今後のトラブル防止のため生前贈与を母にお願いしたいのですが。

男性50代 tmltetsusumiさん 50代/男性 解決済み

現在53歳会社員で、妻は47歳専業主婦です。娘は25歳で既に独立してます。
現在の世帯年収は、約1000万円程となります。
今回ご相談したい内容は、生前贈与です。と言っても、私ではなく、現在実家1人で生活している母親の件となります。2年ほど前実父が他界しました。相続者としては、母、兄、私の3人で、当時兄と遺産相続について、結構もめてしまいました。詳細を説明する必要はないと思いますが、今後母が亡くなり、また相続についての話がおこなわれた際、兄ともめることに大変辛く、父の時もようやく解決した後、私は精神的疲れなど含め数か月寝込んでしまいました。
遅かれ早かれこの現実はそう遠くない話だと思いますし、母へ一度生前贈与の件で話を私の方から切り出してみたいと考えております。
その際、何か母へ私から生前贈与の推進をおこなうにあたり、また兄とトラブルになる要因が潜んでいるのか、またこれをおこなうメリット、デメリットなどあれば教えて頂きたいと思います。
現在は母は88歳。未だ認知とは言われておりません。残されたものは自宅不動産と、現金(数百万程度)です。また関係があるか無いか判りませんが、現在母の介護含め全体の世話は、私が遠隔で福岡から宮崎まで月一度帰省をしておこなっております。父の遺産相続以降、兄は私と会話することを拒んでおります。
以上宜しくお願い致します。

1 名の専門家が回答しています

舘野 光広 タテノ ミツヒロ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
60代後半    男性

全国

2021/03/09

ご質問ありがとうございます。
埼玉県のブレイン・トータル・プランナーの舘野です。
確かに、相続財産の分割協議で揉めるケースは多いですね。従って、遺言書の作成がトラブルを避けるための要諦となるのですが、中々自分の死を予測して遺言書を作成できるものでもありません。
もし、遺言書があったとしても、相続人には遺留分の請求権利がありますし、寄与分を請求してくれる相続人もおり、その請求の主旨に対して揉める原因が発生したりします。
今回の御相談は前回の相続時にいやな思いをしたから、生前贈与を受けておくとのことですが、相続発生時他の相続には知れてしまいます。なぜならば、相続税上のルールとして、相続開始日以前3年以内の贈与については相続税の対象となるからです(加算しない贈与財産もあります)。例えば暦年贈与で年110万円を贈与されていたとしても相続税の計算に加算されます。
例え、3年を超えたとしても、現金や預金の減少を気づいた時には生前に仕組んだと思われてしまう事もあり、やはり揉める要素となるでしょう。また、相続人との相続財産分割協議が完了しなければ、残された家の権利の移転登記も出来ません。従って、あまりメリットは感じません。
続いて、一次相続(お父様の時)を経験なされていますからご存じだとは思いますが、相続税の申告は10ヵ月しかありませんから、スムーズな分割協議を進める必要があります。そのためにも、まずは相続時の財産額がトータルでいくらになるかを把握しておき、法定人が2名であるならば、折半の相続財産額を被相続人(母)に財産目録として知らせておくべきです。そして、自筆証書遺言を作成しておき、被相続人の管轄法務局に預けておけば、いざ相続となった時に家庭裁判所の検認も不要ですし、費用も3千円程度ですから、相続人間でトラブルになる事が少なくなると考えます(自筆証書遺言の保管制度と言います)。この方法には、スムーズに分割協議を解決指せるメリットがあります。
最後に、分割対象となる不動産ですが、最終的に任意売却で処分し現金で分割するしか方法はないでしょう。現金化には時間もかかりますし、相続税の支払いも必要です。せめて、相続税分だけも現金もしくは現金化出来る資産を準備して必要があります。また、売却には購入時の契約も必要となりますから、資産目録作成時には準備しておく必要があります。売却に伴う特例等につきましては、あらためましてご質問下さい。

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

確定申告や相続税に関する心配事

税金に関する悩みは、直近では確定申告がありますが、私の場合、生まれ育った地元にある大手企業の工場に勤務するサラリーマンですので、医療費控除申請ぐらいしかやれることがないと考えています。その考えで間違いはないのかとか、他にも実はやれることがあるのでは無いか等、先ずは直近のサラリーマン生活の中でのアドバイスを頂きたいです。次に1番悩んでいるのが、実家で敷地内同居している両親からの相続に関する税金のことで心配しています。私の実家は、元々は農家と鉄工場をしていた自営業で、現在では農家は細々としつつ、鉄工場はやめて、アパート等の不動産経営をメインで稼いでいます。これらアパート建設などの事業開始の際には、借金も数億円しており、その保証人に息子の私もなっています。これらの事業が今のところ上手く行っていますが、今後の見通しはどうなのか、又、相続に関する税金はどう対処すべきなのか、分からないことだらけで、きっと両親はそれなりの所に相談して、考えているとは信じていますが、私自身も知見を得たく、ファイナンシャルプランナーさんに相談出来れば嬉しい限りです。

男性50代前半 yoisia2019さん 50代前半/男性 解決済み
舘野 光広 1名が回答

株式投資は知識を身につけてから始めるべき?

"確定申告の必要性がイマイチまだわかりません。世帯主がいて、世帯の分は理解出来ますが妻の自分の収入がどの程度、もしくは職種にも関係あるのか、確定申告の必要な基準がどれくらいからなのか恥ずかしながら全く分かりません。"

女性40代後半 Asuasuさん 40代後半/女性 解決済み
松山 智彦 1名が回答

IDECOのやり方について

会社から福利厚生の一環として、IDECO制度について説明をしていただきましたが、結局のところ、どん制度であるか具体的に理解できませんでした。IDECOのメリットやデメリットについておうかがいしたいのと、他の貯蓄方法と比較すると、制度的に煩雑なような印象を抱きましたが、具体的にはそうでではないのでしょうか。あと、おすすめの金融機関があるのであればそれも併せてご教示いただきたく思います。一回自力で調べてみたのですが、数が多くて断念いたしました。また、併せてご教示いただきたいのが、転職を検討している場合、転職先の会社もこのIDECOを採用していないといけないとちらっと聞いたのですが、この点についても詳細におうかがいしたく思います。

男性40代後半 tamaritomohisa06さん 40代後半/男性 解決済み
山口 雅史 1名が回答

不動産収入がありますが、何が経費に計上できるか解りません

ふるさと納税と不動産収入の賢い節税方法が知りたい不動産収入に対して、何がどこまで経費として計上でき、何年前までさかのぼって精算出来るのか、確定申告以外の、例えばふるさと納税と組み合わせたら得になるのかなど、賢い節税方法が知りたい。ポイ活やFXなどの投資での副収入と合わせて考えた時に、どのように申告したら得になるのか知りたい。妻の扶養等との組み合わせで、何か得になる方法があれば知りたい。複雑な手続きなしで、例えばオンラインやチャットで、今の家計の課題や税金の課題等の簡単な相談が出来るのか知りたい。それらの簡単な相談が、格安の料金で、サブスクリプションのように利用出来ないか知りたい。申告の代行などもお願い出来ないか知りたい。

男性50代前半 utakunさん 50代前半/男性 解決済み
舘野 光広 1名が回答

確定申告は世帯主だけ行えば良いのですか?

質問させて頂きたい内容は、「確定申告は家族全員がしなければいけないのか」です。私は一昨年から実家に戻り、今は両親と暮らしている32歳未婚男です。障害厚生年金2級で年額100万円程を貰いながら、月8万から9万円程度のアルバイトをしています(雇用保険のみ加入、社保なし、年調未済)世帯主は父で、収入は老齢厚生年金のみ。地震保険と生命保険加入あり。母は昨年の2月まで会社勤めでしたが、体調を崩し退職、それまでの社保から国保に切り替えました。昨年入院していた事もあり、医療費が高額になっています。我が家では母親は確定申告が必要と思っているのですが、私や世帯主である父は確定申告しなくて良いのでしょうか?確定申告によって受けられる恩恵は全て受けておきたいですが、誤った認識で確定申告する事でペナルティが課せられるのはもっと困ります。我が家で確定申告が必要なのは誰か教えて下さい。

男性30代後半 gis_0055さん 30代後半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答