認しましょう。また、保険証の保管場所も決めておきましょう。
退職後の健康保険の手続きは、何かと煩雑になりがちです。しかし、任意継続は、医療費の自己負担を抑えたい方にとって有効な選択肢となります。しっかりと準備をして、スムーズに手続きを進めましょう。

任意継続の手続きは、退職後、速やかに行うことが大切です。申請期限や必要書類をしっかりと確認し、スムーズに手続きを進めましょう。
任意継続と国民健康保険:保険料と給付内容で比較検討
退職後の健康保険の選択肢としては、任意継続の他に国民健康保険があります。どちらが良いかは、個人の状況によって異なります。保険料や給付内容を比較検討し、自分に合った方を選びましょう。
保険料については、一般的に、退職時の収入が高い場合は任意継続の方が保険料が高くなる傾向があります。一方、退職時の収入が低い場合は、国民健康保険の方が保険料が高くなる場合があります。これは、国民健康保険の保険料が、前年度の所得を基に算出されるためです。
また、扶養家族の有無も保険料に影響します。任意継続は、扶養家族が増えても保険料は変わりませんが、国民健康保険は、加入者一人ひとりに保険料がかかるため、扶養家族が多い場合は保険料負担が大きくなる可能性があります。
給付内容については、任意継続と国民健康保険はほぼ同じです。どちらも、病気やケガで病院を受診した際の医療費、高額な医療費がかかった場合に払い戻される高額療養費、出産や死亡に関する給付金などが受けられます。
任意継続と国民健康保険のどちらを選ぶかは、以下の点を考慮して判断しましょう。
- 保険料:両方の保険料を試算し、比較する。
- 扶養家族の有無:扶養家族が多い場合は、任意継続の方が有利な場合がある。
- 加入手続きの簡便さ:国民健康保険は、市区町村の窓口で手続きを行う必要がある。
どちらが有利かは、収入や扶養家族の有無によって変わるため、必ず両方を試算して比較検討すべきです。

任意継続と国民健康保険のどちらを選ぶかは、慎重に検討する必要があります。保険料だけでなく、扶養家族の有無や手続きの簡便さも考慮して、自分に合った方を選びましょう。
まとめとやるべきアクション
今回は、任意継続の仕組み、メリット・デメリット、加入条件、手続き、そして国民健康保険との比較について解説しました。任意継続は、退職後も健康保険を継続できる便利な制度ですが、保険料が全額自己負担となる点や、申請期限がある点に注意が必要です。
退職後の健康保険を選ぶ際には、任意継続と国民健康保険の保険料を比較し、扶養家族の有無や給付内容も考慮して、自分に合った方を選びましょう。迷った場合は、健康保険組合や市区町村の窓口に相談してみるのも良いでしょう。
退職を検討している(または退職する)場合は、在職中の健康保険組合(または協会けんぽ)に任意継続した場合の保険料の概算額を問い合わせてみましょう。また、国民健康保険の保険料も試算してみましょう。両方を比較検討することで、最適な選択肢を見つけることができます。

退職後の健康保険は、将来の安心を左右する重要な選択です。この記事を参考に、あなたにとって最適な選択肢を見つけてくださいね。そして、退職後の手続きをスムーズに進め、安心して新しい生活をスタートさせましょう。


