老後までに貯めるお金について

女性20代 cnanamin1さん 20代/女性 解決済み

老後の資金について気になっています。私は今事務職をしていて、毎月約4万円ほど銀行の定期貯金している状態ですが、60歳までに2千万円必要というのをきき、もっと貯金額を増やさなくてはとは思っていて、この貯額では老後の生活費が足りないなぁというのが現状です。今の生活から貯金額を増やすというのが難しく、このままではいけないなと思っていますし、老後お金がないのは辛いのは分かっているのでどうしようかなと思っている状態です。お金はあるに越したことがないですし。今のままだと貯めていくのが難しく、投資をしたりする方がいいのかなというのも分かっているのですが中々始めるのも、損をしないか?など不安な点もつきまといできない状態でいます。そういった老後のお金について悩んでいる方はたくさんいると思うので、そういった初心者の方にもお勧めできるようなお金の貯め方などを教えていただくことはできないのかなと考えています。

1 名の専門家が回答しています

小林 恵 コバヤシ ケイ
分野 老後のお金全般
50代前半    男性

石川県 福井県

2021/04/06

この家計相談をしていると、「老後2000万円問題」について書く人は本当に多いですね。
この話の元になった”金融審議会 市場ワーキング・グループ報告書 「高齢社会における資産形成・管理」”のP26でこのように記述があります。
「前述のとおり、夫 65 歳以上、妻 60 歳以上の夫婦のみの無職の世帯では 毎月の不足額の平均は約5万円であり、まだ 20~30 年の人生があるとすれ ば、不足額の総額は単純計算で 1,300 万円~2,000 万円になる。」
ですから、この2000万円というのは、夫婦を前提とした数字なのです。もし質問者様が結婚したりパートナーさんと生活するという事を考えておられるのでしたら、1人で2000万円貯めなけらばならないという訳ではないのです。
一方で、この30年間賃金も物価も殆ど上昇していないというのは世界中探しても日本だけです。しかし次の30年間もそうなるとは限りません。日本政府は年間2%の物価上昇を目標に掲げています。もしこれが実現したら10年後20年後は2000万円あればいいとは限りません。

さて、質問者様はまだお若いのに毎月4万円を貯めておられるとの事で、ファイナンシャル・プランナーになる前は全くいい加減なお金の使い方しかしてこなかった自分としてはリスペクトしかありません。素晴らしいです。
ただ、定期預金で貯めても殆ど利息はつきません。今後日本の物価が上昇すれば、今100万円で買えていたものが150万円とか200万円出さないと買えないことになってしまいます。貯めたお金が目減りするも同然です。

まず考えるべきはiDeCo(個人向け確定拠出年金)です。質問者様は今毎月の所得に応じて所得税と住民税を納めておられると思うのですが、毎月iDeCoでお金を貯める(拠出)していけば、毎月貯めた分だけ所得を減らすことが出来ます。言い換えればその分所得税と住民税が安くなります。所得によって税率は違いますが、両方合わせて15%だったとすると、4万円x15%=6,000円運用益を得られたのと同じ効果があります。
更に利率の良い金融商品を選べばお金は更に増えます。

ただし、確定拠出年金というのは60歳になるまで拠出したお金は引き出せなくなります。老後までの間にも家の購入とか子育てとかお金を使うような事(ライフイベントと呼びます)はあります。毎月いくら拠出するのかはよく考えた上で決めましょう。

また、この家計相談をしていると、60歳以降も住宅ローンが残っている・家賃の支払を続けているとか、子どもがまだ大学を卒業していないので教育費が家計を圧迫してきるという事例がかなり多いです。貯金や資産運用でお金を増やすのも大事ですが、このような事態を避けるために早い時期からライフイベントについて考えておくのはもっと大事です。早い時期に住宅ローン完済して子育てもひと段落して、ゆとりある老後を過ごされている方は結構多いし、逆もまた然りです。

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