副業や投資、FXの税金は何%?

男性40代 marry.nさん 40代/男性 解決済み

私は今の会社が嫌で何とか抜け出したいと思ってますが、家族が居るので簡単に転職しようとはならず、他にできる事は無いかとずっと探して来ました。そんな時に知り合いから「副業しながら投資してみたら?」との事で会社員をしながら副業、投資を始めていますが、税金の事を後回しにしてしまい、税金に対して全く知識が有りません。
自分で少しは調べましたが、副業は〇〇所得なので何%だが、ここまでの収入なら確定申告はしなくて良いなどと書かれていますが、イマイチ内容が理解出来ません。
また仮想通貨の方も最近始め、こちらは副業や投資より税金が多くかかるとこ事ですが、具体的にどのくらいかかるのかわかりません。
FPの方に質問です。
副業や投資(FX 、仮想通貨、株)にかかる税金をわかり易く説明して頂きたいです。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/04/26

ご質問の件について、副業や投資(FX 、仮想通貨、株)にかかる税金計算は、それぞれ国税庁で計算方法が定められています。

あくまでも「精査・確認が必要」と前置きした上で、質問者様の場合における副業や投資(FX 、仮想通貨、株)にかかる税金の関係性をまとめます。

なお、以下で表記する「所得」は、「利益(儲け)」と置き換えるとイメージがわきやすいでしょう。

・副業で得た所得=雑所得
・FXで得た所得=雑所得
・仮想通貨(暗号資産)で得た所得=雑所得
・株式投資で得た配当金=配当所得
・株式投資で得た売却益=譲渡所得

上記のように、どのように収入(所得)を得たのかによって、税金計算する上でまずは所得を区分しなければなりません。

さらに、上記のように所得を分けた後に、「総合課税」なのか「分離課税」なのかを知る必要があります。

たとえば、質問者様は、会社員であることが確認でき、勤務先から給与(給与所得)があることがわかります。

この時、給与所得とその他の収入を合わせて税金計算を再度計算し直すのが「総合課税」、その他の収入のみ単独で計算するのが「分離課税」です。

・副業で得た所得=雑所得(総合課税)
・FXで得た所得=雑所得(分離課税・ただし海外FX会社の口座を通じて取引した場合は総合課税)
・仮想通貨(暗号資産)で得た所得=雑所得(総合課税)
・株式投資で得た配当金=配当所得(原則として分離課税)
・株式投資で得た売却益=譲渡所得(原則として分離課税)

仮に、質問者様の給与所得が300万円だったと仮定し、100万円を副業で得たとします。

この時、副業は雑所得(総合課税)ですから、給与所得300万円と副業100万円の所得を合わせて400万円が合計所得金額として、再度、税金計算をしなおす形となります。

一方、質問者様の給与所得が300万円だったと仮定し、100万円を株式売買で得たとします。

この時、株式売買は譲渡所得(分離課税)ですから、給与所得300万円と副業100万円の所得を合わせて400万円とするのではなく、100万円の利益に対して直接税率を乗じて税金計算します。

ちなみに、株式投資で得た売却益には20.315%(所得税15%、復興特別所得税0.315%、住民税5%)の税率を乗じた税金が徴収されるため、単純計算となりますが、100万円に20.315%を乗じた203,150円を税金として納めなければならないといったイメージです。

これが「総合課税」と「分離課税」の大まかな違いです。

重要なのは、どの投資が総合課税になるのか、分離課税になるのかを知るところにあり、これらによって、税金計算のしかたが全く異なります。

つまり、納めるべき税金額が大きく変わることを意味します。

そのため、一言で申し上げると、質問者様自身が、実際に始めようとしている投資などを一度、FPへお伝えし、勤務先から交付を受けている源泉徴収票を見せることによって、どのくらいの利益を上げるとどのくらいの税金がかかることになるのかアドバイスを得ることが最も早くて望ましい方法でしょう。

特に、総合課税によって計算され、それにかかる税金というのは、質問者様の源泉徴収票を確認して所得控除がどのくらいあるのかも知る必要があるため、税金計算の根拠資料となる情報を提供した上で、詳細な回答を得る方が結果として質問者様の疑問が解決されることになります。

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