プロフィールを拝見すると、ご相談者さまは71歳とのことですね。
70代にもなれば、病気になるのは当たり前とまでは言いませんが、20代、30代の人と比べると有病率が急激に増加する年代です。
よく起こりそうなリスクに備えるために保険に入ってしまうと、保険料が高くなるのは当たり前です。
買った人全員に1万円が当たる宝くじがもし存在するなら、1枚いくらで売られるでしょうか。
1万円ですよね(実際には運営費として集めたお金の半分以上が差し引かれますので、1枚2万円を超えるでしょう)。
そんな宝くじがあっても、誰も買わないはずです。
滅多に当たらないけど、万一当たれば数億円がもらえるかもしれないから、宝くじを買う人がいるのです(割に合わないギャンブルですが)。
70代の方が入る医療保険は、買った人全員に1万円が当たる宝くじとよく似ています。
治療費の負担などに備えるためには、わざわざ保険を使うべきではありません。
その2万円をご自身の口座に積み立てて備えることが、合理的です。
そもそも、日本の社会保障は世界でもトップクラスで充実しており、どんなに高額な医療費がかかったとしても、1か月あたりの自己負担額はせいぜい数万円にとどまるのです。
月2万円を1年間積み立てれば、24万円になります。
10年で240万円です。
医療保険は、早急に解約されることが賢明です。
同様の理由により、がん保険に入ることもおやめください。
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