海外保険について

こんにちは。ご質問、ありがとうございます。

質問者様は「移住している」とあるため、おそらくは移住先の国から永住許可（例：米国のグリーンカード）を
取得しているものと考え、話を進めます。

結論から申し上げると、移住先の国で何らかの医療保険に加入されるのをお勧めいたします。

理由は次の2つです。

1）非居住者は日本の海外旅行保険に加入できない

日本の保険会社が販売する海外旅行保険はあくまで旅行や留学、駐在など一時的な出国
（つまり、将来的に日本に戻ってくる可能性が高い）ケースを想定したものです。
外国人の配偶者と結婚したり、永住許可を取得して現地に移住している場合は、
そもそも加入を断られるので注意してください。

2）クレジットカードの保険も下りない可能性がある

クレジットカードに付帯している海外旅行保険も、あくまで「一時的な出国」を予定したものです。
そのため、実際に病気やケガをなさって、海外旅行保険による保険金の請求を行うときには、
クレジットカード会社（実際は提携している保険会社）が調査を行います。
その際、現在の住所地が日本国内ではなく、海外であることを理由に、
保険金の給付が行われないことは十分に考えられることです。このあたりの扱いは、
クレジットカード会社に連絡し、確認を取っていただくほうがいいでしょう。

なお「移住している」というのが

・現地に半年程度滞在してから一時帰国し、また出国するのを繰り返している
・住民登録は日本に残したままである

という状態であれば、日本の海外旅行保険に入ることができます。
ただし、日本に滞在しているときしか加入手続きはできないため、
帰国でき次第、すぐに手続きを進めていただくといいでしょう。
お役に立てれば幸いです。