老後の資金について

男性30代 7718h_hさん 30代/男性 解決済み

 私は33歳の会社員です。家族は妻と5歳、3歳の息子が2人の4人家族です。現在勤めている会社からの収入は年400万円程度であり、老後の資金確保に不安を抱いています。
 老後に必要とされる資金は2000万円が必要であるとも言われている中、現在の収入面を勘案すると子供の自立するまでの教育資金で多くの貯えが難しいものと思われます。社会保険が完備されていることから、将来的に年金を受給する権利は発生しますが、年金制度においてはどこまで信用できるものなのかと疑心暗鬼になっている状態であります。現在の収入を考え、支出を少しでも抑えたいと思っているのですが個人年金等により積み立てをするのが良いのでしょうか。
また、老後の安定資金として別の運用方法があるのでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

山本 昌義 ヤマモト マサヨシ
分野 老後のお金全般
40代前半    男性

全国

2021/03/09

こんにちは、婚活FP山本です。まずはご質問の前に、将来的に必要なお金についてお伝えします。まず確かに先般、老後資金2000万円問題が騒がれましたね。しかしこれはどちらかというと「せめて2000万円くらいは貯めておいてね」という意味合いが強く、実際には一般的に倍の4000万円程度は必要です。平均的に60歳までの約27年で準備するなら一年あたり約148万円、月々12万円ほど貯金が必要になります。またお子様の教育資金は、保育園(幼稚園)から大卒までの合計平均で1400万円ほど必要です。2人分で2800万円ですが、22歳まで18年あるとすれば一年あたり約156万円、月々13万円ほど貯金が必要になります。つまり、老後資金と教育費だけで月25万円ほど貯金が必要です。これに、もし将来的に住居購入も予定されているなら、その分の上乗せも必要になります。将来的な年金不安が強いなら、この点でも上積みが必要です。まずは冷静に現実を知っておきましょう。

そのうえで、ご質問についてお伝えします。まず上記の通り、あなた様の場合は最低でも月25万円ほど貯金が必要です。これは、あなた様の手取り月収さえ超えているのではないでしょうか?このままでは大幅に貯金が不足して、高い確率で将来的に教育費破産・老後破産を起こしてしまいます。そして月25万円という水準は、一般的に正社員の共働き夫婦が相応の対策を取って何とか達成できるかどうかという水準です。このため、この状況を打破するには最低限、「奥様に再就職してもらう」ことが必須といえます。あなた様が少々収入を上げたり支出を抑えたりしても大きく足りませんから、冷静にご判断下さい。また個人年金など保険による積立ですが、昨今の保険はほとんど増えません。増やすなら、投資信託など「資産運用」のほうがおすすめです。リスクはありますが、たとえば上記の老後資金を5%運用で考えた場合、一年あたり約73万円、月々6万円ほどで60歳時に4000万円を準備できる計算になります。あなた様に必要な対策を考えて、行動していきましょう。

上記の対策について、少し補足させて頂きます。まず奥様の再就職ですが、お子様2人の育児をしながら一般的な就職・仕事をするのは簡単ではありません。このためできれば、自宅にいながら「テレワーク」を前提に考えることをおすすめします。また少し荒業ですが、可能であれば「夫婦どちらかの実家に引っ越す」のも一つの手です。高額な家賃が浮きますし、育児も支援してもらえるかもしれません。その他、使えると判断した対策はどんどん実行していきましょう。いずれにしても、あなた様の場合は最低でも月25万円ほど貯金が必要であり、他の要素も考えたらさらに上乗せで必要になります。これを達成するには最低でも奥様の再就職が必須といえ、合わせて資産運用あたりも重要です。少なくとも、努力した分だけ将来がラクになります。限度はありますが、できる範囲で限界までがんばって、明るい未来を手に入れていきましょう。

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