こんにちは、婚活FP山本です。まずはご質問の前に、今後のお金の基本についてお伝えします。まず教育費は、22年総額平均で1400万円ほど必要です。出産直後から平均的に準備するとすれば一年あたり約64万円、月5万円ほど、3人分で月15万円ほど貯金が必要になります。また先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたが、実際には一般的に倍の4000万円程度が必要です。仮に60歳まで20年ほど準備時間があるとすれば一年あたり200万円、月17万円ほど貯金が必要になります。つまりあなた様は本来、月32万円ほど貯金が必要な状況です。厳しいかもしれませんが、まずはしっかり現実を知っておきましょう。
そのうえで、ご質問についてお伝えします。まず一般論でいえば、節約は「家賃と生命保険」の見直しを考えてみることがおすすめです。少し手間がかかりますが、これらは下げられれば毎月その効果が得られます。…ただ毎月赤字という点を考えると、どうしても節約だけでは大きく足りません。上記の今後のお金を考えれば尚更です。このため、夫婦そろっての「年収アップ」を考えることをおすすめします。年収アップの基本は出世ですが、それが厳しいなら「転職」が必要です。ちなみに転職するのに退職する必要はなく、勤めながら活動して、満足いく転職先から内定がもらえてから退職することをおすすめします。ぜひ子供たちのためにも、がんばりましょう。
少し補足させて頂きます。今はコロナで大幅に転職市場が悪化しているので、ひとまずは「副業」をするのも一つの手です。副業は、せいぜい月5万円も稼げれば良いほうですが、夫婦でやれば月10万円ほど稼げるかもしれません。また老後資金については、対策として余裕が出てきたら「資産運用」に取り組むのもおすすめです。リスクはありますが資産運用なら、仮に5%運用できれば一年あたり約121万円、月10万円ほどで20年後に4000万円を準備できる計算になります。いずれにしても、少々のやりくりや節約では大幅に足りません。見直すところは見直しつつ、あとは年収を上げる方向性で考えていきましょう。
2 名の専門家が回答しています
ご質問ありがとうございます。
埼玉県のブレイン・トータル・プランナーの舘野です。
毎月の生活費の内容を項目別に明らかにする必要があります。食費や雑貨などは購入のパターンを変えることで出費を減らすことも可能です。要するに無駄な買い物を減らすことですが、買い物回数が多い方の特徴として、ついで買いが多く、無計画に買いものに出かける方が多いのが特徴です。更に、人生終身プランとして、ライフプランをシュミレーションしましょう。出来ればレポートとして作成しておけば、5年ごとに見直すことで更に正確度が上がります。
つまり、短期も長期も計画性が大切であり、設計図なしに家を建てるような無謀なことは避けなければなりません。特にお金の設計にはKKDD「K感とK経験、D度胸とDどんぶり勘定」は通用せず、何とかなるさも通用しません。確かに、細かく考えるよりも破天荒な方が楽かも知れませんが、お金は、計画的に働いてもらうことで増える性格を有していますから、その癖を運用する側が身に着ける必要があります。
続いて、御相談者様の御家庭は、ボーナスをはじめから頼っている設計となっており、家計管理とはなっていないと考えられます。すなわち、ボーナスはあくまで一時金であり、完全に支給が保障されているものではないと思われます。しかし、ボーナスを入れての年収と思われることは当然ですが、どちらか一方で家計管理をすることを実践されて下さい。現在の資金計画は不安や不信、不満によって成り立っており、不の解消を目指すことが大切です。
つまり、月給か賞与を年収と定めて、どちらかを家計費として、残った資金を緊急用資金や長期の資産形成とするという事です。どちらかを選択するためにも、ライフプランシュミレーションがベースとなります。
そのようにすることで、手にしていないキャッシュを頼ることが出来なくなりますから、まずは1年間の生活設計を組まないわけにはいかなくなります。但し、他方の収入を区分することで、実質的な預貯金とすることが可能となりますから、教育資金の積立や保険料の支払い限度が見えてくると思われます。つまり、預金や保険料に左右される家計管理から、家計をベースにした考えによって、キャッシュを運用するようにしてください。言い方を変えれば、人が先、資産は後とになりますが、毎日の生活に不安がなくなれば、無駄な外出も減り出費をすることも減り、資金は貯めやすくなります。
後は、運用における知識を取得すれば、長期にお金に働いてもらうことが可能となります。
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