男やもめですが、医療保険及びがん保険に入るべきでしょうか?

男性60代 seitaroさん 60代/男性 解決済み

先月還暦を迎え、いよいよ自分の人生も老境に差し掛かってきたので、現在まで加入していた医療保険及びがん保険を見直すことにしました。しかし、どの会社のそれらを選べば良いのか全く分からず、家族や知人に相談してみるものの、各々が違う意見を言うばかりで全く正解に辿り着けない日々が続いています。高血圧症という持病を抱えた私が入れる医療保険はあるのか。あるにしても、月々の掛け金がいくらになるのか。どれぐらいの保障内容なのか。上記のような詳細な質問に対して、老後の生活資金を加味しながら医療保険及びがん保険の相談にのって頂ければ幸いです。高血圧症に関しては、掛かりつけの医者からは「それほど思い悩むほどではない」と言われていますが、薬は常に服用しています。

1 名の専門家が回答しています

松村 勝宜 マツムラ カツノリ
分野 医療保険・がん保険
50代前半    男性

全国

2021/04/19

還暦を迎えられたとのこと、まずはおめでとうございます。

ご加入されている保険の見直しには、よいタイミングかもしれませんね。

しかし、どのようにすればよいのか全くわからないとのこと。

難しく考え過ぎです。

生きていく限りはリスクに満ち溢れていますが、リスクに対して保険で備えるべきなのは、以下の3つの条件をすべて満たす場合に限られます。

つまり、

1)滅多に起こらないこと
2)それがいつ起こるかわからないこと
3)もし起こった場合、預貯金等ではとても対応できないほどの、莫大な経済的負担が発生する可能性があること

の3つです。

例えば、車を運転中に事故を起こして加害者となり損害賠償を請求されるリスクについては、一般的に保険(自動車保険)でしか備えることができない典型例です。

どんなに安全運転を心掛けていても、加害者となり1億円単位の賠償を請求される可能性はゼロではないでしょう。

何億円もの余裕資金を持っている人は、あまりいないと思います。

一方で、医療保険やがん保険の対象となる高齢期の病気についてはどうでしょうか。

まず1)には、今後ますます当てはまらなくなっていきます。

高齢になると、誰でも病気になる可能性は高まる一方です。

2)についても、ご相談者さまの場合はすでに高血圧症の診断を受けておられますし、日常的にお薬も服用されているほどです。

がんも脳血管疾患も心臓病も、高血圧などをはじめとする生活習慣病の延長線上にある病気ですから、「もうすぐ起こるかもしれない」ともいえるでしょう(あくまでも保険に入るべきかどうかの考え方の説明であって、疫学的に発生可能性が高いと断定するわけではありません)。

3)については、日本の社会保障は充実していますので、どんなに高額な医療費が発生したとしても、自己負担はせいぜい月数万円にとどまります。

以上のように、ご相談者さまにとって医療保険・がん保険に加入するべきかを検討すると、1)から3)までいずれにも当てはまりませんので、保険は不要であるといえます。

もし医療保険・がん保険に加入されてしまうと、保障内容にもよりますが保険料は毎月1万円程度はかかると考えてよいでしょう。

仮にこの1万円を毎月積み立てていけば、10年間で元本のみで120万円(1万円×12か月×10年)もの金額になります。

そもそも保険には入らずに、少なくともその保険料相当分をご自身の口座に積み立てていかれることこそ、これからの人生において病気のリスクに備えるうえでは最も合理的であると考えます。

人生100年時代であるなら、あと40年という長い人生が待っています。

どうか健康に留意され、お元気に暮らし続けていかれることを願っております。

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