40代夫婦2人。これからどうすれば定年後お金に困らない？

こんにちは、婚活FP山本です。まず老後資金2000万円の話ですが、実はこれは生活費としても不足することが多く、倍の4000万円は必要なことも多いといえます。これに医療費や介護費用・葬儀代なども含めれば5000万円必要になることも少なくありません。年金は減額の一途なのに、まさに今は人生100年時代ですからね。また最近では子供に老後の面倒を見てもらうのも厳しく、一人っ子なら尚更といえます。ぜひこれから、準備に励んでいきましょう。なお、おそらくお子様はこれからまだ進学されるような年齢かと思いますが、昨今の大学費用は一般的な私立文系大学で、4年総額700万円程度が必要です。こちらの準備もお忘れなく。

上記の老後資金の準備方法ですが、最近の主流としては（積み立て）NISA、そしてiDeCo（個人型確定拠出年金）あたりを手始めに活用するのがおすすめです。不動産投資や優待狙いの株式投資も、老後も含めて比較的安定的に収入が得られます。海外生活が長かったというご経歴を活かして、日本にはない海外の不動産や株式なども良いかもしれません。ちなみに昨今の保険は、極めて予定利率が低いので、保障を得るならともかく資産運用には適しません。あとはご夫婦の経済状態や貯金額、投資経験などを考えて少しずつ実践していきましょう。

そして資産運用以上に大切になってくるのが、資産運用の原資にもなる「収入アップ」です。収入を上げられれば多めに資産運用もできますし、それを老後も長く維持できれば準備時間を延ばしつつ、必要な準備資金を減らすことにも繋がります。一方で現代は、ただ働くだけでは収入が増えにくい時代です。その中で収入を増やす方法としては「転職・副業・独立」あたりが挙げられます。特に定年後の労働を見据えると、リスクもありますが年齢が関係ない独立がおすすめです。40代ともなれば、今や大手企業でもリストラされることもあります。何が起こっても十分に稼げるスキルと経験を身に着け、老後を含めた未来に備えていきましょう。