2021/03/17

独立してフリーランサーになるべきか

男性30代 tetsukixyouさん 30代/男性 解決済み

私がファイナンシャルプランナーの方に聞いてみたい仕事に関する悩みは独立してフリーランサーになってたいということです。現在は週に5回のフルタイムで働いていますが、会社内での人間関係や閉塞した雰囲気、毎年ある転勤におびえるような生活にはほとほと疲れてしまいました。現在の年収は30代前半で600万程度あるので非常に恵まれており、休みもカレンダー通りです。しかしこの生活をこのまま続けて精神をすり減らすよりもフリーランサーとしてウーバーイーツやクラウドソーシングで生計を立てるほうがはるかに気が楽だと思います。年収も400万程度あればよいのですが・・・現在独身で貯金も1,000万円程度の蓄えもあるので軌道にのるまでは貯金を取り崩していけばよいと思います。いかがでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 起業・独立
40代前半    男性

全国

2021/03/20

質問内容を一通り確認させていただき、質問全体から率直に感じたことを回答させていただきます。

はじめに、現在勤めている会社を退職してフリーランサーになることはいつでも可能で簡単です。

その一方で、アルバイトを掛け持ちながらフリーランサーで年収400万円を得ることを短い期間で達成するには、人によってハードルが高い部分があることも念頭に入れておく必要があると感じています。

つまり、ご自身が思い描いたような方向で進まなかった場合、1000万円程度の貯蓄が徐々に減少してしまい、長い目で見た時、お金の余裕を維持できなくなってしまうリスクがあることをまずはご理解いただく必要があるでしょう。

とはいえ、ご自身の一度きりの人生ですので、有意義な人生を送るために、これからどのようにしていったら良いのかを知ることで、質問者様が思い描いているような流れを構築していくことができるものと考えます。

以下、回答者が質問者様の立場であると置き換えた時、やっておくことを参考までに紹介しておきます。


1.フリーランサーになるまでの準備


フリーランサーになってすぐに思い描いた収入を得られる保証が残念ながらないため、現時点では、フリーランサーになった後に、具体的にどのような流れで収入を得るか具現化していくことを考えます。

特に、クラウドソーシングで生計を立てるのであれば、発注者側からしますと受注者の実績や経験も重視されることが予想されるため、今から、クラウドソーシングを活用した実績作りを行います。

ある程度、実績や評価が付いてきますと、相手側から仕事のスカウトが来ることもあるため、有利に仕事が進められるものと思われます。


2.確定申告の知識を身に付けておく


会社員の場合、1年間の税金精算手続きは、勤務先が年末に行う年末調整で完了する場合がほとんどです。

しかしながら、フリーランサーに転職をしますと、ご自身の税金精算手続きは、原則として毎年確定申告を行って終えることになります。

そのため、確定申告の知識を今から身に付けておくことが極めて大切です。

特に、フリーランサーとなり節税についても意識するようになりますと、青色申告者としての取り扱いや電子申告での確定申告、簿記・会計といった知識などもできる限りあった方が良いでしょう。


3.結婚などのライフイベントの発生


質問者様は、質問内容より独身であることが確認でき、将来、結婚するのか、子供が誕生するのか、住宅購入するのか、何かしらのローンを組むのかなどは大まかにでも考えておきたいものです。

上記のライフイベントが発生しますと、お金の流れが大きく変化することになり、思ったようにお金が貯まっていかないことも十分に考えられます。

そのため、大きなライフイベントが発生したとしてもお金に余裕を持っていけるように、つみたてNISAなどを活用した積立投資による貯蓄計画(資産形成計画)を立てて行動に移すのも良いでしょう。

幸いにも、質問者様は1000万円程度のまとまったお金があるとのことですので、ご自身だけではなく、保有しているお金にも時間をかけて働いてもらうことによって、効果的・効率的な資産形成を実現することが可能になるでしょう。


4.国民健康保険・国民年金の取り扱い


フリーランスになりますと、会社員時代に加入していた健康保険および厚生年金保険から外れて国民健康保険、国民年金をご自身で納めていくことになります。

特に、将来の老後生活資金である年金が、厚生年金保険から国民年金に変わることによって、将来受け取れる年金額は大きく変わることになるため、これによってどのくらいの年金額になるのか知っておきたいものです。(ねんきんネットの活用をおすすめします)

そして、将来の老後資金が心配であれば、老後資金準備の対策も並行して行っておく必要があり、たとえば、iDeCo(個人型確定拠出年金)やフリーランサー(個人事業主)になってからの小規模企業共済などを検討しておきたいものです。


おわりに


質問者様は、転職という大きなライフイベントが発生する可能性があるため、これによって今後のお金の流れや考え方も大きく変わると推測されます。

計画的、かつ、合理的に事を進めていくのが望ましいと思われ、可能であれば、退職をする前に一度、FPなどの専門家を探してご相談されてみることをおすすめ致します。

これによって、将来のお金の流れや変化を知ることができるため、少なくとも失敗しにくく、思い描いた人生が送りやすくなるのではないかと感じています。

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