車の保有と、リースやタイムシェアとの費用対効果比較

ご質問ありがとうございます。
FP事務所ブレイン・トータル・プランナーの舘野です。

カーリースとは5年から7年程度の使用期間を定めて料金を設定し、毎月一定額を支出することで購入した時となんら変わらずに車を利用出来るものです。従いまして、車の購入後の保険や車検等も契約期間に合わせてパックされており、その合計額を分割で支払うものであり、定期的な対応をしなくても良いことがメリットです。しかし、途中解約をした場合には、残契約期間分の支払いが発生しますので、契約満了までは使用を継続しなければなりません。ある一定期間ごとに新車への乗り換えを希望される方には面倒な手間もなくメリットであるかも知れません。

カーシェアーは、一台の車を数人の登録者で使用するものであり、利用料と燃料費は使用者が負担することになりますが、利用した回数だけの費用で済みますから、自宅で自家用車を使用しない期間の維持費（車両代、保険料、税金等）を削減することが可能となります。

大きいな違いは自家用車の利用頻度によって変わってきます。つまり、カーシェアーの場合には、緊急的に使用する場合などは他の登録者が使用中という事もあり、御自身のスケジュールに合わせて事前に予約をしておかなければ利用できないデメリットもあります。

但し、御相談内容を見る限りでは、利用される時が限定されているようですから、お近くにカーシェア出来る場所があるのであれば支出を抑えられますからメリットがあります。但し、カーシェアにも当然使用規則がありますので、運転者が限定されている場合等には、事故発生時に高額な費用を請求される可能性もありますから注意が必要です。

最後に、自家用車を所有し15年程度で乗りつぶさない限り、利用期間が同じであればカーリースとの総支出額には大きな違いはないでしょう。また、使用頻度から判断した場合の総支出額では、必要な時だけ使用することで、圧倒的にカーシェアーの方が有利であり、所有しない事のメリットを得ることが出来ます。