知り合いに頼まれて入っている医療保険が損な気がしてしかたない

男性50代 マッキー44さん 50代/男性 解決済み

近所の知り合いに頼まれてA社の医療保険に20年以上加入しています。毎月約24000円くらい入っていますが、なんだか損しているような気がして仕方ありません。5年ほど前に胃のポリープ切除で2泊入院し、手術代と入院費で約55000円ほどかかったのを、その保険で支払いましたが、しばらくして月額費用が1万円ほど高くなるプランに加入させられようとしたので、それは絶対に断ると言うと、それでは重要な成人病に限った保険に切り替えましょうと言われ、同じ保険料のままで対象が限られた保険に変えられました。保険とはいざというときの備えなのでしょう。それが、使えば支払額が上がったり下のランクの保険に切り替えようとせられるとは、なにかおかしいような気がしてしかたありません。ほかの会社の保険もこんな感じなのでしょうか。

1 名の専門家が回答しています

石村 衛 イシムラ マモル
分野 医療保険・がん保険
60代前半    男性

全国

2021/03/09

保険は、教育費・住居費・老後資金という三大資金に次ぐ、人生の出費といえます。20年保険料を払い続けてきたとのことですので既に600万円近い保険料を「支払ってきた」と思います。
保険については、つい損徳の問題として考えたくなってしまいますが、保険の必要性の問題として考えてみましょう。
ご質問者の保険料払い込み総額を推定すると
2.4万円×12か月×20年間=576万円の買い物(保障)です。
上記の576万円はあくまで推定ですので、保険料更新の有無や払込年数などによって大きく異なりますが、決して侮れない金額であることは間違いなさそうです。
今後さらにあと何年払込を続ける契約なのかはわかりませんが、まだまだ保険料負担は当分続くことになるのでしょうか?
保険で保障する必要性の問題を語らずに、これほど多額の保険料契約を「付き合いで加入する」ということは感心しませんね。
医療保険は病気やケガで必要な医療費を「自己資金では支払えない」というケースに加入するものです。
 ご質問文を拝見すると保険会社の営業が勧誘時、「会社のため」に奮闘されている様子が目に浮かびます。
 何を書いているかというと、ご質問にもあるようにどこの保険会社の営業も保険商品を売るのが仕事です。それ自体は当然のことであり何の問題もありません。
 しかし、売るのが仕事ということは、「たくさん売りたい」ということです。お客様にとって「必要な保障かどうかは二の次」ではないことを祈りたいと思います。
そのためなのか?保険会社の監督官庁である金融庁では、監督指針(※1)として具体的に細階部分に至るまで説明責任を課しています。
保険は、メリットばかりに気を取られ注意点については関心が希薄になり、さらに細かい説明を受ければ受けるほど「わかったつもり」になり、実は「よくわかっていない」というケースは珍しいことではありません。
「保険はよくわからない」という声をよく耳にしますが、わかったつもりにならず「納得するまで何度でも」質問をすることが保険で失敗しないコツだと思います。
間違っても申込書に「ここはこう書いて」、「ここに〇をして」といった具合に言われるままに記入・サイン・押印をするのは避けましょう。
 医療保険の保障について、保険料の高い・安いではなく、金銭的な保障が必要かどうかで判断してください。
見直しのポイントは、
・高額療養費(※2)の仕組みを理解しているか?
・入院給付金は、必要な保障範囲に止まっているのか?
・不要な特約などの保障は付加されていないか?
・入院給付金の上限額はいくらか?
(例えば、入院限度日数60日で給付金5,000円/日では30万円)
・保険料は、あといくら支払うの?
(例えば、2.4万円/月×(払込満了年齢60歳-現在年齢45歳)×12か月=432万円
・特定疾病(ガン・心臓・脳疾患など)に上乗せ保障は必要か?

 保険は助け合いです。治療費の不足が懸念される方は、医療保険は欠かせません。何事も無ければ、給付金が必要な他の加入者の方へ保険料を差し上げることになり。その一方で、給付金の支払いに該当するときには、他の加入者の保険料を頂戴します。
 医療保険に限らず保険全般においては、助け合いという要因も重なり、支払った以上の給付金を受け取るのは難しくなります。
繰り返しになりますが、医療保険の加入の必要性を確認しましょう。

※1 金融庁:保険会社向けの総合的な監督指針「Ⅱ-4業務の適切性」
https://www.fsa.go.jp/common/law/guide/ins/02d.html

※2 厚労省:高額療養費を利用される皆様へ
https://www.mhlw.go.jp/content/000333279.pdf

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