公営ギャンブルでの所得税についてお聞きします。

男性50代 naogonnamudaishiさん 50代/男性 解決済み

昨年競馬で、億越えの高額配当がありました。当たった方も一人で羨ましい限りなのですが確か競馬での当選金には税金がかかると聞いたことがあります。所得税だと思いますが宝くじには所得税と言うか税金はかからないと聞きますが競馬にはなぜ税金がかかるのですか?この点が疑問でした。また高額配当にはどれくらいの税率がかされるのか知りたいです。また競馬だけに問わず全ての公営ギャンブルに適用されると思いますがなぜなのか知りたいです。宝くじとの違いも知りたいです。興味深いニュースで競馬配当での裁判で脱税との裁判をされたニュースを見たこともありましたがこれはどういう経緯から起きたものなのか知りたいです。こういうニュースが出てくると怖くて遊べなくなります。勉強したいので詳しく教えてください。

1 名の専門家が回答しています

佐藤 元宣 サトウ  モトノブ
分野 税金・公的手当・給付金・補助金・助成金
40代前半    男性

全国

2021/04/05

質問内容を一通り確認させていただき、それぞれの質問に回答をしていきます。


Q.競馬にはなぜ税金がかかるのですか?

A.単刀直入に所得税法でそのように決められているからです。


一時所得とは、営利を目的とする継続的行為から生じた所得以外の所得で、労務や役務の対価としての性質や資産の譲渡による対価としての性質を有しない一時の所得をいいます。 この所得には、次のようなものがあります。

(2) 競馬や競輪の払戻金(営利を目的とする継続的行為から生じたものを除きます。)

出典:国税庁 No.1490 一時所得より一部引用
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/1490.htm


ちなみに、質問には「また競馬だけに問わず全ての公営ギャンブルに適用されると思いますがなぜなのか知りたいです」とありますが、こちらも所得税法でそのように決められているからであり、仮に納得ができないのであれば、直接、国税庁にお問い合わせいただくのが望ましいでしょう。

なお、宝くじの当選金は、所得税法上、非課税所得扱いとなっており税金がかかることはありません。


Q.高額配当にはどれくらいの税率がかされるのか知りたいです

A.所得税法では、課税される所得金額に応じた税率が定められており、質問に回答している令和3年4月現在で最高税率が45%となっています。

参考:国税庁 No.2260 所得税の税率
https://www.nta.go.jp/taxes/shiraberu/taxanswer/shotoku/2260.htm


Q.競馬配当での裁判で脱税との裁判をされたニュースを見たこともありましたがこれはどういう経緯から起きたものなのか

A.率直なところ、様々な要因が考えられますが、最もシンプルでわかりやすいのは、第三者から税務署または国税庁に対するリークがあげられます。

リークの内容に信ぴょう性等がある場合、調査することによって脱税が発覚したことも十分考えられるでしょう。

ちなみに、公営ギャンブルのレース施行者は、高額配当があった人(1000万円超)の氏名や口座番号などを記録・保存することになるため、質問にあるような高額配当を得ても無申告の場合、後から税務署より何らかの連絡があることを事前に知っておかなくてはなりません。

というよりも、しっかりと確定申告をすれば済むだけの話でありますから、後から大きな痛手を被ってしまったとしても、残念ながらそれは自業自得と言わざるを得ないでしょう。

ちなみに、こちらは余談となりますが、1月1日から12月31日までの1年間で50万円以下の利益を公営ギャンブルで得た場合、税金計算の仕組上、税金がかかることはありません。

参考:国税庁 公営競技の払戻金の支払を受けた方へ
https://www.nta.go.jp/publication/pamph/shotoku/kakuteishinkokukankei/koueikyougi/

専門家にお金の悩みを相談できます

・ 月300円(税別)

・ 毎月3回まで質問が可能

・ 最短5分で回答可能

・ 100名超の認定専門家が回答

・ 回答率99%

関連する質問

適正な年金の準備がわかりません

現在夫38歳、妻の私37歳、子供7歳、4歳の2人の家族です。主人が35歳で転職し、今は社会保険になりましたが、それまでは国民年金でした。30歳で結婚した時に、国民年金では不安だった為、保険会社の年金保険を契約しました。私は付き合いで25歳の時から年金保険に入っています。今は夫婦共働きでお互い正社員、社会保険あり、年収は合わせて600万程度です。私は今後扶養に入れる位の仕事量に減らして行きたいと考えています。その場合、夫婦それぞれの年金保険をかけ続けるのは厳しくなってくると思いますが、やめても大丈夫かどうかの判断として、どんな事を考えたら良いのでしょうか?保険の内容としては、掛け金が夫15000円、妻の私12000円で、65歳から10年間、各々月6万円程度もらえる年金です。

女性40代前半 tomopichanさん 40代前半/女性 解決済み
小松 康之 1名が回答

各種控除や節税対策について知りたい

節税対策や控除をしている者です。素直に各種控除について知りたいです。節税対策をしているのですが、配偶者特別控除、医療費控除、生命保険料控除、ふるさと納税での控除等行っていますが、ふるさと納税の納税額の上限が配偶者特別控除と併用するとどこまで可能なのかが分かりにくいので教えて欲しいです。上記記載の控除の他に使える控除や良い節税対策があったら教えて欲しいです。特に控除と控除の組み合わせで、メリットがある方法や控除しなくてもメリットのある方法があれば知りたいです。また、他に投資や資産運用の分野などで控除できるものがあればオススメの投資についても別途お聞かせ願いたいと存じます。よろしくお願い致します。

男性30代後半 gakus.roadさん 30代後半/男性 解決済み
舘野 光広 1名が回答

副業の税金について

現在30歳前半のサラリーマンです。結婚をしていますが子供はいません。最近、残業が減って本業の仕事の収入が月2万円ほど減っています。そこで副業を2か月前から始めています。年間の収入が20万円を超えたら確定申告をして所得税と住民税を払わなければならないことは知っています。今のところは月1万円ほどなので大丈夫ですが本格的に始めると超えてくると思います。この場合、収入が20万円を超えても経費などを差し引いて20万円以下になれば確定申告をしなくても良いのでしょうか?副業を始めるために10万円のノートパソコンを買いました。主に副業はパソコンを使って始めているので経費として収入が20万円でも10万円は経費として差し引くことができると考えています。

男性30代前半 Naoki ITOさん 30代前半/男性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答

税金を払わないならどうなるの

税金を払わなかったらどんな問題が発生しますか。まず差押のような感じで家も車も家具や家電など使えないようになり借金取りが家に来たりしますか。どういう感じでそれがバレてしまうのか。また税金は一体何に主に使用されているのかわかりません。政治家や政府のお給料として使われているのでしょうか。そこらへんの勉強というのは学生時代に習わなかったので本当にわかりません。どうしてそういった重要なことを学生時代に教えてくれないのか正直わかりません。税金の使い道や払った後の仕組みは絶対教えてもらいたい情報です。社会に出て使わない数学を勉強させるならこういうことが知りたいです。税金の行方をどこに何に使われるのか学びたいです。

女性30代前半 Barabanbanさん 30代前半/女性 解決済み
田仲 幹生 熊谷 明子 2名が回答

配偶者(特別)控除の判断は収入?所得?

昨年結婚し、会社員の夫と2人暮らしです。それまではフリーランスとして働いていましたが、結婚を機に仕事量をセーブしました。年収は大幅に下がる予定だったので、夫の会社の年末調整で配偶者(特別)控除を受けられる内容で届け出を書きました。会社の総務さんからもすすめられたそうです。しかし実際今年の確定申告(青色)をまとめていきますと、収入(売上) 約250万円所得 約130万円と記載される形になりました。届書には「所得予想」とあったと思いますが、ネットなどでは収入が200万円を超えると対象外 というのもあり、この場合配偶者特別控除の対象となるのかがわかりません。また、予定より高い収入・所得になり対象外になった時、何か訂正の申告をしなくてはならないのでしょうか。

女性40代後半 toriado_akimaさん 40代後半/女性 解決済み
佐藤 元宣 1名が回答