自転車に関する保険

自転車事故によって、加害者が数千万円の損害賠償を命じられた事例が過去にあります。
めったに起こることではありませんが、このようにたかが自転車の事故とは思えないほどの高額の損害賠償責任を負う場合もあり得ますので、ひとまず1億円程度の補償を目安にお考えになればよいのではないでしょうか。
その際、自転車に限定した保険もありますが、基本的には自動車保険や火災保険等の特約として加入できる「個人賠償責任保険」に加入されておくとよいと思います。
個人賠償責任保険とは、加入者またはその家族が、日常生活で誤って他人にケガをさせたり、他人の物を壊したりして、損害賠償金や弁護士費用などを負担した場合の損害を補償する保険のことであり、自転車事故もその補償対象になるのです。
被保険者は「生計を共にする同居の親族」となっていますので、家族一人ひとりがそれぞれ加入する必要はなく、世帯主が契約すれば子どもが起こした事故も補償されます。
また、同居していなくても仕送りを受けながら下宿などをしている子どもも補償の対象となります。
ご家族がおありなら、自転車保険に単独で加入されるよりも、個人賠償責任保険に加入されておくほうが安心なのではないでしょうか。
特約保険料も、月額数百円程度です。
もちろん特約で入らなくても、単独でも加入できます。
保険料もたいして変わりません。
補償範囲も商品によって大きく異なることは基本的にありませんので、インターネットで検索され、いずれかの会社の商品に加入されておけばよいかと思います。