税金を多く払う=多く貰える?

女性30代 ありおまさん 30代/女性 解決済み

20代会社員の夫は年収400万程です。給与から天引きされる税金についての質問です。健康保険料や厚生年金の金額は標準報酬月額によって決まると思いますが、夫の仕事は標準報酬月額が見直される4〜6月が繁忙期のため他の月より約8万ぐらい収入が増えてしまいます。そのため多い月の給与の平均で決まってしまい、標準報酬月額が高く設定されてしまいます。2等級以上の変化はありますが残業代が増えるだけなので随時改訂の対象にもならず、繁忙期が落ち着き収入が通常に戻った時に手取りがかなり少なくなります。家計も苦しいしなんだか損してる気分になってしまうのですが、払う金額が多い分、多く貰えるとか何かメリットがあるのでしょうか?

1 名の専門家が回答しています

松山 智彦 マツヤマ トモヒコ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
60代前半    男性

茨城県 埼玉県 千葉県 東京都 神奈川県 静岡県

2021/03/09

まず、健康保険料についてですが、多く払ったからといって公的保険のサービスが良くなるわけではありませんが、あえてメリットを挙げるとすると所得税(住民税)の計算における社会保険料控除の額が増えて、その分税金が下がる程度でしょうか。ただ、厚生年金保険料については、社会保険料控除の増加により所得税等の税金が下がるメリットの他に、多く払った分、将来受取ることができる年金額が増えるというメリットがあります。また、給与所得者の社会保険料は、労使折半なので、自営業者と比べると同じ所得でも負担する保険料が半分で済みます。なお、所得税については、1年間(1月1日~12月31日)の合計所得によって計算しますので、月々の収入が変動されている場合であっても年末調整等で、納税額の還付等を受けることになります(場合によっては追加納税のケースもあります)。住民税も同様の計算期間になりますが、課税されるのは翌年になり、給料から天引きされます。

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